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通巻1153号

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通巻1153号
本号の内容
・第18回国際生物学オリンピックカ
ナダ大会に派遣
・平成19年度第1学期末卒業式及び
大学院学位記授与式(7月期)
・平成19年度第2学期入学式
・平成19年度ビジネス科学研究科国
際経営プロフェッショナル専攻学
位記授与式
・戦略イニシアティブ推進機構発足式
・平成19年度筑波大学説明会開催
・平成19年度第1回局所排気装置等
定期自主検査者養成講習会開催
・国際円卓会議開催
・CCS HPCサマーセミナー開催
・茨城県農林水産部と連携協定締結
・いばらき農業元気アップ女性リー
ダー育成専門講座開催
・外国語センター社会貢献委員会と
つくば市国際文化課第1回社会貢
献プロジェクト意見交換会開催
・現職教育講座開催
・ゆりのき保育所の花壇作りに協力
・第43回日本節足動物発生学会開催
・サラ・ハンナシ在日チュニジア大使
来学
・北アフリカ研究センター及び筑波
大学北アフリカ・地中海連携セン
ター活動報告会開催
・平成19年度大学図書館職員長期研
修開催
・平成19年度学校図書館司書教諭講
習開講
・看護フォーラムへ参加
・平成19年度附属学校教育局夏期研
修会開催
・教職基礎実践が行われる
・韓国京畿大学校社会科大学学生が
附属視覚特別支援学校見学
・マンチェスター・ユナイテッドチー
ムがブラインドサッカーチームと
交流
・自立活動実践セミナー 2007開催
・附属桐が丘特別支援学校と附属中
学校が交流会実施
・慶応義塾高等学校生が附属桐が丘
特別支援学校訪問
・第4回日本・インドネシア国際協働
授業研究会で授業研究会開催
2007年15号(通巻1153号)
発行: 筑波大学
編集: 総務・企画部
発行日:平成19年9月5日
ひらめき☆ときめきサイエンス
∼ようこそ大学の研究室へ∼KAKENHI
農林技術センターにおける土壌
観察の様子(左)
,酵素活性測定
実験風景(上)
(独)日本学術振興会研究成果の社会還元・普及事業「ひらめき☆ときめきサイエ
ンス∼ようこそ大学の研究室へ∼KAKENHI」が8月2日と7日の2日間に亘り,筑波
キャンパスで開催されました。3年目を迎えたこの事業は,科学研究費補助金によ
り得られた研究成果を,将来を担う小学校5,6年生,中学生,高校生を対象に分か
りやすく発信し,「知的好奇心を刺激し,心の豊かさと知的創造性を育むこと」を
目的とするものです。平成19年度も本学から2件のプログラムが採択され,近隣だ
お知らせ…………………………… 14
・平成19年度における組合員証等の
検認
・防犯パトロールボランティア募集
・第7回無料法律相談会の案内
・歌舞伎鑑賞の参加者募集
・図書館講習会開催
・海外留学説明会Ⅱ開催
・液体窒素・液体ヘリウム供給停止
・第46回知的コミュニティ基盤研究
センター研究談話会開催
・第143回つくばブレインサイエン
ス・セミナー開催
・第49回リスク工学研究会開催
けでなく愛知県や岡山県からの参加者もありました。
各種表彰等………………………… 19
では,26名の中・高校生等の参加がありました。参
……………………… 21
その他(抜粋)
・制定された法人規則等一覧
・日本語・日本文化学類ミニ・クリー
ンデー実施
・平成19年度産新米コシヒカリ及び
サツマイモ予約販売 ・速報つくば及び公式ホームページ
寄稿文への英訳併記
加者は農林技術センターにおいて実際に土壌観察を
8月2日に開催された「3次元を撮る,3次元を観る−好きなシーンを好きな視点から
観よう!−」(工学システム学類:北原格講師(システム情報工学研究科)
)は,14
名の高校生等の参加がありました。大学院生の指導のもと,実験準備を開始し,大
学3年生が行う「3次元モデルの生成」
,「自由視点映像の生成・提示」及び「自由視
点映像の品質の向上」等の実験を行い,「3次元映像コンテスト」と題して,自分た
ちが作成した自由視点映像の問題点や改善策等について研究発表を行いました。ま
た,8月7日に開催された「生態系における土壌のはたらきを探ろう!∼地球温暖化
と土壌生態系∼」
(生命環境科学研究科:東照雄教授)
行い,午後は採取した土の「土壌の緩衝能」
,「酵素
活性」及び「呼吸速度」の測定を行いました。
体験終了後には,参加者全員に未来博士号と記載さ
れた「修了証書」が手渡されました。
修了証書を手に記念撮影
沼田治構造生物科学専攻長を団
7月14日より,沼田治構造生物科学専攻長を団長と
長とする視察団が第18回国際
す る 視 察 団 が,第18回 国 際 生 物 学 オ リ ン ピ ッ ク
生物学オリンピックカナダ大会
(IBO:International Biology Olympiad)カナダ大会に
に派遣される
参加する日本選手団に同行しました。
−生命環境科学研究科−
この視察団の派遣は,今年3月に,2009年に筑波大学
で第20回IBOが開催されることが決定されたことを
うけて行われたものです。沼田団長はこの第20回
IBO2009つくば大会実行委員長にも就任されてお
IBO2009つくば大会ロゴマーク
り,佐藤忍生物学類長など計5名で視察団を結成し
IBO2009つくば大会ロゴマーク
ました。
IBOカナダ大会は7月15日よりサスカトゥーン市のサスカチュワン大学を主会場と
して全8日間の日程で行われ,視察団は大会運営や会場整備等に関する視察の外,
Jury会議への参加,試験問題の翻訳作業,試験監査役としての試験監督など大会プ
ログラムのほぼ全てに,当事者若しくはオブザーバーとして参加しました。
沼田団長は「つくば大会の成功に向けて,この視察により実に多くの情報を得るこ
とができた。
」とつくば大会の開催への確かな手応えを語りました。
また,参加のもう一つの目的であるつくば大会のPR活動については,コーディネー
ター会議において沼田団長より筑波大学及び筑波研究学園都市の紹介ビデオが披露
され,IBO2009つくば大会がアピールされました。さらに,視察団一行は,IBO2009
つくば大会のロゴマーク付きの封筒に入ったボタニカルアート絵はがき(はがきは
国立科学博物館つくば実験植物園の提供)を参加者に配布し,2年後のつくば大会参
加を呼びかけました。なお,IBO2009つくば大会は,本学生物学類実習室及び2H棟
を試験会場,筑波国
際会議場をJury会議
場,研究学園都市と
日光をエクスカー
ションの場として
2009年7月12日 よ り
19日の期間で行われ
る 予 定 で す。な お,
今回選手として参加
した附属駒場高等学
校3年生の仮屋園遼
表彰式後の視察団と日本選手
団との集合写真
(東京大学松田良一教授提供)
君が,銅メダルを獲
得しました。
附属駒場高等学校3年生仮屋園遼君が第18回国際生物学オリンピックで銅メダルを
受賞
−2009年つくば大会へ弾み−
仮屋園遼君は,第18回国際生物学オリンピックで銅メダルを獲得しました。昨年度
に続き2度目の受賞で,同校の生徒が受賞するのは,日本が大会参加に加わった第16
回大会から連続3回目となりました。
仮屋園君は中学時代からの生物部員で,「国際大会の試験で
は,高校のゼミで実際に自分たちの実験で手にしたことの
あった,DNAの塩基配列を決めた波形データなどが出題され
たので,落ち着いて解答できた。
」とのこと。
2009年の第20回国際生物学オリンピックは,筑波大学を中心
閉会式後、日本選手団揃
いのハッピ姿で喜ぶ仮屋
園君
とした研究学園都市で開催されます。附属駒場中高等学校の
生物部員の中には,
「先輩たちの活躍に続け」とばかり,早く
も準備を始めた生徒もいるようです。
平成19年度第1学期末卒業式及
7月25日,大学会館特別会議室において,11:00から平成19年度の大学院学位記授与
び大学院学位記授与式(7月期)
式(7月期)を,13:00から同第1学期末卒業式をそれぞれ挙行しました。
今回対象となった学生は,学群が23人,大学院が98人(博士課程修了32人,論文博
士12人,修士課程修了20人,博士前期課程修了8人,博士課程修士1人,専門職学位
課程修了25人)でした。
大学院学位記授与式の様子
平成19年度第2学期入学式
卒業式の様子
平成19年度第2学期入学式が,8月8日,11:00から大学会館特別会議室において行わ
れました。
入学者は,学群23人(第2学期推薦入試(帰国
生徒特別選抜)及びAC入試第Ⅱ期(8月入学)
による入学者)
,大学院60人(3年制博士課程
2人,博士前期課程12人,修士課程14人,専門
職学位課程32人)で,うち入学式への出席者
は,学群が23人全員,大学院が18人でした。
入学式の様子
平成19年度ビジネス科学研究
7月28日,平成19年度のビジネス科学研究科国
科国際経営プロフェッショナル
際経営プロフェッショナル専攻学位記授与式が
専攻学位記授与式
東京キャンパス大講義室において行われまし
た。
今回対象となった学生は,専門職学位課程修了
(国際経営修士)25人でした。
学位記授与の様子
戦略イニシアティブ推進機構発
国立大学法人筑波大学戦略イニシアティブ推進機構が7月26日に設置され,8月2日,
足式が行われる
岩崎洋一学長(戦略イニシアティブ推進機構長)
,水林博副学長(研究)
(副機構長),
−戦略イニシアティブ 宇川彰研究戦略室長及び本学関係者の出席のも
推進機構−
と,発足式が行われました。
この機構においては,世界最高水準と呼ぶに相
応しい実績と本学の特色を活かした学際融合性
などを有し,新たな学術分野を切り開く教育研
究組織へと発展させるべき拠点を戦略イニシア
挨拶する岩崎学長
ティブとして位置づけ,その活動に対し戦略的
な支援を実施していきます。
式典では,岩崎学長,水林副学長及び宇川研究
戦略室長からそれぞれ決意が述べられ,引き続
いて,本部棟6階同機構アドミニストレーショ
ン前に場所を移し,看板上掲式が執り行われま
した。岩崎学長,水林副学長及び宇川研究戦略
看板上掲式(左から岩崎学長,水林副学
長,宇川研究戦略室長)
室長の手によって看板が掲げられ,機構の発展
が祈念されました。
平成19年度受験生のための筑
8月1∼3日の3日間に亘って「平成19年度受験生のための筑波大学説明会」が開催さ
波大学説明会を開催
れました。
この説明会では,学類・専門学群ごとに,教育課程,入学試験,卒業後の進路や学
生生活などの説明,在学生による受験体験や大学生活紹介が行われたほか,模擬講
義や図書館,研究センター,学生宿舎の見学
など多彩な内容で行われ,全国各地から昨年
を上回る約9,350名の高校生等が参加しまし
た。
また,恒例となっているアドミッションセン
ター教員による入試相談コーナーは,参加者
生物資源学類の説明会の
様子
から多数の相談や質問があり大盛況でした。
平成19年度第1回局所排気装置
教育・研究において有機溶剤や特定化学物質を取り扱う実験室などの作業場では,
等定期自主検査者養成講習会を
ドラフトチャンバー型等の局所排気装置の設置が労働安全衛生法で義務付けられて
開催 −環境安全管理室−
います。その局所排気装置は1年に1回定期自主検査を行うよう同法により定められ
ています。
環境安全管理室では,平成18年度に数理物質科学研究科と人間総合科学研究科の関
連教職員を対象としてこの定期自主検査を行う資格を取得できる局所排気装置等定
期自主検査者養成講習会を実施しました。今年度は生命環境科学研究科の関連教職
員を対象とした養成講習会を7月30日に実施し
18名の参加がありました。
局所排気装置等定期自主検査インストラクター
の野本信也准教授(数理物質科学研究科)
,柏木
保人技術専門職員(環境安全管理室)の2名を講
右奥:講義をする野本准
教授(右端)と柏木技術
専門職員
師とし,厚生労働省の定期自主検査指針に沿っ
て,定期自主検査を行うために必要な知識と技
術の講習を行いました。講習会終了後は,参加
者には修了証書が交付されました。
局所排気装置等定期自主検査者は,今後本学の
各組織において教職員,学生及び大学院生の安
全と健康を守るための労働衛生業務の一翼を担
うことになります。
局所排気装置自主検査
の実習風景
本学の労働安全衛生法に沿った教育研究環境作
りは着実に進行しています。
国際円卓会議「中央アジアにお
国際円卓会議「中央アジアにおける市民社会の現状と課題」
(主催:筑波大学中央ア
ける市民社会の現状と課題」を
ジア国際連携センター,共催:人文社会科学研究科,地域研究研究科,比較市民社
開催 −筑波大学中央アジア
会・国家・文化特別プロジェクト研究組織)を,6月30日10:00∼16:00に3K棟311会
国際連携センター−
議室において開催しました。この円卓会議は,6月1日に正式に発足した,筑波大学
の第2番目の海外拠点である筑波大学中央アジア国際連携センター主催による最初
の国際学術事業です。現在,本学は同センターを中心にして,世界の中央アジア研
究拠点との連携を強化し,国際会議,国際シンポジウム,国際学術講演会,共同研
究事業などを大きく推進しようとしています。
当日は,Ochilov Mirsobit(オチロフ・ミルソビット)駐日ウズベキスタン共和国特
命全権大使と吉武博通副学長(総務・企画)の出席を得,中央アジアの市民社会の
多様性と近隣コミュニティー(マハッラ)の二つを中心テーマとした研究発表・討
論が活発に行われました。当日は40名を超える学内外の参加者が集い,非常に有意
義な学術交流の場となりました。同会議の内容は次のとおりです。
開会の挨拶:辻中豊学長特別補佐(人文社会科学研究科,教授)
小野澤正喜地域研究研究科長(同)
Ochilov Mirsobit駐日ウズベキスタン共和国特命全権大使
開 会 講 演:小松久男教授(東京大学人文社会系研究科)
「中央アジア史と伝統的な組織」
セッション1:市民社会の多様性
・アブドゥカリモフ・ゴリビジョン ウズベキスタン共和国市民社会研究所副所長
「市民社会研究所とウズベキスタンのNGO,NPOの現状」
・ブラノヴァ・ディラフルス 同研究所上級研究員
「ウズベキスタンにおけるマスメディアの現状と課題」
・臼山利信准教授(人文社会科学研究科)
「ウズベキスタン共和国タシケント市,サマルカンド市における社会言語学的
調査の実施報告」
・クルマンガリエワ・グルジャナト上級講師(キルギス共和国キルギス・トルコ・
マナス大学)
「カザフとキルギス社会におけるル・ウル(親族組織)の役割:その歴史的変遷
と現状」
・ペッカネン・ロバート助教授(ワシントン大学)
「市民社会研究への提言」
全体討議1
セッション2:マハッラ−近隣コミュニティ:現状,課題及び展望
・ダダバエフ・ティムール准教授(人文社会科学研究科)
「ウズベキスタンのマハッラ−近隣コミュニティ:現状と課題」
・ジュラエフ・クォディール准教授(ウズベキスタン共和国世界経済外交大学)
「ウズベキスタンにおける自治組織の現状:
マハッラの事例から」
・河野明日香氏(九州大学大学院博士課程)
「ウズベキスタンにおけるマハッラの教育
Ochilov Mirsobit駐 日 ウ
ズベキスタン共和国特
命全権大使の挨拶(右か
ら2人目)
的役割−「市民」意識の育成に関する取り
組みを中心に−」
全体討議2
総括コメント:
小畑紘一非常勤講師(元在ウズベキスタン全
権大使)
中村逸郎准教授(人文社会科学研究科)
小野澤正喜地域研究研究科長
大会実行委員長:
ダダバエフ・ティムール准教授
円卓会議の様子
CCS HPCサマーセミナーを開催
計算科学研究センター(CCS:Center for Computational Sciences)では,7月26,27
−計算科学研究センター−
日の2日間に亘り,ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)の基本知識,プ
ログラミング,最適化などを集中的に学ぶことを目的とした「CCS HPCサマーセミ
ナー」を開催しました。
セミナーは,超高速数値処理を必要とする大学院生を主な対象としたものでした
が,当日は,大学,研究所及び企業等の22機関から教員,研究者,技術者,大学院
生等90名を超える参加があり,うち学外から
の参加者が半数という大盛況のうちにセミ
ナーを終了いたしました。
なお,実施したアンケートでは,他のMPI講
習会やチュートリアルでは学べない並列処理
の基礎と最適化が学べた等大変好評かつ有意
義であったことから,センターでは今後も定
セミナー会場の様子
期的に開催することを検討しています。
茨城県農林水産部と連携協定を
生命環境科学研究科国際地縁技術開発科学専攻
締結 −生命環境科学研究科−
は,7月10日に本学において,茨城県農林水産部
と「産地でリーダーとして活躍する女性農業者
の育成を図るための連携に関する協定」を締結
しました。
協定締結後握手する土居
修一専攻長(左)と斉藤
久男茨城県農林水産部長
この協定は,茨城県と本学が2005年2月7日に締
結した包括的な連携協定に基づき,茨城県農林
水産部と国際地縁技術開発科学専攻が,相互の
連携を強化し,産地でリーダーとなる女性農業
者の育成を図り,活力ある地域農業の形成,発
展に寄与することを目的として締結したもので
す。
この連携協定では「いばらき農業元気アップ女
講座の説明をする土居
専攻長
性リーダー育成事業」が計画されており,今後,
意欲ある女性農業者が将来的に産地でリーダーとして活躍することができるよう,
女性リーダー育成のための専門講座を開設して,消費者ニーズに応えるモノづくり
や産地づくりに関する専門性の高い知識・能力を身につけた女性農業者の育成を図
ります。
いばらき農業元気アップ女性
7月18日∼8月24日までの10日間に,筑波大学と茨城県との連携事業により,いばら
リーダー育成専門講座を開催
き農業元気アップ女性リーダー育成専門講座が開催されました。
−生命環境科学研究科−
講座の目的は,消費者ニーズに応えるモノづくりや産地づくりに関する専門性の高
い知識・能力を身につけた産地リーダーを育て,茨城県内の農業振興を図ることで
す。特に,これまで女性の能力向上の取り組みが十分でなかった農業界で,女性
リーダーに焦点を当てたのが,今回の講座の特徴です。
本学は,地元への地域貢献の一環として,生命環境科学研究科国際地縁技術開発科
学専攻が中心となり事業に取り組みました。10日間に亘り開催された講座では,本
学教員と外部講師による講義が行われ,さらに1日は東京のスーパーマーケットで
視察と情報収集を行いました。
講座受講者は13産地32名で,いずれも農業の
第一線に立つ30∼50代の女性です。最終日に
は受講生による産地改革提案発表会が実施さ
れ,受講生,茨城県行政・普及担当者,本学
教員など100人近くが参加しました。この講
座は,来年以降も引き続き開催される予定で
閉 講 式 終 了後の記念撮影
(受講生と関係スタッフ)
す。
外国語センター社会貢献委員会
7月19日15:00∼16:30に,外国語センター長室において,外国語センター社会貢献委
とつくば市国際文化課による第
員会とつくば市国際文化課による第1回社会貢献プロジェクト意見交換会が開催さ
1回社会貢献プロジェクト意見
れました。
交換会を開催
外国語センターでは,現職教育公開講座(現職教員及び特別支援学校教員等対象)
(英語)
,公開講演会(キャリア支援)
,出張講演会(高大連携)といった事業に,近
年特に力を注いできました。これに加えて,地域社会への貢献という視座から,外
国語教育に携わる大学教員でなければできない貢献はどのような形になるかについ
ても検討を重ねてきました。地域社会への貢献をよりダイナミックに積極的に推進
していくため,本年4月に同センター教員の委員会組織として社会貢献委員会を新
たに発足させました。
今回開催された意見交換会は,平成19年度筑波大学社会貢献プロジェクト「外国語
情報コンテンツ発信支援プロジェクト」の採択を受けて行われたものです。片岡寛
つくば市国際文化課長をお招きし,つくば市の国際交流の現状・課題等について多
くの資料を前に説明していただいた後,つくば市と外国語センターとの協同事業と
しての社会貢献(特に研究学園都市という地域の特性を活かした外国人住民に対す
る支援)について,具体的な意見の交換や議論が,非常に活発に行われました。
意見交換会には,片岡国際文化課長,安井泉外国語センター長,磐崎弘貞准教授(人
文社会科学研究科)
,臼山利信准教授
(同)
,鶴岡信夫主任専門職員
(学務部学務課(外
国語センター)
)
,真家秀夫専門職員(同)
,赤津敏夫専門職員(同)が出席し,つく
ば市と筑波大学の教員と職員が一体となった会をもつことができました。
第2回の意見交換会は,つくば市の6ヵ国語(英語,中国語,韓国語,タイ語,ポル
トガル語,スペイン語)からなる広報紙に携わっている本学の留学生を交え,9月27
日に開催することになりました。
現職教育講座「英語教員のための
7月23∼26日の4日間に亘り,総合研究棟B公開講義室において,平成19年度外国語
英語の魅力再発見」を開催
センター主催の公開講座が,現職教育講座「英語教員のための英語の魅力再発見」
−外国語センター主催−
として開催されました。
遠くは沖縄など,全国から参集した中学校,高等学校の58名の現職英語教員に,大
学院生も3名加わり,全体では,募集人員20名の3倍にのぼる61名の受講者が参加し
ました。安井泉外国語センター長を中心に,5名の教員が延べ18時間を超える講義
を行い,活発な質疑が繰り広げられました。
この講座は,学校現場における「英語の教え方の講習」ではなく,英語やことば自
体の魅力を再確認し,新しい学問の知見をふんだんに盛り込んだ内容であり,参加
者の教員としての知恵を深めることを目的としたものです。大変熱心な受講者は,
この意図をよく理解しており,また,それを望んで受講されました。また,この公
開講座における講義はこの目的を十分に果たす内容でしたので,双方相俟って大学
が主催する公開講座としてふさわしいものとなりました。
今回は,初めての試みとして講義を効果的に受講できるよう,講義資料をハンドア
ウト集として講座開始の数週間前に受講予定者に配布しました。事前配布が想像以
上に功を奏したことに加えて,この講座に関する満足度の高さは,公開講座修了後
に行われた受講者アンケートの自由記載にも細かく現れました。アンケートの中に
は,
「教え方など実践講座はよく目にするが,ことば自体の魅力を取り上げる趣旨の
セミナーや研修は他に例がなく,大変貴重である」という声も多数聞かれました。
コミュニケーション重視の外国語教育の流れの中で,ことばの奥深さを意識させる
ことになったこの講座のような中身に,世の中は大変飢えているのを感じた4日間
でした。
この種の講座が待ち望まれていた現状に,何
が正しく何があるべき姿であるのか見極め,
世間の流れに迎合するのではなく,研究型国
立大学として,その良心をもって的確にこた
えることができたことは,もっとも大きな成
公開講座の様子
果となりました。
ゆりのき保育所の花壇作りに協力
農林技術センターは,学内西地区に昨年開所した「ゆりのき保育所」の花壇作りに
−農林技術センター・現代GP−
協力しました。この花壇は,前年度から関係者間で設置が検討されてきたものに生
物資源学類開講の現代GP「食と緑のマイスター育成講座(インターンシッププログ
ラム)ガーデニングコース:半田高准教授(生命環境科学研究科)及び瀬古澤由彦
助教(同)指導」の受講生である学生と市民がデザインしたもので,受講生達は農
林技術センター技術職員の協力を得ながら草花を種から育て花壇へ植栽しました。
8月10日には,保育所の樫村秀子所長,保育士,園児をはじめ,坂井直樹農林技術セ
ンター長,金井幸雄生物資源学類長及び大学関係者の出席のもとに花壇の完成お披
露目式が行われました。式では,坂井農林技術センター長の挨拶に続き,半田准教
授から花壇作りのコンセプト等の説明がありました。木の自然な質感と曲線を生か
し,園児の視点に立ったユニバーサルデザインを花壇に適用し,ヒマワリ,アサガ
オ,オジギソウ,ホウセンカ,ハーブ類,ブルーベリーなど約20種類もの五感を使っ
て楽しめる植物が植えられました。お披露目式では,早速,園児達が花壇の草花を
触って喜んでいる姿が印象的でした。この花壇が,これから園児の感性豊かな成長
と保育士・保護者の癒される場となること
を願っています。また,保育所には,前回
の手作り積み木に続いて,今回新たに同セ
ンター齋藤明技術職員による新しい手作り
衝立のプレゼントもありました。今後も農
林技術センターでは,様々な支援活動を
行っていきます。
坂井センター長挨拶
(中央)
保育所の樫村所長によりますと,朝晩の水
やりが欠かせないため,朝の忙しい時など
は「水やりボランティアの協力がいただけ
るとありがたい」と話されていました。ご
協力いただける場合は,次にご連絡くださ
い。
連絡先:組織・人事部人事課福祉第一係
現代GP学生と大学関係者
の記念撮影(左端:半田准
教授,右端:樫村所長)
(TEL.2097,2084)
E-mail :[email protected]
※ご意見,ご要望等もお寄せください。
第43回日本節足動物発生学会
菅平高原実験センターでは,「生物多様性」を一つの大きな柱として教育・研究を
を開催
行っており,その研究活動の一環として,学内外から50余名の参加を得て,7月4∼
−菅平高原実験センター−
6日に第43回日本節足動物発生学会大会を開催しました。
この大会では,平成19年度日本学術振興会外国人招聘研究者(短期)と平成19年度
筑波大学国際連携プロジェクト(招聘)の補助を受け,節足動物の比較精子学の第
一人者であるシエナ大学(イタリア)のRomano DALLAI教授,昆虫系統学の指導者
であるドレスデン動物学博物館(ドイツ)のKlaus-Dieter KLASS博士をお招きし,
シンポジウム “Reconstruction of Hexapod Phylogeny: An Overview from Comparative
Reproductive Biology”(六脚類の高次系統の比較生殖学的再構築)がもたれまし
た。最先端の比較生殖学的デー
タにより六脚類(昆虫類)の系統
椅子席右から順に3人目,前
学会長の安藤裕名誉教授,学
会長の小林幸正首都大学東京
教授,1人おいてKLASS博士
次の列右から2人目,DALLAI
教授
最後列右から4人目,大会実
行委員長の町田龍一郎准教授
(生命環境科学研究科)
進化の再構築が試みられ,非常に
刺激的で実り多い議論がなされま
した。
シンポジウムの成果は,Proceedings
of the Arthropodan Embryological
Society of Japanの特集号としてま
とめられます。
サラ・ハンナシ在日チュニジア
サラ・ハンナシ在日チュニジア大使が8月末で,駐日大使としての在任期間を終えて
大使が離任挨拶に来学
帰国されることになり,8月21日に離任挨拶のために来学されました。
ハンナシ大使は,岩崎洋一学長,泉伸一郎副学長(財務,施設)
,吉武博通副学長
(総務・企画)と会談し,日本とチュニジアとの学術交流について,これまで本学が
果たしてきた役割を評価し,日本政府の支援と協力に謝意を示されました。岩崎学
長も今後の一層の協力とさらなる交流の発展を
約束しました。
学長・副学長への離任挨拶の後,ハンナシ大使
は塩尻和子北アフリカ研究センター長,安部征
雄筑波大学北アフリカ・地中海連携センター長
岩崎学長(左)と握手を
交わすハンナシ大使
のほかセンター教員や共同研究員と懇談し,別
れを惜しみました。また,ハンナシ大使は,離
任挨拶も含めて本学に在籍のチュニジア人留学
生と懇談し,親睦を深めました。ハンナシ大使
は1997年以来10年間の長きに亘り駐日大使を務
められ,その間,北アフリカ研究センターへの
北アフリカ研究センター
において(左から5人目が
サラ・ハンナシ大使)
協力はいうまでもなく,日本とチュニジアの交
流に大変尽力されました。
北アフリカ研究センター及び筑
7月12日,北アフリカ研究センター(ARENA)及び海外拠点筑波大学北アフリカ・
波大学北アフリカ・地中海連携セ
地中海連携センター(CANMRE)の活動報告会が開催されました。
ンター活動報告会を開催
北アフリカ研究センターは設立から4年目を迎え,文理融合型の研究・教育拠点の形
成を目指し日々活動しています。今回の報告会は,今年4月に全学独立センターと
なったことから,同センター及び海外拠点の活動について報告するとともに,学内
68名の共同研究員の交流を目的に開催されたものです。
第1部の共同研究員研究交流会では,中村徹教授(生命環境科学研究科)より「モロッ
コの植生概観」について,次いで国際協力機構(JICA)筑波国際センターの青木 眞所長より「筑波大学とJICAとの連携について」
,講演していただきました。
第2部の活動報告会では,森尾貴広講師(生命環境科学研究科)より,昨年度チュニ
ジア共和国に設置された本学初の海外拠点である筑波大学北アフリカ・地中海連携
センターの活動について,つぎに安部征雄同センター長(特任教授)より,5月23日
に現地にて開催されたアドバイザリーボードについて,報告がありました。最後
に,塩尻和子北アフリカ研究センター長より,同センターにおける平成20年度概算
要求事業及びG-COEへの取り組みについて
報告がありました。
報告会終了後の意見交換会には,泉紳一郎副
学長(財務,施設)
,合志陽一監事,田瀬則雄
生命環境科学研究科長らの出席のもと,7月
10日 に 来 日 し た チ ュ ニ ジ ア 共 和 国 か ら の
JICA研修生も交え,活発な意見交換と友好的
報告会での講演の様子
な交流が行われました。
平成19年度大学図書館職員長期
平成19年度大学図書館職員長期研修が,7月2∼13日の日程で,情報メディアユニオ
研修を開催
ン2階ホールにて開催され,初日の開講式は,井深順二文部科学省研究振興局情報課
学術基盤整備室長の出席を得て行われました。
この研修は,全国の国立大学図書館等の係長クラスの中堅職員に対し,学術情報に
関する最新の知識を教授するとともに,図書館経営・情報サービスの在り方につい
て再教育を行うもので,職員の資質とマネジメント・企画等の能力の向上を図るこ
とにより,大学図書館等の情報提供サービス体制をより一層充実させることを目的
として, 昭和44年度から毎年開催され,本年で第39回を数えます。
今年は全国の国公私立大学等から36名が参加し,講義,企画書作成演習,討議等が
行われました。
「経営学入門」
,
「国立大学図書館の経営」など大学図書館マネジメン
トに関する講義や「学術情報コミュニケーションの動向」
,
「利用者の情報行動」な
どの最新情報の他,大規模店舗を経営する書店
から講師を招いた「リアル書店の戦略」の講義
等が行われました。
全員が無事全課程を修了し,最終日には植松貞
夫附属図書館長から受講生代表に修了証書が授
開講式で挨拶する植松
附属図書館長
与されました。
参照:http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/pub/choken/
平成19年度学校図書館司書教
図書館情報メディア研究科では,7月25日∼8月24日までの20日間に亘る日程で,情
諭講習を開講
報メディアユニオン2階メディアホールを主会場に平成19年度学校図書館司書教諭
講習を開講しました。茨城県内の小学校,中学校,高等学校,特別支援学校の現職
教諭64名のほか,大学院学生等8名の合計72名が受講し,期間中熱心に取り組む姿が
みられました。この講習は,学校図書館法の規定に基づき,学校図書館の専門的職
務に携わる学校図書館司書教諭を養成するため,文部科学大臣の委託を受け,平成
9年度から実施しているものです。
講義の様子:読書と豊かな人間性
看護フォーラムへ参加
−附属病院−
講義の様子:情報メディアの活用
附属病院では,7月8日∼8月2日まで1ヵ月に亘り,札幌,仙台,東京,金沢,岡山,福
岡及び鹿児島の7都市において開催された合同就職説明会「看護フォーラム」におい
て,看護職員募集活動を展開してきました。
各都市の看護フォーラムに参加した病院は平均80病院,参加した学生総数は2,200名
を超え,同院の説明を聴きに訪れた学生は計131名でした。
今年は2つの台風上陸や新潟中越沖地震など天候的に大きく影響を受けましたが,
悪天候にも負けず,鈴木君江看護部長,邊見達義病院総務部総務課長を中心に看護
部職員と総務課職員によるチームを編成し,各都市において精力的に募集活動を
行って来ました。なお,このフォーラム以外にも県内の看護専門学校をはじめ,青
森,岩手,新潟の各県立大学の就職説明会に参加するなど積極的に募集活動を展開
しています。
附属病院では,急性期医療など特定機能病院と
しての看護体制の充実・強化を図るため,看護
職員を募集しています。ご家族,友人,お知り
合い等で看護職員を目指している方又は現在看
護職員として勤務されている方がおられました
ら,ご紹介ください。
7月29日,東京での看護
フォーラムの様子
連絡先:病院総務部総務課(看護師募集担当)
野口,石塚(TEL.3512, 3514)
平成19年度附属学校教育局夏
8月24日,東京キャンパスG501教室を会場に,
期研修会を開催
附属学校教育局主催の夏期研修会が開催されま
した。夏と春の年2回開催される研修会は今年
が4年目で,都内の公立の小・中学校からの参加
講演に先だち挨拶をす
る谷川彰英附属学校教
育局教育長
者12名を含め130余名が参加しました。会場は
満員となり立ち見も出る程で,成功裡に終了し
ました。
研修会は3部構成で,講演1は,NHK解説委員の
早川信夫氏による「解説委員から見た教育の現
場」
,講演2は,木村範子講師(人間総合科学研
究科,附属学校教育局)による「附属学校の歴
史と伝統」
。現在の教育状況と教員に求められ
早川NHK解説委員の講
演の様子
るもの,筑波大学の附属の役割,などを考える
うえで役立つ講演となりました。
二つの講演の合間には,
若手バイオリニスト小林
正枝氏のバッハ,クライ
スラーなどの演奏を聴
き,学びと癒しの研修会
でした。
次回の春期研修会は平成
20年3月27日(木)に開催
講演する木村講師
演奏後花束を受ける小林氏
されます。
教職基礎実践が行われる
−附属小学校−
7月12,13日の2日間に亘って,附属小学校で教職基礎実践が行われました。
これは,筑波大学の教職免許を習得しようとする学生の中で希望する者が,同校で
2日間研修を受けるものです。各クラスに配属された約170人の学生たちが,授業を
参観したり,休み時間は子どもたちと触れ合ったり,放課後には同校の教員から講
義を受けたりしました。2日間という短い期間ではありましたが,有意義に過ごし
た学生が多かったようです。
2日間の研修を終えた後に書いた学生の感想文の一部を紹介します。
「教室に入った瞬間から感じたのは,子どもと先生との距離がとても近くて,信頼関
係が築かれているということです」
,「……大学の講義で教育について学びました
が,いくら頭では分かっていても実際に学校に来て体験しなきゃ分からないことは
たくさんあると思いました。小学生と交流できたことで,これから大学で勉強する
上でもイメージがしやすくなると思います」
,
「実際に授業を作っていたのは子ども
自身だった,授業の作り方がとても参考になった」
。
また,同校の盛山隆雄教諭から「子
どもの素晴らしさ,子どもへの指導
の難しさなど様々なものを感じてく
れたと思います。子どもの成長を自
らの喜びに感じる教師になってほし
いと願います。
」との感想が寄せられ
子どもに楽しい話を聞か
せる学生
ました。
韓国京畿大学校社会科大学社会
7月12日に,韓国京畿大学校社会科大学社会福祉学科の修士及び博士課程の学生24
福祉学科の修士及び博士課程の
名と教員2名の計26名が,附属視覚特別支援学校中学部の体育,高等部の情報処理及
学生が附属視覚特別支援学校を
び家庭科,専攻科の鍼実技の授業を見学しました。
見学
引率の趙源先生は,本学で中村満紀男教授(人間総合科学研究科)のもと,博士
号を取得しました。
体育は水泳の授業,情報処理は全盲の生徒が音声を頼りにパソコンを操作するとこ
ろ,家庭科は全盲の生徒が針に糸を通し縫っているところと盲人用のミシンで縫っ
ているところ,そして,鍼実技は生徒がお互いに鍼を打つところを見学しました。
また,教材説明では,盲人用の地球儀や,明るさを音で表す機材等の説明を受けま
した。
家庭科の授業風景
教材説明の様子
マンチェスター・ユナイテッド
月
日,附属視覚特別支援学校にマンチェスター・ユナイテッド(イングランド有
チ ー ム の選 手 が ブ ラ イ ン ド
数のサッカーチーム)のウェイン・ルーニー(イングランド代表,フォワード)ら
サッカーチームと交流
選手が来校し,高等部生徒が所属するブラインドサッカーチームと約
時間交流を
行いました。交流内容は,同校生徒へのワンポイント・アドバイス,パス練習への
−附属視覚特別支援学校−
参加,質問タイム,サイン・フォトセッションでした。高等部の生徒の中には,ブ
ラインドサッカーの日本代表選手もいましたが,自分たちの練習場にスーパース
ターの訪問を受け,それぞれ激励の言葉をかけられ
大喜びでした。また,ルーニー選手らは,生徒に促
され目隠しでリフティングに挑戦し,「とても難し
い」と感想を述べていました。
今回,マンチェスター・ユナイテッドは浦和レッズ
との親善試合のため来日しましたが,そのスポン
サ ー で あ る
(
)
の提案で同校への訪問が実現したものです。
なお,
は,昨年,社会貢献の一貫として,同校
高等部の社会科の授業にグループ会社のを派遣
し,出前授業を行いました。内容は,
「通信販売の仕
組みと消費者の責任」に関するものでしたが,生徒
サインに応じるルーニー選手
からは大好評を得ました。今後も
このような企業との連係が継続す
ることを期待しています。
なお,この模様は,
のホーム
ページでも紹介されています。
:
集合写真
自立活動実践セミナー を
月
∼
日の
日間,附属桐が丘特別支援学校
開催 では,自立活動の指導の向上を目指す事を目
−附属桐が丘特別支援学校−
的とした研修の場として,現職教員及び教育
機関関係者を対象に,自立活動実践セミナー
を開催しました。
平成
年
月より特別支援教育制度が施行さ
れ,各特殊学校は特別支援学校として通常学
級在籍の障害を持つ児童生徒への教育支援に
その専門性の発揮が期待されています。こう
セミナー全体会の様子
した制度の転換期にあたり,自立活動の指導
や個別の指導計画のあり方の重要性があらた
めて注目される中,同校では,国内唯一の国
立の肢体不自由教育校として長年培ってきた
知見を基に,肢体不自由教育の専門性の中核
をなすとも言える自立活動の指導に焦点を当
て,その基礎的理念から自立活動の時間での
具体的指導までを
日間のセミナーとして実
施し,時代の要請に応えるべく,特別支援教
育に携わる先生たちの資質向上に寄与しよう
とするものです。このセミナーには,全国か
ら約
名の参加者があり,
コースに分かれ
た各会場では,講義内容に熱心にメモを取る
姿と共に,真剣な質問が出され,参加者たち
の熱い思いが感じられました。
上枚はコース別実践の様子
附属桐が丘特別支援学校と附属
月
日
:
より,附属桐が丘特別支援学校と
中学校が交流会を実施
附属中学校との交流会が行われました。
これは,両校の生徒会が中心となって企画した
もので,桐が丘本校の中学生全員(
名)と,
附属中学校の各学年からの希望者約
名が参加
しました。
当日は,桐が丘本校の体育館で車イスサッカー
の試合を行い,両校の生徒たちは歓談したり応
援したりしながら親睦を深めていました。車イ
スに乗ってサッカーをするのは初めてという附
属中学校の生徒も,操作に慣れるに従って動き
が滑らかとなりゲームに興じていました。
両校では,こうした機会が,附属間の生徒の間
で,同世代の仲間としてお互いを認識し,友情
を育てる良いきっかけとなることを期待してい
ます。
慶応義塾高等学校生が附属桐が
月
日,
日の両日,慶応義塾高校
年男子生徒
名が,附属桐が丘特別支援学校
丘特別支援学校を訪問
を訪問しました。
これは同校の社会科選択科目「社会保障・福祉」
の単元で,日米の自立生活運動,法とバリ
アフリー,ユニバーサルデザインなどを障害者
の領域から学ぶテーマ学習の授業の一環とし
て,附属桐が丘特別支援学校での子どもたちの
様子が参考として取り上げられたものです。
日間に亘って訪れた高校生達は,小学部各学
年のクラスに入り,子どもたちの活動の様子を
熱心に参観していました。桐が丘の子どもたち
も,高校生のお兄さんたちとすっかり親しく
なった様です。附属桐が丘特別支援学校では今
回の訪問が,若い方々にとって,障害を持つ
人々を含む,弱者,高齢者などに関わる社会的
な様々な問題に目を向けるきっかけとなる有意
義な授業となることを期待しています。
第回日本・インドネシア国際
月
∼
日,インドネシアのソロ市で,教育開発国際協力研究センターとインドネシ
協働授業研究会で授業研究会を
アの国立
月
日大学等が協力し,第
回日本・インドネシア国際協働授業研究会が
開催
開催されました。
−附属久里浜特別支援学校−
中田英雄教育開発国際協力研究センター長を中
心とした日本のスタッフは,附属久里浜特別支
援学校から大久保直子教諭,佐藤匡仁教諭と馬
場信明副校長が参加しました。
体育の授業で風船ボールを取り入れ
て指導する佐藤教諭
授業研究会では,研究授業,分科会協議会,講
義等がありましたが,佐藤教諭は体育の研究授
業を,大久保教諭は算数の研究授業を行いまし
た。参加者から一人ひとりの子供達を大切にし
た授業展開であり,内容や教材についてもとて
も参考になった等の言葉をいただきました。
この研究会には,インドネシア全国から
名
算数の授業で指遊び歌を取り入れて
指導する大久保教諭(右)
を超える教育関係者が参加しましたが,研究授
業やそのあとの分科会協議などをとおして,児
童理解に基づく授業づくり,身近な素材を利用しての個に応じた教材づくり,そし
て授業研究の大切さ,また,こうして出会った両国の教育関係者のネットワークの
大切さを参加者それぞれが実感しました。
なお,この授業研究会は、平成
年度科学研究費補助金[基盤研究()]
(課題番
号
)の途上国における特別支援教育開発の国際協力に関する研究の一環と
して実施されました。
●お知らせ
平成年度における組合員証
国家公務員共済組合法施行規則第
条により組合員証等の検認を以下の「平成
年
等の検認について
度における組合員証等の検認実施計画表」により
月中に実施します。
つきましては,次に掲げる組合員証等を各組識等の共済組合事務担当係へ別途指定
する提出期限までに提出してください。
なお,検認期間中に組合員及び被扶養者の療養のため,組合員証等を必要とする場
合には「共済組合員資格証明書」を発行しますので,それぞれの共済組合事務担当
係まで申し出てください。
共済組合員証(全員)
被扶養者申告書(同)
遠隔地被扶養者証(発行を受けている組合員)
特定疾病療養受領書(同)
高齢受給者証(同)
○平成
年度における組合員証等の検認実施計画表
各 組 織 等 名
監査室 総務・企画部
組織・人事部 財務部
施設部 学務部
学生部 研究事業部
附属図書館
検認日
月
日
病院総務部 附属病院
日
人文社会科学等支援室
日
ビジネス科学等支援室
日
数理物質科学等支援室
日
システム情報工学等支援室
日
生命環境科学等支援室
人間総合科学等支援室(人間系支援室)
日
人間総合科学等支援室(体芸支援室)
日
人間総合科学等支援室(医学支援室)
図書館情報等支援室
日
先端学際領域研究センター 外国語センター
体育センター 農林技術センター
学術情報メディアセンター 計算科学研究センター
留学生センター 研究基盤総合センター
プラズマ研究センター アイソトープ総合センター
日
附属学校教育局 附属学校
日
下田臨海実験センター 菅平高原実験センター
日
※この検認実施計画表によりがたい事情がある場合は,財務部資金管理課共済組
合係と協議のうえ,別途
月中に検認を受けてください。
防犯パトロールボランティア募
私たちは,キャンパス内及び周辺地域における学生及び教職員の安全を守ることを
集! ∼私たちのキャンパスを
目的とした,夜間における防犯パトロールを今年度も行います。
一緒に守りましょう∼
既に
等でも募集しておりますが,引き続き学生及び教職員のボランティ
−セーフティプロジェクト−
アを募集しますので,皆様のご協力をお願いします。
ふだん運動不足の方も,安全と健康のために歩いてみませんか?
活動内容及び募集については次のとおりです。
日 時:第
回 月
日
(水)
:
∼
:
(雨天中止)
第
回 月
日(水)
:
∼
:
(同)
※
月(第
回)以降も月
,
回の実施を予定しておりますが,日時等
については,別途決定次第連絡いたします。
集合場所等:各日とも
:
に本部棟(低層棟)警備員室前に集合してください。持
参いただく物はありません。
※コース(学生宿舎周辺,ペデストリアン,大学周辺地域)等につい
て説明します。
応 募 方 法:氏名,所属,メールアドレス及び上記の参加可能な日にち(
月に参
加ができない方で,
月以降の参加を考えている方は,その旨)を記
あてメールにて
載のうえ,
月
日
(水)
までに
お申し込みください。
※申し込みの際,メールの題名を「防犯パトロールボランティア応募」
としてください。
問 合 せ:総務・企画部総務課業務企画係(セーフティプロジェクト事務局)
中泉(
:
)
※連絡いただいた個人情報は,パトロールの実施連絡に利用し,それ以外の目的で
使用することはありません。
第回無料法律相談会のご案内
教職員の皆さんを対象として,本法人顧問弁護士の山口卓男弁護士(筑波アカデミ
ア法律事務所)による無料法律相談会を定期的に開催しています。
−総務・企画部法務室−
第
回の相談会は,次の要領で実施しますので,法律問題でお悩みの方は,どうぞお
気軽にお申し込みください。
日 時:
月
日
(木) :
∼
:
場 所:筑波キャンパス内
対 象 者:本法人の全ての教職員(常勤,非常勤を問いません。
)
相談事項:法律問題全般について相談できます。私生活上の問題でもかまいません。
ただし,相談に応じることが顧問弁護士の職責と相容れないこととなる
場合等には,相談をお断りすることがあります。
人につき
分までです。
相談時間:
申込方法:
予約制です。
相談を希望される方は,
月
日(金)
までに,次の法律事務所へ直接
又は
で申し込んでください。
筑波アカデミア法律事務所(本学法科大学院併設)
住所:東京都千代田区外神田
秋葉原ダイビル
階
(
,
:
)
※申込書は筑波大学公式ホームページ「学内専用」の「お知らせ」
欄又は
からダウンロードできます。
相談をお受けする場合,弁護士から面談の具体的な時間や場所など
をお知らせいたします。
そ の 他:
弁護士には法律上守秘義務が課せられています。相談内容が他に知
られることは一切ありません。
相談は,原則として申込書の先着順で行います。相談希望者が多数
の場合は,次回以降の相談会で相談していただくこともあります。
ただし,今回のお申込みで次回以降の予約をすることはできません
ので,次回以降の申込期間内に改めてお申込みください。
また,かつて相談された方が同じ件で再度のお申込みをされた場合
には,新規の相談者の方を優先させていただきます。
相談は,弁護士が直接面談する方法で行います。電話,
等によ
る相談は行いません。
無料法律相談会に関して不明な点は,法務室(
)までお問
い合わせください。
※第
回無料法律相談会は,
月下旬に,筑波アカデミア法律事務所で実施する予定
です。
歌舞伎鑑賞の参加者募集
職員レクリエーション行事の一環として,
「歌舞伎鑑賞」を次のとおり実施しますの
で,是非ご参加ください。
−組織・人事部人事課−
期 日:
月
日(土)
:
分開演
場 所:国立劇場
演 目:平家女護島 −俊寛−
昔語黄鳥墳 −うぐいす塚−
募 集 人 数:
名(
等席)
※申込者が多数の場合は,抽選により決定します。
対 象 者:筑波キャンパスの職員(非常勤職員を含む。
)及びその家族
個人負担金:・職員 ,
円
・被扶養者(
名まで)
,
円
・上記以外の家族(
名まで)
,
円
※被扶養者とは,共済組合員証に記載された家族です。
申込方法等:
月
日
(水)
までに所定の申込書に必要事項を記入押印し,所属・氏
名を記載した返信用封筒(長
サイズ)を同封のうえ,申し込んでくだ
さい。
※参加申込書は,
からダウンロード又は支援室等からお取
り寄せください。
問 合 せ:組織・人事部人事課福利厚生室福祉第一係(
,
)
そ の 他:前売り券を購入しますので,参加の辞退は出来ません。
図書館講習会の開催について
論文やレポート作成を控えた学生や教職員の皆さん,資料集めにお困りではありま
<論文の探し方>
せんか?
図書館では,論文作成や研究に必要な文献情報を入手するためのデータベースを各
−附属図書館−
種用意しています。それらの検索方法や論文の入手方法について,次のとおり講習
会を行いますので,お気軽にご参加ください。(*はデータベース提供元のスタッ
フを招いて行います。質問等ある方は,この機会に是非ご参加ください。
)
○中央図書館:コンピュータ利用室(新館
階)定員
名
*
(化学・生物学・物理学・材料工学分野の情報検索データベー
スの使い方)
月
日
(水)
:
∼
:
同 :
∼
:
*
(英語圏の法律・経済やニュース等社会科学関係情報データベース
の使い方)
月
日
(木) :
∼
:
を中心とした論文検
・日本語論文の探し方(国立情報学研究所のサービス
索法)
月
日
(月)
:
∼
:
月
日
(木)
:
∼
:
・外国語論文の探し方
(全分野のデータを搭載した
を中心
とした論文検索法)
月
日
(金)
:
∼
:
・外国語論文の探し方 (全分野の文献情報等様々な機能を搭載
した
を中心とした論文検
索法)
月
日
(火) :
∼
:
○体芸図書館:情報検索コーナー(
階)定員
名
・日本語論文の探し方 体育・芸術学編(国立情報学研究所のサービス
を中
心とした論文検索法)
月 日
(火)
:
∼
:
月
日(水)
:
∼
:
・外国語論文の探し方 体育学編(
等を用いた論文検索法)
月 日(水)
:
∼
:
月
日(火)
:
∼
:
・外国語論文の探し方 芸術学編(
等を用いた論文検索法)
∼
:
月
日
(水)
:
○医学図書館:情報検索コーナー(
階)定員
名
・医学中央雑誌(国内の医学・看護関連分野の文献情報データベースの使い方)
月
日
(木)
:
∼
:
月 日
(金)
:
∼
:
・
(医学分野で世界最大の文献情報データベースの使い方)
月 日
(火)
:
∼
:
(入門)
月
日
(水)
:
∼
:
(同)
月
日(月)
:
∼
:
(中級)
月
日
(水)
:
∼
:
(同)
・看護学文献の探し方(
等看護学関係の論文・雑誌・図書の探し方を説明)
月
日
(水) :
∼
:
・差がつく!図書館の使い方(必要な情報を効率よく入手するための附属図書館
ホームページのデータベースやサービスの説明)
月
日(木)
:
∼
:
○大塚図書館:情報検索コーナー 定員なし
・図書館の利用の仕方(必要な情報を効率よく入手するための附属図書館ホーム
ページのデータベースやサービスの説明)
:
∼
:
月
日
(土)
*
(英語圏の法律・経済やニュース等社会科学関係情報データベース
の使い方)
月
日
(金)
:
∼
:
・日本語論文の探し方(国立情報学研究所のサービス
を中心とした論文検索法)
月
日
(金)
:
∼
:
月 日(土)
:
∼
:
(全分野のデータを搭載した
を中
・外国語論文の探し方 心とした論文検索法)
月
日(土)
:
∼
:
*
(複数のデータベースを一挙に検索できる便利なシステム。自分だけ
のカスタマイズも可能)
月
日(金)
:
∼
:
・
(様々なデータベース・電子ジャーナルの検索結果を
上で保存・
管理するツール)
月
日
(土) :
∼
:
申込先:各図書館レファレンスデスク,又は図書館ホームページにて受け付けます。
)
(:
なお,大塚図書館での講習会への申込みは不要です。
海外留学説明会Ⅱ(米国留学と
本学では,毎年
名前後の学生が海外に留学しており,留学を希望する学生は年々
について)
の開催について
増加しています。留学生センターでは,そのようなニーズに応えて,毎年
回(
月,
月,
月)留学説明会を開催していますが,今年の第
回目の留学説明会を次のと
−留学生センター−
おり開催します。
今回は,留学希望の多い米国を対象として,日米教育委員会(フルブライト委員会)
から留学情報アドバイザーを講師として招き,米国の大学・大学院制度,大学の選
択方法などについての講演,また,国際教育交換協議会(
)からも講師を招き,
英語留学試験()受験について説明をします。
米国への留学を希望する学生のみならず,海外留学に関心のある学生の参加につい
て,ご指導をお願いします。
日 時:
月
日(水)
:
∼
:
場 所:大学会館
国際会議室
プログラム:
日米教育委員会留学情報アドバイザー
演題:米国の大学への留学について
国際教育交換協議会(
)日本代表部
演題:について
問 合 せ:留学生センター(短期留学・交流部門,
)
液体窒素・液体ヘリウムの供給
研究基盤総合センター低温部門では,定期自主検査のため次の期間供給を停止しま
停止のお知らせ
す。
−研究基盤総合センター 低温部門−
○液 体 窒 素:
月
日
(月)∼ 日
(金)
○液体ヘリウム:
月
日
(月)∼
日(金)
第回知的コミュニティ基盤
知的コミュニティ基盤研究センターでは,同センターの研究領域に関する分野にお
研究センター研究談話会の開催
ける最新の研究成果や話題について研究談話会を開催しています。
について
事前の申し込みは必要ありませんので,どなたでも自由にご参加ください。
日 時:
月
日(火)
:
∼
:
(質疑込み)
場 所:春日キャンパス 情報メディアユニオン
階共同研究会議室
講 演 者:独立行政法人メディア教育開発センター教授 仲林清氏
(学習,教育,訓練のための情報技術)
専門委員会委員長 (社)
情報処理学会情報規格調査会
タイトル:
「
:技術的課題と標準化の動向」
概 要:
ラーニングは,大学等の教育機関に限らず,企業における専門知識の習
得,インターネットを通じた生涯学習など幅広く普及している。
本講演では,
ラーニングを支える基本的な概念,要素技術から,
ラー
ニングコンテンツの現状までを解説する。特に,普及の鍵を握っている
国際標準規格に関して,
ラーニング技術標準化の意義,課題,
今後の展開などについて詳細に述べる。
問 合 せ:知的コミュニティ基盤研究センター
:
)
(
第回つくばブレインサイエ
第
回つくばブレインサイエンス・セミナーを開催します。事前の申し込みは不
ンス・セミナーの開催について
要。セミナーの参加費も無料です。お誘い合わせのうえ,お気軽にお越しください。
日 時:
月
日
(火) :
∼
場 所:
棟 臨床講義室()
(医学図書館の上の階です。
)
講 師:新井哲明先生 (東京都精神医学総合研究所)
演 題:神経変性疾患におけるリン酸化
の蓄積
問合せ:事務局 人間総合科学研究科 志賀隆
(
, :
)
:
第回 リ ス ク 工 学 研 究 会
()の開催について
リスク工学専攻では,定期的にリスク工学研究会を開催しています。
参加は自由ですので,教員,学生を問わず,専攻外の方でも,興味をお持ちの方は
ふるってご参加ください。事前申し込みは必要ありません。
日 時:
月
日(火)
:
∼
:
場 所:総合研究棟
公開講義室(
)
講演者:大澤幸生准教授(東京大学大学院工学系システム量子工学専攻)
演 題:チャンス発見と知識獲得スキル
概 要:統計解析,データマイニングなどのツールが市場に溢れ,買われ,そして
多くの場合に死蔵されてゆく。同じツールを使っても有用な知識を獲得す
る実務者とできない実務者が現場にいるからである。現場に知の獲得スキ
ルを育てるためには,バリュー(価値と価値観)センサを実務家の身体と
現場環境に植え付けるための方法が必要となる。本講演では,大澤准教授
がチャンス発見技術の研究をしてきた経験から,バリューへの感度を高め
る為の科学的アプローチの必要性と現在の取り組みについて述べる。リス
クへの感度を高める方法にも及ぶ話題を計画している。
担 当:リスク工学専攻 遠藤靖典
問合せ:リスク工学専攻 担当 伊藤誠
(
,
:
)
:
●各種表彰等
第回データ工学ワークショッ
月
日∼
月
日まで広島県広島市の元宇品にて
プにおいて,北川博之教授及び
開催された電子情報通信学会データ工学研究専門
同教授指導のシステム情報工学
委員会・日本データベース学会共催による第
回
研究科年戸田浩之氏らが優秀
データ工学ワークショップ(
)におい
論文賞を,同教授指導のシステ
て,北川博之教授(システム情報工学研究科)及
ム情報工学研究科年濱本雅史
び同教授指導のシステム情報工学研究科
年戸田
氏及び森嶋厚行准教授指導の図
浩之氏らの論文が,優秀論文賞を受賞しました。
書館情報メディア研究科年望
受賞対象となった論文は,次のとおりです。
月祥司氏がそれぞれ優秀プレゼ
・戸田氏,北川教授,藤村考氏()及び片岡
ンテーション賞を受賞
北川教授と賞状を持つ戸田氏
良治氏(同)共著
論文:時間的近さを考慮した話題構造マイニング
この賞は,同ワークショップにおいて発表された
優秀な論文に対して授与されるものです。
また,同ワークショップにおいて北川教授指導の
システム情報工学研究科
年濱本雅史氏及び森嶋
濱本氏
厚行准教授(図書館情報メディア研究科)指導の
図書館情報メディア研究科
年望月祥司氏が,そ
れぞれ優秀プレゼンテーション賞を受賞しました。
受賞対象となった発表は,次のとおりです。
・濱本雅史氏(共同研究者:北川教授)
発表:対称比率規則の抽出手法
・望月祥司氏(共同研究者:児玉麻莉子氏(図書
館情報専門学群)
,森嶋准教授,石川憲一氏(図
書館情報メディア研究科)
, 田島敬史氏(京都
大学情報学研究科)
)
発表:大規模ディレクトリ空間視覚化のための
論理構造抽出
この賞は,同ワークショップにおいて優秀なプレ
ゼンテーションを行った発表者に対して授与され
るものです。
蔡東生准教授の論文ファイルが
蔡東生准教授(システム情報工学研究科)の,
年
月にハワイで開かれた「国際
の分野検索で2位にラ
宇宙シミュレーションスクール」で発表した招待論文ファイルが,
の分野検
ンクされる
索で
位にランクされました。
検索キーワードはジュラシックパークでも有名な,「ローレンツ分岐」であり,
位
がネット辞書の
ページであることを考えると,学会論文ファイルが上位にラン
クされること自体まれで,特筆に値するものです。
は
というプログラムでランクを決めており,その方針は「多くの良
質なページからリンクされているページは、やはり良質なページである。
」という再
帰的な関係をもとに、全てのページの重要度を判定したもので,上位にランクされ
る意味合いは,ネット上当該分野で最重要視された論文であることを意味してお
り,ダウンロードも集中しています。
上位にランクされるための,(サーチエンジン最適化)という専門分野が存在
し,その過熱ぶりが最近のスペシャルでも特集が組まれ放映されていますが,
矢印は,検索結果で番目に掲載されて
いる蔡准教授の論文
大塩寛紀教授指導の数理物質
科 学 研 究年 武 尾 ま ゆ み 氏 が
そのような中での
位へのランクは,この論文の重要性が認められてのことです。
なお,当該宇宙シミュレーションスクール学会の検索では,
位にランクされています。
大塩寛紀教授(数理物質科学研究科,物質創成先端科学専
攻(化学系)
)指導の数理物質科学研究
年武尾まゆみ氏
(物 質 創 成 先 端 科 学 専 攻)が,
ポ ス タ
で,講演題目“
ー賞を受賞
”により,ポ
スター賞を受賞しました。
この賞は大学院生を対象とし,発表内容,プレゼンテー
ション,質疑応答において優れたポスター発表に対して授
与されるものです。ポスター発表全
件から各国の学生
名が受賞し,武尾氏はそのうちの一人です。
大塩寛紀教授指導の数理物質科
大塩寛紀教授指導の数理物質科学研究科
年多比羅裕隆氏
学研究科年多比羅裕隆氏が錯
(物質創成先端科学専攻)が,錯体化学若手の会夏の学校
体化学若手の会夏の学校
(
月
−
日:於 箱根湯元ホテル)において,講演題
ポスター賞(講師賞)を受賞
目「多重安定性スピンクロスオーバー錯体の合成」により,
ポスター賞(講師賞)を受賞しました。
この賞は学生を対象とし,日本全国から参加した講師によ
る審査の結果,特に優れたポスター発表と認められたもの
に対して授与されるものです。
堤盛人准教授指導のシステム情
堤盛人准教授(システム情報工学研究科,社会システム・マネジメント専攻)指導
報工学研究科年山本純氏が平
のシステム情報工学研究科
年の山本純氏(社会システム工学専攻博士前期課程)が,
成年度写真測量学会年次学
月
,
日の
日間に亘り,パシフィコ横浜において開催された平成
年度写真測
術講演会論文賞を受賞
量学会年次学術講演会において,論文賞を受賞しました。
この賞は,学生または
歳以下の同学会会員の発表者を対象として,論文と発表の
両面において優れた成績を収めた者に授与されるものです。
今回受賞対象となったのは,卒業論文をもとにした「我が国
の測量産業に関する一考察」
と題する研究です。その内容は,
公共事業削減のもとで厳しい経営環境にありながら,最先端
の位置計測技術を取り入れ,高度な空間情報サービスを提供
する新たな産業への転換を迫られている我が国の測量産業の
現状と課題について,様々なデータをもとに分析を行ったも
ので,技術開発研究が圧倒的多数を占める同学会において,
そのユニークかつ時機を得たテーマ設定と分かりやすいプレ
ゼンテーションの両方が評価されて受賞に至りました。
宮本邦明教授及び西田顕郎講師
宮本邦明教授(生命環境科学研究科)及び西田顕郎講師(同)
指導の環境科学研究科年本岡
指導の環境科学研究科
年本岡毅氏は,「赤色光と緑色光の反射
毅氏が日本写真測量学会年次学
率の関係を用いた植生フェノロジー推定」の論文により,日本
術講演会論文賞を受賞
写真測量学会年次学術講演会論文賞を受賞しました。
この賞は,学生及び
歳以下の同学会員の研究発表で,学術発
展に貢献したものに対し授与されるものです。
月
日,パシフィコ横浜で開催された日本写真測量学会平成
年度年次学術講演会において表彰されました。
田中喜代次教授指導の人間総合
田中喜代次教授(人間総合科学研究科)指導の人間総合科学研
科学研究科年笹井浩行氏が日
究科
年笹井浩行氏は,研究課題「強度自己選択法による有酸素
本教育医学会平成年度学会
性運動時における呼吸循環器系反応および心理的反応の再現
奨励賞を受賞
性」で,日本教育医学会の平成
年度学会奨励賞を受賞しまし
た。この研究は,健康増進や慢性疾患の改善を目的とした運動
処方時の新たな負荷調節法の信頼性を検証したもので,運動の
実践現場における有益な情報を提供した研究内容が高く評価さ
れました。
●その他
文化系サークル連合所属宇宙
文化系サークル連合宇宙工学研究会顧問の野田英行講師(数理物質科学研究科)及
工 学 研 究 会 の 学 類 生名 が
び新城靖准教授(システム情報工学研究科)から,自然学類
年工藤祐介氏,工学シ
ステム学類
年五賀友継氏及び工学基礎学類
年今福成徳氏が,同研究会の活動をま
と め た 論 文“
”に よ り,
の
において,
賞を受賞し
賞を受賞
たとの寄稿がありました。
このコンテストは,作家故ロバート・ハインラインを記念し,米ハインライン財
団によって主催され,北米,欧州,アジアの各地域で
年に
回開催されています。
ハインライン財団は民間宇宙事業において実用的
な成果をあげる個人または団体に賞金を授与し,
有能な若手研究者や彼らの発想を認め,また奨
励・支援することを目的としています。今回,中
国宇航学会と共同でアジアの各国の
歳以下の学
生・若手研究者を対象としてコンテストが行われ
ました。
講演する工藤氏
アジアヵ国から
件の応募があり,
件が最終
選考会に残りました。
月上旬北京にて論文発表
が行われ,そのなかから,極めて実現性が高い点
が評価され,同研究会学類生にこの賞が授与され
ました。
なお,この研究は,
年度茗渓会学生支援予算
授賞式場にて
左から五賀氏,工藤氏,今福氏
制定された法人規則等一覧
により支援を受けました。
次の法人規則等が制定されました。なお,規則等の全文は,筑波大学ホームページ
の「広報・公開」で閲覧できます。
◆
月制定
○国立大学法人筑波大学利益相反規則の一部を改正する法人規則
○国立大学法人筑波大学知的財産規則の一部を改正する法人規則
○国立大学法人筑波大学部局長等の選考及び任期に関する規則の一部を改正する法
人規則
○国立大学法人筑波大学知的財産統括本部規程の一部を改正する法人規程
○国立大学法人筑波大学戦略イニシアティブ推進機構規程
日本語・日本文化学類ミニ・ク
月
日,日本語・日本文化学類で,昨年度に続きクラス代表の学生を中心に日本語・
リーンデー実施
日本文化学類ミニ・クリーンデー(大掃除)を実施したとの寄稿が,江藤秀一教授
(人文社会科学研究科)からありました。
学期末の試験終了後,
余名の学生が
棟の教室と廊下をはじめ,入り口とその周辺の
清掃を行いました。廊下の天井には,くもの巣
がたくさんあり,それを取り除くのに一苦労し
ました。窓ガラスも拭いて,教室も明るくなり
す
ました。同棟前の藤棚のツルも昨年同様に
梳
き,通行しやすくなりました。
大掃除の様子
平成年度産新米コシヒカリ
農林技術センターの水田及び作物用畑では,学生実習などで植えられた水稲(イネ)
及びサツマイモの予約販売につ
とサツマイモがそれぞれ順調に育っており,どちらも,
月初旬には収穫予定です。
いて −農林技術センター−
同センターで栽培された新米(コシヒカリ)とサツマイモ(ベニアズマ・パープル
スイートロード)を次により予約販売しますので,この機会に是非ご賞味ください。
販売品目:新米(コシヒカリ) 精米 ㎏ 入り・
㎏ 入り
玄米
㎏ 入りのみ
サツマイモ(ベニアズマ)
㎏ 入り・
㎏ 入り・
㎏ 入り
サツマイモ(パープルスイートロード:紫いもです。
)
㎏
販売価格:未定ですが,昨年度並を予定しています。
参考:販売予定価格
精米 ㎏
当たり 円∼
円(昨年度
円。
等米)
玄米 同 円∼
円(同
円。同)
サツマイモ(ベニアズマ)
㎏
当たり 円∼
円(同
円)
サツマイモ(パープルスイートロード)
同 円∼
円(同
円)
年に独立行政法人農業技術研究機
※パープルスイートロードは,平成
構・作物研究所で育成された新しい青果用サツマイモです。
用途は,ふかしいも,天ぷらなどの適しています。
予約方法:電話・
・
にて受付いたします。
予約の際は必ず,品目と販売単位をご指定願います。
(玄米については
㎏ 入り
袋単位のみでの販売となりますので,あらか
じめご了承願います。
)
(
,
:
)
は
時間)
受付時間:月∼金曜日の
:
∼
:
です。(
及び
そ の 他:品物の受渡しについては,準備が出来次第,連絡します。
なお,予約数量が販売予定数量を越えた時点で,予約の受付を終了しま
すので,あらかじめご了承願います。
速報つくば及び公式ホームペー
本学の公式ホームページは,速報つくばへ寄稿される情報等を掲載し,コンテンツ
ジへの寄稿文への英訳併記のお
の充実を図っております。この度,英語サイトを充実するにあたり,日本語サイト
願い
に準じた掲載内容とすべく,リニューアルを行っておりますが,翻訳作業の迅速化
を計るため,今後,速報つくば及び公式ホームページへの寄稿をされる場合は,寄
稿文内の次に掲げるものについて,なるべく英語訳を付記くださるよう,お願いい
たします。
学会・会議・大会等の名称
表彰等の賞の名称及び受賞名称
開催地等固有の名称
外国人の氏名
その他参考となる事項
●「速報つくば」について
「速報つくば」の次回
(通巻
号)
の発行日は
月
日
(木)です。原稿の提出は
月
日
(水)
の午前中までにお願いします。
学内行事,イベント情報及び職員サークル活動などの記事も募集しています。
なお,
「速報つくば」への寄稿に際しては,次の事項に留意ください。
◆できるだけ電子メールや電子メールへの添付ファイル等にしてください。
◆表彰関係記載項目については,受賞者氏名,所属,受賞名,簡単な賞の説明,受
賞対象論文名等(掲載誌のページ等は省略願います。
)とし,授賞式の日時,場所
等については,必要がある場合等を除き,省略願います。
◆シンポジウム等の開催案内でシンポジウム等の概要を記す場合は,なるべく
字以内としてください。
◆簡潔に記載してください。
◆採用の原稿は,
上に掲載しますので,了承願います。また,文教速報(官庁
通信社発行),文教ニュース(文教ニュース社発行)及び(学生部発
行)等からの情報提供依頼があった場合は,掲載情報(写真等を含む。
)を提供し
ますので承知願います。
「速報つくば」の版は,次ので閲覧できます。
学内ニュース,写真の提供及び掲載内容への意見は広報課(
,
)
へお願いします。
:
電子メールで寄稿された方には,原稿受付等の返信メールを送りますので,ご確認
ください。なお,返信メールが届かない場合は,広報課までご連絡をお願いします。
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