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海外経済の現状と見通し : 2011年 10月

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海外経済の現状と見通し : 2011年 10月
※ 本資料は、しんきんアセットマネジメント投信株式会社により作成されたものであり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。また、投資判断の参考となる情報提供を目的としており、投資信
託の勧誘を目的とするものではありません。
※ 本資料は、信頼できると思われる各種データに基づいて作成されていますが、当社はその正確性、完全性を保証するものではありません。
※ 本資料の内容は当社の現時点での判断を示しているに過ぎず、将来の投資成果を保証するものではありません。
※ 投資信託は、預金保険の対象ではありません。金融機関が取り扱う投資信託は、投資者保護基金の対象ではありません。また、保険契約ではなく、保険契約者保護機構の補償対象ではありません。
※ 運用においては価格が変動する株式、公社債といった有価証券等に投資しますので、預金と異なり元本が保証されているものではありません。運用による損益はすべて投資者の皆様に帰属します。
※ 特定ファンドの取得のお申込みにあたっては当該ファンドの投資信託説明書(交付目論見書)をあらかじめ、または同時にお渡しいたしますので、 必ず内容をご確認の上、ご自身でご判断ください。
請求目論見書については、販売会社にご請求いただければ、当該販売会社を通じて交付いたします。
しんきんアセットマネジメント投信株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第338号
Shinkin Asset Management Co., Ltd 加入協会/(社)投資信託協会 (社)日本証券投資顧問業協会
〒104-0031東京都中央区京橋3丁目8番1号 Tel.03-5524-8161 URL:http:// www.skam.co.jp
海外経済の現状と見通し : 2011年 10月
●金融市場見通し
●米国
9月の米雇用者数は前月比10.3万人増加しました。増加幅は8月の同5.7万人増から拡大したものの、過去の景気拡大局面に比べれば、依然として低水準
です。住宅市場や商業用不動産市場の停滞が長期化する中、米景気回復のけん引役である製造業についても、その回復ペースが鈍化しつつあります。さ
らに、世界的な金融市場の混乱が、米国経済の先行き不透明感を強めています。
米中央銀行(FRB)は、現在の超低金利政策を少なくとも2013年半ばまで続けると同時に、長期金利の低め誘導に重点を置いた政策を導入していま
す。ただ、インフレ率が徐々に上昇する中、一層の大胆な金融緩和は困難です。金融政策の手詰まり感は一段と強まっています。
図1. 米雇用者数の増加にブレーキがかかる
12
(%)
図2. ドル安政策が米国株を支えてきたが・・・
(万人)
米雇用者の増減数(非農業部門、右目盛)
10
20万人ライン
8
6
4
2
米国の政策金利(左目盛)
0
(年、月次)
80
60
40
20
0
-20
-40
-60
-80
-100
16,000
(ドル)
(注)米国の政策金利はフェデラル・ファンド・レートの誘導目標(直近は上限値)
(資料)Bureau of Labor Statistics, U.S. Department of Labor, FRB
(97年1月=100)
60
米国株(左目盛)
14,000
12,000
90
100
6,000
4,000
110
120
00
01
02
03
04
05
06
07
08
09
130
(年、月次) 140 ドル高
10 11
(注)米国株はダウ工業株30種平均指数、ドル指数は名目実効レート(Broad)を採用
(資料)FRB、Bloomberg
●欧州(ユーロ圏)
図1. ユーロ圏景気に変調の兆し
図2. 根強い欧州ソブリンリスク問題
(%)
ユーロ圏の鉱工業企業景況感DI
ユーロ圏の消費者信頼感DI
悪化
95
96 97
98 99
00
01 02
03
04 05
06
07 08
09
(年、月次)
10 11
(資料)欧州委員会
2010年
(実績)
ー
ロ 消費者物価
圏 政策金利
26
24
22
20
18
16
14
12
10
8
6
4
2
0
(%)
10年国債利回り
ギリシャ
ポルトガル
アイルランド
スペイン
イタリア
ドイツ
3.0
1.0
2011年
(予測)
2.4
1.4
2012年
(予測)
3.7
1.6
1.9
2.4
1.8
1.7
1.00~1.50 1.00~1.50
2. 長期金利 : 上昇ペースは緩やか
【 予想レンジ 】 米10年債利回り 1.75~3.00%、独10年債利回り 1.50~3.00%
(%) (2011年10月~2012年9月)
5.0
4.5
4.0
3.5
3.0
2.5
2.0
1.5
1.0
0.5
0.0
-0.5
-1.0
-1.5
8.0
7.5
予想レンジ
7.0
上限
6.5
6.0
5.5
(%)
5.0
4.5
下限
4.0
3.5
上限
3.0
2.5
2.0
独10年債利回り(右目盛)
下限
1.5
(年/月、日次) 1.0
09/1 09/4 09/7 09/10 10/1 10/4 10/7 10/10 11/1 11/4 11/7 11/10 12/1 12/4 12/7
09/6
09/9
09/12
10/3
10/6
10/9
10/12
11/3
(年/月、日次)
11/6
11/9
【 予想レンジ 】 ドル円レート 75~83円、ユーロ円レート 100.0~115.0円
(円)
(2011年10月~2012年9月)
120
110
(実績)
2011年
4-6月期
1.6
1.5
米10年債利回り(左目盛)
3. 為替 : 徐々に円安傾向へ
(予 測)
7-9月期
2.4
1.5
(前年比、%)
10-12月期
3.5
1.4
1.6
2.8
1.5
2.3
1.25
1.50
2.5
2.1
100
2012年
90
1-3月期
80
4.0
1.6
4-6月期
7-9月期
4.2
1.6
2.9
1.8
0.00~0.25 0.00~0.25 0.00~0.25 0.00~0.25 0.00~0.25 0.00~0.25 0.00~0.25 0.00~0.25 0.00~0.25
1.8
1.6
1.00
15000
14000
NYダウ(左目盛)
13000
12000
11000
下限
(ポイント)
10000
9000
8000
DAX(右目盛)
7000
上限
6000
5000
4000
下限
(年/月、日次) 3000
09/1 09/4 09/7 09/10 10/1 10/4 10/7 10/10 11/1 11/4 11/7 11/10 12/1 12/4 12/7
予想レンジ
上限
(資料)実績はBloomberg、予想はしんきん投信
(資料)Bloomberg
●海外景気・物価・金融政策の見通し
実質成長率
米
国 消費者物価
政策金利
ユ 実質成長率
15000
14000
13000
12000
11000
10000
9000
8000
7000
6000
5000
4000
3000
2000
1000
(資料)実績はBloomberg、予想はしんきん投信
ギリシャやアイルランドで発生した債務危機は両国のみの問題にとどまらず、9月にイタリア国債が格下げされ、10月にはフランス・ベル
ギー金融大手デクシアが経営破たんに陥る事態にまで発展しました。こうした中、欧州中央銀行(ECB)は、10月に1年物資金供給オペと
カバードボンド購入の再開を決定するなど、金融市場の混乱の鎮静化を図っています。ユーロ圏景気の減速が明らかになる中、ECBは4月
から開始した利上げを中断していますが、年内にも利下げを余儀なくされる可能性が出てきました。
改善
【 予想レンジ 】 NYダウ 10,000~12,500ドル、DAX 4,500~6,000ポイント
(2011年10月~2012年9月)
(ドル)
ドル指数(右逆目盛)
2,000
0
1. 株価 : 一進一退
ドル安
70
80
10,000
8,000
90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11
15
10
5
0
-5
-10
-15
-20
-25
-30
-35
-40
-45
米株式相場は、米景気減速と企業業績悪化への懸念が強まる中、当面は一進一退の
推移が予想されます。一方、米長期金利は、インフレ期待の高まりや財政悪化懸念な
どを反映して、徐々に水準を切り上げるとみられます。ドル円レートは、内外金利差
の拡大に伴って、ドル高基調の推移となる見込みです。
1.8
1.9
1.9
1.7
1.5
1.7
1.00~1.50 1.00~1.75 1.00~2.00 1.00~2.00
(注)シャドー部分は実績値、予測はしんきん投信。米国の消費者物価はコア、ユーロ圏は総合。政策金利は期末値 (資料)米商務省、米労働省、米FRB、欧州委員会、ECBなど
1/2
250
230
ドル円レート(左目盛)
予想レンジ
上限
210
(円)
190
170
70
下限
150
上限
60
50
40
130
110
ユーロ円レート(右目盛)
下限
90
30
(年/月、日次) 70
09/1 09/4 09/7 09/10 10/1 10/4 10/7 10/10 11/1 11/4 11/7 11/10 12/1 12/4 12/7
(資料)実績はBloomberg、予想はしんきん投信
( 2011.10.12 投資調査グループ チーフエコノミスト 宮嵜 浩 E-Mail : [email protected] )
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