...

PDF版 - 北海道留萌振興局

by user

on
Category: Documents
23

views

Report

Comments

Transcript

PDF版 - 北海道留萌振興局
平成18年10月
北海道留萌支庁
目
1
次
留萌の自然条件
地勢・土壌 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
気象 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
2
留萌農業の特色
留萌農業のあゆみ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
バラエティーに富んだ農業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
3
留萌農業の構造
農家戸数と就業構造 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
耕地面積と土地利用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
4
農業の担い手
農業の担い手・認定農業者 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
農業生産法人・女性グループの活動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
5
農業生産の状況
平成17年の気象概況と作柄 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
稲作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
畑作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
野菜 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
果樹・花き ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
酪農 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
畜産 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
飼料作物 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
公共育成牧場 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
6
農業農村整備
これからの農業農村整備の展開方向 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
農業の生産基盤整備・農村環境の整備・農地等の保全管理 ・・・・・ 19
7
改良普及事業
農業改良技術の普及 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20
8
家畜保健衛生業務
家畜保健衛生 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21
9
農業関係団体 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22
10
農業担当課の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24
11
コメファイターの活動
[参考]留萌地域の概況
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26
[参考]担い手ネットワーク、ふれあいファーム、北の食材こだわりの宿 ・・・・・ 28
管内図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31
地勢
南北に細長い留萌地域
留萌管内は北海道の北西部に位置し、西は日本
海、北はサロベツ原野、南は暑寒別岳を中心とし
た増毛山地、東は天塩山地に接した東西67km、南
北が155kmにわたる南北に細長い地域です。
西側は海岸近くまで丘陵が迫る海岸段丘が随所
に見られ、東側の大部分は山岳丘陵地帯が分布し
ています。北部は天塩川下流域、サロベツ原野な
どの沖積平野で、中・南部は羽幌川、小平蘂川な
どの日本海に注ぐ中小の河川に沿って平坦地が分
布している、いわゆる「櫛の歯」状の地形が特徴
となっています。
1市7町1村で構成される管内の面積は、
2
約4,020km で北海道の約5%を占め、これは東京都
の約2倍にあたります。
土壌
南北で異なる土壌分布
北部の天塩・幌延町の耕地土壌は、天塩川流域
や宗谷管内に続く広大なサロベツ原野に分布する
泥炭土で大部分を占められています。
これに対して、遠別町以南は中小の河川沿いに
平坦地が形成されており、主に細粒質褐色低地土
・灰色低地土が分布しています。
これらの土壌はいずれも透水性や排水性などに
問題があり、改良の必要性があります。
-1-
気象
月別平均気温
比較的温暖な気候
札幌
(℃)
天塩
留萌
25
日本海を北上する対馬海流の影響により、同緯
20
度の他の地域に比べ温暖ですが、南北に細長い地
15
域のため、南部と北部では気温はかなり異なりま
10
す。
5
年平均気温でみると北部で5∼6℃、中部で6
0
∼7℃、南部では7∼8℃となっており、このこ
-5
とが稲作、果樹、野菜から酪農に至る様々な農業
-10
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
形態を生む要因となっています。
秋から冬にかけて多い降水量
月別平均風速
暖流である対馬海流の北上する日本海に面し、
札幌
後背部が山岳地帯となっていることから、前線や
m/s
天塩
留萌
1月
8
台風などの影響を受けて、秋から冬にかけては降
12月
2月
6
水量が多くなるという特徴が見られます。
11月
3月
4
2
冬期間の積雪は平均1m前後ですが、内陸部で
10月
4月
0
は2m前後にも達する地域もあります。11月下旬か
ら3月下旬まで根雪の期間が続きます。
9月
道内有数の強風地帯
5月
8月
6月
7月
留萌管内は強風地帯として有名です。特に冬期
間に北西の季節風が強く、留萌の平均風速は5m/s、
瞬間最大風速は30m/sに達することがあります。
月別平均降水量
㎜
160
140
札幌
120
100
天塩
80
60
留萌
40
20
0
1月
2月 3月
4月
5月
6月 7月
-2-
8月
9月 10月
11月
12月
留萌農業の歩み
明治年間に始まった留萌の農業
留萌地方は、昔から留萌川河口の北側にアイヌ
人が集落を作って住んでおり、早くから請負人(藩
からアイヌ人との交易を任されていた商人)が入
り、交易を行っていました。
その後、幕府は北方警備のため北海道を各藩に
分領し、警備地としました。留萌には、1861年に
マサリベツ(現留萌市春日町)で警備と開墾に着
手しています。
このときに稲作の試験栽培をするため開田した
のが管内の水稲作の始まりです。それに伴い南部
地域にて農民の移住があり、農業が営まれるよう
になりました。
本格的な内陸部の開拓は明治20∼30年代の集団
入植により行われ、主に畑作が営まれました。
水稲・酪農への転換
昭和30年頃になると、それまでの畑作中心から
中南部地域は水稲、北部地域は酪農へと転換が進
みました。
留萌農業の基幹作物である水稲は、一時、冷害
等により中止されましたが、明治中頃から再び各
地で生産されるようになり、現在は遠別町が我が
国の水稲生産の北限となっています。
りんごは明治16年(1883年)に増毛で苗木300本
を植栽したのが始まりです。
-3-
「日本最北の米どころ」の碑
バラエティーに富んだ農業
留萌支庁農業産出額推移
地域特性を活かす
億円
留萌地域は日本海に沿って南北に細長く、自然
300
条件が南北で異なっており、果樹、稲作、畑作、
200
野菜、酪農など、バラエティーに富んだ農業が営
耕種
畜産
250
150
100
50
まれています。
0
管内農業産出額は昭和60年の266億円をピークに
S55 S60 H2
H7 H12 H13 H14 H15 H16 H17
資料:農林水産省「生産農業所得統計」
減少傾向にあり平成17年は197億円となりました。
畜産部門が約6割、耕種部門が約4割の構成比と
なっています。
平 成 17年 地 域 別 農 業 産 出 額 構 成 比
資料:農林水産省「生産農業所得統計」
北部地域 89億円
酪農
その他
1%
肉用牛
3%
管内の酪農は、幌延町、天塩町の北部地域を中
心に経営規模拡大、近代化が進み農業産出額の約
半分を占め道内有数の酪農郷を形成しています。
稲作・畑作・野菜
乳用牛
96%
管内の稲作、畑作、野菜は、遠別町、初山別村
羽幌町、苫前町の中部地域と留萌市、増毛町、小
中部地域 77億円
平町の南部地域で作付けされています。
特に留萌地域は、水稲生産の北限であり道内有
肉用牛
5%
乳用牛
31%
その他
3%
米
36%
数の良質米産地として高い評価を得ています。
また、野菜生産でも北限の地域であり、その気
候風土を活かし、クリーンな野菜を生産していま
野菜
13%
畑作物
12%
す。
南部地域 31億円
果樹
管内の果樹は、南部地域の増毛町で、おうとう、
りんご、なし、ぶどう等が生産され果樹生産の北
畑作物
5%
果樹
10%
限として道内有数の果樹産地となっています。
また、観光果樹園、直売等も盛んに行われてい
野菜
15%
ます。
-4-
肉用牛
3%
その他
4%
米
63%
農家戸数と就業構造
減少が続く農家戸数
留萌支庁農家戸数推移
戸
2,500
平成17年は、1,296戸と、前年対比では174戸減
専業
1種兼
2種兼
2,000
少となっています。農家戸数が減少する中、経営
1,500
面積が増加する傾向にあり、経営規模の拡大が見
1,000
られます。
500
0
230
230
290
320
590
550
440
480
512
720
750
760
670
620
H13
H14
H15
164
H16
H17
年
資料:農林水産省「農林水産統計」
進行する高齢化
農業就業人口年齢構成比
(販売農家) 15∼29歳
50∼59
就業人口は年々減少し、平成17年の販売農家に
30∼39
60∼64
年
おける就業人口は3,094人となっています。農業就
H13 5%
業者のうち65歳以上の占める割合が38%(全道34
%)と増加傾向にあり、農業経営の高齢化が進んで
います。
12%
H14 6%
12%
H15 6%
11%
18%
H16 6%
11%
18%
H17 6% 8%
離農の動向
18%
18%
18%
9%
38%
16%
9%
39%
17%
10%
38%
19%
17%
9%
22%
37%
9%
0%
20%
40%
資料:農林水産省「農林水産統計」
40∼49
65以上
38%
60%
80%
100%
平成17年の離農戸数は27戸で、前年よりも減少
しました。離農の主な理由としては、後継者問題
新規就農者
が37%、次いで労働力不足が約44%を占めていま
す。
平成15年を除くここ数年は、新規就農者が比較
的多く、平成17年は14名の就農となりました。
事由別離農戸数推移
戸
40
後継者問題
労働力不足
30
新規就農者数の推移
人
その他
20
8
15
1
20
10
0
2
3
15
H13
4
1
14
H14
11
6
10
4
0
H17
-5-
6
4
7
8
H16
H17
1
H13
H14
資料:留萌支庁調べ
資料:留萌支庁調べ
0
6
5
15
H16
3
10
12
H15
新規参入
4
12
17
Uタ ー ン
6
5
2
4
新規学卒
H15
耕地面積と土地利用
経営耕地面積規模別農家戸数
耕地面積7割を占める牧草
5ha未満
5∼10ha
10∼30ha
30ha以上
平成17年の耕地面積は35,797haで平成16年に比
H13
25%
べ、やや減少しました。その利用状況を見ると、
H14
24%
26%
23%
27%
牧草地が24,500haと最も多く全体の68%を占め、
H15
23%
27%
24%
26%
次いで田が8,570ha(24%)となっています。
H16
21%
26%
27%
26%
22%
29%
25%
H17
27%
24%
0%
20%
24%
40%
60%
24%
80%
100%
資料:農林水産省「農林水産統計」
耕地面積内訳(H17年)
田
8,570ha
(23.9%)
普通畑
2,590ha
(7.2%)
牧草地
24,500ha
(68.5%)
樹園畑
137ha
(0.4%)
資料:農林水産省「農林水産統計」
農地流動化の取組
青空の下に広がる牧草地
管内では、担い手の育成・確保を図るとともに、
効率的かつ安定的な経営体に農地の利用集積を図
るため、農地保有合理化事業に取り組んでいます。
平成17年は、苫前町と羽幌町が農地保有合理化
促進事業経営転換タイプを実施しています。
きれいに整列したニオ積み小豆
減少した農地の権利移動面積
農地権利移動面積の推移
平成17年の農地の権利移動面積は1,954ha(対前
年比76%)で前年を下回る面積となりました。売
ha
3,000
買と賃貸借の面積を合わせた農地流動化面積は、
2,500
平成16年を除いて、近年は1,500ha前後で推移して
います。
売買
賃貸借
1,000
使用貸借
その他
25
243
30
2,000
1,500
贈与等
443
200
432
191
4
14
315
117
425
25
1817
901
1242
586
813
452
378
547
468
H13
H14
H15
H16
500
0
資料:農林水産省「農林水産統計」、留萌支庁調べ
-6-
248
H17
農業の担い手
認定農業者数の推移
人
担い手の育成
695
700
現在、農業の担い手対策としては、認定農業者、
600
農業生産法人、新規就農者、女性農業者に対し情
400
報提供や技術研修などを行う事業を実施していま
200
605
583
570
380
500
294
300
100
す。
0
H12
H13
H14
H15
H16
H17
資料:留萌支庁調べ(各年3月末時点の人数)
特に、新規就農者に対しては、農業技術を習得
ステップアップ支援事業による研修会
するための研修経費等に充てるための就農支援資
金(施設等資金)などの融資を行っています。
また、教育的な支援としては、道立農業大学校
が行う実践的な研修や農業改良普及センターが開
催する農村ゼミナールを行っています。
支庁では、青年農業者に対する支援はもとより、
パートナーとして経営に深く係わっている女性農
業者、地域農業の助言者である指導農業士・農業
指導農業士・農業士の現地研修会
士へ対する支援も行っています。
認定農業者
認定農業者数の推移
人
695
570
700
意欲ある農業経営者、増加中!
694
605
583
600
500
認定農業者制度は、経営改善に取り組むやる気
400
と能力のある農業者が、
「農業経営改善計画」を策
200
300
100
定し、その計画を市町村が認定する制度です。
0
H14
H15
H16
H17
H18
資料:留萌支庁調べ(各年3月末時点の人数)
意欲のある人であれば、年齢・性別等を問わず
認定を受けることができ、地域農業の将来を担う
管内の認定農業者数は、平成18年3月末で全農家
意欲と能力のあるプロの農業経営者を育成する上
数(H18.1.1、農林統計数値)の53.5%占める694人
で重要な制度となっています。
となっております。
-7-
農業生産法人
留萌管内農業生産法人の概要(H18年)
効率的・安定的な経営体
農業生産法人は、経営管理能力や対外的な信用
力などの向上のほか、給与制や休日制、社会保険
経営農用地面積規模
市町村
法人名
経営形態
等の整備、規模の拡大や経営の多角化などの事業
留萌市 (有)緑萌
水稲・畑作
展開が容易になるなど多くのメリットがあります。
小平町
(有)グリーンリーフ
(有)あおぞら
ふぁー夢
水稲
水稲
苫前町
(有)無限樹
水稲・畑作
羽幌町
(農)みなくる
ファーム
畑作
留萌管内の農業生産法人は32法人が設立されて
30ha 30 ∼ 100ha
未満 100ha 超
○
○
○
○
おり農地や農作業の受け手、新規参入者や高齢者
等の受け入れ先として、地域の核となる担い手と
して期待されております。
また、ここ数年は、建設業等の異業種からの参
入もみられます。
(農)木村農場
初山別村 (有)北日本牧場
(農)瞭陽牧場
(農)長谷川農場
(農)春風農場
遠別町
女性グループの活動
女性のパワーで地域を活性化
女性農業従事者は、農業就業人口の約半数を占
め、農業の担い手として期待されるとともに、家
事や育児等を受け持ち、加えて地域活動にも積極
的に取り組むなど、多くの役割を担っています。
学習会、研修会等の交流活動のほか、地場農産
物を活用した加工品製造・販売や、農産物の直売
○
水稲・畑作・肉牛
酪農・畑作
水稲・酪農・肉牛
水稲・畑作・野菜
水稲・畑作
(有)大隈農場
(有)縁進
(農)カ ン ト リ ー
生産組合
(有)鹿遠農場
(有)茂野牧場
(有)アリタ
(有)みらいファーム
(有)グリーン・ファーム
えんべつ
(有)遠別町
酪農振興公社
(有)ファームシステム
でっかいどう
(有)サンデーリィ
(有)橋本牧場
水稲
水稲・畑作
水稲・畑作・野菜
畑作・野菜
肉牛
畑作
水稲・畑作
畑作
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
酪農
○
酪農
○
酪農
酪農
○
天塩町 (有)クドウファーム
(有)アベ農園
(有)菊地農場
(有)天塩乳業
(有)ムーミン農産
(有)コーンフィード
・サービス
酪農・肉牛
野菜
肉牛
酪農
酪農
畑作
(有)ジェーシーピー
幌延町 (農)北斗農場
(農)みどり酪農
組合
(有)CFT
肉牛
酪農
酪農
○
畜産
○
を通じた消費者との交流など、地域の自然条件、
○
○
○
○
○
○
○
○
○
有限会社 24 法人 農事組合法人 8 法人
資料:留萌支庁調べ(平成 18 年 1 月 1 日現在)
豊かな資源を活かした女性グループの活動が盛ん
女性グループの活動内容(H18年)
に行われています。
また、平成18年10月には、
「留萌管内農村女
その他
20%
性ネットワーク“オロロン”
」が「かあちゃんふれ
あい広場2006」を開催し、消費者に対して地
生活改善
5%
20グループ
素材加工
10%
元農産物をPRしました。
直売・産直
10%
資料:留萌支庁調べ
-8-
140名
農産加工
55%
○
平成17年農作物の作柄
平 成 17年 の 気 象 概 況 と 作 柄
作付面積
各作物で高収量
(ha)
10a 当た
作況指数、平均収量対比
り収量(kg)
管内
全道
平成17年は、4月から5月前半にかけて低温・日
水
稲
4,750
559
114
109
照不足が続いたため、農作物の生育が遅延し、不
小
麦
713
306
148
111
大
豆
395
201
106
110
小
豆
510
157
103
118
作が懸念されましたが、その後の好天により生育
は順調に回復しました。その後も台風等による大
馬鈴しょ
72
2,320
95
99
きな被害はなく、実りの多い秋を迎えることがで
てん菜
174
5,900
108
106
きました。
牧
25,800
3,440
101
99
特に、水稲については、作況指数114、10a当た
草
資料:農林水産省「作物統計」及び留萌支庁調べ
りの収量が559kgと過去最高となりました。
平 成 17年 農 耕 期 間 の 気 象 概 況 (留 萌 )
35
本年最高
本年平均
本年最低
平年最高
平年平均
平年最低
気 25
温
15
℃
5
(
)
-5
4月
5月
6月
7月
8月
9月
80
降
水 60
量
40
10月
本年
平年
(
㎜ 20
)
0
4月
5月
6月
7月
8月
9月
日 60
照
時 40
間
20
h
0
10月
本年
平年
(
4月
5月
6月
7月
-9-
8月
9月
10月
)
水稲の生産状況
(ha)
5,500
稲作
低 タンパクだ か ら 美 味 し い 管 内 米
平成17年の管内水稲作付面積は4,750haで、前年
作付面積
(t)
30,000
収穫量
5,000
25,000
4,500
20,000
と比べ70ha減少しましたが、10a当たりの収量は過
4,000
去最高となりました。
15,000
H13
H14
H15
資料:農林水産省「農林水産統計」
H16
H17
品種別の作付割合は、うるち米では「きらら
397」が34%、
「ほしのゆめ」は36%、
「ななつ
水稲品種別作付割合(H17年)
ぼし」が27%となっています。
あやひめ
2%
もち米は、
「はくちょうもち」が大部分を占めて
きらら397
34%
うるち米
ほしのゆめ
36%
ななつぼし
27%
その他
1%
いますが、
「風の子もち」の作付割合が年々増加し
てきており、平成17年は23%となりました。
はくちょう
もち
77%
もち米
0%
お米の「味」を決める要因として、
「粘り」は特に
20%
40%
風の子もち
23%
60%
80%
100%
資料:留萌支庁調べ
重要視されます。この粘り具合を左右する一因は「タ
ンパク質」で、これが多いと硬く粘りの少ないご飯に
低タンパク米の生産割合(H17年)
(タンパク質6.8%以下)
なると言われています。つまりタンパク質の少ないお
米は食味の評価が高くなると言えます。平成17年の
58.0%
留萌支庁
留萌管内産米は、お米に含まれるタンパク質が6.8
%以下である低タンパク米の生産割合が、全道一
19.1%
全道
となり、その食味は大変良いものとなりました。
今後も美味しいお米の安定した生産を続けるた
めに、
「留萌管内産米」の特色を生かした産地づく
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
りを進めていきます。
天気にも恵まれた田植え体験の様子
収穫の喜び、稲刈り体験の様子
- 10 -
70%
資料:留萌支庁調べ
(ホクレン入庫実績よりきらら、ほしのゆめ、ななつぼし 3品種合計)
畑作
主要畑作物作付面積割合(H17年)
品質と収量の向上が課題
馬鈴薯
3%
てんさい
8%
畑作物については、畑作経営の比較的多い苫前
いんげん
2%
小麦
33%
そば
13%
町と遠別町を中心に豆類、麦類、てん菜、
馬鈴しょが作付けされています。作付面積は水田
転作等により麦・大豆が多く作付けされています。
大豆
18%
主要畑作物面積推移
作物別の内訳を見ると、小麦が最も多く(33%)
、
小豆(23%)、大豆(18%)
、そば(13%)と続きま
小麦
(ha)
2,500
す。
2,000
特に転作作物としての作付けが多い管内の畑作
物は、品質や収量の面で道の平均より低い傾向に
っています。
豆類
1,000
0
そば
てんさい
90
154
306
78
155
331
77
170
301
72
174
298
987
994
1032
914
905
638
698
661
757
713
H13
H14
H15
H16
資料:農林水産省「農林水産統計」
これから成熟期を迎える小麦
整然と続く大豆の畦
コンバインで収穫中の「小麦」
小豆の乾燥「にお積み」
- 11 -
馬鈴しょ
95
163
403
1,500
500
あり、これら品質・収量の向上が大きな課題とな
小豆
23%
資料:農林水産省「農林水産統計」
H17
野菜
主要野菜の作付面積推移
ha
安全・安心な野菜生産への取組
300
管内の野菜は、水稲との複合経営の中で順調に発
250
展し、地域の特色を生かした品目が生産されてい
200
ます。
各市町村の主な品目は、
150
留萌市−かぼちゃ、アスパラガス
増毛町−アスパラガス、ホウレンソウ、いちご
小平町−スイートコーン、メロン、かぼちゃ、
100
50
ミニトマト
苫前町−かぼちゃ、スイートコーン、メロン、
0
H2
ミニトマト
羽幌町−アスパラガス、にんじん
初山別村−かぼちゃ、アスパラガス
H7
H13
H14
H15
H16
H17
かぼちゃ
スイートコーン
メロン
だいこん
アスパラガス
ホウレンソウ
キャベツ
トマト
資料:農林水産省「農林水産統計」
遠別町−かぼちゃ、メロン、アスパラガス
ホウレンソウ
主要野菜作付面積割合(H17年)
などで、道内はもとより本州市場へ出荷され、高
い評価を得ています。
また、管内のメロン(苫前町)
、ミニトマト(苫
前町・小平町)、ホウレンソウ(増毛町)では
YES!clean登録をしており、農薬や化学肥料の使用
量を減らした、安全・良質な農産物生産に取り組
だいこん
2%
ホウレンソウ
2%
トマト
1%
キャベツ
2%
その他
4%
かぼちゃ
40%
メロン
10%
アスパラガス
20%
スイートコーン
18%
資料:農林水産省「農林水産統計」
んでいます。
道内では珍しい「立ち作り」のアイボリーメロン
ハウスの中でずらりと並ぶミニトマト
- 12 -
りんごの品種別面積割合(H17年)
果樹
南部を中心とした果樹
日本最北の果樹産地である増毛町では、りんご
さんさ
0.8a
2%
ハックナイン
1.2a
3%
きたかみ
1.9a
5%
その他
4.1a
10%
つがる
15.2a
36%
のほか、おうとう、なし、ぶどう、ももなどが主
に栽培されており、他にもいちご、プラム、プル
ふじ
7a
17%
ーンなど多様な果樹栽培が行われています。
増毛町では、クリーン農業を基本として、有機
資料:留萌支庁調べ
おうとうの品種別面積割合
(H17年)
物資材の投入など環境に配慮した生産活動を行っ
ています。さらに、農薬のポジティブリスト制度
への対応も早期から行い、産地が一丸となって将
南陽
2.9a
11%
来を見据えた取組を実施しています。
デリシャス系
10.9a
27%
紅秀峰
1.7a
6%
サミット
1.2a
5%
ナポレオン
0.7a
3%
佐藤錦
11a
41%
また、もぎ取りなどが体験できる観光農園や産
地直売所などの対面販売のほか、ネット販売を行
うなど、消費者とともに発展する新しい「フルー
水門
9a
34%
資料:留萌支庁調べ
ツの里」を目指しています。
雨よけの下で丁寧に育てられたおうとう
きれいに色付き収穫期を迎えたもも
花き
花き類の作付面積(H17年)
切り花が主流の花き生産
花きは、留萌市、小平町、羽幌町の3市町で栽
宿根カスミソウ
16a
4%
培されています。切り花がほとんどで、トルコギ
その他
69a
17%
キョウ、スターチスなどのたくさんの品種が栽培
され、主に関東に出荷されています。その他宿根
かすみそうを始め、アルストロメリアやデルフィ
ニウム等が栽培されています。
トルコ
ギキョウ
174a
42%
資料:留萌支庁調べ
- 13 -
スターチス
149a
37%
酪農
管内の畜産構造の推移
戸
北部地域に広がる草地型酪農
乳用牛
肉用牛
豚
めん羊
馬
600
管内の酪農は、苫前町以北で営まれており、
北部の天塩町、幌延町では道内でも有数の草地型
酪農が展開されています。
400
80
80
80
80
81
200
350
340
340
330
322
0
H13
H14
H15
H16
H17
資料:農林水産省「畜産統計」、留萌支庁調べ
飼養頭数及び戸数
乳用牛の飼養頭数は、近年減少傾向にあり、平
成17年は前年に比べ、2.4%減の2万8千700頭とな
りました。
乳用牛の飼養頭数及び戸数の推移
頭
飼養頭数
戸
飼養戸数
400
30,000
飼養戸数は、高齢化や後継者不足等により、減
27,500
少傾向にあり、平成17年は322戸となっています。
25,000
350
340
350
340
330
322
22,500
30,500
生乳生産は減産計画に
31,000
30,500
29,400
28,700
H15
H16
H17
20,000
生乳生産については、牛乳消費の減退などによ
300
H13
H14
資料:農林水産省「畜産統計」
り、平成18年度より減産型計画生産となりました。
管内産生乳は体細胞数が多いなど、道内の他の
地区と比べ衛生的乳質が劣ってましたが、酪農家
と生産者団体・関係機関の努力により、近年は乳
質が大幅に改善されてきています。
また、牛乳・乳製品の消費拡大を図るため、生
産者団体等では様々なキャンペーンを展開してい
ます。
さらに、
「酪農の郷づくり」の一環として、酪農
放牧の様子
家が個々に取り組むことができる乳製品加工技術
の習得・向上のため、チーズづくり講習会が開催
されるなど、管内の酪農発展のために様々な活動
が行われています。
チーズづくり講習会
- 14 -
畜産
南部は肉用種、北部は乳用種
肉用牛の飼養頭数と戸数の推移
◎ 肉用牛 ◎
頭
飼養頭数
戸
飼養戸数
6000
管内の肉用牛は、南部では肉専用種が、北部で
は乳用種が主体に飼養されています。
5000
85
84
5050
4000
平成17年の肉用牛の飼養頭数は、前年に比べ
3930
2000
近年横ばいに推移しています。
1000
小平町や遠別町では、地域銘柄牛として特色あ
81
80
80
80
80
81
80
79
78
0
H13
H14
H15
資料:農林水産省「畜産統計」
る肉牛生産が行われています。
83
82
3640
3000
18.6%増加し 4,469頭となり、飼養戸数は81戸で
4469
4160
H16
H17
減少傾向にある中小家畜
豚の飼養頭数と戸数の推移
◎ 豚 ◎
頭
飼養頭数
戸
飼養戸数
8000
管内の養豚経営は小平町・苫前町・羽幌町・遠
別町で営まれており、比較的小規模な個人経営が
主体です。
12
10
10
10
10
6000
7
7
4000
平成17年の飼養頭数は、大規模経営体の豚舎
6
4
2000
2
火災の影響もあり前年に比べ64%減少して1,196頭
となり、飼養戸数は7戸で横ばいに推移しています。
0
6780
6440
5090
3340
1196
H13
H14
H15
H16
H17
資料:農林水産省「畜産統計」
◎ めん羊 ◎
羽幌町の焼尻島に町営牧場があり、約300頭の
サフォーク種が飼養されており、道内でも重要な
種畜生産基地となっています。
また、食肉としても出荷されており、非常に食
味の良いラム肉として、東京など首都圏の高級レ
ストランで使用され、大変高い評価を得ています。
焼 尻 め ん 羊 牧 場 の サフォーク種
- 15 -
8
0
飼料作物
牧草の作付面積及び反収の推移
牧草面積は減少傾向
千ha
作付面積
28
牧草の作付面積は以前は増加傾向にありました
反収(留萌)
kg/10a
反収(全道)
3,700
3,600
27
が、近年は微減傾向にあり、平成17年の作付面積
3,500
は25,800haとなっています。
平成17年の10a当たり収量は、前年に比べ180kg
26
3,400
25
3,300
3,200
24
減少し3,440kgとなりました。
3,100
23
26.9
26.8
26.6
26.2
25.8
H13
H14
H15
H16
H17
3,000
資料:農林水産省「農林水産統計」
サイレージ用 と う も ろ こ し
サイレージ用とうもろこしは、作付面積は減少
ha
傾向にあり、平成17年は168haとなりました。これ
サイレージ用とうもろこしの
作付面積と反収の推移
kg/10a
7,000
300.0
作付面積
は収穫作業が省力化されている牧草への転換が図
反収(留萌)
反収(全道)
6,000
られたことなどが原因と思われます。
200.0
5,000
4,000
10a当たり収量は、天候に恵まれ、4,670kg/10a
100.0
と平年並みとなりました。
168
224
191
203
161
H15
H16
2,000
0.0
牧草の利用状況
3,000
1,000
H13
H14
H17
資料:農林水産省「農林水産統計」
牧草面積の6割がサイレージに調製、4割が乾草
等で利用されています。
傾向にあります。
サイレージの貯蔵形態は、ロールベール方式が
また、近年はコントラクターと飼料調製供給機
約8割を占め、タワー型サイロの利用が減少しバン
能を持ったTMRセンターが動き始めており、管
カーサイロやスタックサイロでの貯蔵が増加する
内では平成18年現在で2箇所が稼働しています。
サイレージ貯蔵形態(H17年)
5.8%
11.6%
3.9%
78.7%
タワーサイロ バンカーサイロ スタック等 ロールベール
資料:自給飼料生産利用状況調査
TMRセンターのバンカーサイロ
- 16 -
公共育成牧場
有効利用が課題
公共育成牧場は、酪農家の飼料自給率の向上、
経営負担の軽減、規模拡大等に寄与しており、酪
農・畜産の振興を図る上で重要な役割を果たして
います。
留萌管内には11の公共育成牧場が設置されてお
り、その管理主体は市町村が5牧場、農協が1牧
幌 延 町 営 草 地 (問 寒 別 団 地 )
場、公社が3牧場、牧場管理組合が2牧場となっ
ています。
これらの牧場は、草地開発事業等により造成・
整備されていますが、単位面積当たりの放牧頭数
は低水準であり、公共育成牧場の運営面からもそ
の有効利用を図ることが重要な課題となっていま
す。
町営焼尻めん羊牧場
●公共牧場の概要●
(平成17年度)
家畜放牧
延べ頭数
(単位:頭)
牧場面積(単位:ha)
市町村名
牧場名
管理主体
草地
その他
合計
留萌市 市営礼受牧場
留萌市
84
101
185
14,393
増毛町 増毛町放牧地
増毛町
37
25
62
小平町 小平町営鬼鹿牧場
小平町
140
247
387
13,824
苫前町 上平共同利用模範牧場 苫前町
200
98
298
24,476
休止中
町営焼尻めん羊牧場
羽幌町
77
4
81
35,230
築別第二牧場
築別牧野管理組合
80
173
253
採草利用
130
325
455
44,734
1,476
417
1,893
102,900
120
0
120
45
0
45
7,473
1,191
575
1,766
221,950
3,580
1,965
5,545
464,980
羽幌町
遠別町 北里牧場
天塩町営草地
天塩町 天塩農協牧場
振老共同牧場
幌延町 幌延町営草地
遠別町酪農振興公社
㈱天塩町酪農振興公社
天塩町農協
振老牧場管理組合
㈱幌延町酪農振興公社
管内計 11牧場
- 17 -
休止中
これからの農業農村整備の展開方向
農業・農村が直面している農家戸数の減少や
高齢化の進行、環境問題の顕在化や食の安全・
安心を揺るがす出来事の発生など大きな課題に
的確に対応するためには、安全安心で高品質な
農産物の生産とそれを支える担い手の育成・確
保に向けた生産基盤の整備に重点的に取り組む
とともに、優良農地や農業用水等の保全・管理、
自然環境や景観の保全・再生などに積極的に取
り組むことが必要となっています。
このため、地域の主体性や創意工夫を活かしな
がら、次の3つの整備方針に重点方針に重点化し
た農業農村整備に取り組み、豊かな『農村空間』
の創造をめざします。
時代・地域のニーズに応じた整備
南北に長い留萌管内の地域特性に合わせ、農業
農村整備事業も地域で特色があります。
稲作や果樹、野菜などの生産が中心となってい
る中南部地域では、良質な米や野菜づくりの基礎
となる用排水路の整備や暗渠排水、効率的な農作
業に対応する区画の整理などが実施されています。
酪農が中心の北部地域では、自給飼料生産向上
のために草地の改良や畑地かんがいなどが実施さ
れています。
また、最近は環境対策やクリーン農業の推進を
図るために家畜ふん尿を利用した堆肥化施設の整
備や、魅力ある農村づくりのために農村公園や市
民農園、コミュニティ施設の整備が進んできてい
ます。
- 18 -
農業の生産基盤の整備
・安全で良質な農産物を安定的に供給する。
・収益性の高い地域農業を確立する。
成 果 目 標
○担い手農家への農地利用集積
○意欲ある農業経営体の育成
○地域の選択の方向に応じ整備
された農地
農村環境の整備
・家畜ふん尿等の適正な処理や利活用を促進する。
基幹水利施設補修事業で
整備された用水路(羽幌町)
・地域資源を活用した魅力ある地域づくりを行う。
・都市と農村が共生・対流する。
成 果 目 標
○快適で活力ある農村地域の形
成
○環境と調和した農業の推進に
向けた施設の整備
中山間地域総合整備事業で整備された
活性化施設(留萌市:こさえーる)
広域農道整備事業で整備された農道
(遠別町)
農地等の保全管理
・農村地域の災害を未然に防止する。
・農業水利施設機能を適切に発揮させる。
成 果 目 標
○安全安心な地域社会の形成
○自然環境の保全
防災ダム事業で整備された防災ダム
(小平町:大椴ダム)
- 19 -
農業改良技術の普及
農業改良普及センターは管内に本所・支所合わ
応した新技術の指導、女性農業者の経営参画支援、
せて3ヵ所設置され、安定的な農業経営の育成や、
農業の担い手の育成、地域づくりなど関係機関・
地域に即した農業振興を目的に、時代の変化に対
団体と連携を図りながら活動しています。
● 地域の特性を生かした農業の確立 ●
●
広域ミニトマトの支援
●
女性能力発揮のための支援活動
効率的・安定的な経営体の育成
●
小麦10俵取りを目指しての取り組み
●
●
優れた担い手の確保と育成
●
農業青年グループのプロジェクト活動
農家ならではの豊かな生活を
∼自家製チーズの試作∼
- 20 -
家畜保健衛生
農林水産省
動物衛生研究所
市町村
近年、畜産経営の規模拡大及び家畜・畜産物の
農業共済組合
流通の増大・広域化により、伝染性疾病の発生が
多様化・複雑化するとともに、国際化の進展によ
北海道
(本庁・支庁)
留萌家畜保健衛生所
職員(獣医師) 7名
家畜自衛防疫組合
り、海外からの悪性伝染病の侵入機会はますます
BSE 検査室
職員(獣医師)
2名
増大しています。消費者に安全で良質な畜産物を
提供し、畜産経営における生産性向上を図るため、
農業協同組合
保健福祉事務所
酪農検定検査協会
家畜畜産物
衛生指導協会
的確かつ効率的に次の家畜衛生対策を推進してい
ます。
開業獣医師
畜産農家
家畜伝染病予防法に基づく業務
BSE、牛ヨーネ病、牛結核病、牛ブルセラ病、
馬伝染性貧血、みつばちの腐そ病の検査を実施す
るとともに輸入・移入家畜の検査や公共牧場など
の集団飼育施設での調査・検査等により伝染性疾
病の発生防疫・まん延防止を図っています。
また、
「特定家畜伝染病防疫指針」
「飼養衛生管
理基準」に基づく防疫演習、
「基準」の周知を図っ
ています。
衛生対策のための指導
家畜衛生の総合的な指導(家畜の生産性阻害要
因の除去)
、畜産物の安全性確保指導(家畜由来感
染症の発生動向調査等)
、動物用医薬品等の適正使
用指導、生産農場の衛生管理強化指導(HACC
P方式の導入・普及)等により畜産経営の生産性
向上と安全な畜産物の推進を図っています。
幌延町にある留萌家畜保健衛生所
不明疾病の診断、原因究明
診療獣医師や生産者等からの依頼に基づき、家
畜の死亡原因、疾病原因について病性鑑定(細菌、
ウイルス、病理検査等)を実施し、原因の究明を
行うことにより感染症の拡大防止に努めています。
BSE検査風景
- 21 -
他
農業協同組合
進む広域化
各農業協同組合連合会
農業協同組合は農業協同組合法に基づき設立さ
れた農業者の自主的な協同組織で、農畜産物の販
チクレン
中央会
信 連
ホクレン
共済連
厚生連
など専門連
(旭川支所) (旭川支所) (留萌支所)
(苫前厚生病院)
(留萌駐在)
売、生産資材・生活物資の購買等の経済事業、貯
金や貸付けなどの信用事業、共済事業などを行っ
ています。これらの事業を通じ組合員の経済的・
社会的地位の向上や地域農業の発展に重要な役割
農協経営指導 信 用
経 済 共 済
医
営農指導事業 事 業
事 業 事 業
厚生事業
療
を果たしています。
農協の事業運営は多様化する組合員のニーズや
各 農 業 協 同 組 合
金融自由化などに対応するため、組織経営基盤の
安定強化が必要であり、その一方策として合併に
よる農協の広域化を積極的に進めています。
●農業協同組合の概要●
(平成17事業年度 単位:人、百万円)
市町村
正組合
員 数
役員数
南るもい農協
504
20
苫前町農協
492
農協名
販売品
取扱高
購買品
供給高
70
2,805
2,587
13,262
3,602
15
52
2,451
1,591
8,042
1,691
561
21
115
5,313
3,190
14,305
3,815
正職員数
貯金
残高
貸出金
残 高
留萌市
増毛町
小平町
苫前町
羽幌町
初山別村 オロロン農協
遠別町
天塩町
天塩町農協
238
17
56
4,633
2,425
5,861
2,845
幌延町
幌延町農協
252
14
82
3,799
2,178
4,891
2,253
資料:留萌支庁調べ
- 22 -
農業共済組合
●留萌地区農業共済組合の事業概要●
17年度実績
農業災害時の補償業務
組合員数
農業共済組合は、農業災害補償法に基づき設立
1,098人
1,080人
水稲
4,747ha
4,600ha
小麦
787ha
781ha
乳用牛
52,308頭
53,951頭
肉用牛
2,429頭
2,444頭
馬
117頭
110頭
豚
823頭
820頭
619ha
660ha
1,162棟
920棟
農作物共済
された団体で、農作物、家畜などの共済事業や損
家
畜
共
済
害防止事業を通じて、農業経営安定の一翼を担っ
ています。留萌管内では留萌地区農業共済組合が
管内全域を対象として業務を行っています。
18年度計画
畑作物共済
園芸施設共済
資料:留萌支庁調べ
土地改良区
●土地改良区の概要●
用水・水路等の管理や利用調整
(平成18年4月1日現在
土地改良区は、土地改良法に基づき設立された
土地改良区名
団体で、農業者により組織されています。
などを通じて、地域農業の振興に重要な役割を担
っています。
地区面積
組合員数
南るもい
2,446
255
苫前
1,390
174
オロロン
2,313
259
623
87
6,772
775
ダム・農業用排水路等の土地改良施設の維持管
理、農業用水の利用調整、農業基盤の整備・推進
単位:ha、人)
遠別
計
資料:留萌支庁調べ
●農地等の権利移動・転用状況
農業委員会
農業
委員会名
農地売買、資金、年金
(平成17年
3条+基盤
強化法関係
件数
面積
留萌
9
32
づき市町村に設置されている行政機関(行政委員
増毛
48
会)で、農地法等の法令に基づき、農地の売買や
小平
農業委員会は、農業委員会等に関する法律に基
5条
面積
件数
面積
69
1
0.05
1
0.05
113
309
2
0.08
1
0.05
苫前
75
441
2
0.69
羽幌
34
173
3
0.78
初山別
37
86
1
0.13
1
1.28
遠別
40
76
2
0.42
5
2.90
天塩
48
544
8
11.04
幌延
17
224
11
2.24
7
0.53
留萌支庁
421 1,954
資料:留萌支庁調べ
17
2.92
28
17.32
農業開発公社
農地流動化、基盤整備
4条
件数
賃借、転用等に関する業務や、農業者年金等の事
務を行っています。
単位:件、ha)
農業開発公社は、農地などを農業構造の改善に
農地・草地の造成、整備、農場・牧場の建設、リ
資するよう計画的に、売渡し、交換し、又は貸し
ース、乳用牛の貸付け、地域農業の活性化事業も
付ける事業を行う、非営利法人です。このほか、
行っています。
- 23 -
地域農業の振興、農業者支援、土地・生産・流通条件整備等を推進するため、
次のような仕事を行っています。
- 24 -
コメファイターによるPR
留萌地区農協米対策協議会と留萌地区北海道
及戦士 コメファイター」による地域イベント
米食率向上戦略会議が協力し留萌管内産米の知
への参加や児童センター等の訪問によるPR活
名度の向上と販売量の拡大を図るため「米飯普
動を実施しています。
●
「萌っこ春待里」でのPR
●
●
「るもい川まつり」でのPR
●
●
「小平町産業まつり」でのPR
●
●
「児童センター」でのPR
●
- 25 -
歴史・土地
留萌地方は、沿岸の鮭漁などを行うため和人が進出し
た歴史をもち、宝永3年(1706年)に松前藩が増毛場所に
家臣を置きました。その後、寛政年間(1789年頃)に増
毛場所を下国豊前に、留萌場所・苫前場所・天塩場所を
松前貢に命じて開拓したのが始まりと伝えられていま
す。
明治2年(1869年)7月に北海道開拓使が置かれ、行
増毛町の歴史的建造物(写真は旧本間邸)
政区画の変遷をへて、明治30年(1897年)11月に増毛支
庁が設置されました。大正3年(1914年)9月には支庁
を留萌町に移し、留萌支庁と改称されており、昭和23年
(1948年)10月天塩郡豊富村を宗谷支庁に分離し今日に
至っています。
人口・就業
留萌管内の就業者の産業別構成
( 平 成 12年 )
留萌支庁管内は、1市7町1村で構成され、管内の人
公務
8.2%
口は昭和30年代前半の約14万人をピークに毎年1%∼2%
の減少が続いており、住民基本台帳人口では平成17年12
その他
2.4%
農 業
10.4%
林 業
0.9%
漁 業
5.0%
鉱 業
0.4%
サ ー ビス 業
25.4%
月末現在で62,405人となっています。
建設業
16.5%
人口減少の要因は、基幹産業である農林水産業や鉱業
卸・小売業
15.9%
の低迷によるもので、若年層を中心とする人口の流出に
より、過疎化と高齢化の進行が著しく、平成12年度には
運輸・通信業
5.3%
資料:国勢調査
製造業
9.6%
管内9市町村全てが過疎地域の指定を受けています。
また、65歳以上の高齢者人口の割合は27.4%となって
おり、これは全道平均の21.4%に比べても高くなってい
ます(平成17年国勢調査より)
。
管内の基幹産業は農林水産業ですが、農業者の高齢化
等による離農、木材不況、漁業経営の不振などから、第
1次産業就業者は近年約2割程度で推移し、第3次産業
就業者が全体の約5割と相対的に高くなっています。
また、製造業では食品製造業が中心で 特にかずのこ
の加工は全国に占める割合も高く、留萌を代表する特産
品となっています。
- 26 -
留萌管内の人口・世帯数推移
戸
30000
人
100000
90000
80000
70000
60000
50000
40000
30000
20000
10000
0
人口
世帯数
29500
29000
28500
28000
27500
昭
和
55
年
昭
和
60
年
平
成
2
年
平
成
7
年
資 料 :住 民 基 本 台 帳 人 口 ・世 帯 数 表
平
成
12
年
平
成
13
年
平
成
14
年
平
成
15
年
平
成
16
年
平
成
17
年
27000
※ 毎 年 、1 2 月 末 現 在 数 値
交
通
道路は、国道231号(札幌∼留萌)
、232号(留萌∼天
塩)及び主要道道稚内天塩線が沿岸に沿って南北に走り、
広域観光ルート「日本海オロロンライン」を形成してい
ます。
また、深川と留萌を結ぶ高規格幹線道路「深川・留萌
自動車道」
(延長50km)の建設が平成元年から進められ
ており、内陸の上川圏、空知圏との一層の物流拡大、生
活・文化・産業経済の交流圏域の拡大など、道北の産業
経済発展につながることが期待されています。平成18年
現在、深川JCT∼留萌幌糠ICの36kmが開通し、さら
に残りの13kmの工事も着々と進捗していることから、よ
り一層期待が高まっています。
鉄道は、JR留萌本線(深川∼増毛)と宗谷本線(稚
内∼幌延∼旭川)の2路線となっています。
バスは、国鉄羽幌線(留萌∼幌延)の廃止(昭和62年
3月)以降、地域住民の交通手段として、ますます重要
になっています。
航路は、羽幌港から焼尻島・天売島へのフェリーが運
行され、離島住民の重要な交通手段となっています。
バス路線(主要都市間路線のみ)
事業者
運行区間
中央バス 留萌−札幌
所要時間(夏)
便数
(深川経由) 2時間39分
7
(滝川経由) 2時間46分
5
豊富−羽幌−札幌
(高速)
5時間30分
4
羽幌−札幌
(高速)
3時間40分
1
(雄冬経由) 3時間45分
1
留萌−旭川
(快速)
2時間00分
3
留萌−旭川
(普通)
2時間10分
3
道北バス 留萌−旭川
(普通)
2時間10分
4
沿岸バス 羽幌−札幌
JR路線
路線
運行区間
所要時間
便数
留萌本線 増毛−留萌−深川
約1時間25分
6
宗谷本線 稚内−幌延−旭川
約3時間35分
4
- 27 -
担い手
担い手のネットワークづくり
のネットワークづくり
留萌管内農村女性ネットワーク“オロロン”について
平成13年6月1日に設立した管内農村女性ネットワーク“オロロン”は、平成18年
9月末現在、20グループ(140人)と個人参加者5名で組織されています。
市 町 村
グループ名
品
名
等
留 萌 市
萌の会
農畜産物の加工研究
増 毛 町
ハマナス会
農畜産物の加工研究
小 平 町
フレッシュ手作りの会
農畜産物の加工研究
地区一円
三輪会
学習会の開催
地区一円
南留萌グリーンネット
学習会の開催
苫 前 町
モーモーみるく倶楽部
乳製品の加工・研究、酪農技術の学習
羽 幌 町
羽 幌 町
JAオロロン女性部
「さわやか市場」
JAオロロン女性部
「漬けたっしょ」
野菜直売
白菜のキムチ漬等漬け物加工研究及び販売
羽 幌 町
愛々くらぶ
べこもちの販売
羽 幌 町
上羽幌生産組合
みそ・漬物加工販売
羽 幌 町
Mammy(マミー)
木工品、手芸品制作
初山別村
くいしんぼう倶楽部
ミニトマトジャム加工販売
JAオロロン女性部
農産加工研究会「虹」
JAオロロン女性部
裂き織りサークル
「織りひめ」
JAオロロン女性部
トールペイントサークル
「カントリーエンジェル」
JAオロロン女性部
ドライフラワーサークル
「彩」
JAオロロン女性部
「花の里」
JAオロロン女性部
フレッシュ市場「花菜夢」
トマトジュース・にんじんジュース・イチゴジ
ャムの加工販売
遠 別 町
遠 別 町
遠 別 町
遠 別 町
遠 別 町
遠 別 町
古布再生加工(巾着、ポーチ、テーブルセンター等)
壁掛け類、置物、マグネット等の木工品製作、
販売
゛
リース、壁掛け等の販売
べこもちの販売
野菜直売
地区一円
中留萌グリーンネット
学習会の開催
幌 延 町
にゅうサークルもんぺ
仲間づくり、酪農基礎技術の学習
留萌北部
3町
乳製品加工研究会
「美留来のゆめ」
乳製品加工研究
- 28 -
●ふれあい
●ふれあいファーム
ファーム●
●
農 場 名
秋
香
体
園
後藤果樹園
仙北登果樹園
仙北果樹園
仙北肇青果園
千
果
園
パプヤの里
冨野果樹園
阪口果樹園
菊地果樹園
山口果樹園
佐藤果樹園
池田果樹園
高木いちご園
柴 田 農 園
木下りんご園
和 田 農 場
験
内
容
果実のもぎ取り体験、農産
物・農産加工品の直売
果実のもぎ取り体験、農産
物の直売
果実のもぎ取り体験、農産
物の直売
果実のもぎ取り体験、農産
物・農産加工品の直売
果実のもぎ取り体験、農産
物の直売
果実のもぎ取り体験、農産
物の直売
果実のもぎ取り体験、農産
物の直売
果実のもぎ取り体験、農産
物の直売
果実のもぎ取り体験、農産
物の直売
果実のもぎ取り体験、農産
物の直売
連
絡
先
TEL/0164-53-2117
増毛郡増毛町暑寒沢236番地
TEL/0164-53-2962
増毛郡増毛町暑寒沢216番地
TEL/0164-53-1400
増毛郡増毛町暑寒沢288番地
TEL/0164-53-1773
増毛郡増毛町暑寒沢141番地3
TEL/0164-53-1440
増毛郡増毛町暑寒沢417番地
TEL/0164-53-1469
増毛郡増毛町暑寒沢189番地
TEL/0164-53-2484
増毛郡増毛町暑寒沢359番地3
TEL/0164-53-1844
増毛郡増毛町暑寒沢305番地44
TEL/0164-53-1466
増毛郡増毛町暑寒沢193番地
TEL/0164-53-1719
増毛郡増毛町暑寒沢448番地5
果実のもぎ取り体験、農産
物の直売
果実のもぎ取り体験、農産
物の販売
いちごのもぎ取り体験、い
ちごの直売
TEL/0164-53-1508
増毛郡増毛町暑寒沢256番地
TEL/0164-53-2467
増毛郡増毛町暑寒沢133番地2
TEL/0164-59-1372
留萌郡小平町字平和
TEL/0164-65-4086
いちごのもぎ取り体験
苫前郡苫前町字九重876番地
TEL/0164-67-2542
りんごのもぎ取り体験
苫前郡初山別村字明里630
乳しぼり、ほ乳、仔牛との TEL/01632-2-1088
ふれあい体験
天塩郡天塩町字川口282番地3
対応可能な
期
間
代表者氏名
6月∼ 1月
渋谷 忠良
7月∼12月
後藤
勝
7月∼12月
仙北
登
7月∼ 1月
仙北 清孝
7月∼12月
仙北
7月∼12月
仙北 剛久
7月∼12月
冨野 嘉隆
7月∼12月
阪口 幸男
7月∼12月
菊地 恒夫
7月∼12月
山口 利幸
7月∼12月
佐藤 善一
7月∼12月
池田 博志
6月
高木 弘幸
6月(土日)
要予約
柴田 邦夫
肇
木下 喜代次
5月∼10月
要予約
和田
昇
登録されている「ふれあいファーム」は、農業者の方々の日々の大切な職場であり農作業の忙しい時期もあ
りますので、訪問にあたっては事前に連絡をとり対応可能な時期などを確認するようにしてください。
また、訪問の際は、農場のマナーなどに留意し、お互いの立場を十分に尊重していただきますようお願いし
ます。
北海道で登録されているふれあいファーム
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/ski/contents/fureai/index.htm
ふれあいファームガイド2006(冊子版)のお申し込み
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/ski/contents/fureai.guide.book/guide2006.htm
- 29 -
●北の
●北の食材
食材こだわりの宿●
こだわりの宿●
名
称
旅館
セールス会館
グリーンホテル
こだわり料理
提 供 期 間
連
絡
通年(食事のみの
提供不可)
通年(食事のみの
魚介、昆布料理
提供不可)
熊谷旅館
通年(食事のみの
魚介、昆布舟
提供不可)
小 平 町 総 合 タ ー ミ ナ 海鮮生ちらし丼 通年(食事のみの
ル施設
小平産ほたてフ 提供可)
ゆったりかん
ライ定食
岬センター・
Cosmic-Inn
とままえ温泉
ふわっと
民宿
栄丸
TEL/0164-62-2022
苫前郡羽幌町南1条1丁目10番地
TEL/0164-62-1090
苫前郡羽幌町南大通り5丁目
TEL/0164-62-2248
苫前郡羽幌町南4条4丁目
TEL/0164-56-9111
留萌郡小平町字小平町497番地1
http://www.obira.on.arena.
ne.jp/syukuhaku-syokuji/yu
ttarikan/yuttarikan.html
ふぐ鍋、ふぐそ 通年(食事のみの TEL/0164-67-2031
ば、ふぐ天丼
提供可)要予約
苫前郡初山別村字豊岬153番地
http://www.hokkai.or.jp/sh
osanbe/shosanbetsu/misakin
oyu.htm
とままえセット 通年(食事のみの TEL/0164-64-2810
提供可)
苫前郡苫前町苫前119番地1
http://www.2810.co.jp/
浜鍋、海鮮バー 5月∼10月(食事 TEL/01648-3-5729
ベキュー
のみの提供不可) 苫前郡羽幌町大字天売字前浜
http://www7.ocn.ne.jp/~sak
aeru/
魚介、昆布料理
先
等
沿岸バス本社ター
ミナル
徒歩5分
沿岸バス本社ター
ミナル
徒歩8分
沿岸バス本社ター
ミナル
徒歩3分
JR留萌駅
車30分
JR留萌駅 車120分
JR留萌駅バス50分
天売港
車3分
北海道の食材を活用した料理を提供する道内の旅館やホテルなどを「北の食材こだわ
りの宿」として登録しています。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/shs/hotel.html
- 30 -
- 31 -
留萌の農業
編集
発行
2006
北海道留萌支庁産業振興部農務課
〒077-8585
留萌市住之江町2−1−2
TEL 0164-42-8480
FAX 0164-42-4407
平成18年10月
Fly UP