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フリーアクセスフロアに関する JIS を改正

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フリーアクセスフロアに関する JIS を改正
資料3
フリーアクセスフロアに関する JIS を改正
−試験の理解度と作業性の向上を目指して−
平成27年7月21日
オフィスビルなどで用いられるフリーアクセスフロアの性能を確認するための試験方法を分かり易く
し、かつ、試験の作業性を向上させるため、日本工業規格(JIS A1450)に定める各種試験方法の規定を
改正ました。
1.規格改正の目的・背景
フリーアクセスフロアは、一般には OA フロア、二重床などと呼ばれるものの総称です。JIS A 1450
(フリーアクセスフロア試験方法)では、パネルを簡易に取り外し、床下空間に設置される設備機
器などの配線を容易に収納且つメンテナンスができる構造を持つ床材を対象として、その性能を確
認する試験方法を規定しています。
フリーアクセスフロアは、オフィスビルの約 9 割に導入されており、種類・材質も多岐にわたっ
ています。これらの多様なフリーアクセスフロアの性能を確認するための試験方法について、今回
の改正では、従前よりも試験のばらつきを少なくするため、試験手順、装置などの規定を明確にし
ました。また、試験中におもりが転倒するなど、危険の発生が確認されたため、試験の作業性・安
全性を向上させるために見直しを行いました。これにより、試験のばらつきが少なくなり、性能確
認のための試験を効率的に行うことができるようになります。
2.規格改正の主なポイント
①試験条件の明確化
燃焼試験について、床下空間に集中敷設されたケーブルが発熱することで生じる綿ぼこり等か
らの発火を想定し、ケーブルの配線が最も集中する位置で試験を行うこととしました。また衝撃
性試験について、試験精度を向上させるために、試験体に衝撃を与えるための衝撃用砂袋に用い
る砂の種類と扱い方の規定を明確にしました。
②試験体のユニット数の改正
静荷重試験、衝撃試験、ローリングロード試験(動荷重試験)
、燃焼試験、帯電性試験及び漏え
い抵抗試験について、試験に必要な試験体のパーツ数(ユニット数)の改正を行いました。
<参考>
フリーアクセスフロアの例
9 ユニットの例
1 ユニットの例(切断品取付け)
静荷重試験の例
ローリングロード試験の例(3 ユニットパネル切断品を取り付けた場合)
【担当】 経済産業省 産業技術環境局 国際標準課(03-3501-9283、内線 3426∼3427)
(課長)福田 泰和
(補佐)吉澤 由香 (担当)村上 哲也
経済産業省 製造産業局 住宅産業窯業建材課
(課長)寺家 克昌
(補佐)横瀬 栄二
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