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スポーツミニ知識⑦「ボルダリングの魅力について」
№24-1 神奈川県立体育センターメールマガジン「体育センター通信第24号」添付資料 NHK-FM放送「お昼前のお知らせ(スポーツ情報)」平成25年3月14日放送 スポーツミニ知識⑦「ボルダリングの魅力について」 ボルダリングとは、4mから5mほどの石の壁を、ロープや道具を使わずに体ひとつで登 るスポーツです。「ボルダー」とは「大きな石ころ」という意味です。道具を何も使わない岩登 りという感じになります。最初はロープを使ったフリークライミングの練習として行われて いたのですが、手軽にできることからこのボルダリング自体を楽しむ人が増えてきました。 平成20年からは、国民体育大会の山岳競技の一種として採用されています。 最近は、ボルダリングを室内で行えるボルダリングジムが増え、誰でも手軽にできるよう になりました。軽装でできることもあり、仕事帰りの会社員などを中心に人気を呼んでいま す。特に近年は女性の競技人口も増えているようで、横浜市にあるジムでは会員の約4割が 女性だそうです。性別に関係なく、自分にあったコースにチャレンジできるところが魅力で す。 ジムに入ると、「ホールド」と呼ばれる様々な色や形をした石の突起が壁に並んでいます。 基本動作は簡単で「腕をまっすぐ伸ばした姿勢から、足の屈伸の勢いで伸び上がるようにし て次のホールドをつかむのがコツです。子どもの頃登ったジャングルジムのように手と足を ホールドにかけて登ります。 登り方もレベルが上がるごとに、持つホールドが薄くなったり、配置が変わったりして難 しさが増します。レベルが上がるとホールドをつかむのがやっとで登れなくなったり、腕力 を相当使うので腕がぷるぷる震えたりするそうです。 難しくなるほどコースの選び方が重要になるのも面白さの一つで、身長の違いなどで自分 なりの動きがあり、頭を使うスポーツです。また、上級者になればなるほど、ねじれの動き などで体幹が鍛えられます。運動のできる服装と専用のシューズが必要で、場所によっては レンタルもできます。 ボルダリングのジムは、全国に250箇所以上あります。 神奈川県では、民間のジムは現在県内に10箇所以上、公共 施設では、神奈川県立山岳スポーツセンターがあります。 神奈川県立山岳スポーツセンターには屋外に15mの大型ク ライミングウォールもあります。この大型クライミングウ ォールはボルダリング用ではなく、ロープを使ったクライ ミング用なので、専門の指導者がいないと登れません。ボ ルダリングとして体験できるのは2mのウォールで、そち らは自由に使う事ができます。施設のお問い合わせ先は、 電話0463-87-9025です。