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適正使用に関するお願い
医薬品の適正使用に欠かせない情報です。必ずお読み下さい。 平成 28 年 6 月 適正使用に関するお願い 拮抗性鎮痛剤 劇薬 習慣性医薬品 処方箋医薬品 セ ダ ペ イ ン 注 15 エプタゾシン臭化水素酸塩注射液 製造販売元 日医工株式会社 富山市総曲輪 1 丁目 6 番 21 謹 啓 時下,先生には益々ご清栄の段お慶び申し上げます。 弊社販売の拮抗性鎮痛剤セダペイン注 15(一般名:エプタゾシン臭化水素酸塩)につきま しては,平素より格別のお引き立てを賜り,厚く御礼申し上げます。 さて,本品は各科において広くご使用いただきご好評を得ているところでございますが, 当該類似薬剤におきましては依存例の発生が問題となっております。 セダペイン注 15 に関しましても,本品のご使用により薬物依存を生じるおそれがあるこ とを,すでに使用上の注意事項(裏面参照)に記載して,諸先生方にご案内させていただい ているとおりでございます。 つきましては,本品のご使用によって発生した薬物依存患者のご経験がございます場合, 弊社担当MR等にご連絡を賜りますれば,幸甚に存じております。 弊社では,本品の適正使用に関する情報活動に今後とも最善の努力をはらう所存であり, 先生方におかれましては深いご理解と,ご支援,並びにご協力を賜りますよう,ここにお願 い申し上げます。 謹 裏面の< 添付文書記載状況(抜粋)>をご参照ください。 白 <添付文書記載状況(抜粋)> 【禁忌(次の患者には投与しないこと)】 1.重篤な呼吸抑制状態にある患者[呼吸機能を悪化させるおそれがある。] 2.頭部傷害がある患者又は頭蓋内圧が上昇している患者[頭蓋内圧を上昇させるおそれが ある。 ] 【効能・効果】 下記疾患ならびに状態における鎮痛 各種癌,術後 【使用上の注意】 1.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること) (1) 薬物依存の既往歴のある患者[薬物依存を生じるおそれがある。] (2) 麻薬依存患者[動物実験で軽度のモルヒネ拮抗作用が認められているので,禁断症状を呈す ることがある。] 3.相互作用 併用注意(併用に注意すること) 薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子 本剤の作用が増強するおそれが 本剤は中枢性鎮痛剤と同じオピ ペンタゾシン, あるので,併用が必要な場合は一 オイドレセプターに作用するた ブプレノルフィン塩酸塩, 方又は両方の投与量を減らすな め。 酒石酸ブトルファノール等 ど慎重に投与すること。 中枢性鎮痛剤 ベンゾジアゼピン誘導体・その他 本剤の作用が増強するおそれが ともに中枢神経抑制作用を有す の鎮静剤 あるので,併用が必要な場合は一 るため。 ジアゼパム, 方又は両方の投与量を減らすな ニトラゼパム, ど慎重に投与すること。 メダゼパム等 中枢抑制剤(催眠剤等) バルビツール酸誘導体(フェノ バルビタール等) アルコール等 モルヒネ製剤 本剤の作用が増強するおそれが 本剤はモルヒネと同じオピオイ あるので,併用が必要な場合は一 ドレセプターに作用するため,本 方又は両方の投与量を減らすな 剤の作用は脳内オピオイドレセ ど慎重に投与すること。また,本 プターの飽和濃度に左右される。 剤は高用量においてモルヒネの 作用に拮抗することが考えられ る。 4.副作用 (1) 重大な副作用 3) 依存性(頻度不明) 大量連用により薬物依存を生じるおそれがあるので,観察を十分に行い,慎重に投与するこ と。また,大量連用後,投与を急に中止すると手指振せん,不安,興奮,悪心,動悸,冷感, 不眠等の禁断症状があらわれるおそれがあるので,投与を中止する場合には徐々に減量する こと。 セダペイン注 16-038A