栽培カレンダー 出荷時期（高松卸売市場） キュウリの豆知識 キュウリの生育

年中出回る野菜の代表！
いろいろな作型が取り入れられ、周年出荷されています。
特に夏から秋にかけて収穫する夏秋キュウリが多く栽培
されています。
【歴史】
原産地はインドのヒマラヤ山麓あたりで、日本には中国か
ら６世紀頃渡来しました。品種改良とハウス栽培の普及で
昭和 30 年代以降人気野菜になりました。
【香川県での歴史】
香川県では明治末期に 46ha の栽培面積があり、作型の拡
大とともに面積も急増しました。
【香川県産の特長】
香川県での栽培は 144ha、5,800 ﾄﾝ（平成 20 年産）。
本県の作型は夏秋型で、短形種の導入（昭和 38 年）とと
もに面積が急増しました。
そのほか、西洋漬物であるピクルスの原料となる種類
や、表面のトゲが長くニガウリのスマートな種類と勘違い
しそうな風貌の「四葉きゅうり」なども栽培されています。
《主な産地》
三豊市、観音寺市、高松市など
栽培カレンダー
キュウリは年中出回る野菜の代表。
周年供給するためにハウスや露地のいろいろな作型が取り入れられています。
１月
２月
３月
４月
５月
６月
７月
８月
９月
１０月
１１月
１２月
作　型
適応地帯
上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下
促成栽培
○
○
半促成栽培
△
○-○
△
○
△--△
○
夏秋キュウリ栽培
平坦地
△
○
○
抑制栽培
△
○
△
○：種まき
●出荷時期（高松卸売市場）
200
t
月別取扱高（キュウリ）
kg/円
500
400
300
100
200
50
100
0
0
１月 ２月 ３月 ４月 ５月 ６月 ７月 ８月 ９月 １０月 １１月 １２月
●キュウリの生育
【養液土耕】
施設栽培では、養
液土耕システム
など先進的な栽
培法が導入され
ています。
△：定植
：収穫
●キュウリの豆知識
150
県産数量
△
県産単価
■世界の多様な食べ方
日本ではそのまま食べたり漬物にしたり、生食が主
ですが、中国では肉や魚と炒めたり煮たりと加熱し
ます。欧米などではピクルスにして食べます。
■四葉キュウリ
表面に保護膜としてブルームが
できるキュウリ。
キュウリの本来の味が強く残っ
ていて、皮は柔らかく、さわやか
な食感。漬物や、中華料理の炒め
ものにも最適。日持ちがしないの
が欠点。
【開花・収穫】
開花すると、１日に３
cm ずつ生長します。
成熟する前の未熟な時
に収穫します。
キュウリは成長が早
く、最盛期には 1 日に
2 回も収穫します。