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子どもが成長する夏休み
学校だより 世界にはばたく“教育の一番船” 西宮市立西宮浜小学校 めざす子ども像 ・夢を持つ子 ・自らを鍛える子 ・友だちと助け合う子 平成26年 7月18日 No.4 子どもが成長する夏休み いよいよ夏休みです。西宮市では7月21日~8月31日までの42日間が、夏季休業日(夏休み)となっています。 今年のカレンダーでは、その前に土曜日と日曜日がありますので、子どもたちにとっては44日間の休業日です。これ は全国的に見ても、最も長い休業日となっています。 夏休みの期間を他の中核市等(西宮市と同じ規模の町)と比べますと、いろいろな違いが見えてきます。函館市や旭 川市は25日間、青森市は33日間、秋田市は32日間、長野市は26日間です。随分、西宮市より短い地域がありま す。これらの地域では厳しい冬に、長めの冬休みが設定されています。一方、冬も暖かい沖縄県那覇市の夏休みが36 日間となっています。実は、那覇市では10月の第2週に秋休みが5日間設定されているそうです。それぞれの地域で、 気候条件等を考えて、長期休業日が設定されているようです。 さて、この長い夏休みを、 「どのようにして子どもにとって有意義な夏休みにするか」が思案のしどころです。ある民 間企業が実施した調査によりますと、保護者が重視したポイントは、①規則正しい生活を送ること、②安全に過ごすこ と、③毎日学習すること、④夏休みにしかできない体験をすること、⑤テレビを見過ぎないこと、となっています。生 活のリズムを崩さないでほしい、 2学期につながる生活をしてほしいなどの保護者の願いが読み取れます。 その一方で、 普段できない時間の使い方や思い切った活動をさせてみたいとの期待も強いようです。 私たちも、夏休みを前にして「2学期に元気な姿で通学してほしい」と強く願うとともに、 「一回りも二回りも、心も 体も成長してほしい」と願っています。そのためには、目標を立てさせる、自律的(自分でやってみる)な場面を多く してみる、家族の一員として家の仕事を任せてみる、人や自然との関わりを体験させてみるなどが考えられます。ぜひ、 今年の夏休みの有意義な過ごし方について、各ご家庭の実情に応じて話し合ってみてください。 (校長 大和 一哉) ◆兵庫県警察本部サイバー犯罪対策課による防犯教室を実施しました(7月2日) 「ネット社会」と言われるようになって久しくなります。パソコン、ケータイ(携帯) 、スマホなどの普及は目覚まし く、大人から子どもに至るまで、これらの機器を使って便利に生活するようになってきました。その一方で、気をつけ なければならないこともたくさんあります。夏休みを前に、高学年の子どもたちとスマホやケータイの利用について正 しく学ぶ機会をもちました。子どもたちが学習した内容の要点は次のとおりです。子どもたちの利用については、ご家 庭でも話題にしてみてください。 ・ほとんどの子ども(高学年)が、スマホ、ケータイ、パソコン、ゲーム機、音楽プレーヤーなど、他者 と通信できる機能がある機器を「持っている」 「使ったことがある」ようです。低学年や中学年の子どもに も、広がっていると予想できます。 ・アプリをダウンロードしたときにウィルス感染することがあり、個人情報を盗み取られることがあるそ うです。ダウンロードするときは、安全性を確かめる必要があります。 ・ネット(ゲーム)をしていないと不安になるネット(ゲーム)依存症にかかっている子どもが増えてい ます。時間や約束を守ることが大切です。 ・SNS(ライン、ツィッター、フェイスブックなど)で、自分の写真を載せたり、人の悪口や個人情報など を書いたりしません。世界中の人が見ています。一度流れた情報は、消すことは不可能です。悪意のある 人に利用されることもあります。 ・子どもがスマホやケータイを持つ場合は、大人の責任で、携帯電話会社でフィルタリングをしてくださ い。それが子どもを守る第一歩です。