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ドキドキがいっぱい ことりぐみだより
平成25年度 岩岡幼稚園生活だより ドキドキがいっぱい お母さんペンギン がエサを取りに行 くよ ルルを助けに 行こう! ことりぐみだより 4号 今年度の締めくくりの行事である「生活発表会」が目の前に迫ってきました。子供たちは、二年間一緒に過ごし た友達と、今では互いを思いやり、アイデアを出し合いながら工夫して遊び、何でも言い合えるとてもよい関係が できてきていると思います。 三学期に取り組んできた「ながいながいペンギンの話」の劇遊び。このお話が好きになり、喜んでペンギンの世 界で遊んでいます。また、ほし組と一緒に歌う「あしたははれる」の歌も好きになって、気持ちを合わせて歌って います。一年間の成長した姿を見ていただき、子供たちを励ましていただけますよう、よろしくお願いします。 せいさんごっこしよう! 「ながいながいペンギンの話」を読み聞かせて遊んでいく中で、ペンギ ンになって遊ぶことはもちろんですが、子供たちは、雪の原っぱで一人倒 れてしまったペンギンのルルを助けたクジラ採りの人間のせいさんの出 てくる場面も興味をもった様子でした。そんなある日、 「段ボール出して」 と好きな遊びで何やら始まりました。どんどんつなげて、「ここに大砲付 けたで」「ここが動かす所(ハンドル)な」と相談しながら遊びが進んで いました。そして、ラップの芯で望遠鏡も作り、外の様子をうかがいなが ら、 「発車しま~す!(出航なのですが…) 」とノリノリです。次第に、発 車の合図をトライアングルで鳴らす子供も出てきました。 また、違う日には保育室にあった毛糸の黒と白をカップの中に入れて、 「クジラやさん」と看板を出して遊んでいました。その側では、毛糸の糸 を垂らして、 「ここが海のことにしよう」と言っていました。様子を見て いると、「先生、クジラになって!」と言うので、垂らした糸に引っ掛か ると「大きいのが釣れた!!」と大喜びでした。この遊びもよく考えると、 “クジラ採りのせいさん“のイメージから遊んでいたようでした。 劇の中では、かわいいペンギンのルルを助けたせいさんの優しい気持ち と、何とかルルを取り戻そうと力を合わせるペンギンたちの結団力、大事 に育てている子供が助かった親ペンギンの嬉しい気持ちなど、それぞれの 登場人物の気持ちを分かって遊んでいけるようにしたいと願っています。 みんなで作る劇遊び! 劇遊びをしていく中で、ペンギンの子供のルルやキキになった り、怖いトウゾクカモメになったりなど、様々な登場人物になり ながらお話の世界で代わり合って遊んできました。ペンギン独特 な氷滑りをするのも楽しくて、ビデオで見た本物のペンギンのよ うに上手に滑りたいと何度もチャレンジしていました。また、そ れぞれの子供によって好きな場面や登場人物が違います。お母さ んペンギンになって並んで餌を取りに行くのが好きな子供、お父 さんペンギンになって卵を温めるのが好きな子供、お留守番をし ていたお父さんの雪を優しく払ってあげる優しいお母さんペンギ ンが好きな子供、卵から生まれるルルとキキが好きな子供などそ れぞれの思いはいろいろです。遊びも終盤に入り、お話をつなげ て劇にしていく中で「南極にはいっぱいペンギンがいるから、明 日は、 卵を温める所はみんなでやりたい!」と言うと「それいい!」 と他の子供も言い、卵を温める場面は、いっぱいの親ペンギンが 出てきて表現する場面となりました。また、歌も、教師が子供た ちのつぶやきを歌にしていこうとする中で、何度も歌いながら、 ピアノで音を探りながら一緒に作ってきました。そしてクライマ ックスの、迷子のルルをみんなで力を合わせて探す場面が子供た ちは大好きです。 「こんなものが落ちていました!」 「ルルの毛に 違いない」と言いながら探していく場面の遊びを通して、親が子 供を思う気持ち、人のために何とかしようとする優しさなどを感 じながら、みんなで作ってきた劇遊びを楽しんで演じてほしいと 思います。 「間もなく出 発しま~す!」 箱をどんどん つなげてみん なで遊んでい ます。 釣り糸を垂ら してくじらや さん。人工芝が 海です。 お母さんペンギンが、卵を温めて留守番していたお父さ んの雪を優しく払ったり、餌をあげたりしています。 ルルをかえしてもら おうと、ペンギンた ちが海へ飛び込んで いきました。 雪遊び 楽しかったね! 今年は思いがけず、雪が降り積もり、 幼稚園でも思う存分雪遊びをすること ができました。寒い中でもへっちゃら で、5歳児がしているのを見て、自分た ちも雪の玉を園庭中転がし回り、大きな 抱えることも難しいほどの雪だるまが 完成しました。みんなで貴重な経験とな りました。 いっぱい集めよう! 雪をコロコロ、どんどん大き くなるのを楽しんでいます。