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6月号 - 田川地区シルバー人材センター

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6月号 - 田川地区シルバー人材センター
№97
2015年6月
公益社団法人全国シルバー人材センター事業協会
安全・適正就業強化月間
◎
国が実施する「全国安全週間」にあわせ、7月は「安全・適正就業強化月間」の月
です。
職員・会員の皆さん全員で組織をあげて、事故の撲滅を図り「安心・安全」のシル
バー事業の発展を図りましょう。
◎
「安全・適正就業強化月間」の期間
平成 27 年 7 月 1 日から 7 月 31 日
◎
全国統一スローガン
「見逃すな
ヒヤリで済んだ
あの経験」
(平成 26 年度から平成 28 年度までの全国統一スローガン)
◎ 主な取り組み
〔シルバー人材センターで取り組む事項〕
1 安全・適正就業委員会の開催、「安全・適正就業対策基本計画」の策定及び事
故の要因分析と具体的な防止策の徹底
2 重篤事故につながる就業の見直し
① 危険・有害な作業は受託しないこと
② 作業別安全・適正就業基準に掲げる安全保護具の完全着用の徹底を図ること
なお、安全帽・安全帯等の安全保護具を未着装のもとで就業した場合、申し
合わせによって事故の有無に拘わらず就業者には就業停止等の処置を講じるな
ど安全就業の徹底を図ること
③ 健康チェックや健康講話等の実施、健康診断の積極的な奨励などの健康増進
策を図ること
1
3
4
損害賠償責任保険事故の防止
ヒヤリ・ハット体験事例を収集し、要因を分析した対策を講じた事故の防止の
徹底
5 就業途上における交通事故の防止
① 交通安全に関する講習会の実施及び交通安全対策の徹底
② 事故多発エリアのロードマップ等の作成
③ 徒歩、自転車及びバイクでの事故の防止の徹底
6 安全就業対策の総点検の実施
① 就業前、就業後の安全意識等の徹底
② 機械器具の徹底点検
③ 安全保護具の点検と整備
④ 巡回パトロールの重点実施
⑤ 就業現場の総点検
⑥ 交通安全対策の徹底
7 安全・適正就業の研修及び点検
① 安全就業に係る事例発表を含む研修会、講習会等の実施
② 適正就業に係る事例発表を含む研修会、講習会等の実施
③ 「請負業務点検票」(平成 27 年1月 16 日付け事務連絡)による受注内容・就業
実態の点検等適正就業に向けた改善
④ 契約書等の適正なる締結(例 請負契約に沿った適正な用語の使用、警備業務
等の業務と解される用語の禁止、総額表示の使用、仕事内容の具体的記載等)
⑤ 雇用関係があると疑われる請負契約又は委任契約から派遣契約への切り替
え若しくは職業紹介の実施による雇用
8 会員からの安全標語の募集、シルバー人材センター・施設・就業現場等への安全
標語、垂れ幕、ノボリ等の掲示などによる会員すべての安全意識の徹底
9 会報等への安全意識啓発のための特集記事の掲載
10 会員に対して安全意識啓発及び情報の共有化を図るための資料等の配布など
11 月間中における「 安全意識高揚の日 」の設定及び安全表彰の実施
〔シルバー人材センター連合本部で取り組む事項〕
1 シルバー人材センターに対する安全就業対策等の指導・助言
2 安全大会の実施及び安全表彰の実施
3 安全・適正就業に関する研修会、講習会等の実施
4 巡回パトロールの実施
5 シルバー人材センターの月間行事の実施についての指導・援助
◎
強化月間における実施と併せて年間計画を策定し、効果的に取り組み
ましょう
2
平成27年度安全就業優秀・優良シルバー人材センターが決定しました
平成 27 年度安全就業優秀・優良シルバー人材センターは、5月 21 日開催の安全就業
優秀・優良シルバー人材センター等選定委員会において下表のとおり決定しましたので
お知らせします。受賞されました団体の皆様、誠におめでとうございます。
なお、優秀賞・優良賞の各団体は、中野サンプラザにおいて6月 25 日開催の 27 年度
全シ協定時総会で表彰いたします。
(優秀賞)
ブロック名
都道府県名
北信越
長 野 県
公益社団法人岡谷下諏訪広域シルバー人材センター
近 畿
滋 賀 県
公益社団法人竜王町シルバー人材センター
団 体 名
(優秀賞 計2団体)
(優良賞)
東 北
山 形 県
公益社団法人尾花沢市シルバー人材センター
関 東
埼 玉 県
公益社団法人ふじみ野市シルバー人材センター
関 東
千 葉 県
公益社団法人白井市シルバー人材センター
関 東
神奈川県
公益社団法人厚木市シルバー人材センター
北信越
富 山 県
公益社団法人射水市シルバー人材センター
東 海
愛 知 県
公益社団法人安城市シルバー人材センター
東 海
愛 知 県
公益社団法人西尾市シルバー人材センター
近 畿
大 阪 府
公益社団法人寝屋川市シルバー人材センター
中 国
鳥 取 県
公益社団法人北栄町シルバー人材センター
中 国
広 島 県
公益社団法人北広島町シルバー人材センター
九 州
福 岡 県
公益社団法人小郡大刀洗広域シルバー人材センター
九 州
福 岡 県
公益社団法人みやこ町シルバー人材センター
(優良賞 計12団体)
計 14団体
(安全就業優秀・優良シルバー人材センター等選定委員会)
平成 27 年5月 21 日 於:全シ協会議室
3
~徳島県における安全・適正就業の取組~
1 公益社団法人
徳島県シルバー人材センター連合会の概要(平成27年3月末現在)
・センター数
24 団体
・会員数
5,177 人(男
3,294 人
女
1,883 人)
1.8 %
・粗入会率
・受注件数
48,085 件(請負・委任 47,814 件
・契約金額
2,428,160 千円(請負・委任 2,258,773 千円
派遣
派遣
2
・就業実人員
4,611 人(請負・委任 4,214 人
・就業率
請負・委任
81.4%
・就業延人員
請負・委任
458,245 人日
派遣
271 件)
169,388 千円)
397 人)
派遣
56.6%
派遣
35,853 人日
徳島県の過去 5 年間(平成 21 年度~25 年度)の事故発生状況
年
会員数(人)
就業延人数
度
合計
(人日)
内重篤事故
事故発生件数
(件数)
損害賠償
事
故
(件数)
男
女
21
3,656
2,236
5,892
506,391
52
5
57
22
3,650
2,169
5,819
516,730
50
6
56
23
3,487
2,021
5,508
505,728
36
4
40
1
18
24
3,319
1,854
5,173
458,099
41
7
48
1
28
25
3,238
1,872
5,110
461,934
33
10
43
就業中 途上
計
就業中 途上
1
17
17
1
17
平成 23 年度から重篤事故が毎年発生しており、全シ協の「重篤事故年度別推移表」によると重
篤事故率が非常に高く、不名誉な事態となっております。これらの事態を解消するために安全・適
正就業委員会は県内センターに非常事態を宣言し、会員一人ひとりに「事故ゼロ」をめざし、日々
の就業に安全意識の高揚を図り、無事故の状態を継続し、徹底することを旨として取り組んでいま
す。
4
3
安全・適正就業委員会等の取組及び概況
安全で適正な就業を効果的かつ着実に実施するため、安全・適正就業委員会を核として、安全・
適正就業の推進に係る指導・助言・対策、情報提供を行うとともに、センターにおける自主点検を
奨励し、一層の就業形態適正化への取組み強化を図っております。
尚、安全・適正就業委員の構成は委員長に連合会事務局長、連合会理事の委員 3 名及び市町村シ
ルバー人材センター委員 4 名で合計 8 名とし、任期は 2 年間としております。
平成 26 年度安全・適正委員会の開催状況
① 第1回
議
安全・適正就業委員会の開催(平成 26 年 6 月 27 日)
25 年度事故発生状況及分析及び計画について
題
決議事項 県内センターで発生した傷害及び損害事故を2週間以内に連合会へ報告し事故要因報
告書も連合へ送る。連合会はこの事故内容を検討し、その事故の再発防止策を記載し、
県内各センターに連絡する。(通信方法は県内イントラのシステムで全て行う。)
ヒヤリ・ハットの調査は昨年に続き実施継続する。
安全・適正就業の巡回指導(安全パトロール)の実施計画を承認、県内・各センターを
7月~9月に巡回指導し、各安全委員の日程を決定
刈払機取扱作業者に対する安全衛生講習会の実施
② 第2回
議
安全・適正就業委員会の開催(平成 26 年 11 月 20 日)
題
平成 26 年度上半期における発生事故状況報告
平成 26 年度安全・適正就業巡回活動(安全パトロール)
報告
ヒヤリ・ハットの調査結果の中間報告
「安全で適正な就業のために」第 8 号(小冊子)の発行原案
について
その他
③ 第 3 回安全・適正就業委員会の開催
議
題
(平成 27 年 3 月 20 日)
平成 26 年における発生事故状況報告
平成 27 年度安全・適正就業事業計画(案)について
ヒヤリ・ハットの調査結果
その他
事業計画の実施を周知徹底するため、県内センターの安全・適正就業担当者の会議を開催、県内2
4センターを3地区に分けて実施しました。(西部地区7月8日・南部地区10日・中央地区11日)
議事内容
第1回安全・適正就業委員会で決定された事項及び事業の周知徹底及び各地区センター
との意見交換により、他地区センターの安全・適正就業の取り組み事例を参考に、より一層のレベル
アップを図りました。
尚、重篤事故率が非常に高く、不名誉な事態となっており、これらの状況を解消するため、各セン
ターの安全・適正就業担当者は、会員一人ひとりに「事故ゼロ」の意識を高め、未然に事故発生を防
ぐよう周知徹底しました。
5
平成 26 年度事故発生状況
平成 26 年度事故発生による速報数
年
度
26 年
傷害事故
損害事故
合計
30 日以上入院事故
重篤事故
34 件
25 件
59 件
4件
1件
ヒヤリ・ハットの調査結果
昨年に続き、会員からの「ヒヤリ・ハット」私の体験が 22 件送られてきました。昨年は 66 件があ
り分析の結果、主なものとして
・大丈夫だと思った。・・・・・・ 18%
・注意力が足りなかった。・・・・ 14%
・深く考えなかった。・・・・・・ 8%
等となっており仕事現場に見合った危険予知を行わずに作業にかかり、意識の慣れ.作業のマン
ネリ化が危険要因となっていることがうかがえました。
その他
以上委員会において、事故発生状況及び分析、安全パトロール実施計画、ヒヤリ・ハットの調査
等を協議しました。又、会員一人ひとりに、毎年配付している小冊子「安全で適正な就業のために」
(第8号)を 27 年1月に発行する事を決定しました。特に第3回安全・適正就業委員会においては、
重篤事故となった経緯について協議し、全シ協から通知された「重大事故の発生に係る第1報の報
告の改正について」を各センターへ周知徹底を図るため、報告方法、期日等の議論し、これらを県
内イントラで、全センターに通達することを決定しました。
平成26年度安全パトロール実施概要
1 巡回指導活動の目的
全センターを対象として就業現場を巡回し、適正な就業形態になっているか、また、作業別安全・
適正就業基準に基づき就業されているか、現場での就業実態を確認するとともに、各センターの安
全・適正就業担当理事、安全・適正就業委員、事務局職員との情報交換を行い、安全で適正な就業
への取組や対策について指導・助言し意識啓発の高揚を図ることを目的としました。
2 安全・適正就業委員会巡回指導活動実績
・巡回委員数(連合本部)
委員 8 名 事務局 2 名
・実施センター
24 センター
・情報交換場所及び参加会員数
24 ヶ所 ・
61 名
(連合会安全・適正就業委員 延べ数
47 名)
(連合会事務局員 延べ数
32 名)
・現場作業箇所及び人数
22 ヶ所 ・ 119 名(内女性 12 名)
・参加会員数
84 名 (ヒアリングのみセンター2 ヶ所)
3 就業現場での取組状況及び安全確認
作業現場の内容
1.剪定作業 11 箇所(民間 9 箇所・公共 2 箇所)
52 人
2.除草作業(草刈機)11 箇所(民間 9 箇所・公共 2 箇所)
46 人
除草作業(手作業) 3 箇所(民間 1・公共 2 箇所)
22 人
3.清掃作業2箇所(公共)
5人
4.分別作業 1箇所(公共)
2人
以上 28 箇所の就業現場を巡回し、以下の安全指導を実施しました。
主な安全指導内容
① 熱中症対策指導
12 箇所
② 就業現場への行き帰りの安全通行(途上も就業の内)
6 箇所
6
③ 蜂に対する危険度の認識・対応・対策・防御等の説明
5 箇所
④ 刈払機の安全カバーを装着してなかった為の指導
6 箇所
⑤ 無理をするような就業(時間におわれる)
5 箇所
⑥ 道具類の整理整頓の指導
3 箇所
⑦ 一人就業の指導(複数で就業)
2 箇所
⑧ 安全帽の未装着(保護帽)装着必須の指導
2 箇所
4 情報交換及びヒアリングによる各センターの取組状況
巡回時間の半分を使って各センター事務局長・担当職員・安全・適正就業委員長及び安全・
適正就業委員を対象に実施しました。進行内容は以下のとおり。
① センター出席総数
61 名
② 連合会安全・適正就業委員
延べ 47 名
③ 事務局員
延べ 32 名
5 適正就業について
派遣就業実施センター
13 センター
54.2%
派遣就業準備予定センター
4 センター
16.7%
派遣就業及び直接雇用へ是正申入れセンター
16 センター
66.7%
適正就業実施センター
8 センター
33.3%
現時点で、以上のような結果となっており、派遣就業及び直接雇用へ変更を申入れたセ
ンターは、早々に適正な就業に是正するように指導しました。尚、臨短軽に基づいた就業
時間の「おおむね月 10 日・80 時間」の原則を守るよう指導しました。
安全パトロ-ルのまとめ
重篤事故率(20 年~24 年)が非常に高く、不名誉な事態であり、この危機的状態を解消するため
には、就業に対して会員一人ひとりが危機的な意識を持って、安全意識を高め、未然に事故発生を
防ぎ、
「事故ゼロ」を続けることであります。巡回安全パトロールは、夏場の暑い時期であったこと
から、作業現場が限られ、草刈就業が主で、ヘルメットの未装着の現場があり直ちに着用を申し入
れた事案がありました。熱中症対策は休息・水分補給等出来ていて、作業服装も問題がありません
でした。適正就業においては 16 センターが、派遣就業又は直接雇用に変更しなければならない就業
が見られた為、早々に法令遵守の契約に切り替えるよう申し入れました。
また、本年度から新たに派遣就業の実施センターが、美波町 SC・つるぎ町 SC・勝浦町 SC 等あ
り、海陽町 SC が実施予定としており、派遣就業未実績センターは 6 センターとなりました。
明るいニュースでは、昨年の上板町 SC に続き小松島市 SC が全シ協の安全就業優良センターの表
彰を受賞されました。
7
安全・技術レベルアップ講習会
本年 2 月~3 月に会員のレベルアップ(安全・技術)の講習会をブロック別に開催しました。内容は剪定講
習 3 ブロック 農業支援講習1ブロックで参加会員 76 人
参加センター19 センターとなり、センター会員が
他の地区の会員との合同講習会で、安全就業及び技術面についてのレベルアップにつながり好評価を受
けた講習会でありました。
以上のように徳島県シルバー人材センター連合会は安全・適正就業に取組んでいますが、重篤事故の
発生率が高く、これを解消すべく「安全は全てに優先する」を基本とし、事故発生を未然に防ぎ「事故ゼ
ロ」を目指して日々努力しております。
徳島県シルバー人材センター連合会様からの報告で
した。詳細にわたるご報告、誠にありがとうございまし
た。
7月号の安全リレーは、青森県シルバー人材センター
連合会様からの報告を予定しています。
8
虫さされに注意しましょう!
屋外作業、野外レジャーなどで注意したいのが、虫さされです。
「虫さされ」は、大変身近な皮膚病で、一般的には蚊やノミに刺されたことによって
生じるものという印象があるかもしれません。
しかし、実際には、蚊やノミ以外にも様々な虫が人を刺したり、咬みついたり、皮膚
から血を吸って被害を与えます。
また、虫さされなどは、かゆい、痛いという身体的苦痛だけではなく、時には命にか
かわることもあります。
そこで、今月は、虫にさされた場合の予防、治療について取り上げてみました。
<虫さされの予防について>
予防の方法は、原因となっている虫の種類によって違います。
室内の蚊やノミ、イエダニなどの駆除には燻煙殺虫剤が有効ですが、気密性の低い家屋
ではあまり効果がでません。
蚊やブユなどの吸血性の節足動物に対する予防対策として、野外活動の際には肌を露出
しないことが重要です。また、携帯用蚊取りや、防虫スプレ-などの忌避剤を用いること
で、ある程度の防除は可能です。
ドクガ類やイラガ類による被害を予防するには、何よりも有毒の毛虫に触れないように
注意することが最も大切です。もしドクガ類の毒針毛に触れた場合は、すぐにセロハンテ
ープを用いて皮膚に付着した毒針毛を取り除き、よく泡立てたセッケンとシャワーで洗い
流すことで被害を最小限に留めることができます。
ハチによる被害を予防するには、まず、ハチに刺されないようにすることが重要で、ハ
9
チにいたずらをしたり、むやみに巣に近付かないようにしてください。香水やヘアスプレ
ーなどの香りはハチを刺激することがあるので、屋外にいるときは、避けて下さい。刺す
ハチとしては、ミツバチ、アシナガバチ、スズメバチが代表です。
<虫さされの治療について>
虫さされの治療は、軽症であれば市販のかゆみ止め外用薬でもよいですが、赤みやかゆ
みが強い場合はステロイド外用薬が必要です。ただ、これらの治療はあくまで現在の皮膚
症状を抑えるのが目的であり、原因虫からの回避、あるいはその駆除対策を実施しなけれ
ば新たな虫さされの症状が現れる可能性があります。
また、ハチに刺されると、まず激しい痛みが出現し、赤く腫れます。これはハチ毒の刺
激作用によるもので、初めて刺された場合、通常は 1 日以内に症状は治まります。しかし、
2 回目以降はハチ毒に対するアレルギー反応が加わるため、刺された直後からジンマシン
を生じたり、刺されて 1~2 日で強い発赤、腫れを生じたりします。この反応には個人差
が大きいですが、ひどい場合は刺されて 30 分~1 時間で意識消失や血圧低下などを生じて、
死に至ることがあります。これはアナフィラキシーショックと呼ばれる症状で、ハチ刺さ
れによる死亡事故はこの特殊なアレルギー反応によるものです。
ハチに刺された場合は、安全な場所で静かに横になって、できれば局所を冷やして下さ
い。なお、ジンマシンや腹痛、気分不良などの症状が認められた場合は直ちに救急車を呼
ぶ必要があります。
屋外での就業時、または旅行等で屋外に出ている時な
どには、十分に注意し被害を未然に防ぎましょう。
なお、症状が強い場合は、専門医を受診するのをお勧
めします。
(出所 公益社団法人日本皮膚科学会HP)
10
平成 27 年度5月事故速報
重
篤
事
故
5月は、就業中の重篤事故報告が 1 件ありました。
累計は、就業中が昨年度と同数の2件となっています。
一方、就業途上が、昨年度の 1 件に比して 0 件と 1 件の減少となっていま
す。
“事故撲滅に向けて、会員・役職員全員で、安全対策に取り組んで参りまし
ょう!”
5月報告分までの累計
内
訳
平成 26 年度同月累計
就業中・
平
成
件数
事故の程度
事故の程
度
性別
就業途上
性別
計
27
死亡
年
入院
男性
女性
死
亡
入
院
男
性
女
性
度
5
月
就業中
2(1)
1(1)
1(0)
2(1)
0(0)
就業中
2
1
1
2
0
就業途上
0(0)
0(0)
0(0)
0(0)
0(0)
就業途上
1
0
1
1
0
計
2(1)
1(1)
1(0)
2(1)
0(0)
計
3
1
2
3
0
安
全
帽
安
全
帯
交通
手段
〇
×
―
累
計
対前年度比 66.7%
※(
)内は5月報告分
5月報告分内容
性
№
別 仕事内容等
等
男
就業中
71
(死亡)
2
歳
事故の状況
剪定作業中、10 人で作業をしていたが、剪定場
所の範囲が広いため、一人一人が離れての作業にな
っており、他の会員が異変に気付いた時は、地面に
耳から血を流し、意識不明で倒れているのを発見し
た。その後、病院に搬送されたが死亡した。
11
1ヶ月~6ヶ月未満の入院及び後遺障害の事故
5月は、就業中の事故 7 件、就業途上の事故 5 件と、合計 12 件であり、昨年度同
月の 23 件に比して 11 件の減少となっています。男女別では、男性は 8 件減少し、女
性は 3 件減少しています。
合計の累計を見ると、昨年度の 38 件に比して、本年度は 30 件と 8 件の減少となっ
ています。就業中・就業途上別では、就業中は 8 件の減少、就業途上は同数となって
います。男女別では、男性は 7 件、女性が 1 件減少しています。
平成 27 年度5月分
仕事の内容
事故数(件)
5月
累計
男性(件)
5月
累計
女性(件)
5月
累計
平均年齢(歳)
5月
累計
植木・樹木の剪定等
1(5)
7(12)
1(5)
7(12)
0(0)
0(0)
77
74
就
除草作業
2(1)
3(1)
1(1)
1(1)
1(0)
2(0)
75
76
業
屋内・屋外清掃作業
3(3)
5(4)
1(1)
2(1)
2(2)
3(3)
70
73
中
その他
1(6)
3(9)
0(4)
2(6)
1(2)
1(3)
77
73
7(15)
18(26)
3(11)
12(20)
4(4)
6(6)
73
74
徒歩
0(1)
2(2)
0(1)
0(1)
0(0)
2(1)
-
71
自転車
3(4)
6(5)
3(1)
6(2)
0(3)
0(3)
78
74
バイク
2(2)
4(3)
1(1)
2(2)
1(1)
2(1)
77
73
自動車
0(1)
0(2)
0(1)
0(2)
0(0)
0(0)
-
-
計
5(8)
12(12)
4(4)
8(7)
1(4)
4(5)
78
73
12(23)
30(38)
7(15)
20(27)
5(8)
10(11)
75
73
計
就
交
業
通
途
手
上
段
合
(
計
)は平成 26 年度同月、累計では同月までの発生件数
事故報告書(重篤事故、1ヶ月~6ヶ月未満の入院及び後
遺障害の事故)は、その有無にかかわらず毎月8日までに必ず
ご提出願います。
また、重篤事故と推定される事故が発生した場合は、事故発
生後概ね 10 日以内に「重大事故報告書(第1報)」によりご提出願
います。
12
編
集
後
記
7月は、シルバー人材センター事業安全・適正就業強化月間です。この強化月間にお
いて様々な行事を実施するなど、安全就業及び健康管理の推進に向けての取り組みをし
ていただけると思いますが、シルバー事業において最も重要なことは会員の皆様が楽し
く・明るく安全・安心に働くことであり、これを契機に会員、役職員の皆様すべてが安
全に対する意識の高揚を高め、ゼロ災害に向けて一層の取り組みをよろしくお願いしま
す。
さて、今回の安全リレーは、徳島県シルバー人材センター連合の皆様の取り組みを紹
介しています。毎年、重篤事故が発生していることに危機意識を持ち、安全・適正就業
委員会における再発防止策の検討(ヒヤリ・ハットの調査、小冊子の発行など)はもと
より、県内すべてのセンターに対して安全パトロールを実施し、この中で作業現場での
安全指導や各センターの事務局長、安全就業委員長及び委員との情報交換及びヒアリン
グなど決め細やかな取り組みが伺えます。大変参考になり、ありがとうございました。
5 月号では、夏に向かって熱中症の予防についての特集を掲載しましたが、今や熱中症は
夏の強い日射しの下で激しい運動や作業をする時だけでなく、身体が暑さに慣れない梅
雨明けの時期や高温多湿の室内で過ごしている時にもみられ、特に高齢者にとっては最
大の敵であります。日々の健康管理と安全対策に努め、これから本番の夏を乗り切って
(山 下)
いきましょう。
梅雨期となりました。曇りや雨の日が多くなっていますが、皆様いかがお過ごしでし
ょうか。
梅雨期は、ダニが急増するようです。気温が上がり、雨が降り続く今の季節は、室内
のダニが繁殖しやすくなり、ダニ刺されの被害が多くなるようです。ダニがやっかいな
のは、肉眼で見つけにくいことと、じゅうたん、たたみ、ソファーなどに隠れる性質が
あることだと思います。日常生活の注意点としては、エサとなる食べこぼしなどの掃除
をこまめに行うこと、喚起を行うことがよいようです。
さて、最近日本でも自然への回帰の心が増加し、それが森林浴などの健康ブームにも
乗り、都会の人々が屋外、特に森林、山野へレジャーに出かける機会が増えているよう
ですが、それに伴い森林、山野で虫に出会い刺されてしまう人が増えているようです。
屋外で過ごすのは気持ちがいいものですが、虫さされには気をつけましょう。面倒く
さくて、適切なケアを怠ると、菌が感染したり、あとが残ったりして大変です。
また、会員さんが屋外で作業をする場合には、暑さ対策と共にハチ(特にスズメバチ)
等の危険な生物にも十分注意を払っていただきたいと思います。
私は、虫の中でも蚊が苦手です。まだ、今の時期は蚊の動きが活発ではないのかもし
れませんが、毎年よく刺されます。刺された場合痒くなりますが、なるべく掻かないよ
うにがまんするのが大変です。蚊はどこにでも生息しているそうで、蚊がやっかいなの
は、人を刺すのが身を守るためではなく、メスが産卵にそなえて吸血するためで、蚊の
方から近寄ってくるところです。対策としては、なるべく、外にでかけるときは皮膚の
露出を少なくしたり、虫よけグッズなどを使用しています。
じめじめした日々が続きますが、気持ちはできるだけ爽やかにゆとりを持って、毎日
を快適に過ごしていただきたいと思っております。
(中 嶋)
企画管理部研修・支援課長
安全就業推進係長
山下
中嶋
博文
修
TEL:03(5665)8016(直通)
FAX:03(5665)8021
見逃すな ヒヤリで済んだ あの経験
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企画情報課
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