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製品の安全な使い方
第25回 製品安全点検日セミナー Product Safety Technology Center 製品の安全な使い方 製品 安全な使 方 in がすてな~に 0 ガスこんろの事故 1 「ガスこんろ」の事故情報 平成18年から平成20年の間に発生したガスこんろの事故で NITEへ通知された事故情報の件数及び事故内容 調査中 7% 不明 6% その他 (消し忘れ等) 37% 天ぷら火災 38% 500 450 400 350 300 250 200 150 100 50 0 グリル火災 62 24 H18年 その他 176 55 65 209 188 H19年 H20年 162 131 天ぷら油火災 グリル火災 13% NITE事故情報データより (重大製品事故を含む) 2 ガスこんろの天ぷら油火災事例 【事故事例 1】(平成20年10月 福島県) ガスこんろで調理中に火災が発生した。 調理油過熱防止装置がついていないガスこんろで天 ぷら調理中にその場を離れたことから火災が発生したと みて原因を調査中。 【事故事例 2】(平成20年10月 大阪府) 鍋に油をいれて、ガスこんろで調理中に鍋の油に引火 した。現在、原因を調査中。 3 ガスこんろの「調理油過熱防止装置」 温度センサーがなべ底の温度を測定し、調理油が自然発火する 約360℃に達する前にガスを自動的に止める装置。 (約250℃で作動。) 調理油過熱防止装置 (写真はイメージです。) 4 調理油過熱防止装置の作動実験 なべ底に接触する 温度センサー なべ底と 温度センサー接触位置 5 ガスこんろのグリル火災事例 【事故事例 1】(平成19年8月 山口県) 日常の清掃をせず、グリル内に魚などの油脂が溜まっ た状態でグリルを使用していたところ、内部の油脂に引 火し、グリル排気口から出火して、機器の上方にあった 換気扇と壁が焼損した。 【事故事例 2】(平成20年3月 北海道) ガスこんろのグリルを使用していると、グリル排気口よ り炎が上がった。グリル庫内の清掃が不十分で脂に引 火したものとみて原因を調査中。 6 「ガスこんろ」事故防止の注意ポイント 次の事項を必ず守ってください。 ◆調理油は、強火で加熱後約5分から10分で 発火する温度(約360度)に達します。 天ぷらなど揚げものの途中で絶対に離れない でください。 ◆離れるときは必ず火を消してください。 ◆揚げ物調理をするときは、必ず調理油過熱防止装置の付いた バーナーを使ってください。 ◆グリルに貯まった脂は取り除いてください。 ◆ガスこんろを使用中は、換気扇を回して換気をしてください。 ◆ガスこんろが壁に近すぎると火災の原因になることがあります。 壁との距離を確認してください。 7 オイルの付着した衣類の発火事故 8 オイルの付着した衣類の発火事故 平成8年から平成20年までに乾燥機で乾燥させた オイルの付着した衣類等から発火した事故情報の 件数 : 29 件 NITE事故情報データより (重大製品事故を含む) 9 オイルの付着した衣類の最近の発火事故事例 【事故事例】(平成20年10月 大阪府) 油汚れのあるタオル等が入ったガス衣類乾燥機で乾 燥運転中に出火した。 タオル等に付着した油が酸化熱によって自然発火した ものとして、原因を調査中。 10 オイルの付着した衣類の発火再現実験 シャツにオイル 付着 電気洗濯機で洗 濯したシャツを 乾燥機で乾燥 乾燥機から取り 出したシャツを かごに入れて放 置 自然発火したか ごの中のシャツ 11 事故防止のチェックポイント 次の事項を必ず守ってください。 美容オイル、食用油、動物油等のオイルが付着した衣類等は、 洗濯した後でも絶対に乾燥させないでください。 オイルの酸化熱で自然発火する恐れがあります。 12 http://www.jiko.nite.go.jp/ 13