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これからの削減目標

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これからの削減目標
第1章
これからの削減目標
2010年のCOP16(メキシコ・カンクン)では、産業革命以降の気温の上昇を2℃未満に抑える
ために行動し、世界全体の温室効果ガスの排出量ができるだけ早く減少になるよう全体で協力
するという、いわゆるカンクン合意がなされました。
2013年から2020年までの議定書に基づく「第二約束期間」の削減目標を持つ国は限られて
いますが、COP17(南アフリカ・ダーバン)では、2020年からすべての国が参加する新たな枠組
みを2015年までに構築することを決定し、条約締約国すべてが削減目標を持って取り組むこ
とで議論が進んでいます。
2013年のCOP19(ポーランド・ワルシャワ)で日本は、京都議定書第一約束期間の温室効果ガ
ス排出量は基準年に比べ8.2%削減見込みであり、削減目標の-6%を達成できると表明し、また、
2020年の現時点での削減目標を2005年比で3.8%と発表しました。
2014年のCOP20(ペルー・リマ)では、2015年末に開催予定のCOP21(フランス・パリ)での
2020年以降の新枠組の合意に向けて、国別の目標案を提出する中身の最低限の情報用件等の決
定が採択されました。
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