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放送番組・CM論 専門 PR学科 2年 後期 2単位 講義 選択 榎本 勝人 概
放送番組・CM論 専門 PR学科 2年 後期 2単位 講義 選択 榎本 勝人 概 要 日本の総広告費の中でテレビ広告が占める割合の変化や番組の変容を知る。 放送時間帯によって視聴者 層が異なり、視聴率も異なるテレビ番組はその視聴者層に合わせて編成が行われ、その視聴者層を狙うス ポンサー企業がCMを流すが、各時間帯にどのような種類の番組が放送されるのか。番組とスポンサーの 関係や時間帯による広告費の違い、CMの態様、間に入る広告代理店の役割などを学ぶ。 達成目標 テレビがこれまで番組や広告などを通じて、社会・経済の発展にどのように貢献してきたかを知った上 で、様々な番組の社会的役割や経済的役割、CMの効果や役割などを考察する能力を養う。またいろいろ な番組やCMの狙いを探ったうえで、 実際に番組やCMの企画書を作ってみて、 プレゼンテーションをし、 皆でその評価をし、学生たちの創作能力、表現能力などを養う。 教 授 計 画 第1週 第2週 第3週 第4週 第5週 第6週 第7週 第8週 第9週 第 10 週 第 11 週 第 12 週 第 13 週 第 14 週 第 15 週 NHKと民放の番組編成の違い、テレビ番組の編成戦略、放送時間帯と番組の関係、各種番組の相違、 番組と視聴率などを勉強する。 テレビ番組の歴史とそれが日本の社会、経済に与えた影響を学び、これからの地上デジタル放送によ る番組の変化とその将来を予想する。 日本の広告費総額におけるテレビ広告費の割合、テレビ広告費の変遷、活字メディアなど他の広告費 との比較、インターネット広告の伸びと将来の予測などを勉強する。 電波料、提供広告、スポットCM、ネット広告、ローカル広告などテレビ広告の種類、放送時間帯や 番組、視聴率と料金の関係などを学ぶ。 ネットワーク販売と番組販売などキー局と地方局の関係、テレビ営業と広告代理店など複雑な関係と それらのお金の流れを学ぶ。 CM製作の実態と制作費、ドラマやバラエティ、トークショー、ワイドショー、スポーツ、ニュース 番組などの製作実態とその費用を学ぶ。 具体的なスポンサー企業を取りあげ、その提供番組、CMなどから実際にその企業の収益がどれくら い増加したかなどを見て、テレビの広告効果を研究する。 ニュースやワイドショーなどで行われるパブリシティ広告の実態とその効果を学び、どのようなタイ ミングを選べばそのパブリシティが取り上げられやすいかなどを研究する。 インターネットの広告費の急速な伸びと将来の予測、それがテレビなど既存のメディアに与える影響 などを研究する。IPTVやNHKオンデマンドなどによるテレビ番組への影響を学ぶ。 テレビのデジタル化によって番組に様々なデータが付加されており(データ放送) 、各テレビ局でいろ いろな試みが行われているが、これらが将来、どのように発展していくかを研究する。 東京キー局のいろいろな番組のプロデューサーなどの考えを、その書いたものや、インタビューした ビデオなどを見て、その実情を勉強する。 東京キー局のニュース番組のデスクやプロデューサーなど、現場の生の声をインタビュービデオなど で聞いて、取材やニュース編集の実情を勉強する。 短いテレビ番組の企画書やCMの企画書の作り方を学ぶ。また、その企画書をもとにスポンサーや広 告代理店、テレビ局の編成担当などにプレゼンテーションする方法を勉強する。 4∼5 人のグループを作り、テレビ番組、あるいはCMなどの企画書づくりを試みる。そしてそれぞれ にプレゼンテーションをしてもらう。 全員でプレゼンテーションの評価をしたあと、レポートを提出してもらう。 評価方法 グループでの企画書づくりやプレゼンテーションを見、最後のレポートで評価する。 授業方法・受講上の注意 番組制作の実際を現在活動するテレビ局の関係者などから取材したものをDVDなどで伝えたいと思う。 番組の企画書づくりを試みて、企画能力とプレゼンテーションの力を養うことも考えたい。 テキスト:なし。資料配布や POWERPOINT、DVDビデオなどを使用する。 参考図書:技術評論社 「テレビ業界 まるみえ読本」 など - 103 -