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芸術理論(PDF
芸術理論 津田 徹 講義 1〜4年次 後期 2単位 芸術・文化/教養 基 礎 分 野 基 礎 教 育 ■授業目的・方針 我々人間は、古代から現代まで、芸術の本質と意味について思いを巡らせてきた。古 典的要素が、中世、ルネサンス、バロック、新古典主義から現代の芸術作品において再 登場するが、絵画、彫刻、映画などの鑑賞を通して、それらの影響力がどのようなもの であったのかを具体的作品を介しながら理解できるよう展開する予定である。 ■到達目標 学問としての芸術を取り上げながら、芸術の意味、人間と芸術の関係、芸術の歴史、 感覚と芸術、社会と芸術についてそれぞれ理解し、芸術作品を理論的、歴史的、技術的 観点から鑑賞し、創作根拠や成立根拠を学問的背景から確認することのできる能力を身 につける。 ■授業内容 1:導入 2:先史時代と古代 3:中世 4:ルネサンス 5:マニエリスムとバロック 6:18世紀 7:古典主義とロマン主義 8:労働としての芸術 リアリズムの芸術論 9:形式と象徴 10:抽象の始まり 11:近代の芸術論 1 フィードラー、ハリソン 12:近代の芸術論 2 パノフスキー、ニーチェ 13:現代の傾向 1 絵画にみる古典 14:現代の傾向 2 映画に見る古典 15:まとめ ■準備学習 美術館・博物館の情報を積極的に入手し、展覧会に出かけることで、芸術作品の理解 に努めること。また美術全集などを利用し、時代背景、作家の生涯、理念の特徴や展 開、後世への影響など、テーマごとに調べるよう努めること。 ■評価方法 複数の課題による総合評価とする。課題を提出しない場合はE評価となる。 ■使用テキスト 適宜、プリントを配布する。 −184−