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1
〈囲み方は例〉
14
7
159
190
1
3
4
143
105
107
0
位取り記数法の理解を深めるため
に,積み木の数を100のまとまりの
数と10のまとまりの数とばらの数に
分けてとらえ,「位取り板に●を使っ
て表した数」や「数字で表した数」
と対応させます。
また,「位取り板に●を使って表
した数」を数字で表したり,「100
のまとまりが何個と10のまとまりが
何個とばらが何個と表現した数」を
「数字で表した数」と対応させたり
します。
さらに,数の大小の比べ方として,
大きい位から順に数を比べればよい
ことを取り上げています。
今後数が大きくなっても,位取り
記数法に基づいて数を表すので,今
の時期から位取り記数法を意識させ,
しっかりと理解させます。
100までの数の学習範囲を広げ,
101∼199の数について,位取り記
数法を意識して数が表せるようにし
ます。
位取りの原理は,数字を書く位置
(位)によって数の大きさを表すこ
とです。そこで,まず,10のまとま
りが何個あるか数え,10のまとまり
が10個を超えると100のまとまりを
つくることを促し,100のまとまり
と10のまとまりとばらの数を答えさ
せる出題にしています。そして,
100のまとまりの数は百の位に,10
のまとまりの数は十の位に,ばらの
数は一の位に書くことが意識できる
よう,位取り板に数を書かせていま
す。
150
122
105
120
185
158
102
10のまとまり,100のまとまりを
つくって数えることは,0から9の数字で数を表し,
10にまとまると新しい単位をつくっていく十進法のし
くみを理解するのにとても大切な活動です。
3 aでとまどっていたら,「5円玉で10円
をつくって○で囲もう。また,100円をつくって○で
囲もう。100円が何個と10円が何個と1円が何個になっ
たかな?」などと,数え方を説明しましょう。
で,100のまとまりを○で囲まずに数え
て,数がまちがっていたら,「100のまとまりを○で
囲んで,もう一度数えてみよう」などと,100のまと
まりをつくって数えることを促しましょう。
また,「10のまとまりが□こ」の□や,位取り板の
十の位が空欄になっていたら,「100のまとまりが1
個とあと10のまとまりは何個あったかな?」などと
聞いて,「なかった」と答えたら,続けて,「ないこ
とは,どんな数で表したかな?」などと声をかけ,0
を書くよう促しましょう。
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101円∼199円の範囲で,財布の中の硬貨を使って,
指定した金額をつくらせてみましょう。このときも,
10円,100円をつくる活動を大事に取り組ませましょ
う。
で,位取り板に●を使って表した数が理
解できない場合には,「百の位にある●の数は100の
まとまりの数,十の位にある●の数は10のまとまり
の数,一の位にある●はばらの数を表しているよ」な
どと声をかけましょう。そして,例えばいちばん下な
ら「百の位の1個の●は,100のまとまりが1個あるこ
とを表すよ。十の位には●が1個もないので,10のま
とまりはないことがわかるね。一の位の6個の●は,
ばらが6個あることを表すよ」などと位取り板に●を
使って表した数の見方を説明しましょう。
・(前の声かけで122が大きいとわかったら)122と
120を大きい位から順に比べていこう。百の位はどち
らも1で同じだから,十の位を見てみよう。十の位も
どちらも2で同じだね。一の位を見てみよう。122の
一の位は2,つまり,ばらが2個だね。120の一の位
は0,つまり,ばらがないね。122と120ではどちら
が大きいかな?
・(122がいちばん大きいとわかったら)102と120
について同じように声をかけて比べましょう。
次のような の類題に取り組ませ,数字を
書く位置(位)が大切であることを意識づけましょう。
〔例〕
abで「15」と書いていたら,例えばa
では,「一の位には●がないね。●がないときは,そ
の位に0を書いて表すよ」「15だと,10のまとまり
が1個とばらが5個だから,十の位に●が1個,一の位
に●が5個で表されるはずだよ」などと,位取り記数
法と結びつけて声をかけましょう。
6
bでは,aで正しく答えられたか確認し,
次のように2つずつ比べるよう声をかけましょう。
・まず,102と122を比べよう。大きい位から順に数
を比べていこう。百の位はどちらも1,つまり,100
のまとまりが1個で同じだから,十の位を見てみよう。
102の十の位は0,つまり10のまとまりがないね。
122の十の位は2,つまり,10のまとまりが2個だよ。
102と122ではどちらが大きいかな?
百のくらい 十のくらい 一のくらい
●
●
●
●
答え103
百のくらい 十のくらい 一のくらい
●
●
●
●
答え130
百のくらい 十のくらい 一のくらい
●
●
●
●
●
●
●
答え133
百のくらい 十のくらい 一のくらい
●
●
●
●
●
答え131
また,例えば,「111」を書いて見せ,それぞれの位の
1は何が1個あることを表しているか聞いてみましょう。
答え 左端の1は100のまとまりが1個あること,真ん
中の1は10のまとまりが1個あること,右端の1
はばら(1)が1個あることを表している。
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