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出張ビオトープとスズメに教わったこと
環境活動/生物多様性への取り組み 毎月第一金曜日更新 !! 8 出張ビオトープとスズメに教わったこと 2009 年 3 月、従業員への生物多様性に対する意識向上を目的にビオトープをつくりました。 すでに完成から 7 年目になり、たくさんの生き物が棲みついています。 これまでの取組みを含め、私たちのビオトープの生き物を毎月ご紹介していきます。 また、私たちの生物多様性の考え方をこちらに載せていますので、是非ご覧になってください。 ープの 私たちのビオト 紹介!! ご 月 生き物を毎 7 月のビオトープ こんにちは!はんえいの広場 ビオトープボランティア事務局です。 猛暑日が続く中、いかがお過ごしでしょうか。 7/22(水)と 7/30(木)に、お昼ご飯を食べながら生物多様性について学べる、 「ランチミーティング」を開催しました。 大阪府立大学の鈴木さんと大阪府立 環境農林水産総合研究所の山本さんに 生物多様性やビオトープについて、またそこに棲む生き物について説明していた だきました。延べ 40 名の参加者が熱心に耳を傾け、ビオトープへの関心を深め ていただけました。( 写真 1,2) また、7/26(日)には大阪市内にある西淡路 希望の家という社会福祉施設に当社の生物多様性 保全の取組みを説明してきました。 ( 写真 1,2) 鈴木さん、山本さんの講演の様子 ビオトープに棲むカワバタモロコ ( 川端諸子 )、ミナミメダカ ( 南目高 )、コオイムシ ( 子負虫 )、ヤゴ ( 水蠆 ) や その他水生動物も実際に連れて行き、小さなお子さんからおじいちゃんおばあちゃんまで幅広い世代の方に当社の 取組みを理解していただけました。( 写真 3) ( 写真 3) 西淡路希望の家での展示の様子 この暑い中、ミズアオイ ( 水葵 ) は 8/3 に最初の花を咲かせました。バッタに食べられながらも力強く成長してい ます。( 写真 4,5) ビオトープの近くではスズメ ( 雀 ) の親子が姿を現し、ひなの飛行訓練をしているようでした。 スズメのひなを初めてみましたが、意外とずんぐりむっくり肥えて いました。( 写真 6) えさが豊富で大きくなったのだろうけど、飛べるのか?! と我が腹もスズメ事に思えず、なぜか反省させられました。 ( 写真 4,5) バッタとミズアオイ これだけ暑いと水辺に行きたくなりますが、山を吹き 抜ける風も意外と涼しいです。お出かけの際には安全に 十分お気をつけて夏の自然を満喫してください! 次回もお楽しみに! ( 写真 6) スズメの親子 毎月、水生生物調査を行っている 『大阪府立大学 生命環境科学研究科 鈴木真裕さんからのコメント』 7 月 22 日に水生生物調査でイネミズゾウムシが見られました。 イネミズゾウムシはアメリカ原産の外来種で、イネの害虫として稲作に被害をもたら しています。体が白く、背中の中央が黒い 3mm くらいの硬そうな虫(コウチュウ類) がイネの葉にいたら、きっとイネミズゾウムシでしょう。 水辺で生活するゾウムシのなかまは水生植物の上にいますが、イネミズゾウムシは イネミズゾウムシ ( 稲水象虫 ) (鈴木さん撮影) 水中を泳ぐこともできます。 *次回の更新予定は 9/4( 金 ) です。 http://panasonic.co.jp/es/environment/biodiversity/biotope/index.html エコソリューションズ社