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「自分を大切にする心」「友達を大切にする心」「値打ちのあること に

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「自分を大切にする心」「友達を大切にする心」「値打ちのあること に
広見小学校校報
No492号
〒 509-0214
平成 27 年7月号
可 児 市 広 見
創立 141 年
71
番 地
1
学校の教育目標 「心豊かでたくましい子」
自ら考えを深める子・仲よく助け合う子・体をきたえる子
http://www.school.city.kani.gifu.jp/hiromi/index.html
e-mail [email protected]
「自分を大切にする心」「友達を大切にする心」「値打ちのあること
に取り組む心」は,こんな形で身についてきています!
校長
柘植
英次
6月24日の全校朝会で次のような話をしました。
今日は,「自分を大切にする心」
「友達を大切にする心」「値打ちがある
ことに取り組む心」について考えてみたいと思います。
6年生の修学旅行に校長先生もいっしょに行ってきました。京都のホテルで
泊まりました。その支配人さんがうれしいことを話してくださいました。
広見小の子には,びっくりしました。まず,入ってくるときに元気にあいさ
つをしてくれただけでなく,どの子も目が輝いていました。全国から来てもら
いますが,このように目が輝いている子は最近はいないです。
もう一つ驚いたのは,私がみなさんの前であいさつをしたとき,全員がしっ
かりと私の方を見ていてくれたことです。どの学校さんも半分くらいの子はし
っかりと見て聞いてくれることは普通なのですが,全員が,100パーセント
そんな6年生が引っ張っていてくれる学校です。1年生から6年生まで,校
長先生が見て,広見小学校のみなさんの姿がとても素晴らしいなあと思うこと
がいっぱいあります。これから紹介します。
【 先生も友達もみんなで,褒め合うことによって,広見小学校のみんなの姿
が変わってきています。
】
①みんなの表情がとても明るいです。あいさつもにこやかに自然にできる子が
増えています。(朝の登校の時,しかめ面の子が今年の4月には毎日4人は
いました。でも,今はほとんどいません。日によって1∼2人くらい朝,家
で何かあって不機嫌な顔をしている子がいるだけです。
)
②校長先生が注意をする子はほとんどいません。もし,注意をしたときにも,
素直に「分かりました。
」と受け入れることができる子ばかりです。
③自分に自信をもってきている子が増えています。自分から「鉄棒で逆上がり
ができるようになりました。すごいでしょ。」とか「漢字ドリルに今,頑張
っています。漢字テスト100点とりました。」などと,自分の頑張りをア
ピールする子が増えて来ています。頑張っていることを話したいという気持
ちがいっぱいなのですね。
④友達が褒められている姿を見て,うれしそうに見守っている子がほとんどで
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す。人が褒められると,自分が負けたような気持ちになってついつい,その
人をけなす人もいるのですが,友達の頑張りを「なるほど,その通りだ。」
と受け入れ,いっしょに喜ぶ姿がどんどん増えていて,とても温かい広見小
の子だと思っています。
⑤先生(担任や担当の先生など)に親しみを感じている広見小の子がとても多
いです。「あの先生嫌だ。」といったことを校長先生に言ってくる子は今年は
一人もいません。先生とうまく楽しく頑張っているのですね。
。
⑥友達同士で友達を褒めるという姿をとても多く見かけます。学級で取り組む
「よいこと見つけ」だけでなく,休み時間などにも「それできるって! す
ごいや!」などとみんなで認め合ったり,「あの子は,いつもあのようにい
い意見を言うのです。
」などと,つぶやくようによさを言う子もいます。
⑦青空時間や昼休みに,グラント等でけんかや小競り合いをしている子は,
昨年の6月26日以来,見かけません。
こうした姿をさらにみんなで高めていってください。そのために,友達のよさを言
うときの秘訣があります。褒めるときは,
「何がすごいのか」の理由を言ってあげてく
ださい。例えば,勉強のことなら
ア,あきらさんは,前の時間に習ったことを出してきて,今日の内容と比
べて話せたからすごいです。
(学習内容から)
イ,よし子さんの学習姿勢はとてもよいです。それは,背筋がピント伸び
ていて,挙手も手がしっかりと伸びているからです。友だちの話を聞く
ときも友達の方を見てうなずきながら内容を確認していました。友だち
を大切にする心がとても感じられました。
(学習姿勢から)
生活のことなら
ウ,よしおさんの今の反省は素晴らしかったよ。それは,自分の悪いところを言う
のはだれでも辛いけれど,素直に認めて話したことで本当に反省したとわかるこ
とができたからです。
(生活行動の反省内容から)
このように,「何がすごいのか」の理由を言って,友達のよさをどんどん見つけて
伝えていきましょう。そうすることで,自分もそうしたことができるようになります。
その日の3年生の鉄棒の時間を見に行くと,すてきな姿がありました。
・鉄棒で今まで逆上がりができない子が,必死にやっていて急にぱっとできました。
見ていた子たちから「できた。」と,まだ自分ができない子も自分のことのように
拍手をしていました。友達の今までの様子もしっかりと見ていたのですね。
子ども達は,もともと他を思いやる美しい心をもっています。その美しさを表現す
る方法を周りの大人や周りの友達で伝えていけたら,さらに素晴らしい姿となります。
家庭や地域に支えられてこそ,子ども達は生き生きと学校生活を送ることができます。
今後も学校・家庭・地域がいっそう連携して子どもたちの能力を様々な面で育てていきま
しょう。
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