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ICT高等学校プロジェクト委員会 高等学校 1年/体育 柔道 ~目標設定・実践・確認・目標修正の流れを大切にし、意欲を高める~ 実践者 宮城県仙台第一高等学校 教諭 建部 淳 2.学習のポイント ・連絡技の動画例を拡大表示 単元の目標 これまで学んできた基本技を,試合形式 で得意技として使うために,連絡技を学 ぶ。連絡技は多岐にわたるため,生徒の 興味関心に応じた技の選択と動きの確認 にDVD教材を用いる。DVD教材では,数 十種類の技が,解説からスロー再生まで 含め,それぞれ1分程度でまとめられて いる。それを練習パートナーと確認し, 約束練習の見本とする。一人の指導者が 個別に指導するよりも効率的である。 本時の学習 動画で確認した,無駄な力が入らない理 想的な動きを見本に練習し,その動きを ビデオカメラで撮影する。撮影は,見学 者があたる。 1.学習の概要 単元名 柔道(連絡技) 得意技を習得するとともに,相手の攻防の変化に応じ,技をかける ことができる。 学習活動 指導上の留意点 1 基本の動作を復習し,安全な身 の処理の仕方を確認する。 2 動画による連絡技の例を見て, 動きのイメージを鮮明にする。 3 二人組での約束練習を撮影し, 動画と自分の動きの違いを確認 する。 4 自分の動きから課題を見つけ, 二人組でさらに練習する。 5 得意技を生かしながら,技の 連絡変化を工夫した自由練習 (乱取り)を行う。 本時活用機器・コンテンツ ・ノート型PC ・ビデオプロジェクタ 補助資料等 ・連絡技・変化技DVD教材 ●動画再生や動きの撮影は,機材 の数が限られているので,実際 の練習と機材の使用状況を見て 適宜移動するよう指示する。 ●自分の動きをモニターで確認す るときには,改善ポイントを見 つけられるように声かけする。 ●実際の練習場面では,動きのポ イントを個別に指導する。 ●自由練習(乱取り)の際は,練 習した連絡技を生かすことを意 識させる。 ・デジタルビデオカメラ ・テレビモニタ ・自分の動きを撮影 ・モニタで自分の動きを確認 技の習得や修正には,自分の動きを客観 的に見て,自らの感覚との違いや,動画 の見本との違いに気づくことが大切であ る。その違いを発見し次の練習の課題と する。また,課題が修正されているかを 確認することで,理想の動きに近づける ことができる。これら一連の作業が,主 体的に学ぶ姿勢につながっている。 3.学習のまとめ 動画を確認しての「目標設定」,二人 組での練習による「実践」,ビデオで の「確認・評価」,「目標修正」の作 業を通して,自らの意志で動く場面を 多く設定することで,主体的に学んで いる意識が高まる。 また,生徒は自分のペースで練習できるため, 「やらされている」という感覚が少なく,意欲的 に学ぶことができると考える。 運動量の確保をしつつ,個に応じた技能の向上が 期待できる,今回のようなICT機器の活用は有 効ではないだろうか。 みやぎICT教育推進会議