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議事概要(PDF:30KB)
第2回植物新品種の保護に関する研究会議事概要
平成16年6月10日(木)14:00∼16:05
農林水産省第2特別会議室
1
農林水産省挨拶
2
資料説明
事務局より、資料1及び2について説明
(資料説明に関する質疑応答)
(委員等)
資料1のp5にUPOV条約第14条第4項として、「追加し得る行為」とあり、こ
の項を根拠に、直接の加工品のみならず高次加工品に対しても育成者権を及ぼすことが
できるのではないかとも考えられるが、そうではないと思う。
この項は、同条第1項の「種苗に関する行為」の(a)のⅰ∼ⅶの行為以外の行為のこ
とを言っているのであって、高次加工品に対し育成者権を及ぼすことができるというこ
とではないと考えるが、どうか。
(事務局)
御指摘のとおり、UPOV条約第14条第4項は、行為として追加するものがあれば可能で
あるということを規定するにとどまると考える。
3 意見陳述
(座長)
ここで、関係者の意見陳述を伺いたい。
(委員等)
私は北海道庁で豆類等の畑作物、種苗を担当している。北海道自体が育成者権者とい
う立場で、豆類への権利侵害の実態を踏まえ、加工品への権利の拡大に賛成の立場から
発言したい。
北海道が育成した品種は、出願中のものを含め79品種であり、うち21品種が豆類
となっている。登録品種の許諾については、道外への許諾は事前に申し出てもらってい
る。指定試験により育成された品種等の例外を除き、道外への持ち出しは認めておら
ず、今後ともその方針は変わらない。
10年ほど前から、豆類の種子が海外に持ち出されて栽培され、逆輸入されているこ
とが指摘されていた。「雪手亡」、「エリモショウズ」、「スズマル」等である。アメ
リカやカナダでは「エリモショウズ」が栽培されていることが報じられていたし、職員
が出張した際にも現地で確認している。オーストラリアでは奨励品種に指定されている
他、チリでも栽培されている。
当時は対抗手段がなかったが、平成14年にDNA品種識別技術が確立し、本格的に
調査がスタートした。中国からの輸入品から「雪手亡」を検出し、栽培試験でも確認
し、初めて侵害が明らかになった。輸入小豆から「エリモショウズ」が特定できたのは
平成14年頃ですが、最近の輸入小豆はほとんどが「エリモショウズ」である。また、
平成14年に入手した輸入納豆用大豆から「スズマル」が検出されている。これらが権
利を侵害して海外に持ち出されたのは明らかである。
「エリモショウズ」のように平成10年に権利の存続期間が終了したものもあるが、
道義的に許されない。法的に可能であれば、これに対する措置を検討していただきた
い。
北海道としては、道農業への影響を勘案し、品種識別技術を開発し、分析を行い、違
反が見つかれば実効の上がる手段に訴えて対抗したい。
小豆については、国境措置でTQ品目となっている。最近、乾燥豆の輸入量は年間3
万トン程度で推移しているが、加糖あんは最近2カ年とも8万トン輸入されている。本
年1 4月でも対前年同期比で2千トン増加している。あんはその重量の1/3が乾燥豆
に当たるので、2.7万トンの乾燥小豆で、合わせて約6万トンの小豆が輸入されたこと
となる。これは全国内生産量に相当する量である。中国産の加糖あんはほとんどが「エ
リモショウズ」と推察されるが、「エリモショウズ」は現在も北海道の小豆生産面積3
万haの約5割を占めている。輸入小豆は乾燥豆も加糖あんも北海道由来の「エリモシ
ョウズ」であり、影響は大きい。
あんは加工品であるが、小豆は用途の7割以上はあん原料である。新品種の育成もあ
ん加工を前提としている。従って、加工品であるあんを権利の対象にすることは当然の
ことと考えている。現行のように、違法栽培されながらも、加工して輸入されてしまう
のでは法の形骸化に繋がるのではないかと懸念する。
我々もできる範囲で監視しているが、監視を強化するほど脱法行為的に加工品に流れ
るのは目に見えており、やはり、加工品への権利の拡大が必要と考える。DNA品種識
別技術も日進月歩で、品種が混在しているものでも判別は可能と聞いている。判別がで
きるものは権利の対象にしてほしい。
小豆は農家ばかりでなく製あん、和菓子などの関係者に支えられている。日本の伝統
食習慣を守るためにもご理解をお願いしたい。
(委員等)
私からはDNA品種識別についてお話ししたい。平成14年にDNA品種識別につい
て種苗課がアンケートを行ったところ、70か所以上の機関から30種類以上の植物に
ついて識別技術の開発を行っているとの回答があった。その後、さらに多くの植物種類
を対象に技術開発が進んでいる。
そもそもDNAマーカーは、育種を加速するため、交配育種において目的とする形質
を持った個体を選抜することに用いられていたが、(参考資料として配布されている)
「植物のDNA品種識別についての基本的な留意事項」は、DNAマーカーを法廷でも使
える品種識別のツールとして用いることができるよう、1997年のヒトのDNA分析指針を
参考として、ガイドラインとして作成したものである。具体的な理解が進むよう、最後
には稲、いんげんまめ、いちごのマニュアルを添付しており、昨年末にはいぐさのマニ
ュアルも追加している。
加工品の識別については、生の植物体のDNA品種識別技術が加工品に適用できるか
否かという段階で、まさに開発の最中にある。米は餅や米菓まで、小豆、いんげんまめ
はあんについて、小麦粉はゆで麺状態での品種ブレンド比率など、なすは漬物で、その
他、なし、かんきつの缶詰、いちごのフリーズドライ、こんにゃく精粉、さつまいも蒸
し切り干しなど、少ないものの着々と開発は進んでいる。
現在開発されているDNA品種識別技術の加工品への適用の可否と現状については、
①DNAの抽出の可否、例えばGMOの検査でも醤油からでは抽出は無理、豆腐や納豆
では可能といわれている。②また、DNAは加工により500bp以下に切断されてし
まうため、こうした極小領域を対象とするとなるとSSR,SNPといった手法に頼ら
ざるを得ない。
配布したポンチ絵の図1は多量のDNAが得られる場合に用いられ、サザンプロット
法によりフィンガープリントが得られるが、操作が煩雑で、アイソトープを使わなけれ
ばならない。
これに対し、図2のSSRでは、小断片からSSR領域の繰り返し回数の違いをシー
ケンサーで解読するため、迅速・簡便でしかも大量検査が可能となる。このSSRマー
カーの特許は近年どんどん取得されている。
ヒトの場合、10年以上の歴史があるが、昨年8月より10か所のSSRマーカーで
2億人にひとりの確率で判別可能というところで標準化されている。すなわち、交通事
故現場の血液にしても、ヒトか犬か、男か女かというところまでは判るが、あとは確率
の問題となる。そこで、ガイドラインを作成し確率の理論付けを行っているが、加工品
(粉、ジュース等)の場合、何の植物が、その混入比率は、などについての判別技術を
開発しなければならない。
植物のDNA品種識別については、DNA多型学会などでの発表を積極的に行ってお
り、植物の特徴や問題点などの認知に努めている。このような公表活動は、法廷で証拠
能力を得るためには重要なことであり、最近は、県警でもコメの偽装表示にコシヒカリ
キットを捜査にも用いるなど、今後、植物のDNA品種識別技術の開発が期待されてい
る。
(委員等)
加工品メーカーとして意見を言わせて頂く。当社は中国での製あん事業を行ってい
る。現状では中国で原料を手当てし、あん製品を1万トン程度日本に輸出している。
育成者権の範囲の加工品への拡大について、メーカーの立場としてはかなり大きな被
害が及ぶ。権利侵害が大規模となれば、製品の輸入禁止といった措置にも拡大しかねな
い。意見としては加工品への範囲の拡大には反対である。輸入されているものの大部分
が登録品種ということになれば、外国産地での生産そのものが不可能となってしまう。
そうなるとメーカーのみならず海外品に依存した国内メーカーにも影響を与えること
となる。
小豆については、中国では、農家、集荷業者、メーカーという順で手に入れている。
その段階では品種など注意しておらず、品質と値段で取引している。なお、小豆では契
約栽培は行ってはいない。同業者もやってはいないと思う。皆集荷業者から購入してい
る。
品種を特定し栽培すればコストアップに繋がる。従って実質的に契約栽培は無理であ
る。今後も特定品種の栽培はあり得ないと考えている。契約栽培を行ってまで、特定品
種で作った製品が良い値段で取引できるかと考えると難しい。知らずに保護品種を利用
することは考えられるが、知らなかったでは済まないと言うことになるのではないか。
韓国のように知らずに使った場合は構わないという制度なら良いが、やはり保護されて
いる品種を利用するのは道義的問題がある。やはり影響はないとは言えない。回収とか
輸入中止といった事態になりかねない。
以上の理由により加工品に育成者権を及ぼすことには反対である。
(委員等)
当社はジャムの製造メーカーで、原料果実は海外で契約により調達している。契約先
は中国で、いちご、りんごを栽培し、一次加工として洗浄、カット、加糖、冷凍を行い
輸入している。現地にはスタッフを派遣し管理を行っている。基本的には品種を限定し
て契約を行っている。
本日はメーカーとして意見を申しあげる。知的財産保護の観点から、権利保護の強化
には賛成である。ただし、加工品に権利を及ぼすことについては、以下の4つの問題点
があると考えられる。
まず、種苗法のPRが全く不足しており、平成10年に収穫物まで権利が及び、昨年罰
則が強化された事実を関係者は知っているが、国民全体は種苗法自体を全く知らない。
農業者の自家増殖を認めながら、譲渡禁止について徹底していないので、韓国へいちご
が流れたように海外に流出している。まず、東南アジアと日本国内の品種の流出禁止規
制をしっかり徹底してほしい。
2点目は、収穫物と加工品の定義が不明確であること。収穫物は社会通念により決定
され、切断、冷凍などは収穫物というが、JAS法や食品衛生法でいう加工品と定義が違
う。他の制度でいう加工品が種苗法では収穫物に入っていて境界が不明である。まず、
収穫物の定義を明確にし、加工品を明示しないと混乱が生ずる。
3点目として、登録品種の加工品についてDNA品種識別はだいぶ可能というが、
我々は品種を限定しない加工品を入れてくる場合も有ります。その場合、意図せざる混
入は十分考えられる。そういう際に、混入しているか否かということは誰が判断し、そ
の費用は誰が負担するのか検討する必要がある。
4点目に、海外で品種を確認すると別の品種名が付いていて全く分からない。日本の
登録品種か否か聞いても全く違う名前をいわれてしまうと分からない。まず現行種苗法
の充実と周知徹底を図ることが大切であり、加工品への拡大は時期尚早と考える。
4 議論
(座長)
4人の意見を踏まえ議論に入りたい。
(委員等)
エリモショウズは保護期間が終了しているというが、保護期間中から輸入されていた
のか。
(委員等)
エリモショウズの保護期間は平成10年に切れている。ただし、その当時はDNA品
種識別技術が確立しておらず、多分輸入されているだろうというところであった。いろ
いろな資料等から平成10年以前に輸入・流通していたのは事実であると思われる。
(委員等)
中国でも野菜は契約栽培が進んでいる。加工用は雑多な品種が用いられるというが、
加工用であるが故に契約できないということはなかろう。また、意図せざる混入を気に
するということは品種を区分しているということではないのだろうか。
品種名称については、登録名称と販売名称が違うということが国内でもあり、確かに
困ることではある。
加工品であるが故に品種確認が難しいということか、契約栽培ができないから品種確
認が難しいということか。とにかく現状では品種の確認ができないから、権利の拡大に
反対というのはあまりに直裁にすぎないだろうか。
(委員等)
野菜については当社でも中国で契約栽培を行っている。小豆では難しいといったが、
これは、保護品種のみを契約栽培するわけにはいかないという意味である。
(委員等)
我々も全てが契約栽培にかかるものではなく、スポット買い的なものもある。そうい
うものなど、品種限定しないものが市場としては沢山ある。
(委員等)
DNA品種識別技術はかなり技術水準が上がってきているというが、実務上、普通の
会社が企業の設備投資の範囲内で識別ができるほどの技術なのか。
(委員等)
品種識別は、個体レベルではなく品種という遺伝的に相違したグループを識別しなけ
ればならず、SSRマーカーを複数用いるなどの手段が必要となる。塩基配列を読みと
るシーケンサーだけで3000万円程度する。それからSSRマーカーの開発には多額
の費用と時間を要する。パーソナルな鑑定キットは300万円程度であるが、問題はマ
ーカーが上手く見つけられるかということである。マーカーが見つけられれば鑑定は簡
単にできるが、そういう意味では実用的とは言えない面もある。
(事務局)
実用化というと意味がいろいろあるが、既に技術の確立しているものは民間サービス
に移管している。なかなか本当の現場で検査をするというレベルにはならないが、民間
検査機関がサービスするという点でどんどん広がっている。確かにマーカー開発に時間
は必要であるが、一旦マーカーができれば実用化は進む。
(委員等)
現在、プロジェクト研究で産学官で実用化を前提に進めている。
(委員等)
マーカー開発に係る経費は、ゼロからスタートするのと、すでに先行して開発してい
るところとでは違う。私の所では、給料30 40万円のドクター4人が担当して技術開発し
ている。10何億円の建物、シーケンサー3台が整備されており、すでに施設整備をして
いる処はコスト的に安くできるだろう。
(委員等)
権利侵害についての証明は、特許では権利者がやるのだが、種苗法ではだれがやるの
か。食品メーカーがこんな費用を立替えするというのは大変である。
(事務局)
登録品種と同じ品種であることの実際の証明は権利者が通常行う必要がある。また、
税関が畳表の育成者権侵害物品を取締まっているところであるが、この場合のDNA鑑定
は、現在のところ種苗管理センターで行うこととしている。DNA品種識別が技術的に確
立されたものは、種苗管理センターで権利者からの依頼に応じ、分析を受託している。
米などは民間の分析機関で行っている。
(委員等)
訴訟では立証費用は権利者が負担する。ただ、訴訟に勝てば相手側の企業が負担する
ということになる。
(委員等)
そういう時に遺伝子組換えのように5%混入みたいなことを決めておくべきである。
(委員等)
食品メーカーが育成者権を侵害しないよう予防的にDNAを調べようというとき、どの
位の時間かかるのか、また、精度はどれくらいか。それから食品メーカーが「登録品種
でない」ということを証明することは、育成者権者が「自分の登録品種である」という
ことを証明するよりも難しいのではないかと思う。さらに種苗法の育成者権は、登録品
種のみならず特性によって明確に区分されないものにも及ぶので、証明は難しいのでは
ないか。
(事務局)
今の技術では、米なら実態上日本で流通しているもの200品種をそれに対応するマー
カーでカバーしている。いんげんまめについては、日本に輸入している品種はカバーし
ている。また、登録品種でないことを証明する方が登録品種であることを証明するより
容易である。米の場合、200品種のうちのどれかというのはマーカーで分かる。しか
し、200以外の品種である可能性は否定できない。その場合は、人間の場合と同様に確
率論で考えることになる。
種苗法の品種の場合、実態上流通しているものをカバーし、それ以外のものはマーカ
ーの出現頻度を計算して、確率を出している。もっとも、精度としては現在はまちまち
である。そこで、別途専門家による検討会を設けて整理しているところである。
(委員等)
感想だが、こういう問題については一方では、食料安定供給も考えておく必要があ
る。いろんな生活必需品で権利者と企業間の紛争が消費者・国民にどう影響するかを考
えねばならないと考える。今日は企業の方に来てもらい視野が広がった。 基本的食料
に関し、権利侵害の問題が、食料の安定的供給の点で問題を及ぼす可能性がある。嗜好
品なら問題はないが、必需品が紛争で供給不安となるのは、本来望むことではない。さ
らに、外国から逆に権利を取得されてしまって、我々がクビを絞められることもありう
る。技術が上がったから加工品を権利の対象とするということだけでいいのかを考える
必要がある。
(委員等)
3点について、伺いたい。
①エリモショウズはどういう形質をみて登録されたのか。
②小豆は集荷業者との契約なのか。その背後の生産者との関係は一切分からないの
か。
③小麦粉だけでなくゆで麺も直接の加工品とみているのか、直接というと小麦粉だけ
かと思ったがどうか。
(委員等)
○○さんも言っていたが、侵害を主張すると、相手から、種苗法について知らなかっ
たと言われるケースが大部分で残念である。平成5、6年の頃には、エリモショウズを持
ち出すのも、輸入するのも、許諾は必要なかった。堂々と海外で生産していた。権利侵
害かどうかは、現物を見れば分かる。
(委員等)
聞きたかったのはあんに原品種の特徴が現れているのかということだが、事務局に聞
くのが適切かも知れない。つまり、二次著作物と同様に品種登録した時の形質があんこ
に表れているのかということ。
(事務局)
それは、事務局で整理する。
(委員等)
中国の野菜では契約栽培を行っており、会社と農家組合で契約し、会社管理人を送り
込んでいる。
このため、だれがどんな畑で作ったかはトレースすることができる。
小豆については、トレーサビリティーはできない。集荷業者以前については、調べる
ことができない。他でも契約栽培が行われているということは聞いていない。農家もそ
のときどき儲かるものを作る。
(事務局)
質問のあった点について、小麦粉は直接に生産された加工品であるが、ゆで麺をどの
ように位置づけるかはこれから検討する必要がある。
(委員等)
現在、消費安全局で検討している加工食品の原料原産地表示の制度では、加工品のう
ち生鮮に近いものは原料原産地を表示することを検討している。りんごジュースは高次
加工品で表示は不要、茶は表示するが茶飲料は表示は不要。餡は、加糖あんは表示しな
いが、無糖あんは表示が必要とややこしい。仮に育成者権を加工品にまで及ぼす場合、
このあたりははっきり区分けしておかないと混乱が起こる。
基本的に権利行使は種苗段階、できなければ収穫物段階で行うべきであり、それを加
工品についてまで権利行使するというのはいいのか。本来、種苗段階で行使せず、安易
にとり易いところからとろうということにならないのかという懸念がある。DNA品種識
別技術はコスト高であり、トレーサビリティーが確立していない中では品種まで把握す
ることはむずかしい点が多い。去年の研究会でも育成者権を加工品にまで及ぼすことに
ついては、中長期的な検討課題と整理されたと聞いている。
(委員等)
資料2の加工品の範囲に関し、今加工品が権利の及ぶ範囲になっていないのは、品種
の識別が困難であることと加工品の幅が広いことが理由であると思う。しかし、DNA品
種識別技術の開発が進む中で、識別できるものは対象とすべきである。ただ、加工品も
幅が広いので、権利を及ぼすべき加工品の範囲について議論をして保護の対象にすべ
き、というのが私の意見である。
(座長)
この問題はもう1、2回時間をとって議論したい。今日はいろんな問題点、意見を出し
ていただいた。今日の問題を整理し、さらに議論を深めたい。
8
今後のスケジュールについて
事務局から説明
(以上)
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