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基本目標分析表(保健・医療分野)(PDF形式 138 キロバイト)
新潟県健康福祉ビジョン基本目標分析表 基本目標 県民の健康づくりを支える保健・医療の充実を図り、「平均寿命・ 健康寿命の延伸」を目指します。 ◎「平均寿命」:男性 全国27位(H22)から10位以内 女性 全国 5位(H22)から 3位以内 成果指標・ ◎「県民の健康度」(関連指標):増加させる 目 標 ◎「健康寿命」:健康寿命の伸びが平均寿命の伸びを上回る (平成 26 年3月に新しく成果指標に追加) 1 進捗状況 ◎「平均寿命」 :女性の平均寿命については、H22 年の値において目標で ある全国順位5位以内を達成した。男性においては、平均寿命は延伸 したものの、23 位から 27 位に下がった。 H12 男 性 女 性 進捗状況 と 分 析 新潟県 H17 H22 H25 順位 平均寿命 順位 平均寿命 順位 平均寿命 平均寿命 25 位 77.66 歳 23 位 78.75 歳 27 位 79.47 歳 79.90 歳 全国 77.71 歳 78.79 歳 79.59 歳 80.21 歳 差 -0.05 歳 -0.04 歳 -0.12 歳 -0.31 歳 86.96 歳 87.19 歳 新潟県 9位 85.19 歳 9位 86.27 歳 5位 全国 84.62 歳 85.75 歳 86.35 歳 86.61 歳 差 0.57 歳 0.52 歳 0.61 歳 0.58 歳 ※全国の値は「完全生命表」 (H12、H17、H22)および、 「簡易生命表」 (H25)による。 新潟県の値は「都道府県別生命表」 (H12、H17、H22)および、 「人口動態統計の概況(新潟 県版) 」 (H25)による。 ◎「県民の健康度」 :県民意識調査 健康で充実した生活を送ってい ると感じる県民の割合 H24 H25 67.2% 65.0% (△2.2) 2 分析 健康づくりや安全・安心な医療・食品の基盤づくりの取組により、 本県の平均寿命は、男女ともに延伸しており、女性においては目標と していた全国順位5位以内を H22 年の値で達成したことから、目標値 を3位以内に再設定した。しかし、男性においては、27 位と順位を下 げており、今後も目標に向け一層の取組が必要とされる。 また、「健康で充実した生活を送っていると感じる県民の割合」は、 65.0%と過半数ではあるが、昨年度より 2.2 ポイント減少しており、 今後とも上昇に向けた取組が必要。 健 康 づ く り ☆ 死亡率の高い「悪性新生物」「心疾患」「脳血管疾患」などの対策と して、生活習慣病予防、がん対策の推進に取り組むとともに、介護 予防、自殺対策や歯科保健対策を進めた。 1 生活習慣病予防の戦略的推進 運動習慣の普及定着に向けたウォーキングを中心とする取組の推 進、働く世代への食生活改善、受動喫煙対策など 2 がん予防・医療対策の推進 がん対策推進計画の策定、女性が受診しやすい検診体制推進、コー ル・リコール(個別受診勧奨・再勧奨)のモデル事業実施など 3 介護予防と認知症対策の推進 介護予防事業従事者研修、運動習慣の普及定着に向けたウォーキン グを中心とする取組の推進など 4 自殺対策の推進 自殺対策推進協議会の立ち上げによる自殺予防体制の推進、テレビ やラジオでの大規模な啓発活動など。 5 歯科保健対策の推進 小学校等における虫歯予防対策の推進、市町村歯科保健計画策定の 成果指標に寄 支援など 与した施策の 取組 安全・安心な医療・食品の基盤づくり ☆ 救急医療体制の整備、医療連携、医療安全の推進、医師等確保対策 の推進や、食の安全・安心の推進に取り組んだ。 6 救急医療体制の充実強化 小児救急 24 時間体制整備促進のための取組支援、精神科救急情報 センターの設置など 7 医療機能の連携・分担と医療安全の推進 医療安全研修会・医療機関指導の実施、へき地医療拠点病院への支 援など 8 食の安全・安心の推進 食品事業者に対する監視指導、食の安全に関する積極的な情報提供 など 9 県民の健康を支えるひとづくりの促進 医師・臨床研修医の招聘、修学資金を活用した医学生の養成と県内 定着の推進、看護職員の県内就業促進と離職防止対策の強化など 健 康 づ く り 1 今後の課題 健康づくりに向け行動するような動機付けや普及啓発の推進、全国 よりも喫煙率が高い 20 代女性に対する禁煙支援など 2 がん検診受診率向上に向けた意識啓発、働く世代や女性が受診しや すい検診体制の整備、医療従事者における緩和ケアの習得促進など 3 ロコモティブシンドロームの認知度向上、医療機関と地域の連携体 制の整備や地域資源を活用したリハビリテーション体制構築など 4 県民における自殺予防意識の醸成、住民参加型の地域での「気づ き・見守り体制」の構築、アウトリーチを中心としたハイリスク者支 援の強化など 5 市町村におけるむし歯対策の格差是正、歯・口腔の健康づくりの習 慣化など 安全・安心な医療・食品の基盤づくり 6 救命救急センターへの搬送時間短縮(30分以内の人口割合増加)、 早期に医療に繋げるための精神医療相談事業等の体制整備など 7 無医地区等の解消に向けたへき地勤務医の確保、医療安全相談員の 資質向上と関係機関との連携強化など 8 食の安全に関する情報発信の強化、より実効性のあるノロウィルス 食中毒予防対策の検討など 9 県内医学生の定着と県外医学生の U・I ターン促進による医師確保 の取組、看護職員の県内就業促進と離職防止対策の強化、看護教員の 養成や看護学生の実習施設確保など ※健康寿命については、H25 年の値が厚生労働省より発表された後に追加。