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Dell Report 24

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Dell Report 24
Dell Report 24
ソフトバンク BB 株式会社
シナリオ通りの展開、急成長を続けるナンバー 1 ADSL プロバイダ「 Yahoo! BB 」。
数百万規模のユーザを対象とし前例のないスケールへ拡大する Web システム。
スケーラブルな拡張を可能にしたのはデルのサーバ、PowerEdge だった。
予想を遙かに超えるスピードでユーザ数150万を突破し、数百万規模のユーザへと連続的な成長を目指すブ
ロードバンド総合サービス「Yahoo! BB」。質の高いサービスを低コストで提供するADSLサービスでキックオ
フしたビジネスは、当初描かれたシナリオ通りに、
「BBフォン」、
「Yahoo! BBモバイル」、
「BBテレビ」など先
進のサービスをいち早く具体化してさらにスケールアップ。ユーザ数、需要の増加をものともせず、
そのサービ
スの拡充を実践し続けてきたのは、
ソフトバンク・グループのソフトバンクBB株式会社。
インターネットインフ
ラの信頼性を確実なものにしつつ、前例のないスケールへと拡大し続けるWebシステム。
その中枢にデルの
PowerEdgeサーバを大規模に導入し、稼働中。業界標準の技術をいち早く搭載したデルのハードウェア、
そ
の比類ない価格性能比、
信頼性、
そしてサポートが、
スケーラブルなシステム拡張とお客様の満足に応える高
品質なノンストップWebサービスを支えている。
● speedchecker.bbtec.net
● DNS Server
Internet
www.bbtec.net
計測結果記録
計測WEBサーバ
DBサーバ
計測用乱数データ
コンピュータ
サーバ
HTTP転送
DNS Server
PowerEdge 1650
HTTP要求
計測結果表示
計測用高速データ通信
ソフトバンク BB 株式会社に採用された
DNS要求
www.bbtec.net ?
PowerEdge サーバ群
DNS回答
IP Addr: xxx.xxx.xxx.xxx
エンドユーザ
ADSLプロバイダーのナンバー1「Yahoo! BB」のブロードバンドインフラを支えるソフトバンクBBの課題は、オー
バースケールなインフラを、単純な見込みで構築することではなく、提示された成長曲線と実際の推移をベース
に近未来の規模を的確に予測し、規模に見合ったインフラを最適なコストで如何にして実現し、維持・拡張す
るかということに集約される。無駄な先行投資を極限まで省き、
かつ最高水準の技術、
サービス、
オペレーショ
ンでお客様に低コストで高品質なサービスを提供するという厳しい課題が常につきまとう。ブロードバンドインフ
ラを支えるサーバ群は、OpenViewサーバを始め、DNSサーバ、MRTG(管理ツール)サーバ、SQL/Webサーバの
連携で構成され、
そのすべてにデルPowerEdgeサーバを採用。低コストで高品質なサービスの提供を目指すソ
フトバンク・グループのブロードバンドインフラ、
その拡大していく規模を的確にタイムリーにサポートしたのはデ
ル。お客様のニーズに世界規模で応えるデル・ダイレクト・モデル、
そして、
その即応力で知られるサポート力、
こ
れらがハードウェアの価値に付加され、
サーバの導入、運用に結実したのだ。その評価や期待について、実際
にシステムの導入や拡張に携わってこられたソフトバンクBB株式会社技術本部の鶴長様と日名子様にお話
を伺った。
ソフトバンクBB株式会社
その前身となる会社「ビー・ビー・テクノロジー株式会社」は2000
年5月に設立。総合ブロードバンドサービス「Yahoo!BB」を支える
ADSLインフラの構築・提供・管理、技術開発、技術サポートを担
ブロードバンドインフラ事業の一層の効率
当。2003 年 1月には、
化と事業基盤の強化を目的にソフトバンク・グループ企業 3 社と
「BBフォン」、
「Yahoo! BBモ
戦略的合併を行い、
「Yahoo! BB」、
バイル」、
「BBテレビ」などを始めとする革新的なブロードバンド通
信インフラやサービスを通じて、人々により豊かなコミュニケーショ
ン手段を提供し、社会に貢献すべくソフトバンク・グループ最大の
事業会社として新たにスタート。世界最大級の超高速 IP ネット
ワークの構築をはじめとする最高水準の技術、商品、
サービス、
オ
ペレーションを提供できる一貫した体制を実現し、
ソフトバンク・グ
ループのブロードバンド戦略を強力に推進している。
Dell Report 24
国内ナンバー1 ADSLプロバイダー「Yahoo! BB」。会員数 150万を超えて前例のないスケールへ。
優れた価格性能比、
製品コンセプトの一貫性、
正確で迅速な納期、
日本のブロードバンド時代は、
ソフトバンク・グループが先陣を切って始めたブロードバンド総合サービス「Yahoo!BB」が拓
いたと言っても過言ではない。そのスタートは2001 年 9月。起業後わずか1 年でソフトバンク・グループが描くシナリオ通り
に急成長し、2002 年 12月には会員数 150 万人を突破。ソフトバンクBBが提供する確かなブロードバンドインフラをバック
確実なサポートが絶対条件。
そのすべてをクリアするデルは
成長し続けるこの事業には不可欠だった。
ボーンに、国内ナンバー 1 ADSLプロバイダーとしての地位を確立しただけでなく、
ブロードバンドインフラを基盤にした新
たなサービスも次々にリリース。ソフトバンクBBは、
その基盤となる独自のシステム構築を進めるプロセスで、Webシステム
メンテナンス性、
さらにコストパフォーマンス、
サポー
の中枢となる各種サーバにデルのPowerEdgeを選択。性能、安定性、
トや納期の確実さなど、厳しい選択要件を満たした300 台以上の PowerEdge 1550、PowerEdge 1650が稼働しており、今
後も導入が続く。
毎週、
毎週サーバを増設する。成長し続ける事業にとって価格性能比は絶対条件と言える。
当初から数百万人規模の会員数を想定して立ち上げた「Yahoo!BB」にADSLインフラを提供するソフトバンクBBの最初
の課題は、
「1台のサーバで何ユーザまでカバーできるか」というパフォーマンス・チェックだった。数百万規模の会員数を
対象としたシステム事例は過去にはなく、
そこで、実際に検証環境を構築し厳密な検証作業を実施。あらゆるケースを想
定した検証データを元に、
ソフトバンクBB独自の基準を確立。この基準の正確さが、単純な見込みによるオーバースケー
ルなシステム構築が招く余分な先行投資を不要にし、低コストで高品質なサービスを提供できる原点にもなっている。そ
して、事業のスタートと共に急激に会員数が増加。日名子氏は、
「安定したサービスを提供するために算出した基準を元
ソフトバンク BB 株式会社
技術本部
課長
鶴長 鎮一 氏
にしても、毎週、毎週、
サーバを増設する作業に追われていました。」と当時の嬉しい苦労を振り返る。そのため、事業開
始後すぐに、
さらに徹底して高品質・低コストなサービスの提供を追求するために新たなサーバの選択に着手。その時に
選ばれたサーバがデルのPowerEdge 1550だった。
「PowerEdgeサーバでの見積もりを取った段階で、
その優れた価格性
能比で導入コストが半減することが分かり、PowerEdge 1550導入決定を決めました。絶対条件を満たし、安定性に富み、
メンテナンス性にも優れ、必要とされる機能を搭載した1Uサーバは増設にも柔軟な対応が可能。」と新技術への取り組
みも併せ、
日名子氏はデルを率直に評価。
ソフトバンクBB 株式会社
技術本部
日名子 聡志 氏
デルの価格性能比の高さには、最新技術搭載への評価も加えるとさらに高くなる。
PowerEdge 1550 は、次期モデルが登場するまでに約 100 台を導入。モデルチェンジの時に「同価格帯、同レベルのパ
フォーマンス」の要求を受け、
デルは、同クラスの他社製品ではサポートされていなかった『Gigabit Ethernet』
『オンボード
『冗長電源ユニット』対応の PowerEdge 1650を提案。
「省スペース性に優れた 1U サーバの中で、デルの
RAID5 』
その価格性能比はさらに高まる、
と社内
PowerEdge 1650は群を抜いています。業界標準となる最新技術の採用も速く、
でも評価され採用を決定しました。PowerEdge 1650は最初に100 台導入し、
その後も継続拡張を続け、11月現在では約
200 台になっています。PowerEdge 1550と PowerEdge 1650は、全く壊れないと言ってもいいくらい故障率が極めて低く、
安定性の点でも全く問題はありません。」と鶴長氏。
正確で迅速な納期、製品コンセプトの一貫性、確実なサポートは、成長を続ける事業に不可欠。
会員数の増加やサービスの拡充など、状況の変化に即応し常にベストなシステム環境を維持する責務を負うソフトバン
「過去に導入した1Uサーバの後継機が用意
クBBの事業。それを支える一翼を担っているのはデル・ダイレクト・モデル。
されている。在庫が確保されており納期は一定で確実。業界標準の機能を搭載。デルの製品に対する取り組みとロード
マップは非常に透明で明確、
こちら側に無駄を生じさせない。」と鶴長氏。また、PowerEdge 1550を導入した初期の頃、
デ
サポート部隊がLinuxのドライバ情報等米国本
ルは日本ではまだ正式にLinuxのサポートをしていなかったが、担当営業、
社から取り寄せて提供し、迅速にかつ柔軟にサポート。グローバル企業ならではの強みを発揮し、事業を支援。
スペースファクタと拡張性、
サービス性をさらに追求しデルのブレードサーバに注目。
成長が続く限り、安定したサービスレベルを確保するために拡張が避けられないソフトバンクBBは、
スペースファクタを追
求するだけでなく、
さらにスピーディな拡張と高いサービス性を追求。デルの新製品ブレードサーバについて「会員数が増
大すると、必ずシステム拡張ニーズが発生します。先にブレードのエンクロージャをラックに格納しておけば、要件に合わせ
てブレードサーバを差し込むだけでサーバが増設でき、今よりもさらにスピーディな対応が可能になる。障害発生によるメ
ンテナンスが無くなることはなく、交換する際の手間や要する時間等を考慮すると絶対にブレードサーバが有利です。」と
日名子氏はそのメリットを明確に定義づけていた。
ソフトバンク・グループ最大の事業会社として独自サービスを総括的に提供。
「新サービスの登場で会員数はさらに増え続け、当社のインフラ拡張ニーズは益々高まります。可用性が高く、価格性能
比に優れたデルのサーバには一層期待しています。」と鶴長氏。新体制の元、
「BBテレビ」をはじめ、他のサービスプロバ
イダにはない独自のサービスを総括的に提供し、VoIP等の法人向けサービも視野に入れて飛躍を目指すソフトバンクBB。
全国をカバーする世界初のピュア IPネットワークを構築するなど、
ソフトバンク・グループのブロードバンド戦略を支える最
大の事業会社として、
日本の、
そして世界のブロードバンドサービスに革新的役割を担うソフトバンクBB の事業のバック
ボーンをデルのサーバは支えている。
取材日:2002 年 11月 25日
www.dell.com/jp/
古紙配合率100%再生紙を使用しています。
デルコンピュータ株式会社 〒212-8589 川崎市幸区堀川町 580番地ソリッドスクェア東館 20F Tel.044-542-4047
2003.2.OA
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