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スポーツミニ知識⑭「フライングディスク」
№27-2 神奈川県立体育センターメールマガジン「体育センター通信第27号」添付資料 NHK-FM放送「お昼前のお知らせ(スポーツ情報)」平成25年11月21日放送 スポーツミニ知識⑭「フライングディスク」 フライングディスクとは、回転させながら投げて遊ぶプラスチック製の円盤のことです。 ときどき公園などで遊んでいる姿を見かけますが、今日はフライングディスクの遊び方や競 技について紹介します。2人で向い合ってキャッチボールのように投げ合うだけでも楽しい のですが、色々な遊び方を知ることで大勢でも楽しむことができます。 少ない人数で遊べるゲームから紹介します。まず、 「ディスク重ね」です。5~6m先に目標を決め、1投 目はそれを越えるように投げます。2投目以降は1投目 のディスクに重ねるように4回投げます。重なった枚数 で勝敗を決めます。コントロールが必要になります。 ディスクは1人で5回投げても5人が1回ずつ投げても 大丈夫です。 他にも、台の上に缶や景品などの目標を置き、それを ディスクで落とす「目標落とし」や、並べてある10個の 缶をディスクで倒し、倒した本数を競う「ディスク・ボ ーリング」などがあります。 みんなで楽しめる遊び方として、「円陣ディスク投 げ」があります。円の中に入っているカットマンにディスクを取られないようにパスをする ゲームで、ディスクを取られた人はカットマンと交代し、円の中に入ります。カットマンに 取られないコントロールが必要になってきます。 スポーツとしてフライングディスクを使った種目もあります。まず「ディスタンス」とい う種目ですが、ディスクの飛距離を競う競技です。スローイングサイトと呼ばれるディスク を投げる位置から2分30秒以内に5回ディスクを投げて、距離を測ります。世界記録は255 mだそうです。 「スロー・ラン・アンド・キャッチ」は、自分の投げたディスクを、走って追いかけて自 分でキャッチし、その距離を競う競技で、世界記録は94mです。また同じように投げ、距離 ではなく滞空時間を競う「マキシマム・タイム・アロフト」という種目もあります。世界記 録は16秒72です。 チーム種目として、まず、「アルティメット」があります。「アルティメット」は、ディ スクをパスでつなぎ、味方のパスを相手の陣地の中でキャッチすると得点になる競技です。 昨年大阪で世界選手権が行われ、人気が出てきました。 「ガッツ」という競技は5人のチームが14m離れて横1列で向き合い、攻撃側のチームか ら全力で投げられたディスクを、防御側のチームが片手でキャッチする競技で、サッカーの PKに似ています。攻撃側のスローミス、防御側のキャッチミスによって相手にポイントが 入る競技です。 「アルティメット」も「ガッツ」もかなり激しいスポーツですが、「アルティメット」は、 男女混合でも行われています。「ガッツ」は女子種目もあり、距離が13mと短くなります。 他に「ディスクゴルフ」という種目もあり、年齢、性別を問わず楽しめる競技として普及し ています。 フライングディスクを使った遊びや競技は他にも沢山あります。公園や海辺で楽しんでく ださい。