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皮膚トラブル 乾燥肌の予防ケア

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皮膚トラブル 乾燥肌の予防ケア
皮膚トラブル
無意識のうちに皮膚を掻いていることはありませんか?
それは皮膚が乾燥している証拠です。高齢者は、加齢によって
皮膚の分泌が減り、水分を保つ力も低下するため、特に乾燥肌に
なりがちです。乾燥してきめが粗くなった皮膚は、細菌やほこり
などから体を守る「バリア機能」が失われた状態。外部からの刺
激によって、湿疹・かゆみなどが起こりやすくなっています。
注)高齢者の皮膚のかゆみの原因は乾燥以外の可能性もあります。正しいスキンケアを
するために、一度専門医に相談することも大切です。
乾燥肌の予防ケア
肌にやさしい入浴のポイント
●やさしく洗って、よくすすぐ
ごしごしこすると皮脂が落ちてしまうの
で、やさしく洗いましょう。手でなでる
ように洗うだけでも十分です。石鹸が残っ
ていると、かゆみや炎症を起こすことも
あるので、よくすすいでしっかり流しま
しょう。
●ぬるめのお湯に10分くらいつかる
熱過ぎ・長過ぎの入浴は皮脂の落とし過
ぎやかゆみの原因になります。また入浴
剤は保湿成分配合のものを使いましょう。
入浴できない時や寝たきりの方の場合は、
体を暖かいタオルで拭く清拭を行います。
清拭は、体を清潔に保つだけでなく、
マッサージ効果により血行を促進します。
また、介護している方にとっても、全身を
観察する良い機会となり、皮膚トラブルの
早期発見にもつながります。
保湿剤使用のポイント
●入浴後はベストタイミング
保湿剤はこまめにしっかり塗ることが大切です。
特に入浴後は、角質がやわらかくなり、肌の水分
浸透・吸収力が高まっているので最適です。
●皮膚のバリア機能を補う成分を
皮膚には、3つの働きからなる「バリア機能」が備わ
っています。保湿のポイントは その働きを補うよう
に心掛けることです。それぞれの働きと、働きを補う
成分を知っておきましょう。
①水分蒸発の抑制
スクワランなどの皮膚類似成分
(油膜成分)は、皮膚膜を強化し、
水分の蒸発を防ぎます。
②水分を保つ
セラミドは水分保持機能を高め、うるおいを保ちます。
③水分の補給
アミノ酸系成分などの天然保湿因子は、角質に水分を
補給します。
潤いを取り戻したお肌で快適に過ごしましょう♪
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