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美術史
美術史 担当教員 今井 三十郎 配当年次 期 間 対象コース 科目分類 単 位 科目コード 講 義 3・4 通 年 全 共通選択 4 0120 1 主題・到達目標 授業計画 3 授業時間外の学習(予習・復習について) 4 学年末レポート試験(評価の40%) 授業内小テスト(評価の40%) 授業への参加姿勢(評価の20%) ルネサンスから近代に至る、西洋美術のダイナミッ クな展開を辿る。また、最後に20世紀美術を取りあげ、 近代美術の問題点や今後の展望について考察する。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 5 ルネサンス 1 (イタリア初期ルネサンス) ルネサンス 2 (イタリア初期ルネサンス) ルネサンス 3 (イタリア盛期ルネサンス) ルネサンス 4 (イタリア盛期ルネサンス) ルネサンス 5 (末期ゴシックと北方ルネサンス) バロック 1 (イタリア・フランドル・スペイン) バロック 2 (オランダ・フランス) ロココ 新古典主義とロマン主義 写実主義と印象主義 後期印象主義 20世紀前半の美術 1 (フォービスムとキュビスム) 20世紀前半の美術 2 (抽象) 20世紀前半の美術 3 (ダダとシュルレアリスム) 20世紀後半の美術とまとめ 授業で使用するテキスト・参考文献 テキスト:項目ごとにプリントを配布。 参考文献:カラー版「西洋美術史」 監修=高階秀爾 美術出版社 6 7 前提科目 履修の条件・クラス分けの方法(履修者への要望等) 美術に関心を持っていること。 333 2 [後期] 特になし 成績評価の方法及び基準 1 3 4 5 専攻科科目 参考図書や画集、インターネットなどを利用し、 出来るだけ鑑賞経験を増やす。もちろん、美術館 などで実物を鑑賞するのが最良である。実物に触 れる事で、優れた鑑賞眼が養われる。鑑賞眼が養 われてくると、複製による鑑賞からも、より多く を感じ取る事が出来るようになるだろう。また、 年度末にレポート試験を実施するが、これは各自 の鑑賞経験に基づいてまとめてもらう。レポート の準備としても、日頃から鑑賞経験を積む努力を してもらいたい。 ガイダンス 美術の始まり 古代文明の美術 1 (エジプト) 古代文明の美術 2 (メソポタミア) 古代文明の美術 3 (エーゲ) 古代ギリシア 1 (絵画) 古代ギリシア 2 (神殿建築) 古代ギリシア 3 (彫刻) 古代ギリシア 4 (彫刻) 古代ローマ 初期キリスト教 ビザンティン 西方初期中世とロマネスク ゴシック 1 (聖堂建築) ゴシック 2 (彫刻と絵画) 教養科目 西洋美術の歴史的作品を映像で鑑賞し、作品と 作者、時代背景について概説する。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 全コース共通 選択科目 授業概要 西洋美術の古典となった古代美術、西洋らしい造形 を徐々に確立していった中世美術を中心に概説する。 教職科目 2 [前期] コース別 専門科目 この授業では、西洋美術の作品を、作者の考え や時代背景などを踏まえながら鑑賞し、時代と共 に作品様式が変化してきた様を捉えてゆく。とこ ろで、美術作品を時代背景と関連付けて鑑賞する 理由は何だろうか。作品を純粋に感受し、個人的 に感想を持つのでは不十分だろうか。確かに、芸 術作品との出合いは個人的である。優れた作品は、 感情を自然に喚起する。我々はこの時、作品を通 して作者に何か自分と共通するものを感じ、一人 のファンとして共感するのである。だが、その作 品が多くの人々を惹き付けるのなら、共感は単に 作者に向けられたのではないかもしれない。人々 を惹き付ける普遍的な何かが、作品の背後に潜ん でいるとは考えられないだろうか。 この事を、芸術家はどのように考えるのだろう か。抽象絵画を生み出した画家カンディンスキー は、次のように述べた。「どの時代にも芸術の自 由はある範囲に限られている。最も創造的な天才 でも、その自由の限界を踏み越える事は出来ない だろう。」この言葉は、芸術作品が作者を超えた 背景の下に生まれる事を示唆している。芸術家は この背景を強く意識し、自分の時代と人々の心の 様を象徴的に作品に表わす。我々はこの背景を認 識する事で、作品を深く理解し、芸術の普遍的意 味に気付く事が出来るのではないだろうか。 Ⅱ シラバス 授業形態