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世界に分布 している人体寄生テニア科条虫はブタサナダムシと呼ばれる

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世界に分布 している人体寄生テニア科条虫はブタサナダムシと呼ばれる
1・B・03
1・B軸0唾
遺伝子解析による無鈎条虫の再検討
伊藤亮韮,中尾稔1,中谷和宏2,迫漿仁工,岡本宗裕3(1旭用医大・医・寄生
虫,2旭川医大・動物実験施設,3鳥取大・農・獣医/
中国広東省における組換えシステインプロテアーゼを用いた肝販虫症の
血清疫学調糞
長野功,襲 福金,呉志良,高橋優三(岐阜大・医院・寄盈虫)
Genet圭c evaluation oftむe specime無s conce圭ved童G be篇eβノ8588加a醸
Sero圭oglcal survey of cio員orc振asls in Guangdong prov沁ce by ELISA using a
Ito Akira1,Nakao雑inoru王,翼akaya Kaz曲lfo2,Sako¥asahitoi,Okamoto Mu−
recombina鍛t(=10刀o兜1}奮3血8刀s丞cystein proteinase
pe鼓iro3(ユDept.of Pa輩asito1.,As曲ikawa Me61cai College,2An墨fnal Exp.Lab.,
Nagano Isao,Pei Fuqua打,W葺Zhilia員g,%kahashl¥毬zo(Dept.Paraslto1.,Gif笹
As曲ik&wa酸edlcal Coまlege,3F旦c.ofAgd.,馳ttofl U磁v.)
U盤圭v.Grad.Sch.Med.〉
繊界に分布している人体寄生テニア科条虫はブタサナダムシと呼ばれる
肝吸虫症は中国広東省においては重要な感染症のひとつである。我々
有鉤条虫盈εη∫∂50加mとウシサナダムシと呼ばれる無鉤条虫宏3鴛加8如
はすでに緩換えシステインプロテアーゼを用いたELISA法が肝吸虫症
が古くから知られているが,アジア・太平洋地域の各圏で牛肉を食べな
い地域住民が無鉤条虫に感染しているという事例が報告され(Yokogawa
の血清診断法として極めて有胴であることを報告した。今劃,中園広東
省のエつの地域について住民の血清186検体を採取し,それらを期いて
緯換え抗原の有摺性を検討するとともに血清疫学調査を行い,また虫卵
検査も実施したのでその概要を報告する。
虫卵陽性者は148入(80.0%)であった。その血清サンプルの組換えシス
テインプロテアーゼを用いた場合め抗体陽性率は83.1%で,粗抗原を用
いた場合と比較して有意に高かった。
虫卵陰性38入では抗体陽性率は組換え蛋白で76.3%,粗抗原で73.7%で
あり,抗原の違いによる購性率の有意な差は認められなかった。
組換え抗原を用いた場合,虫卵隆性と虫卵陰性検体とでは抗体陽牲率に
有意な差はなかったが,ELISA吸光度では有意差が認められた。一方,
糧抗原では陽性率,吸光度ともに有意差は認められなかった。
二つの異なる地域間で,緯換え抗原,親抗原ともに抗体陽性率および
葺雛SA吸光度に有意差は認められなかった。
以上の結果から,組換え抗原を用いたEL王SA法の有痢性は高いものと
思われた。また,虫卵陰性検体で抗体購性率が極めて高かったのは過去
の感染を検患したものと考えられる。しかし,虫卵陽性検体に比して虫
卵陰{生検体では組換え抗原を用いた£LISA吸光度は有意に低く,シス
テインプロテアーゼ抗体は虫卵陰挑後に低下しやすいものと考えられる。
また,両地域ともに抗体陽性率は高かったが,隣接した地域であり今団
の調査でも肝吸虫の濃摩侵淫地であることが確認された。
1935),豚の内籔で嚢虫が発育する第3の人体寄鷹テニア科条虫T a51a‘一
嬬(仮称,アジア条虫〉として記載され今日に至っている。アジア・太
平洋地域においては人体寄生テニア科条虫3種が岡所的に分布している
地域も少なくない。アジア条虫と無鉤条虫が非常に近縁の種であること
が遺伝子解析から判明しており(Bowles,McM&nusi994;Okamoto et
a1.2007〉,面種間で雑種が見つからない限リアジア条虫を独立種とみな
さざるを得ない(至to et aL2003〉。本研究では文科省科学技術振興調整費
ならびに学術振興会アジア・アフリカ学術基盤形成事業費によって展開
されている圃際共瞬研究成果の中から「アジア太平洋地域各地における
アジア条虫の分布地域」ならびに「テニア科条虫3種の岡所的な分布地
域」等についてインドネシア,タイ,中羅の現状を報告する。今後,ア
ジア・太平洋地域において無鉤条虫として報告されてきた種の再検討の
必要性がある。さらにグ皿一バリゼーションにより,アジア条虫がアジ
ア・太平洋地域以外から発見される可能性もあり,警本でこれまで無鉤
条虫と判断された症鯵を盒め,世界各地における無鉤条虫についても再
検討する必要がある。
1−B−02
1−B−04
圏産陸域観測衛星ALOSデータを用いた日本住驚1吸虫症の疫学的解析
二瓶直子王3,駒形修玉,望月貫一郊3,睦紹紅‘,狂天平5,斉藤棄秀2,太霞
伸盈6,小林睦生や国立感染研・毘虫医科学,2麻布大・獣践・寄生虫,3
パスコ・研究開発センター,4漸江省医学科学院寄生虫碕究所,5安徽省
寄生虫病防治研究所,6東践歯大・院・国際環境寄生虫)
Epidemiolog圭cal&n&まyses of schistosomias…s japonic毎ロs墨ng/UしOS image
カンボジア・クラチェ省におけるfloa宝ing village住民のメコン住塵吸
虫症調糞
桐木雅史},林尚子韮,千種雄一2,S亙NUON MUm3,SOCHEAぼDOUNG3,
KmKGON V王ROJま,松田肇5(玉燭協医大・熱帯病寄生虫学,2濁協医大・
熱帯病寄生虫病センター,3保健省・カンボジア,4Mah圭do1大学・タ
イ,5濁協医大・国際教育砺究施設〉
繭eiNa・k・L2,K・m&9鼠taOsam雛1,Moc封izukiK朗chir・3,もuShaohonぎ,
W餓gTl&nplng5,Saito員Yas“hide2,0ht&Nobuo6,Kobayas掘Mutsuo1(上Dept.
鞠ide繍ological s臓vey of sc短stosomiasls mekongi on floatl養g vil歪age fesi−
of MeαEntomoL,Nat Insし of沁fbct圭ous Diseases,2Depし of P&r&s圭toL,
Kま蝕okl Masas簸重1,H&yashi Naokoi,ChigusaYulchi2,Sinuon M漁3,Socheat
Sc勤ool o∫V6te丘Med.,Azabu−U,3Research and Develop Ce葺ter,Pasco.Co.,4
王nstit被te of Paras圭tlc Diseases,Z岡iang Academy of Medlcal Sc墨ences,
Chlna,5A豊hul I難stltute of Parasitic Dlseases Contro1,6E箆vironmental Parasi−
dents in Kfatle prGvince,Cambodia.
Ooung3,K…t圭kGon Vi朗4,M鍵suda H罎me5(}Dept、Trop.Med、Parasitol.,Dok−
kyGMed.Uni紘Sch.Med.,2Ce員t.Tr・P.Med.碧arasま重・1、,Dokky・Med.
びniv., 3Minist.Health,Cambodia, ‘M廷巨idol U簸圭v.,丁熱撮圭and, 51nst.InteL E{圭u.
Res.,Dokkyo Med、Univ.)
to}.,1旨oky・財ed.De嫉.一ぴ)
宇宙航空絹発研究機構は2006年陸域観灘衛星ALOS打ち上げに成功し
た。演者らはそのデータの科学利爾ブロジェクトに参加して,動物媒介
性の新興・再興感染症の疫学的解析を行っている。今回は甲府盆および
中園における爺本住血吸虫症対策について監視すべき地域を,リモート
センシングと磁Sで迅速に判読する方法を開発した。甲府盆地での解
析に供した資料は演者らが作成した1960年代と2000隼ごろの異なる2期
のミヤイリガイ0罵o帰θ1β舶⑳sq助o畑生息密度分布図,1990年代の空
中写真から判読したリスク地域の分布図,および2007年ALOSデータ
の植生指数蓑DVIから拍嵐した水田分布図である。ALOS画像の最新の
メコン住胤吸虫症はラオスおよびカンボジアに分布する入体寄生虫症で
ある。カンボジア保健省は国際的な支援を受けて集団駆虫を中心とした
対策を1996年から継続してきた。その結果岡国における本症の有病率は
著しく減少し,クラチェ省のse甜nel vlllageである4村落では2004年に
虫卵湯性者数がゼロに至っている。一方,クラチェ近郊のRokakanda}
村の登oating viま1age(ボートハウスに居住する村)については,1998年に
実施した演者らによる調査以来,疫学調査はされていなかった。そこで
我々はRokakanda1村の寄生虫症調査を2006年珪月およびi2月に実施し
た。Rokak韻daま村には,痘oat圭ng v田age住民(ベトナム人)の居住地区と
クメール人(カンボジア入/の贋住地区があり,それぞれRokakandaH(R
データによる解析は,空中写真により推測したリスクエリアに比べて,
詳細で迅速に調奮対象範囲を明らかにすることが爵来た。一方申国では
長江の三嫉ダム建設の,住血吸虫症の消長にもたらす影響が涯視されて
いる。中国最大の湖水型生息地である湖南省溺庭湖地域については,σ
煙ρεη誌の生息面積の算鵬や,予上がった湖底に大量発生したハタネズ
一董),Rokak無d&圭II(R−II)と称されている。調査は爾地区と,Rokakanda1
ミMlom鱒南醜殺鼠剤の水質等への影響を含めた環境解析に利用でき
タをALos鷹像やL餓ds&tにオーバーレイして利用している。これらの
結果からALOS画像は中国における呂本住廠吸虫症のリスク地域の推
ン住亘且吸虫の虫卵が検路された。本症の感染が確認されたことから,購
年12月に再度講奄を実施したところR4の虫藤購性率は9.3%(4/43名)
であった。一方R−II住民81名,R小学校児童120名について糞便検査を
実施したが虫卵は検出されなかった。今後メコン住藏吸虫症の制圧を目
指す上で,川と密蒼した生活をする貫O釦ng vi漁geの実態を把握するこ
測と環境解析を可能にした。
とは重、要であると考えられた。
ると考える。その下流に位置する安徽省銅陵市の中洲における河用型,
および内陸の山型・丘陵型の貝生息地の疫学調査についても,GPSデー
小学校(R小学校)で実施した。R小学校にはどちらの地区からも就学可
能であるが,R護住罠の子弟は少数で,R顎住幾の子弟が多数を占めて
いる。糞便検査にはKato−Katz法およびフオルマリンーデタージェント
法を用いた。4月の予備調査ではR−1の住民3名中i名の糞便からメコ
一48一
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