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2014年 資源関連株見通し - フランクリン・テンプルトン・インベストメンツ
情報提供資料 2014年 資源関連株見通し 2014年1月10日 フレデリック G. フロム, CFA® ポートフォリオ・マネージャー/ シニア・セキュリティ・アナリスト フランクリン株式運用グループ ステファン M. ランド, CFA® ポートフォリオ・マネージャー/ リサーチ・アナリスト フランクリン株式運用グループ マシュー J. アダムズ, CFA® ポートフォリオ・マネージャー/ リサーチ・アナリスト フランクリン株式運用グループ 2013年、グローバル経済が低成長となる中で原材料の供給は増加しました。その結果、 多くの資源関連企業は積極的にコスト削減を進め、現金支出を抑える目的で事業計画を延 期または中止し、財務の改善に努めました。金価格の大幅な下落とコスト増に見舞われた 金鉱業などにとってこれは当然の流れでしたが、投資方針をより厳格にする傾向は、相対 的に業況が安定している企業においてもみられました。こうした動きは一般的にもっと厳し い環境下においてみられたもので、長期的に資源関連株の運用結果に好影響を及ぼす可 能性があります。いわゆる物言う株主が、企業により良いリターンや資本収益率の改善を 声高に求めることで、企業側が増配や自社株買いを通じて株主の要求に応えるというケー スもみられるようになりました。 資源セクターに関する見通しは関連業種によって異なりますが、支出の削減は将来の需給 逼迫の原因となる可能性があるものの、市場環境に耐える財務の強化につながるため、コ スト削減と投資の厳格化というトレンドは最終的に好材料になるとみています。供給増の鈍 化、需要の回復、コモディティ(商品)価格上昇の可能性を伴ったコスト改善は株価の上昇 をもたらすと考えます。さらに、過去数年にわたって配当収入や短期的なキャッシュ・フロー の獲得を重視していた投資家が、力強い長期的成長が見込める企業への投資に関心を示 していることは明るい材料です。 2014年を見据えると、資源セクターにおいて株価の上昇につながると思えるトレンドを既に いくつか見出しています。グローバル経済の改善見通しによって、近年コモディティ市場に 悪材料とも捉えられた、欧米からの需要が特に増加する可能性があると考えます。供給が 増えているコモディティが一部あるものの、その他の生産中止や削減によってコモディティ 価格全体への影響は限定的になると思われます。一方で2013年に一部のコモディティに見 られたように、予想以上に強い需要が供給増を一部吸収する可能性もあるとみています。 しかしながら、我々の運用戦略としては、全般的なコモディティ価格動向に左右されることな く、正常なコモディティ市場環境もしくは価格が製造コストに近い水準で取引される環境下 において、収益とキャッシュ・フローの拡大が可能な企業を見出すことでリターンを追求して いきます。 エネルギー市場においては、新興国では需要が健全に増加する一方、先進国では需要が 安定すると予想しています。驚くことに、米国の石油製品需要も、過去数年の停滞や低減 を経て増加の兆しを見せています。欧米からの需要は大きく増加するとは考えていません が、近年の様な需要増を鈍化させる要因にはなりにくいと思われます。 米国経済が、新しい採掘技術と以前であれば不経済だった手法を用いて石油と天然ガス の生産を急増させることで、エネルギー自給に向けて劇的な変化を遂げつつあることは重 要なポイントです。この「エネルギー・ルネッサンス」は米国経済とグローバルな政治問題に 影響を及ぼすと思われます。 個別企業では、シェール開発を含む米国のエネルギー開発・生産会社の多くは、埋蔵量の 評価といった段階から生産段階に移行しつつあると思われます。こうした動きにより、増産 がキャッシュ・フローを増やし、株価が割安になる可能性があります。なぜなら、生産会社は、 開発関連の効率性向上による利益を得る可能性があるからです。このトレンドにおいて鍵 を握るのが、油田の設備とサービスを提供する企業です。こうした企業は効率的に資源を 開発し掘削する技術に凌ぎを削っています。こうした新しい資源開発は米国以外の多くの 国で始まっており、関連する米国企業にとっては市場が拡大することになります。 ※上記は、筆者の2013年12月17日現在の見解です。フランクリン テンプルトン インベストメンツの他の運用担当者の見解とは異な る可能性があります。金融市場と経済環境は変動します。ここに示した見解は予告なく変更することがあります。 後掲の「当資料のお取扱いにおけるご注意」を必ずご覧下さい。 Copyright ©2014 Franklin Templeton Investments. All Rights Reserved. 情報提供資料 FRANKLIN TEMPLETON INVESTMENTS 当資料はフランクリン・テンプルトン・インベストメンツ株式会社によって情報の提供を目的に作成された資 料です。投資信託の購入やその他の投資を推奨するものではありません。特定の投資信託の取得をご 希望の場合には、販売会社において投資信託説明書(目論見書)をお渡ししますので、必ず内容をご確 認のうえ、ご自身でご判断下さい。 <留意事項> 【投資信託に係るリスクについて】 投資信託は、国内外の株式や債券など値動きのある資産に投資しますので、基準価額が変動します。 したがって、投資者の皆様の投資元本は保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を 被り、投資元本を割り込むことがあります。投資信託の運用により生じた利益および損失はすべて投資 者の皆様に帰属します。なお、投資信託は預貯金とは異なります。 【投資信託に係る費用について】 ご投資頂くお客様には以下の費用をご負担いただきます。 ■申込時に直接ご負担いただく費用・・・申込手数料 上限3.675%(税込み) ■換金時に直接ご負担いただく費用・・・信託財産留保金 上限0.3% ■投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用・・・ 運用管理報酬(信託報酬) 上限1.575% (税込み) なお、ファンド・オブ・ファンズの場合には、この他に投資対象ファンドの運用報酬等がかかります。 詳しくは、個別の投資信託の投資信託説明書(目論見書)をご覧下さい。 ■その他費用・・・上記の他に、信託財産に関する租税、信託事務の処理に要する諸費用、信託財産 にかかる監査費用、有価証券の保管費用、等、保有期間等に応じてご負担頂く費用 があります。運用状況等により変動するものであり、事前に金額、上限等を表示する ことができません。 (ご注意) 上記のリスクや費用につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきまし ては、フランクリン・テンプルトン・インベストメンツ株式会社が運用するすべての公募投資信託のうち、 徴収するそれぞれの費用における最も高い料率を記載しております。 投資信託に係るリスクや費用は、それぞれの投資信託により異なりますので、ご投資をされる際には、 投資信託説明書(目論見書)や契約締結前交付書面をご覧下さい。 フランクリン・テンプルトン・インベストメンツ株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第391号 加入協会/ 一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 <当資料のお取扱いにおけるご注意> ●当資料は情報提供のみを目的としてフランクリン テンプルトン インベストメンツ(フランクリン・テンプルトン・リソーシ ズ・インクとその傘下の関連会社を含みます。)が作成したものを、フランクリン・テンプルトン・インベストメンツ株式会 社が抜粋・翻訳した情報提供資料です。●当資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成しておりますが、その 正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料に記載されている予測、見通し、見解のいずれも実現され る保証はありません。●当資料の内容は予告なく変更されることがあります。●当資料にかかわる著作権その他の一 切の権利は引用部分を除き当社に帰属し、いかなる目的であれ当資料の一部又は全部の無断での使用・複製は固く お断りします。 Copyright ©2014 Franklin Templeton Investments. All Rights Reserved. 2