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暮らしに潜む危険-新生活編
Product Safety Technology Center 第13回 製品安全点検日セミナー 新生活スタート 暮らしに潜む危険 in せんだいメディアテーク 「くらしに潜む危険」 電気こんろに体が触れてスイッチがON 【事故事例】(平成18年1月 東京都) 電気こんろの上のカセットこんろが 爆発して室内が延焼し、窓ガラスが割 れ、対面の住宅の屋根とテラスも破損 した。 【事故原因】 外出時に電気こんろのスイッチに触れ、通電状態に なったことに気づかなかったため、電気こんろの上に置 かれていたカセットこんろのボンベが加熱されて爆発し、 火災に至ったものです。 2 電気こんろの事故防止 ワンルームマンション等に設置されている つまみ部分にカバーがなく、露出している 小型ユニットキッチン用電気こんろで起き ています。 体や荷物が当たって気づかないうちにス イッチが入ってしまうというものです。 メーカーに連絡して無償改修を受けてくだ さい。 3 電子レンジ用調理器で電子レンジを破壊 【事故事例】(平成17年4月 三重県) 電子レンジ用卵調理器(ゆで卵器) を使い、生卵を調理していたら、卵が 破裂して電子レンジのオーブン用ガラ スヒーター管が破損した。 電子レンジ用器具の製品別事故情報割合 卵調理器具 10 6% 消毒用バッグ 80 44% フライパン 2 1% ゆたんぽ 89 49% 平成15年度~平成19年度(平成20年2月末まで) 【事故原因】 ふたがずれた状態で使用したた めに卵が直接加熱されて破裂し、 その時の衝撃でふたが飛んでオー ブン用ガラスヒーター管が破損し たものです。 たまご調理器事故の再現実験 たまご2個をレンジ出力500Wで2分加熱。 うち、たまご1個を5分放置後、再加熱。 電子レンジで加熱中のたまご調理器 再加熱2分26秒後、たまごが破裂。 過熱により破裂して飛び散るたまご たまごが破裂した 勢いで電子レンジ の扉が開き、散乱 したたまご 5 電子レンジ用器具の事故防止 電子レンジ用の調理器具を使用するときは、 取扱説明書を良く読んで、正しく使用してく ださい。 加熱をし過ぎると火傷やケガ、 発煙・発火などの思わぬ事故 につながります。 取扱説明書に書かれたレンジ 出力、加熱時間を必ず守って 使用してください。 6 IHこんろで天ぷら油が発火 【事故事例】(平成17年12月 大阪府) 少量(80ml)の天ぷら油を入れたフライ パンを電磁調理器にかけたまま放置して いたら、天ぷら油が過熱して発火した。 7 6 5 調理油の過熱 その他 4 3 2 1 成 平 成 平 18 17 年 年 度 度 度 年 平 成 16 15 成 平 平 成 14 年 年 度 度 0 【事故原因】 電磁調理器には温度センサーがあり、 鍋底の温度を検知して自動的に温度を コントロールしています。事故は少量 の油で調理をしたことから油の温度が 急激に上昇し、温度センサーの検知が 遅れて発火したものです。 IHこんろ(電磁調理器)の原理 磁力の力でなべ自体が発熱 なべ うず電流 トッププレート ガラス 磁力線 磁力発生コイル 温度センサー IH(電磁誘導加熱:Induction Heating ) クッキングヒーターの原理 8 IHこんろのセンサー温度特性 通常モード100g一般鍋 500 温度センサーの特性を理解して 使用する 油温 温度センサー 周囲温度 温度(℃) 400 300 温度検知のタイムラグの発生 200 100 0 天ぷらモード500g標準鍋 1 2 3 4 5 6 時間(分) 7 8 9 10 500 温度(℃) 0 300 100 -100 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 時間(分) 9 てんぷら油火災防止の注意ポイント ① 天ぷら、揚げ物調理中は、 IHこんろから離れない。 ② 調理中に離れるときは、 IHこんろスイッチを切る。 ③ 専用なべ(なべ底の平らなもの)を使う。 ④ 調理油は指定された量を守る。 「IHこんろ(電磁調理器)」の取扱説明書をよく 読んで正しく使用! 10 ヘアドライヤーから火花 【事故事例】 (平成17年12月 大阪府) ドライヤーを使用中、本体後部から火花 が飛んで洋服に穴があき、肌が水ぶくれに なり皮がむけた。 ヘアドライヤーの年度別の事故情報件数 30 25 25 20 15 15 10 9 5 5 7 0 H15年度 H16年度 H17年度 H18年度 H19年度 平成15年度~平成19年度(平成20年2月末まで) 【事故原因】 使用中及び収納時に繰り返し 電源コードの付け根部分がねじ れて折れ曲がっていたため、電 源コードが断線してショートし ものです。 ヘアドライヤーの事故防止 ヘアドライヤーは消費電力(W)が大きい ので、電源コードに無理がかからないよう に注意しましょう。 電源コードに無理がかかった 状態で使用を続けると、電源 コードが断線してショートし、 火傷や発火の危険があります。 事故同等品 激しくよじれた事故品の電源コード 12 石油ストーブの事故防止 ・石油ストーブに給油する際は、必ず火を 消しましょう。 ・カートリッジタンクのふたが完全に締 まっているかどうか必ず確認しましょう。 ・間違ってガソリンを入れてしまうと異常 燃焼を起こしますので、絶対にガソリンは 入れないでください。