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学習指導案略案集

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学習指導案略案集
学習指導案略案集
授業をやってみよう!!
学 習 指 導 案 略 案 集
資料名
ゆっきとやっち
小
学
校 くりのみ
低
学
年 おとうさんよんでね
内容項目
2-(2)おもいやり
出典
あらすじ
文部省
みつばちの子ども達が誰が速く飛ぶことができるか競争している。その時、みつばち
のゆっきは、おなかが痛くなり飛ぶのが遅くなる。やっちを助け、やさしく励ます。競争
する時はいばっていたやっちが、ゆっきのやさしさにふれ・・・・・・・?
2-(2)おもいやり
冬の寒い日、えさを探すウサギときつね。うそをつくきつねに対し、自らが見つけた2
日本文教
個のくりのみの1つをきつねにあげるうさぎ、そのくりのみを手にしたときのきつねの心
出版
に生まれたものは・・・?
4-(2)家族愛
にんげん
おとうさんと遊んでいる弟をみているミズキ。「せんせい、あのね」にかいた内容
は・・・。
おふろばそうじ
4-(3)勤労
文部省
あきらがおふろばそうじをするとおじいちゃんが喜んでくれた。あきらが考えたこと
は・・・。
なしの実
1-(3)決意
文部省
アンリは弟のフレデリックにせがまれて、隣の家のなしの実をとってしまう。その夜、お
父さんに呼ばれて・・・・
2-(3)友情
文溪堂
主人公「ぼく」とだれとも口を聞かない中山君とのやりとりが描かれている。図工の時
間に珍しく口を聞いた中山君の言葉にはなまり、そのことで中山君が話そうとしなかっ
た本当の理由がわかる。そのことから主人公が、中山君に対して気づいたことは・・・
2-(3)友情
文溪堂
赤鬼と青鬼の友情を描いた昔話。青鬼が何も言わずに去った後、赤鬼の心の中に生
まれるものとは・・・・・・?
トムトムが見たものは 2-(5)感謝
文部省
おいしい貝をもっと食べたいトムトム。お母さんに「おじさんにたのんでよ。」という
が・・・。
ヘレンとともに
1-(2)希望・勇気
文部省
ヘレン・ケラーの家庭教師になることに決めたアニー。二人の成し遂げたことと
は・・・・。
1-(6)個性伸長
文部省
サッカーの上手な勇太。ある日、友達の信夫から手紙をもらった。その手紙に
は・・・・。
2-(3)友情
文部省
旧知のロレンゾに久しぶりに会う予定の3人組。そのとき刑事より「ロレンゾが罪を犯し
て逃げている」と聞かされ、どうしようかと悩む3人組。その悩みの果てに起こったこと
は・・・・?
4-(3)役割責任
文部省
今にもふりだしそうな雨。まだ当番の仕事は残っている。そんな帰り道、3人は・・・・。
ぼくの草取り体験
4-(4)勤労奉仕
文部省
面倒でいやいや草取りをしていた主人公。丁寧に草取りをする洋くんの姿をみて主人
公は・・・
夜のくだもの屋
2-(2)おもいやり
合唱部の練習で帰りが遅くなる主人公。いつも夜道を歌を歌いながら帰ると、いつもく
あかつき だもの屋の電気がついている。ある日そのくだもの屋に入ると、彼女がいつも歌って
いた歌が店の中より聞こえる。そのとき少女は・・・?
二枚の写真
2-(2)おもいやり
あかつき
おばあちゃんの指定
席
2-(2)おもいやり
おばあちゃんのために席を取っておくことが楽しみになった少女が、あるときその場所
あかつき を足の悪い人に譲らなくてはならず、それを実行した後の心の揺れの中で考えたこと
は・・・?
待合室
2-(2)おもいやり
待合室には、けがが治っても通院する山崎さんの姿があった。江田先生は、その山
教育出版 崎さんに話しかけ、「子どもにくわがたを渡すという」嘘の約束をする。その気持ちのそ
こにあるものは・・・?
小
学 貝がら
校
中
学
年 ないたあかおに
勇太への宿題
小
学
校
ロレンゾの友達
高
学
年
ふりだした雨
月明かりで見送った夜
2-(2)おもいやり
汽車
中
学 埋み火
校
一番乗りたけいち
2-(2)おもいやり
中学校生活の間に、筋ジストロフィーの症状が重くなって病院で卒業式を迎えること
になった生徒。そんな彼のために同級生たちが考えたことは……?
学校全体で文化祭の準備をする先生たち。その途中で国体へ出かけるI先生に対し
あかつき て、心の重荷にならないように計らうY先生。その計らいに対して起こった拍手。どん
な思いがその拍手の中にあるのか?
看護の仕事に疲れた主人公が、東北の山奥でおかみさんの心のこもったもてなしを
あかつき 受けそれをみやげに東京に帰る。そんな折明日をも知れない患者さんの看護に当た
る主人公、そのときおかみさんの心が主人公の頭をよぎる。
転校生たけいちに対する興味から、早起きをする筆者が、たけいちの生き方のさわや
2-(5)謙虚に他に学
あかつき かさ、粋さに感動する。そのことにたいするあこがれの気持ちが、唯一ヒーローと呼べ
ぶ
る存在となる。
銀色のシャープペンシ
3-(3)弱さの克服
ル
文部省
拾ったシャープペンシル、それは友人のものだった。窃盗の疑いをかけられた主人
公。動揺する主人公のとった行動とは・・・・。
いつわりのバイオリン 3-(3)弱さの克服
あかつき
ネパールのビール
3-(3)気高さ
村の貧しい少年チェトリに金を渡して、ビールを買いに行かせた筆者。しかし、待てど
あかつき も、少年は戻ってこない。大金を手に逃げたのではないだろうか・・。事故にあったの
ではないだろうか・・・。
元さんと二通の手紙
4-(1)法やきまり
文部省
動物園の終了時刻を過ぎて幼い姉弟を入園させた元さん。姉弟の母親からの手紙、
そしてもう一つの手紙が元さんの手元に・・・。
バスと赤ちゃん
4-(3)公徳心
講談社
混雑したバスの車内で泣き出した赤ちゃんを抱いた若い母親は、目的地の手前で「こ
こで降ります」と言い出した。その時、車内では・・・・。
思い通りのバイオリンが作れず窮地に陥ったフランク。バイオリニストがやってくる約
束の日の朝、フランクは、弟子のロビンが作ったバイオリンを手に……。
道 徳 学 習 指 導 略案
授業者
日
時
平成
年
月
日(
)
学校・学年
市立
小学校
主 題 名
誠実
道徳の内容 2-(2) 思いやり
主題設定の理由
この主題は、他人に接する時の基本的な姿勢に関するものであり、相手に対する思いやりや親切な心を持ち実践で
きる児童を育てようとする内容項目である。特に、誰に対しても温かい心で接し親切にすることの大切さを指導する
ために、この主題を設定した。
5 ねらい ゆっきの優しさに触れたことによるやっちの心の変化を通して、思いやりの心情を育む
6 資料名 「ゆっきとやっち」 荻原 隆(出典:文部省道徳教育推進指導資料)
7 準備 ペープサート 場面絵
8 本時の展開
学習活動
発問と生徒の反応
留意点
・何も触れないで次に進む
おもいやりと黒板に書く
導入
・ふ~ん何
1
2
3
4
5分
展開
30分
・自分が線を引いたところを発表する。 ・資料範読は、先生にしてもらい、
・資料を範読する
どうしてそこがよかったかを一緒に
・よかったところ、いいなあと思
生徒を観察する
話をする
うところに線を1ヶ所引く
・感動した部分の発表は全員にさ
せる(声出し)
・資料のおさらい
①主人公は?
②いつごろのお話
③どんなことをやったの
①ゆっきとやっち
・おさらいは、簡単にする
②あたたかいとても気持ちのよい春の
日
・ゆっきとやっち・木などペープ
③早く飛べるかのくらべっこ
サートや絵を作り、視覚に訴え
ていく
発問1 P19 L6
「じまんする・・・」やっちはゆ ・ゆっきなんか遅い。敵ではない
っきにどんなことを思っていま ・負けるはずがないさあ
・ゆっきなんてへぼい
したか?
・安心した
発問2 P19 L12
みんなに抜かれながら、どんな ・くやしいなあ
ことをやっちは考えていました ・なさけない
・腹立つなあ
か?
終末
15分
発問3
P20 L12
「ぼくのことは いいから、先に
いけよ。」とゆっきに言ったやっ
ちは、どんな気持ちだったでしょ
うか?
・ゆっきにまで負けるなんて
・情けない本当に
・くやしい
・お腹痛いよ助けて
・もうアカン
発問4 中心発問
P20 L7
「ありがとう ゆっき」とやっち
がはずかしそうに言ったとき、ど
んなことをやっちは考えていま
したか?
・ゆっきは本当に優しいな
・いっしょに飛んでくれてありがとう
・友だちっていいなあ
・うれしいなあ
・僕はわがままだったなあ
・僕もこれから優しくするぞ
おもいやりの意味を考える
・感想を書く
9 本時の評価
ゆっきの優しさに触れたやっちの喜びに共感できたか?
・やっちのゆっきに対する優越感
をしっかり押さえる
・ゆっきの悔しさや情けなさを発
問2・3でしっかり押さえる
本当の思いやり
さりげなく。温かい
他人を思う心
・時間があれば、ゆっきが、や
っちにお礼を言われたときの気
持ちにも触れるようにする。
・思いやりについて、少し話をす
る
道 徳 学 習 指 導 略案
授業者
1 主題名 おもいやり
道徳の内容 2-(2) 身近にいる人や高齢者に温かい心で接し、親切にする
2 主題設定の理由
この主題は、他人に接する時の基本的な姿勢に関するものであり、相手に対する思いやりや親切な心を持ち実践で
きる児童を育てようとする内容項目である。特に、誰に対しても温かい心で接し親切にすることの大切さを指導する
ために、この主題を設定した。
3 ねらい うさぎの優しさに触れたことによるきつねの心の揺れを通して、思いやりの心を養う
4 資料名 くりのみ (出典:小学校どうとく 生きる力 日本文教出版)
5 本時の展開
学習活動
発問と生徒の反応
留意点
・何も触れないで次に進む
心と黒板に書く
導入
・ふ~ん何
5分
展開
30分
・自分が線を引いたところを発表する。 ・資料を範読しながら、児童を観
・資料を範読する
どうしてそこがよかったかを一緒に
・よかったところ、いいなあと思
察する
話をする
うところに線を1ヶ所引く
・感動した部分の発表は全員にさ
・資料のおさらい
①登場人物?
②2人は何をしているの?
③きつねは食べ物を探せた?
せる(声出し)
・おさらいは、簡単にする
①きつねとうさぎ
②食べ物を探している
③腹いっぱい食べ、残りをこれからのた ・「誰にも見つからないように」
めに埋めて残した
このときのきつねの気持ちも押
さえておく
→ 自分のこれからのために残し
ておくこと、別に問題ないこ
と
・どんぐりは自分だけで全部食べたかっ
発問1
たから
「だめなんです」と、うそをきつ
ねはつきました。なぜきつねはう ・いっぱい見つけたというとウサギにた
かられると思ったから
そをついたのですか?
・誰にもどんぐりを渡したくなかった
・涙を流すきつねのこころのなか
・どうして2つのうちの1つを俺にくれ
発問2
るの
「えっ」と叫んだきつねは、こ
のとき、どんなことを考えていま ・うそやろー、そんなのおかしいよ
・俺はもっとたくさん隠しているのに
したか?
に占める、【うれしさ・喜び】
【後悔・反省】の割合を考えて
みるのも面白い
白
赤
・うさぎの優しさが心にしみたから
中心発問3
「きつねの目から なみだが・
・」 ・うさぎの思いやりがステキだから
(2枚の円を組み合わせて作る)
きつねはどうして涙を流したの ・うさぎは他人思いだから
・自分に情けないから
ですか?
・うそをつかなければよかったと後悔し
おもいやり
たから
↓
補助発問4 挿絵
北風さんの顔は・・・?
↓
北風さんの笑顔の意味?どうし
て笑っているの?
終末
15分
きつねに手紙を書く
6 本時の評価
・笑っている
↓
・うさぎのやさしさがステキだから
・きつねのなみだがかわいいから
・みんなよい子に育っているのがうれし
いから
「何て言ってあげる、きつねに?」
うさぎの優しさに触れたきつねの驚きに共感できたか?
触れると心がポカ
ポカする。すてきだ
ね!!
・北風の笑顔をみんなでしんみり
味わいたい
・おもいやりについて、自分なり
に考えさせる
道 徳 学 習 指 導 略 案
授業者
1.学 年 小学校低学年
2.主題名 家族愛
道徳の内容4-(3) 父母、祖父母を敬愛し、家族の幸せを求めて、進んで役に立つことをする。
①ねらいとする指導内容について
今回は、指導項目4-(3)をうけ、家族集団のかかわりにかんして、家族や家庭を愛する心をもった児童を育てよ
うとすることをねらいとして、この主題を設定した。ただ、多様な家族構成や家庭状況があることを踏まえ、家族につ
いて考えるときは、十分な配慮を欠かさないように心がける必要がある。
4.ねらい:主人公ミズキの弟に対する心の変化を通して、父母、祖父母、兄弟姉妹を敬愛する心を養う
5.出典 「おとうさん よんでね」(ひといのち 1・2 にんげん編集委員会)
6.指導の展開例
授業内容・発問など
生徒の反応
留意点
導入 「ドラえもん」の中に出てくる人
ドラえもん のび太(野比のび太)
・興味づけを図るため、まんが
10分
これ誰?
しずか(源静香)・たけし(郷田武)・ス を使い児童に提示しながら、
知ってますか?
ネ夫(骨川スネ夫)
関係を聞きのび太家の家系
父(野比のび助)母(野比玉子)叔父( 図を作成する。
野比のび郎)のび太のおばあちゃん・お ・家族について考えるときは、
じいちゃん・ノビスケ(のび太・静香の
1 人親家庭などについて、十
子ども)
分な配慮を欠かさないよう
にする。
展開 ・資料の範読をする
・登場人物を復習することで、
① ・資料の復習
・ミズキ・父・弟・ともだち
今回の家族関係を考える。こ
登場人物は?
18分
の資料の中では、お母さんが
・弟はいいなあ。うらやましい
出てこないので、1人親家庭
発問①:1枚目の絵
私も一緒にあそびたいのになあ。
(?)かどうかはわからない
おとうさんと遊んでいる弟を
弟だけ独り占めはいやだなあ
が、ミズキ・弟・お父さんの3
見てミズキは、弟に対してどん お父さんを私にも返してよ。ずる
人は必ず押える。
なことを思っていましたか?
い
・発問①では、弟にお父さんを
独占されている主人公の悲
・お父さん、弟ばかりで悲しいなあ
発問②:2枚目の絵
しみを考える。この悲しみと
・お父さんは私のこと嫌いなのかな
「せんせい あのね」をミズキは あ
発問④の家族みんなが好き、
一緒がうれしいとの、ミズキ
どんな気持ちで先生に書いて ・先生私の気持ちわかって、今とて
の心の差を共有し味わう。
いましたか?
もつらい気持ちやねん!
・さみしいな。私一人ぼっち
お父さんにあのねノートを手
・主人公の喜び(自分も大切な
存在であること)をじっくり
・よかった!うれしい!
渡す
みんなで共感する
・おとうさんきらいじゃなかった!
敬愛:
・やった!ばんざい!
[名](スル)尊敬し、親しみ
発問③:3枚目
の心を持つこと。
「―の念」
・家族っていいなあ
「おとうさんは、ミズキのことが ・幸せだなあ
「―する恩師」
大好きだよ。」と言ってくれた ・お父さん、大好き、弟、大好き!
とき、ミズキはどんなことを考
えましたか?
発問④:3枚目の絵
みんなで散歩したり、絵本を読
んでいるとき、ミズキは、お父
さんと弟にどんなことを思っ
ていましたか?
展開
中心発問
発問⑤:3枚目の絵
②
7分 1枚目の絵と3枚目の絵、ミズキ
の中の何が変って、ミズキの顔が
笑顔になれたのですか?
・ラスト:主人公の喜びが周り
・家族に対する思いが深まったから
の喜びにつながっているこ
・家族への満足感が高まったから
とも、少し押えたい
・お父さんへの信頼感が高まったから
・家族の絆が深まったから
『しあわせはいつも
・ミズキの心が安定したから
じぶんのこころがきめる』
・家族の中の自分の位置がしっかりした
相田みつを
から
・心の中の不安が安心になったから
終末 ・しあわせに生きる:
家族のかわす笑顔は快いものだ。ことに ・学級通信で感想を振り返る
10分 ・感想を書く
お互いの心を信頼しあっている時は。
(ジョン・キーブル)
7.評価 家族や家庭を愛する心が養えたか?
道 徳 学 習 指 導 略 案
授業者
1.日 時 平成
年
月
日(
)
2.学 年 ・ 組
市立
小学校 第 2 学年 組
3.主題名
勤労
内容項目 4 -(3)
父母、祖父母を敬愛し、進んで家の手伝いなどをして、家族の役に立つ喜びを知る。
4.資料名 「おふろばそうじ」(文部省 「小学校の道徳資料」)
5.ねらい
お手伝いを家族みんなが喜んでくれたことを自分の喜びとしてとらえ、さらにその責任を自
覚して持続していこうとする主人公の気持ちを通して、進んで家族の役に立とうとする道徳的心
情を育てる。
6.指導の展開
学習活動
導 ・今日の資料について知
入 る。
・家族が自分のお手伝い
を喜んでくれているこ
とで、うれしくてたまら
ない主人公の気持ちを
考える。
展
・うれしいだけでなく、
自分の大切な仕事とと
らえはじめたあきらの
気持ちを考える。
開
・
「自分の大事なしごと」
と捉えた時のあきらの
決意について考える。
主な発問と予想される児童の反応
今日は、
「おふろばそうじ」というお話を読みます。 ・資料を範読する。
おじいちゃんが、「しあわせだなあ。
」と言った
時あきらはどう思ったでしょう。
・よかった。気持ちよかったんだな。
・がんばってきれいにしてよかった。
・うれしいな。
・これからもがんばってそうじしよう。
・おじいちゃんうれしそうだなあ。ぼくもうれしい
よ。
・おじいちゃんがよろこんでくれてよかった。
おねえさんがしんぱいそうに言った時、あきら
が大きな声で「ぼく、やるもん。」と言ったの
はどうしてでしょう。
・おねえさんがしんぱいそうに言ったから、だい
じょうぶだよ、という意味で大きな声で言った。
・ぜったいこれからもつづけようと思ったから。
・寒くてもだいじょうぶだよ、という気持ちで。
・まかせてほしいという気持ちで言った。
・もう、プロやで、という気持ち。
「ぼくの大事なしごと」とはどんな意味でしょ
う。
・自分がやらなければならない仕事。
・毎日やらないと家族が困る。
・しんどくてもつづけなければならない。
・せきにんのある仕事。
・家族みんなのために自分がやれる仕事。
・みんなに喜んでもらえるしごと。
・べんきょうは… やっぱり大変だけどがんばる。
終
末
指導上の留意点
・おじいちゃんが喜んで
くれたことを「うれし
い」と感じているあきら
の気持ちに共感する。
・意地を張ったり思いつ
きで言ったのではなく、
家族の中の自分の役割
として自覚し始めた気
持ちに気づく。
・めんどうだと思えるこ
ともあるかもしれない
が、責任を自覚したあき
らの心に共感させたい。
感想文を書く
7.評価
○あきらの喜びと、それを通じて心に生まれた責任感について考えることができたか。
道 徳 学 習 指 導 略 案
授業者
1.日 時 平成
年
月
日(
)
第 校時
2.学年・組
市立
小学校 第4学年 組
3.主題名 勇気・向上心 内容項目 1-(3)正しいと判断したことは勇気をもって行う
4.資料名 「なしの実」(文部省 道徳資料)
5.ねらい
気が進まないながらも、弟への思いからよくないと思う行動をとってしまった主人公が、父の
愛情を受けて葛藤を乗り越え、勇気を持って正直に行動する姿を通して、情にほだされるのではなく、
そのときこそ自分の弱さを乗り越えて正しいことを行う大切さについて考え、道徳的判断力を高める。
6.指導の展開
学習活動
導 ・今日の資料について
入 知る。
・お話の背景を知る。
主な発問と予想される児童の反応
指導上の留意点
今日は、「なしの実」というお話を読みます。
だれが出てきましたか。どんな人ですか。
・資料を範読する。
声音も使って、情景が
分かるようにゆっくり読む
・アンリが弟を思うこ
とで、自分ではよくな
い と思 う行動 をとっ
て しま ったこ とにつ
いて考える。
展
・弟をかばうアンリの
気 持ち につい て考え
る。
開
①
・アンリ・・・弟思い
・弟・・・おなかをすかしてる
・お父さん・・・まずしい
アンリが『なんとなくすっきりしなかった』のはど
・少しずつ大きくなる
うしてでしょう。
アンリの葛藤をとら
・本当はなしの実をとりたくなかったから。
えるようにする。
・弟のためにしたんだけれどな。
・よくないことをしたのがわかっているから。
・お父さんにばれたらどうしようと悩んでいる。
アンリはうつむいている間、どんなことを考えてい
たでしょう。
・ぼくだけが悪いんじゃないのに・・・。
・多様な意見を出すよ
・ここで話したら、弟までしかられるなあ。
うにしながらも弟を
・お父さんもう、全部知っているのかな。
・黙っておこうかな。
かばう気持ちについ
・言わなくちゃいけないだろうな。
て考えられるように
アンリはお父さんの胸に飛び込んでいったとき、ど する。
んなことを思っていたでしょう。
・お父さんありがとう。
・やっぱり言ってよかった。
・しかられなくてよかった。
・お父さんがわかってくれた。
・一緒に謝りに行ってくれるなんてうれしいな。
・父の愛情に支えられ
ていることを考える。
アンリはこの日のどんなことを『一生忘れることが
できなかった』のでしょう。
・悪いことはきちんと認めること。
・家族(弟)のためでもしてはいけないことがある
こと。
・お父さんの思い。愛情
終
末
・歌を鑑賞する。
7.評価
「One Love」を聴く。
アンリが弟への思いからとってしまったことを後悔し、たとえ家族の為であってもいけない事が
あることに気づく姿を通して正しいと思うことを曲げない大切さについて考えることができたか。
道 徳 学 習 指 導 略 案
授業者
1
2
3
4
日時
平成
年 月
日(
)6限目
学校・学年
市立
小学校 4年生
主題名 友情
道徳の内容 2-(3)
友だちへの相互の理解・信頼・助け合い
主題設定の理由
小学校中学年になると、気の合う友達同士で仲間を作る傾向がある。自分たちの世界を確保し、楽しもうとす
るので健康的な仲間集団を積極的に育成しなければならない。そのためにも、友だちと互いに理解し、信頼し、
助け合えるように、この主題を設定した。
5 ねらい ぼくと中山くんの関係を通して、友だちを互いに理解し、信頼し、助け合おうとする心情を育てる
6 資料名 「貝がら」 大石 真(4ねんせいのどうとく 文溪堂)
導入
・今までにみんながどのようにして友だちと仲良くな
5分
ったことがあるか考える
展 開
資料の範読をする
①
・資料のおさらい
15 分
中山君
方言を気にしている(回りからバカにされている)
ぼく:どんな子
しゃべらない。落ち込んでいる(本当は明るい性格)
ぼく
・ 2人の関係をしっかり見
つめるようにする
・中山君は本当は話をしたい
中山君に興味がある。前向きな性格
P2
い出させる
3年の時転校してきた
中山君:どんな子
発問①
・子どもの具体的な経験を思
L16
ということを感じさせ、子
どもの言葉として出させた
思わず「うまいなあ・・・」
・
すごいなあ。かっこいいなあ
と言った僕は、中山君のことを
・
本当は明るい性格なんだなあ
どう思いましたか?
・
今の中山君は本当の中山君じゃないのかなあ
い
・中山君の辛い気持ちを押さ
えたい
・
かわいそう。おかしい
・
何で笑うんやあ
・
自信持てばいいのに
・
周りのやつに腹立つ。むかつく
・
なんとかしたいなあ
・
友だちになりたい。仲良くなりたいから
◎貝がらの意味
・
宝物をあげるぐらい信用しているから
中山君の宝物
・
僕の話をいっぱいしたいから
中山君はどうしてお見舞い
・
本当の自分を知ってほしいから
気持ちが分かった僕の
の品に貝がらを選んだのです
・
このことが自信ある。きいてほしいことだから
うれしさ
発問②
P3
L15
「中山君は、はっと・・・も
どってしまったのだ」
そんな中山君のことをぼく
はどう思いましたか?
展 開
発問②
P4
15 分
貝がらの意味?
か?
↓
その貝がらを見た僕はどん
なことを思いましたか?
・
中山君昔みたいに元気出して欲しいな
・
中山君と友だちになりたいなあ
・
応援したいなあ
・
もっと話がしたいなあ
どうしてぼくは、今度こそ中
友だちと互いに理解し、
信頼し、助け合えるよ
うな関係
・貝がらを用意する。それを
実際の雰囲気で考えられよ
山君と仲よくなれると思った
・
中山君は信頼できると思ったから
のですか?
・
僕が何かあったら中山君を守ろうと思ったから
・ステキな言葉を紹介する
・ 人々は悲しみを分かち合ってくれる友達さえい
10 分
↓
手に持って考えることで、
補足発問
終末
つめるようにする
L8
中心発問
②
・僕の心の変化をしっかり見
うにする
感想をまとめて通信に出す
れば、悲しみを和らげられる。
(シェークスピア)
・感想を書く
7
評価
友だちを互いに理解し、信頼し、助け合おうとする心情を育てることができたか?
道 徳 学 習 指 導 略 案
授業者
1 対 象
小学校中学年
2 主題名 【友情】 2-(3) 友だちと互いに理解し、信頼し、助け合う。
3 主題設定の理由
中学年の子どもたちは、とても活動的。人間関係においても広がりを見せ、集団で遊んだり、活動したりするこ
とを好む傾向にある。このような段階であるからこそ、
「友だちの立場や気持ちを理解する大切さ」をじっくり考え
させなければならない。また、子どもたちが、いつも友だちのことを考え、理解しようとする気持ちをもつことで、
学級全員にとって居心地の良い環境をつくることができる。学級内の人間関係がさらに豊かで結びつきの強いもの
になるのである。以上のことから、友だちと理解し合う心を育てることが大切であると考え、主題を設定した。
5 資料名 「ないた赤おに」(どうとく3年生 文溪堂)
6 指導の展開例
授業内容・発問など
生徒の反応
留意点
導入
5分
・「友だちがいてよかった
なぁ」と思ったことありま
すか?
・忘れ物をしたとき、貸してくれた。
・勉強が分からないとき、教えてくれた。
展開
①
20 分
・教師が範読する
・資料の振り返り
(1)赤鬼はどんな鬼?
(2)青鬼はどんな鬼?
・鬼の気持ちを考えながら教師の読みを聞く。
展開
②
12 分
終末
8分
7
(1) 人間と友だちになりたい。青鬼の友だち
(2) 赤鬼の友だち。赤鬼を助けて去っていく。
発問①:赤鬼は、立て札
を引き抜いたとき、どんな
気持ちでしたか?
・どうして誰も来てくれないの?
・僕のことそんなに嫌いなの?
・悲しいな。
発問②:赤鬼は、青鬼を
ポカポカ叩いているとき、
どんなこと考えていまし
たか?
発問③:人間と友だちに
なった赤鬼はどんな気持
ちでしたか?
・これは演技だからね。
・こんなことしていいのかな?
・いたいかな。
発問④:張り紙を読んだ
赤鬼は、しくしくと、なみ
だを流して泣きました。そ
のとき、どんな気持ちでし
たか?
・「ごめんなさい」と謝りたい。
・「ありがとう」という気持ち。
・自分の愚かさ、弱さに気付いた。
・青鬼に会いたいって気持ち。
・自分の本当の友は青鬼という思い。
補助発問:泣いた赤鬼さ
んに言葉をかけてあげ
て?何と言ってあげる?
・元気出して、一緒に青鬼さん探そう。
・友だち大切にしよう。これからは!
・元気出して、青鬼さん戻ってくるよ。
・やっぱり人間の友だちはいいなあ。
・よかった。これからもずっとずっと友だち。
・これからもこの幸せがいいなあ。
・詩「友よ」を読む。
・感想を書く。
評価 真の友情の大切さに気付き、友情を自ら築く態度を養うことができたか?
友よ
友だちがいないことは
とても悲しいことだ。
友がいるからできることがある。
友がいるからわらえる
友がいるからなける。
友がいるからできることは
一人だけではできないこと。
あまり時間をかけずに、児
童の興味・関心を高めるよ
う心がける。
・鬼の気持ちが考えられる
ように配慮する。
・「友だちがいない」と考
える赤鬼の心情にふれる。
・青鬼の言われるままに叩
いた赤鬼の心を考えてみ
る。
・赤鬼の満足感を味わう。
その後青鬼のいないこと
のへの心の揺れを考え深
める。
・赤鬼の反省だけではな
く、青鬼の友情について考
えるよう促す。
・赤鬼への言葉は、吹き出
しをつくり、そこに入れる
ようする。
・時間がなければ、感想と
一緒に書くようにする。
・感想をまとめて、通信に
する。
道 徳 学 習 指 導 略 案
授業者
1.日 時 平成 21 年
月
日(
) 第
校時
2.学 年 ・ 組
市立
小学校 第 4 学年
組
3.主題名 感謝
内容項目 2-(5)
日々の生活が人々の支え合いや助け合いで成り立っていることに感謝し、それにこたえる。
4.資料名 「トムトムが見たものは」
(文部省資料)
5.ねらい 自分の日常が当たり前のものであると感じていた主人公が、人に支えられていることに気づき、自身の言動を
省みて感謝の念を抱く姿を通して、自分たちの生活が多くの人々に支えられて成り立っていることに感謝しよ
うとする道徳的心情を育てる。
6.指導の展開
学習活動
主な発問と予想される児童の反応
指導上の留意点
導 ・今日の資料について知 今日は、
「トムトムが見たものは」というお話を読みます。 ・資料を範読する。
入 る。
・お話の背景を知る。
・おいしい貝に出会いも
っと食べたいという思
いに夢中になっている
トムトムについて考え
る。
展
開
○主人公はだれですか?
○どんな日のお話かな?
○貝はどんな貝だった?
お母さんに「ジムおじさんにたのんでよ。
」と言った時、ト
ムトムはどんなことを考えていたでしょう。
・こんなおいしい貝もっと食べたいよ。
・ジムおじさんならもっとくれるよ。
・今日は誕生日だから少しぐらいいいじゃないか。
・そんなにめずらしい貝だったらどうしても食べたい。
・ぼくの言うことだったらきいてくれるよ。
お母さんがだまって部屋を出て行ったままなかなか帰って
こない時トムトムはどんなことを思っていたでしょう
・お母さんどうしたんだろう?
・変なの。
・ジムおじさんに頼んでくれてるのかな。
・こんなに頼んでるのにジムおじさんに言ってくれたの
かな。
大好きなジムおじさんの苦しそうな顔を見たとき、トムト
ムはどう思ったでしょう。
・まさか…ぼくの貝をとっているのかな…
・おじさん何をしているんだろう
・何度も海に飛び込んでどうするんだろう。
・心配だなあ。
・そういえばお母さんも大変だっていってたっけ…
トムトムの目に浮かんできた涙は、どんな涙だったのでし
ょう。
・おじさんを見て、お母
さんの言葉の意味や、自
分の考えについて思い
を巡らせるトムトムに
ついて考える。
・何もわかっていなかった自分に対しての情けなさ。
・大好きなおじさんのことをちっとも考えていなかった自
分に対する後悔の涙。
・あれほど苦しい思いをしておいしい貝を採ってくれてい
るおじさんへの感謝の涙。
・大好きなおじさんへの感謝といたわりの涙。
・わがまま言っておじさんに迷惑をかけてしまったのかも。
・なんてことを言ってしまったんだろう。
・あんなことを言わなければよかった。
・トムトム自身は屈託がな
く、自分のことに夢中で、
母の言葉や様子についても
考えが至っていないことに
も気づくようにする。
・子どもたちはトムトムの
お母さんの心情に気づくか
もしれない。それでも自分
の思いを中心に考えている
トムトムの様子について考
える。
・おじさんのただならぬ様
子を見て、初めて自分以外
の人のことに気づくトムト
ムの不安や驚きを考える。
トムトムは、おじさんの姿とともに何を見たのでしょう。
・自分のために一生懸命貝を採ってくれたおじさんの
愛。
・あまりにも何も知らなかった自分。
・生きるために食べ物を得る大変さ。
終
末
他人に対してもっと優しく、もっと気を使い、
もっと愛情を持つことです。
他人のために自分を忘れること、
そうすればその人たちもあなたを思い出してくれます
7.評価
○自分を省みて、周囲への感謝の思いに気づくトムトムの心を考えることができたか。
○マザーテレサの言葉を聞
く。
道 徳 学 習 指 導 略 案
授業者
1.日 時
平成
年
月
日(
)
第 校時
2.学 年 ・ 組
小学校 第 6 学年
組
3.主題名
希望・勇気
内容項目 1-(2)より高い目標を立て、希望と勇気をもってくじけないで努力する。
4.資料名 「ヘレンとともに 」
(文部省資料)
5.ねらい 「目の不自由な人の役に立ちたい」と心に決めた主人公が、教え子と出会い、さまざまな困難を乗り越えて、
信念を貫く姿を通して、希望を捨てず、くじけないで努力を続けていこうとする道徳的心情を育てる。
6.指導の展開
学習活動
主な発問と予想される児童の反応
導 ・今日の資料について知 今日は、
「ヘレンとともに」というお話を読みます。
入 る。
・お話の背景を知る。
展
指導上の留意点
・資料を範読する。
ヘレン・ケラーについて少し触
れておく。
○アニー・サリバンはどんな人ですか?
・生まれつき視力が弱い。
・目の不自由な人たちのため役に立ちたいと考えている。
ヘレン・ケラーという少女の家庭教師になることを決めた
・アニー・サリバンの決 時、アニーはどんなことを考えたでしょう。
意について考える。
・私にできるかしら。
・
「目と耳と口の 3 つが不自由」なんて、教えるのは大変だ
ろうな。
・自分の願いがやっとかなう。
・校長先生が「きっとできると信じている。
」と言ってくだ
さっているからがんばろう。
・大変だろうけどやってみよう。
○ヘレンに出会った時アニーはどう思いましたか?
・かわいい子だな。
・これから仲良くしたい。
・この子が、私の生徒なんだな。
・
「人の役に立ちたい」とい
う願いがこのとき固い決意
となり、アニーは最後まで
それを全うすることにな
る。中心発問につながる部
分であるので、しっかり深
めたい。
ここは、きちんとふれるこ
とにより、アニーの愛情を確
認する必要がある。父母の愛情
の示し方とは異なるが、どちら
についても理解できるように
○ヘレンのお父さんとお母さんがただだまって見ていたの
はなぜでしょう。
・ヘレンがかわいそうで。
・ヘレンがかわいくて、とてもかわいそうだったから。
開
・様々な困難に出会いな
がらも、ヘレンのために
指導を続けるアニーの
心について考える。
配慮したい。
アニーが『ヘレンに厳しすぎる』と言われながらも根気強
・アニーの決意が、困難に
くヘレンを指導したのはどうしてでしょう。
立ち向かう芯となっている
・一度、家庭教師としてがんばると決めたから。
ことを考えるようにする。
・ヘレンのためになることだと考えたから。
・本当はヘレンのことをとてもかわいいと思っている。
・心を鬼にして教えた。
・いつかみんな分かってくれると思ったから。
・何とかして、ものに名前があることを教えたいから。
・このままではヘレンが将来困るから。
・先生として、何とかしようと思った。
ヘレンが WATER ということばの意味を理解したとき
アニーはどう思ったでしょう。
・とうとうやった!
・これでヘレンはいろいろなことがわかるようになる。
・今まで、教えてきてよかった。
・ヘレンも きっと喜んでいる。
・これまでやってきたことは、間違っていなかった。
ヘレン・ケラーとアニー・サリバンが、成し遂げた
ことはどんなことでしょう。
・障がいを乗り越えて、世界中の人のために働いた。
・深い愛情で、一緒に困難を乗り越えた。
・初めに決めたことを最後までやり遂げた。
・親子以上の愛情で、多くの人から「光の天使」と言われ
るまでになった。
・先生と生徒の深い愛情。
・人々から偉いといわれるようになった。
・努力すれば、困難なこともやりとげることができること。
アニー・サリバンへの博士号は、何に対して授与されたの
でしょうか。
・これまで、ヘレンを一生懸命育ててきたことに対して。
・ヘレンとともに歩んできたことに対して。
・ヘレンが有名な人になるまで、支えた努力に対して。
・ヘレンの両親にも負けない愛情に対して。
終 ・ヘレン・ケラーの言葉 「決してうつむいてはならない。
」
末 を聞く。
(ヘレン・ケラー)
7.評価
○さまざまな困難にもくじけなかった、アニーの強い意志を感じ取ることができたか。
道 徳 学 習 指 導 略 案
授業者
1.日 時 平成
年
月
日( )
2.学 年 ・ 組 小学校 第 5 学年 組
3.主題名 個性伸長
内容項目 1-(6)自分の特徴を知って、悪い所を改めよい所を積極的に伸ばす。
4-(3)に高まることもあるかもしれません。
4.資料名 「勇太への宿題」(文部省 「小学校の道徳資料」)
5.ねらい 自分の得意なことに夢中な主人公が、友達や先生の助言によって自身を振り返る姿を通して、自
分の悪いところをしっかりと見極め、それを改めて前に進んでいこうとする道徳的実践意欲を育
てる。
6.指導の展開
学習活動
導
入
・今日の資料について
知る。
主な発問と予想される児童の反応
今日は、「勇太への宿題」というお話を読みます。
指導上の留意点
・資料を範読する。
・サッカーの上手な勇太の
・勇太について知る。 ○勇太はどんな子どもですか。
ような子どもに対して、あ
・サッカーがうまい。
・ちょっと(サッカーがうまいことで)いばっている。 まり強く言えないという
ような経験は子どもたち
・自分勝手。
にはあるだろう。経験から
・ちょっといやなやつ。
出てくることばでもよい。
信夫がくれた手紙を読んだとき、勇太はどんなふうに
・勇太が思いもよらな 思ったでしょう。
・信夫からのことばは勇
か っ た 内 容 の 手 紙 を ・ぼくは、長所を生かしてないかなあ。
太にとって意外なもの
読んだとき、雄太はど ・いつも、ぼくのおかげで勝っているのに…。
ではあるが、初めて考え
の よ う に 思 っ た か を ・信夫君は何が言いたいのかな。
るきっかけとなる。
考える。
・考えてもわからないよ。
・どういうことだろう。
展
開
先生のいう「よい友達」ってどんな友達だろう。
・自分に、本当の気持ちを教えてくれる友達。
・言いにくくても、自分のためになることを教えてく
れる友達。
練習での信夫の姿を見ながら、勇太はどんなことを考
えたでしょう。
・信夫君はいつもみんなのことを考えているんだ。
・自分を見つめる勇太 ・信夫君のパスはぼくのことを考えていたんだ。
の心の動きを考える。 ・ぼくのシュートも信夫のおかげなんだな。
・ぼくは自分が試合を決めていると思っていた。
・ぼくはうぬぼれていたな。
・一人ではできないもんな。
・一人でシュートは決められない。
・友達に感謝していなかったな。
・いつもみんないやな思いしていただろうな。
・ぼく、いやなやつだったな。
・信夫君てすごいな。
・信夫君は、先生のいうとおりぼくにとって「よい友
達」だ。
・ここでは、勇太が様々
に考えをめぐらせてい
く。子どもたちから出る
多様な意見を共有しな
がら子どもたち自身も
自分を見つめることが
できるよう、十分時間を
取りたい。
勇太にとって『長所を生かす』ってどんなことだろう
・気づいたことで、新
たに決意をする勇太
の気持ちを考える。
終
末
・これからチームのみんなと協力していくこと。
・みんなと連携プレーをすること。
・自分もチームのみんなのためにがんばること。
・チームのみんなのことを考えること。
・反省して前に進むこと
の大切さに気づかせた
い。
○感想を書く
7.評価
○よい友達からの助言を得て、自分を見つめることができた主人公に共感することができたか。
○人とのつながりによって、自分を伸ばしていくすばらしさを感じ取ることができたか。
道 徳 学 習 指 導 略 案
授業者
1.学年・組
小学校6年生
2.主 題 名
友情
内容項目 2-(3) 互いに信頼し、学び合って友情を深め、男女仲よく協力し助け合う。
3.資 料 名
「ロレンゾの友達」(文部省)
4.主題設定の理由
①ねらいとする指導内容について
今回は、指導項目2-(3)をうけ、相手の人間的成長を願い、互いに励まし合い、高めあう心を育てることをねらい
とする。真の友情は、変わらない信頼があってなりたち、相手に対する敬愛の念がその根底にある。しかし、6年生のこ
の時期、感情の起伏が激しく、些細なことから感情の行き違いが生じ、せっかくの友達関係が台無しになってしまうこと
がよくある。真の友情や友情の尊さについて理解を深め、友情がいっそう確かなものになるよう指導をしていきたい。
5.ね ら い 親友の間違った情報によって起きた3人の心の揺れを通して、互いに信頼し学び合って友情を深めあう心を育む
6.展
開
授業内容・発問など
生徒の反応
留意点
導入 ・「信頼」と黒板に書く。
・はーーーん。
・導入は簡単に!!
・登場人物に線を入れながら聞く
・教師が範読をする
5分
展開 ・資料を範読する
①
20分 ・資料の復習
・線を必ず入れるよう指示する
①おじいさん(?)②あいさつされた経験
①ロレンゾ ②アンドレ
③うれしかった。心が和んだ。さわやかにな
③サバイユ ④ニコライ
った。不思議に思った。何も感じなかった
発問①P52 L5
・幼い頃の遊び仲間
「あの思い出のかしの木の下で・・」
・このかしの木を中心に1日中遊んだ
どんな思いで、どんな友
・幼き頃の無二の親友。何でも信じ合えた
幼友だち:
心が通い合っていた。お互い
が信じ合えていた仲であったこ
とをここでは押さえる
・3人の考えをまとめる
・時間があれば、こんな時自分はど
発問②:P53 L7
・アンドレ:お金を持って逃がす
3人はかしの木の下で、もしロレンゾ ・サバイユ:自首を勧める、従わないときは
の意見に一番近いかを尋ねてみる
のもおもしろい
逃がす
が来たときどうしようと考えましたか?
・ニコライ:自首を勧める。従わないときは
警察に知らせる
・悪いことをしていたらという不安
はすぐ出るはず。
↓
・この3人に共通した不安は何ですか? ・もし本当に悪いことをしていたら・・
↓
↓
・これとは反対に心の片隅にある思いは ・俺たちはロレンゾを信じたい。信じる
何ですか?
・俺たちの知っているロレンゾはそんな奴で
はなかった
展開 発問③:P56 L12 【中心発問】・泥棒をしていなくってよかった(安心)
「あのかしの木の下で話したことを言 ・元気そうでよかった(安心)
②
10分 わなかった3人は、ロレンゾと一緒にま ・久しぶりに会えてうれしい(喜び)
ちの酒場で心の内で何を考えながら、お ・なつかしいなあ(喜び)
酒を飲んでいましたか?
・疑ってごめんなさい(謝罪)
・信じる。信じたい気持ちを確かめ
る(昔の幼なじみとして)
・この心の揺れを、例えば心の中で
占める割合、何%など数字に示さ
せると子どもは実感できる
・信頼:相手を丸ごと信じる
信用が、
「悪いようにはしないだ
ろう」程度の消極的な人間関係で
あるのに対し、
「自分の味方になっ
てくれる」との、積極的な意味合
・俺は幼馴染を信じることができなかった(後悔) いがある。
・信じることは難しいなあ(疑問)
・疑っても仕方ない。この状況では・・(正当化)・人間の弱さをしっかり見つめる
・一生疑ったことは黙ってよう(決意)
終末 ・【信】:
10分 ・感想を書く
【信】:信頼と信用の違いを知る
乳児期・幼児期の発達課題に、信頼の獲得があり、これに ・学級通信で感想を振り返る
失敗すると、生涯他者を信用することを躊躇するという。
道 徳 学 習 指 導 略 案
授業者
1.日 時
2.学 年 ・ 組
3.主題名
平成
年
月
日(
)
小学校 第 5 学年 組
役割・責任
内容項目 4-(3)身近な集団に進んで参加し、自分の役割を自覚し、協力し
て主体的に責任を果たす。
4.資料名 「ふりだした雨」(文部省 「小学校の道徳資料」)
5.ねらい 自分ひとりであっても、与えられた仕事を最後までやり遂げようとする主人公の姿を通して、や
り遂げることの難しさと爽快感について考え、自分の役割を自覚し責任を果たそうとする道徳的実
践意欲を育てる。
6.指導の展開
学習活動
導 ・今日の資料について知
入 る。
・今にもふり出しそうな
雨に対する子ども達の
不安について考える。
主な発問と予想される児童の反応
指導上の留意点
今日は、「ふりだした雨」というお話を読みます。
・資料を範読する。
そうじ当番の子ども達は、どんなことを考えていた
でしょう。
・子ども達が不安の中で
も、一生懸命そうじに取
り組んでいることにつ
いて捉えておく。
・早くそうじ終わって帰りたいよう。
・お願いだから、雨ふらないでください。
・とにかく早くそうじ終わらせよう。
・いやなときに当番当たっちゃったなあ。
・降ってきたらどうしようかなあ。
・帰り道の会話を確認す
る。
展
開
・せいちゃんの心と、け
んちゃん、まさちゃんの
捉え方のギャップにつ
いて考える。
○けんちゃんはなぜしょげちゃったのかなあ。
○二人はなまけたんだっけ?
けんちゃん、まさちゃんの顔をじっと見て、二
人をはげますように大きな声で言ったとき、せ
いちゃんはどんなふうに思っていたでしょう。
・こんなこと言って、一緒にきてくれるかなあ。
・一緒に学校へ帰ってにわとりの世話をしようよ。
・こんなこと言ったって無理かなあ、雨降りそうだ
ものなあ。
・一緒にきてくれるとうれしいんだけどなあ。
・一緒にきてほしいなあ。
・こんな言い方して怒っちゃうかなあ。
・それでもやっぱり当番
の残りをしに学校にも
どることにしたせいち
ゃんの心情を考える。
・二人も一生懸命仕事を
したのではあるが、雨に
対する不安からしりご
みしている。
ストーリーをなぞり
ながら考えさせる必
要がある。
・せいちゃんに対して、
偽善だという見方があ
った場合は、修正する必
要がある。せいちゃんも
不安であることに変わ
りは無いのである。
けんちゃん、まさちゃんが帰ってしまったのに、
せいちゃんは、どうして学校に向かってかけ出
したのでしょう。
・いろいろな理由は考え
られるだろうが、いずれ
・やっぱりにわとりのことが心配だ。
にしてもせいちゃんが
・せっかくだから、最後まで仕事をやりきりたい。 当 番 を や め て し ま わ ず
・なんで一緒に来てくれないんだよ。
に、学校へ向かったとい
・ぼく一人でも当番しなくちゃ。
うことについて考えを
・当番の責任をきちんと果たさなくては。
深めることが大切。
・中途半端で終わるのはいやだ。
・帰ったほうがいいかもしれないけど…
・友達なのにぼくの言うことを聞いてくれなかった
なあ。
・二人に「なまけちゃだめだよ。」なんて言ってし
まった手前。
・さぼると怒られるかも・・・
そうじを終えてにわとり小屋を見回しながら
なぜ、せいちゃんの心の中もさっぱりしてき
たのでしょう。
・不安を振り払って残り
の仕事をやり遂げたせ
いちゃんのすがすがし
い気持ちを考える。
・やっぱり気持ちいいな。
・ああ、すっとした。
・これで安心だ。
・帰って来て良かった。
・けんちゃんたちも一緒に来ればよかったのに。
・自分の責任を果たしたから。
この日、せいちゃんは、誰に対して責任を果た
したかったのでしょう。
・いやだったけどそうじ
をして本当に良かった
というせいちゃんの心
を考えることができた
か。
「責任」という言葉がこ
れ以前に出ない場合は
どうするか?
・当番の責任を果たした。
・先生に対して当番の責任を果たした。
・先に帰ってしまった二人、そのほかの当番に対し
ても責任を果たした。
・自分達が世話しなくては生きていけない生き物へ
の責任を果たした。
・主題にせまれるか?
先生に両手をばんざいのように高く上げてふ
りながら、せいちゃんはどんなことを思ってい
たでしょう。
・たった一人であること
を先生には告げないせ
いちゃん。先生が傘に入
るように言ってくれた
・ラッキー。やっぱりいいことをしてよかったなあ。 こ と で 自 分 の 行 動 が 認
・先生ありがとう。
められたという達成感
・ぼく、当番しに戻ってきたよ。
がある。
・にわとり小屋きれいになったよ。
・先生ぼく最後までやったよ。
・なんだか気持ちいいなあ!
終
末
・曲を鑑賞する。
「あきれるくらい僕らは願おう」を聴く。
7.評価
○不安の中でも、自分の責任を成し遂げようとした主人公の心について考え、その喜びに共感することができ
たか。
○責任を果たすことについて、周囲との関係性という視点から考えさせることができたか。
道 徳 学 習 指 導 略 案
授業者
1.日 時
2.学 年 ・ 組
3.主題名
平成
年
月
日(
)
小学校 第 5 学年 組
勤労・奉仕
内容項目 4-(4)働くことの意義を理解し、社会に奉仕する喜びを知って公
共のために役に立つことをする。
4.資料名 「ぼくの草取り体験」
(文部省資料」)
5.ねらい めんどうでいやいやしていた草取りの意義に気づいた主人公が、自身の達成感だけでなく、他の
人の役に立っていることに気づいて大きな喜びを感じる姿を通して、社会に奉仕することに喜びを
見出そうとする道徳的心情を育てる。
6.指導の展開
学習活動
導 ・今日の資料について知
入 る。
・草取り作業にうんざり
するぼくの心について
考える。
主な発問と予想される児童の反応
指導上の留意点
今日は、「ぼくの草取り体験」というお話を読みま
す。
・資料を範読する。
○初めはどんなふうに草取りしていたかな。
・勢い込んで
・競争するみたいに
○どうして、めんどうになってしまったのかな。
・地面が固くて大変だから ・根が深いから
初めからいやいやではなく、
高学年としての自覚を持っ
て取り組み始めた草取りで
ある。主人公の気持ちの変化
に子どもたちは共感するこ
ていねいに草取りする洋君を見ながら、ぼくは、ど
う思ったでしょう。
・一生懸命やってもどうせすぐにのびるよ。
・洋君はそういう性格だからな。
・ぼくは、めんどうくさいよ。
・適当にすればいいのに…
・みんな適当にしているのに。
とが多いであろう。
周囲が、「適当に」している
中での考え方である。
※「後ろめたい」という
公園で洋君と話したり、大人たちの様子を見て、
言葉の意味については
ぼくが後ろめたく感じたのはなぜでしょう。
・周囲が楽しそうに草取
説明が必要かもしれない。
りをする中で、初めて自
展
分の行いに後ろめたさ ・みんな楽しそうに、でも一生懸命やっているから。
を感じるぼくの心の変 ・洋君の言葉を聞いて、自分がいい加減だなと感じ
「楽しそうに」草取りをして
たから。
化について考える。
開
いる人々を見て、自分を振り
・きちんと草取りをしていなかったから。
返る。
・いやいややっているのに「えらいわね。」と言わ
れたから。
・ぼくは洋君みたいにていねいに草取りしてない…
・これまで、誰かが草取りをしてくれていたんだ。
・公園で遊ぶ子どもたち
のうれしそうな様子を
見て喜びを感じた僕の
心について考える。
公園で遊ぶ子どもたちの笑い声を聞きながら、
ぼくはどんなことを考えたでしょう。
・こんなに公園が広々とするんだ。
・遊んでいる子が楽しそうだな。
・自分たちが遊ぶのにも気持ちいいな。
・みんなきれいになって喜んでいるな。
「ぼくの草取り体験」は、ぼくにどんなことを
教えてくれたのでしょうか。
・きれいにすると気持ちがいいんだな。
・誰かが喜んでくれているんだな。
・やったことはむだにはならないんだな。
・誰かがやらなくっちゃ荒れてしまう。
・めんどくさくても報われて良かった。
・どうせやるならきちんとやろう。
終 ・今日の授業で学んだこ
末 とを書く。
7.評価
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