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タケノコ - 香川県
春は「破竹の勢い」タケノコの季節! タケノコは鮮度が一番。時間が経つとエグ味が強くなるので、 アク抜きが必要。地上に出る前のタケノコは、柔らかく、アク、 苦味が少ないといわれます。 【歴史】 中国江南の原産で、タケノコの歴史はかなり古いですが、 孟宗竹が日本に入ってきたのは江戸時代後期のことです。 【香川県での歴史】 西讃地方におけるタケノコ栽培は、幕末嘉永年間(184 8~1853年)ごろ、山本県神田立石の大西氏が京参り の帰途、嵯峨野の孟宗竹2本を手土産として持ち帰ったの が始まりとされています。 【香川県産の特長】 香川県での栽培は 158ha、1,122 トン(平成 18 年産) 琴平の象頭山の一帯で生産される「こんぴらタケノコ」は 柔らかく甘いことで知られています。また、近年は、伸び たタケノコの穂先を食用として利用する穂先タケノコを 「シャッキリタケノコ」の名称で売り出し中です。 《主な産地》 まんのう町、三豊市、さぬき市など 1月 2月 4月 3月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 作 型 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 普 通 栽 培 :収穫 ●出荷時期(高松卸売市場) t 100 月別取扱高(タケノコ) ●タケノコの豆知識 kg/円 1,500 80 1,000 60 40 500 20 0 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月11月 12月 県産数量 ●穂先タケノコの生育等 【収穫】 人の身長より高い2m くらいのものを選び、 切りやすい高さで切 り、1m程度に再調整 します。 先端を切った竹は後に 枯れるので、放置竹林 の拡大防止にもなりま す。 県産単価 ■旬 4月~5月 ■種類 ○孟宗竹(モウソウチク) タケノコの代表格で、地中にある時に収穫 します。柔らかく肉厚で、エグ味がありま すが、独特のうまみと歯ごたえが特長です。 ○破竹(ハチク) 5月頃が旬で、肉質が薄く、淡白な味で、 甘竹の異名をもつように食味がよいのが特 長です。 ○真竹(マダケ) 5月下旬からが旬で地上にでてから収穫し ます。肉質はやや硬めで、苦みはあります が食味は良好です。 ■うどんのだし ハチクはエグ味が少なく、いい出汁がで るので、うどんの具材として使われます。 【調整】 20cm 程度に切り落とし、穂先の皮むき作業を 行います。規格にそろえてカゴに納められ、 出荷されます。