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わんぱく豆知識 「保育園の食育」 保育園の子供たちは、乳幼児から年長
わんぱく豆知識 「保育園の食育」 保育園の子供たちは、乳幼児から年長さんまでの幅広い、しかもまだまだ手のかかる年齢ばかり です。 食事についても、離乳食から普通の給食までとバリエーションが豊かで、保育士さんや栄養士さ んは大忙しです。 しかし、そんな中でもしっかりと食育の取り組みが行われているのは、保育園の子供たちの食育が 大切なものであるからです。 それは、食事を楽しいものであると知る、大切なファーストステップなのです。 たくさんの友達や保育士さんたちとの食事は、賑やかで大きな刺激となります。 集団の中でしか学べないルールや楽しみ方もあります。 保育の中で、ごはんの時間に合わせたスケジュールによって食事を楽しみに感じる環境を作りま す。まだ栄養や知識は難しいけれど、お腹を空かせてご飯を食べるという喜びを満たす食事の大切 さはきちんと理解できるのです。 ~食べやすい環境を作る保育園の食育の取り組み~ 保育園での食育では、何かを学ぶということよりも、その年齢相応の感覚に訴える食の環境づく りが大切です。 食事の時間を待ち遠しいものとして感じさせて、食事を楽しく食べられるようにします。 「体を動かしお腹を空かせる」 保育園の食育では、子供たちに食の大切さを説いてもわかりません。 そのため、体を動かしてお腹を空かせることで、体で食事のありがたさを感じられるようにします。 午前中はお散歩や外遊びなどで体を動かして、お昼の時間までに空腹を感じるような働きかけを します。 また、 「お腹がすいたね」 「今日のご飯は何かな」などの声掛けで自分の空腹や食事を意識させます。 「記念日や楽しいイベント食も」 食事の楽しさや嬉しさは、記念日のおやつやイベント食の彩りで一層盛り上げます。 毎日の食事とは違うイベントの時の特別なごはんやおやつは子供たちに喜びとともに季節感や行 事の大切さを教えることにもなります。 ~食事を活かす保育園の食育の取り組み~ 「園児の食育」 保育園での食事は、子供たちの食育のための取り組みのきっかけをたくさん持っています。 そのため、それぞれの保育園では、食事やおやつなどの機会を大切にしています。 子供たちの月齢、年齢にあわせて、離乳食やミルクなど、形は違えども、それぞれができる範囲 での取り組みを行います。 「家庭とつながる食育へ」 保育園に通う子供たちのお父さん、お母さんには忙しい人も多いものです。 そのため、保育園での食育を含めた保育は、家庭での補完を主とし、家庭にフィードバックするこ とが大切です。 食育の取り組みでは、その日に食べたメニューや食べた量などを分かりやすく保 護者に伝えて、自宅に戻って家庭での会話に繋げることも重要なことです。 子供たちは、保育園でたくさん食べたことを誇りに感じ、報告します。 それを受け止めて褒めることで、食事に対する意欲はさらに大きくなるものです。 ~マナーや挨拶を大切に~ 保育園での食育の取り組みとしては、マナーや礼儀作法、挨拶などを取り入れることもあります。 これは年齢に応じて取り入れられ、食事の最中は控えめに行われます。 食事の間に厳しくしすぎることで食事を楽しいと感じられなくなることを避け、絵本や紙芝居、 ごっこ遊びなどで自然にルールを覚えられるように工夫します。 「保育園で自然に学べる楽しい食育の取り組みを」 保育園は、子供たちの最初に出会う大勢の他者との交流の場であり、最初の学びの場となります。 しかし、保育園で過ごす子供たちの年齢は幼く、学ぶという意識もありません。 遊びながら、生活しながらさまざまな経験をしていくことで、成長することが望ましい時代です。 そのため、保育園での子供たちへの食育の取り組みは、楽しく感じられること、興味を持てること を中心に行い、食育の基礎としての食事の楽しさを覚えることを目標とします。 食事の最中には楽しい雰囲気作りを優先して、無理強いすることなく食べられる状況を作ってや ることが大人の役割です。 体を動かすと空腹になり、食事が美味しいと感じることを知ることも重要な食育です。 食べられた達成感から、さらに食べることへの意欲は高くなり、食べることを楽しく感じること でしょう。 自然に良いサイクルが生まれて、食に対して前向きな子供たちが育っていくに違いありません。 (まとめ)保育園で行いたい食育の取り組みとは? 1.保育園での食育の取り組みは楽しく食べることを中心に 保育園での食育の取り組みは、子供たちの食事に対する楽しみを育て、食べたいと思わせるような 食事環境づくりが主なものです。 知識ではないけれど、食事に親しむ大切な段階の食育となります。 2.食べやすい環境を作る保育園の食育の取り組み 保育園の食育では、お腹を空かせたり、食事を楽しませたりする工夫によって自然な形で食事を楽 しめるような環境を作る取り組みがあります。 空腹と食事の関係や行事食での季節感など学ぶことは多いものです。 3.食事を活かす保育園の食育の取り組み 保育園では、食事やおやつなどのシーンで食育の機会を作ります。 たくさん食べられた日には家庭で褒めてもらうなどのモチベーションの維持も大切です。 また、マナーや挨拶なども覚えることもできます。 4.保育園で自然に学べる楽しい食育の取り組みを 保育園での食育の取り組みは、食事を楽しく感じられるような工夫によって自然の中で進められて いきます。 楽しさを感じる食事は、やる気も出て、食欲も湧き、食べることで得た達成感はさらに意欲へと つながることでしょう。