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田口安克公認会計士事務所 様
会計士編 Small Business Server + PowerEdge サーバ活用術 田口安克公認会計士事務所 様 業種 関東 会計士 ∼5人 ドキュメント作成などの「非定型業務」の効率化と質的向上を追求 「人任せではなく、 自身の得意分野を活かしたサービスを提供したい」。その信条のもとに、 田 田口安克公認会計士事務所 田口 安克 氏 口安克公認会計士事務所では、所長1人体制で税務・会計業務からコンサルティングまでを手 ■ プロフィール 開 業 代 表 者 従業員数 所 在 地 U R L e-mail 掛けています。そこで重要な鍵を握るのが、業務効率化と業務の質的向上という二律背反す ¨ ¨ るテーマの両立。現在、 Microsoft Windows Small Business Server 2003(以下 SBS)とデルのIAサーバ『PowerEdge』を導入して、 その両方の実現を目指しています。 Mission 問題 / ニーズ Solution 解決策 1993年8月 田口 安克所長 1名 東京都中央区新川2-10-6-504 http://www.tagcpa.jp/ [email protected] Vision 今後の展望 顧問先のニーズを満足させるためには、記帳業務を基本 SBSを搭載したデルサーバ『PowerEdge』により、デー とする「定型業務」はもとより、資料・ドキュメント作成を タの一元管理からリモートアクセス、自動バックアップな 含めた「非定型業務」の質的・量的向上が不可欠 どを実現し、 ドキュメントの管理・有効活用を実現 Mission : : : : : : SBSにおけるセキュリティ機能を検証。スタッフ増員を 含めた事務所の拡充計画に合わせた活用を検討 オフィス風景 業界の変化や国際化に対応して、専門家・高度化する業務領域 公認会計士と税理士、ITコーディネータなどの資格を有する同事務所の田口所長は、 もともと外資系企業の出身。そ の独自性を活かし、法人税や連結財務諸表、企業の財務調査、M&Aに絡む事業証券、非上場会社の株価評価などに 強みを発揮しています。そこでの苦労を、田口所長は次のように語ります。 SBS2003のサーバ機として、 オフィスに設置されたDELL PowerEdge SC420。 UPS(無停電電源装置)や 自動バックアップのための 外付けHDDも装備 「現在、常勤は私1人です。その中で業務効率を向上させ、 しかも顧問先毎にきめ細かく、質の高い対応をしていくこ とは非常に困難です。というのも、一口に税務・会計といっても、顧問先のニーズは千差万別。しかも、業界の変化や 国際化などの対応を踏まえて、その要求はますます専門化・高度化しています。いわゆる記帳代行だけなら、税務・会 計ソフトである程度の効率化を図ることができますが、実際には顧問先独自の資料作成を求められるケースが増えて います。そのためには、スタンドアローンでのPC活用だけでは限界があると考え、業務基盤を支える仕組みとして、 サーバの導入を検討していました」 1人とはいっても、同事務所が所有するPCの台数は、 自宅で利用するマシンを合わせて10数台になります。当然、古 くなってしまったマシンもありますが、それでも使用頻度が高いマシンは4台以上になるといいます。まずは、それら に分散されているデータをサーバに一元化することで、業務フローそのものを変えてみようと考えたのです。 Solution 税理士、公認会計士として、 ITコーディネイターとして、 まさ に1人何役もの業務をこなす 田口 安克所長 より「付加価値の高い」資料・ドキュメント作成環境を構築 具体的には、SBS に精通したシステム会社の協力のもとにSBSをプリインストールしたデルの「PowerEdge」を導 入。各種ファイルの一元管理やリモートアクセス、 自動バックアップなどを実現しています。 「税理士、会計士の仕事というと、いわゆる記帳業務をイメージされる方も多いかもしれませんが、むしろ付加価値を オフィスの風景。 本棚には、田口所長の著作 をはじめ、IT関連の書籍やレ ポート類も数多く並ぶ。 提供していくためには、顧問先の要望に応じて個別の資料やドキュメントを作成するなど、いわゆる非定型業務の比 重が高くなっています。そして、それらの資料・ドキュメントの精度こそが、顧問先にとっては享受するサービスの深さ であり、我々にとってはナレッジそのものでもあります。その意味で、 デルサーバ「PowerEdge」とSBSの組み合わ せは、その安心・安全な格納を実現するとともに、柔軟なナレッジ共有の場所を提供してくれます。たとえば、顧問先に ネットワーク構成 出向いた際にリモートアクセスで必要なデータにアクセスして説明を行ったり、 自宅からサーバにアクセスして過去デ ータを検証したりなど、さまざまな活用が可能になりました。また、資料・ドキュメントのほとんどはMicrosoft ¨ プロバイダ A Office製品を利用して作成しているので、そこでの親和性も期待しています」 (田口氏) Vision インターネット 事務所を拡充する際には、セキュリティの検証が不可欠 プロバイダ B TKC データ センタ 回線終端装置 同事務所では現在、業務量の増加を踏まえて、 スタッフの増員を考えなくてはならない段階にきています。その際に、 ルータ 事務所の専門性を活かしながら、顧問先の要望に応えていくには、 スタッフのスキル向上が不可欠です。そこで、次な ハブ るテーマとしてクローズアップされつつあるのが、 セキュリティを踏まえた「情報共有」の在り方。的確な情報共有が ルータ スタッフのレベルアップを支援するとともに、田口所長のチェック機能が保たれるからです。 「業務量をクリアするという意味では、人を入れる必要性は感じています。ただし、仕事の質というのは、 また別の問 UPS 無線LAN ステーション 題です。そこで、実際の仕事のレベルを把握してもらったり、必要な資料を蓄積して勉強でき情報共有環境が必要だ と考えています。その一方で、我々の仕事は機密性の高い情報を扱っています。それだけに、情報共有を図るために ハブ 外付け HDD は、高度なセキュリティを確保することも重要なファクターであると認識しています」 (田口氏) そこで同事務所では現在、SBSのセキュリティ機能を検証中。SBSのWindows TM ¨ Directory をセキュリティ基盤に高いレベルでのユーザ管理を実施。Microsoft Server ¨ SBS2003 DELL PowerEdge SC420 2003のActive Windows Rights Management Services(RMS=著作権管理サービス)により、 ドキュメント単位でセキュリテ TM ィを確保する方法です。また、情報共有には、SBSに標準搭載されているWindows ¨ ドオンとして提供されるグループウェアであるMicrosoft …… ノートPC Office2003と連携する SharePoint Services のア GroupBoard Workspaceの導入を考えています。 プリンタ …… ノートPC …… デスクトップPC ※本導入事例に記載されている内容は2006年2月現在のものです。