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ともだちと おどろう

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ともだちと おどろう
ともだちと
おどろう
−1年音楽科
音楽にあわせて−
1.単元計画(12時間完了)
〈児童の活動〉
●じゃんけんであそぼう(2)
出
・「じゃんけんぽん」を歌おう。
会
・歌の終わりにじゃんけんをするよ。
う
・「ぐう」「ちょき」「ぱあ」のところで手拍子を
〈コミュニケーション活性化への手立て〉
●自由に身体表現できるよう、楽
しく活動できる雰囲気を作る。
● 歌の終わりで出会った友達と、
じゃんけんするように呼びかけ
る。
打つよ。
●自分の好きな動物になって身体
○けんぱであそぼう(2)
追
・「けんけんぱ」を歌おう。
表現することで、活動意欲を高
究
・けんぱをしながら歌いたいな。
めることができるようにする。
す
・自分の好きな動物になってけんぱをしたいな。
見つけられるようにする。
る ○てをうってあそぼう(2)
・「ぶん
ぶん
●友達の身体表現のよいところを
ぶん」を歌おう。
・歌に合わせて、リズム打ちしよう。
表 ○カスタネットであそぼう(3)
・「かたつむり」を歌おう。
現
す
・カスタネットの持ち方と打ち方を覚えよう。
る
・歌に合わせて、カスタネットでリズム打ちしよう。
●歌とカスタネットのグループに
分けて、互いの音を聴きながら
演奏できるようにする。
振 ●いっしょにおどろう(3)
・「しろくまのじぇんか」は楽しい曲だね。
り
●グループでジェンカの練習をさ
返
・歌に合わせてリズム打ちしたいな。
●友達の表現に目を向けられるよ
る
・
のリズムで踊ろう。
せる。
う、呼びかける。
・しろくまに変身して、踊ってみよう。
2.コミュニケーション活性化への手立て
入 学 し て ま も な い 頃 、「 か も つ 列 車 」と い う じ ゃ ん け ん ゲ ー ム を 行 っ た 。子 供 た ち は じ ゃ
ん け ん が 好 き で あ る う え 、音 楽 に 合 わ せ て 活 動 す る こ と も 大 好 き で あ る 。音 楽 科 の 学 習 で 本
題 材 に 入 っ た 頃 、リ ズ ム に 合 わ せ て 友 達 の 名 前 を 呼 び 、返 事 を す る「 名 前 ゲ ー ム 」を 行 っ た 。
こ の よ う な こ と か ら 、本 題 材 で は 、友 達 と 一 緒 に 、楽 し く 活 動 で き る よ う に 学 習 を 進 め て
い く こ と に し た 。じ ゃ ん け ん や け ん ぱ の 遊 び を 取 り 入 れ て 、自 然 に 身 体 表 現 が で き る よ う に
し た 。ま た 、身 に つ け た い 基 本 的 な リ ズ ム フ レ ー ズ は ジ ェ ン カ の ス テ ッ プ を 踏 ん で 体 で リ ズ
ム を 表 現 す る こ と に し た 。こ の と き 、グ ル ー プ を 組 ん で 、友 達 同 士 教 え 合 っ た り 、上 手 な 子
のステップを見たりすることで正しいリズムを表現できるようにしたいと考えた。
3.実践内容(11/12時)
まず初めに、一人一人で「たん (うん) たん (うん) たん
ジェンカのステップの
踏み方を知る
ん
た
たん(うん)」のリズムの「たん」のところでジャンプする練習を
教師の方を見ながら行った。次に、「前
後ろ
前
前
前」とジャン
プで進むジェンカのステップを練習した。面白がってジャンプしていた
が、なかなかスムーズにはステップが踏めるようにならなかった。グル
ープ練習の時間を確保するために、「しろくまのじぇんか」に合わせて
2度程全員でステップを踏み、グループ練習を始めることにした。
5人グループでジェン
5人グループで「しろくまのじぇんか」の曲に合わせて、5人が
カのステップを踏む練 連 な っ て ジ ェ ン カ の ス テ ッ プ を 踏 め る よ う に 練 習 を 行 っ た 。 こ の と
きのグループは、リズム表現の苦手な子とリズム感の優れている子
習をする
が同じグループになるように配慮してグループを組んでおいた。
曲はCDで連続して流れるようにしておき、5回通り流した。音
楽室横の廊下には、自分達の踊りが確認できるように、大きな鏡を
用意しておいた。
リズム表現が苦手なA男はグループ練習を始めてしばらくすると
自分だけ上手にステップが踏めなくてすねてしまった。教師が練習
を再開するように説得すると、同じグループのリズム感の優れたB
子がリーダーシップを取り、5人での練習が再開できた。並び順を
相談したり、みんなで掛け声をかけたりして、A男も何とかできる
ようになった。
や は り 、グ ル ー プ 練 習 を す る 前 に 、一 人 で ス テ ッ プ を 踏 む 練 習 に も
う 少 し 時 間 を と っ た 方 が 、グ ル ー プ で の 練 習 が も っ と ス ム ー ズ に で き
た か も し れ な い 。そ う し て お い て 、グ ル ー プ 練 習 の 時 間 を 少 し 短 く し
て 、途 中 で 曲 を か け な い 時 間 を 作 り 、話 し 合 っ た り 教 え 合 っ た り で き
るようにすることも必要だった。
グループ毎に発表す
グループ練習の後、1グループずつ発表をした。どのグループも
曲に合わせて最後までステップを踏むことができた。たくさん進む
る
ことができたり、5人がそろってステップを踏めていたりすると、
「オー」と驚きの声があがった。
4.考
察
本学習を通して、友達と一緒に、歌に合わせてじゃん
けんやけんぱ遊びをしながら、基本的なリズムフレーズ
を身につけることができた。ジェンカの踊りで体を使っ
てリズムを表現することにおいては、グループ学習を取
り入れることで、苦手な子も徐々に正しいリズムでステ
ップが踏めるようになっていった。学級での友達同士の
関わりを深め、友達と一緒に音楽の楽しさを味わわせる
ことで、1年生なりに音楽を楽しみ、リズム感を身につ
けていけたのではないかと思っている。
グループ毎に発表する子供たち
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