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刑法犯認知件数は、戦後最多を記録した 平成14年と比べて、約3分の1
第10部 安全・安心 第2章 犯罪・少年非行 刑法犯の認知件数と検挙率 刑法犯認知件数は、戦後最多を記録した 平成14年と比べて、約3分 の1にまで減少 平成27年の刑法犯認知件数は10,036件で、前年に比べ1,104件 (9.9%)減少しました。 また、刑法犯の検挙率は43.4%(全国平均32.5%)でした。 刑法犯の認知件数・検挙率の推移 資料:県警察本部刑事企画課 ■認知件数(左目盛) 検挙率(右目盛) この13年間で (件) 35,000 32,017 30,000 (%) 約3分の1に減少 60 28,018 25,000 40 21,365 18,895 18,299 18,835 20,000 15,478 15,000 14,444 13,325 30 12,170 12,337 11,140 10,000 10,036 平成14 15 特殊詐欺被害状況 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 0 27(年) 26 65歳未満 10% 資料:県警察本部生活安全企画課 平成27年中の振り込め詐欺を始めとした特殊詐欺の認知件数は 77件で、被害総額は約3億1千万円でした。 前年と比べて認知件数は10件(14.9%)増加しましたが、被害額は 約1億6千百万円(33.3%)減少しました。 特殊詐欺とは、振り込め詐欺(オレオレ詐欺、架空請求詐欺、融資保証金詐欺及び還付金等詐欺) のほか、金融商品等取引名目、 ギャンブル必勝情報提供名目、異性との交際あっせん名目等の詐欺 男性 65歳以上 55% 特殊詐欺 全77 件 被害総額 31% 65歳以上 21% 3億1千万円 約 女性 69% 180 20 10 5,000 0 50 検 挙 率 認 知 件 数 43.4 23,942 65歳未満 14% 第10部 安全・安心 第2章 犯罪・少年非行 ストーカー、配偶者からの暴力事案等の認知件数 依然として高水準で推移 県警察における、平成27年のストーカー事案認知件数は265件、配 偶者からの暴力事案等の認知件数は825件で、 いずれも過去最多と なった平成26年より減少となりましたが、高水準で推移しています。 前年と比べると、 ストーカー事案の認知件数は76件(22.3%) の減少、配偶者からの暴力 事案等の認知件数は123件(13.0%) の減少となっています。 しかしながら、平成17年と比べると、 ストーカー事案の認知件数は約2倍、配偶者からの 暴力事案等の認知件数は約5倍に増加しています。 ストーカー事案及び配偶者からの暴力事案等の認知件数の推移 資料:県警察本部人身安全対策課 ■ストーカー事案認知件数 ■配偶者からの暴力事案等認知件数 (件) この10年間で 1,000 ストーカー事案 900 約2倍の増加 約5倍の増加 948 配偶者からの暴力事案等 825 800 719 700 604 580 600 500 300 200 393 382 400 341 240 228 143 168 164 150 162 174 18 19 142 138 152 265 264 162 100 0 平成17 20 21 22 23 24 25 26 27(年) 181 第10部 安全・安心 第2章 犯罪・少年非行 少年非行と少年の福祉を害する犯罪の現状 検挙・補導された非行少年は減少 、 刑法犯少年の再犯者率は高水準で推移 平成27年中に検挙、又は補導された非行少年(犯罪少年、触法少年及 びぐ犯少年)は600人と、平成22年に比べ約2分の1に減少しました。 非行少年のうち、犯罪少年は409人と、前年に比べ227人(35.7%)減少し、その内訳 は、刑法犯少年が365人で218人(34.3%)減少し、特別法犯少年が9人(17.0%)減少し ています。 また、刑法犯少年の再犯者率は34.5%と、1.2ポイント減少しています。 そのほか、 ぐ犯少年は11人と、 5人(83.3%)増加していますが、触法少年は180人と、 14人(7.2%)減少しています。 非行少年の検挙・補導人員及び刑法犯少年の再犯者率の推移 ●非行少年 ■刑法犯(左目盛) ■特別法犯(左目盛) ■触法(左目盛) ■ぐ犯(左目盛) 刑法犯少年再犯者率(右目盛) (人) 1,200 1,000 1,175人 30.4 836人 61 6 800 194 53 600 30 25 600人 11 20 15 180 400 890 44 10 365 5 583 0 平成 22 23 24 25 26 刑法犯少年 35 前年比 200 182 34.5 236人、28.2%減少 208 16 犯罪少年 罪を犯した少年 (%) 0 27 (年) 刑法犯少年再犯者率 刑 法 犯・特 別 法 犯・触 法・ぐ 犯 1,400 35.7 資料:県警察本部少年課 刑法犯の罪を犯した犯罪少年で、 犯行時及び処理時の年齢がともに 14歳以上20歳未満の少年 特別法犯少年 特別法犯の罪を犯した犯罪少年を いい、犯 行 時の年 齢が 1 4 歳 以 上 20歳未満の少年 触法少年 14歳に満たないで刑罰法令に触れる行為 をした少年 ぐ犯少年 保護者の正当な監督に服しない性癖がある など、一定の事由があって、その性格又は環 境から判断して、将来、罪を犯し、又は刑罰 法令に触れる行為をするおそれのある少年 福祉犯の検挙件数・保護した被害少年ともに 前年より増加 平成27年に検挙した福祉犯は54件、保護した被害少年は66人 でした。 前年と比べると、福祉犯の検挙件数は9件(20.0%)増加し、保護した被害少年は31人 (88.6%)増加しています。なお、被害少年の中には、 インターネットからの有害情報を原因 として被害にあったケースもありました。 ※福祉犯… 少年の心身に有害な影響を与え、 少年の福祉を害する犯罪 例)児童買春、 児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反 児童福祉法違反(児童に淫行をさせる行為等) 労働基準法違反(年少者の危険有害業務等)等 福祉犯の検挙件数法令別 被害少年の学職別状況 児童福祉法 2件 未成年者 喫煙禁止法 2件 3.7% 3.7% 風営 適正化法 3件 小学生 4人 6.1% 5.6% 無職少年 10人 15.2% 有職少年 6人 児童買春 ・ 児童ポルノ法 25件 46.3% 福祉犯 検挙件数 54件 9.1% 福祉犯 被害少年 中学生 18人 27.3% 66人 青少年健全 育成条例 22件 (内女子58人) 40.7% 高校生 27人 40.9% その他学生 1人 1.5% ※四捨五入しているため、合計が100%になりません。 資料:県警察本部少年課 183