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相互作用
ソメリン細粒・錠の相互作用 併用注意とその理由 3.相互作用 併用注意(併用に注意すること) 薬剤名等 中枢神経抑制剤 臨床症状・措置方法 併用によりその作用が増強されることが フェノチアジン誘導体、バルビツー あるので、投与しないことが望ましいが、 ル酸誘導体等 やむを得ず投与する場合には慎重に投 (クロルプロマジン、フェノバルビタ 与すること。 機序・危険因子 相加的な中枢神経抑制作用の増強 ール等) アルコール MAO 阻害剤 併用によりその作用が増強されることが 本剤の代謝が抑制される。 あるので、投与しないことが望ましいが、 やむを得ず投与する場合には慎重に投 与すること。 解説:本剤は主に大脳辺縁系や視床下部の GABA 抑制性神経機能を亢進させ、中枢神経系の神経伝達では抑 制的に作用し、一方、フェノチアジン誘導体も興奮性神経の節後神経でのモノアミン受容体遮断作用によ り抑制的に作用するため、併用したとき鎮静作用を増強する。 バルビツール酸誘導体の作用機序の一つは、GABA 神経作用の増強によるものもあると考えられており、 本剤と併用したときバルビツール酸誘導体の中枢神経抑制作用を増強する可能性がある。 また、アルコールによる鎮静・催眠、精神運動機能障害、記憶障害、血圧降下作用を増強する。 MAO 阻害剤はベンゾジアゼピン系薬剤の鎮静効果を増強する。