...

温室効果ガス削減目標

by user

on
Category: Documents
23

views

Report

Comments

Transcript

温室効果ガス削減目標
資料
温室効果ガス削減目標
3
1
現行の削減目標値
中期目標: 平成32年(2020年)度までに 平成2年(1990年)度比 ▲52%
長期目標: 平成62年(2050年)度までに 平成2年(1990年)度比 ▲87%
(1)削減目標値の設定方法
環境省「地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区域施策編)策定マニュアル」に
従い設定した。
①
平成62年(2050年)の目標値は現状値(把握できる最新年)から60∼80%削減
すること。(長期目標)
②
中期目標年は、平成32年(2020年)から平成42年(2030年)の間のいずれかの
年とすること。また、その中間目標値は、現状値と長期目標値を結んだ通過点
とすること。
<本県の設定方法>
①
長期目標
・現状値を平成19年(2007年)度とし、平成62年(2050年)度までに80%削減と設定
した。
・これを基準年(平成2年(1990年))度と比較すると87%削減となる。
②
中期目標
・中期目標年は、宮崎県環境計画の最終年度である平成32年(2020年)度と設定し
た。
・現状値と長期目標値を結んだ通過点である8,143千t-CO2 を中間目標値とした。
・これを基準年(平成2年(1990年))度と比較すると52%削減となる。
1
(2)削減目標値の達成見込み
本県の温室効果ガス排出量は、平成22年(2010年)度までは、目標を上回る削減と
なっていたが、平成23年(2011年)度は、原子力発電所の停止により、電気の使用に
伴うCO2排出原単位※ が大きくなった結果、電力消費に伴う排出量が大幅に増加し
たため、前年度と比較して温室効果ガス排出量が大幅に増加(+8.7%)した。
今後、川内原発の再稼働や再生可能エネルギーの導入拡大等により、CO2排出原
単位が縮小する可能性はあるが、大幅に縮小する見通しは立てにくいことから、
中間目標値(平成32年(2020年)度)の達成は厳しいと予想される。
※
CO2排出原単位とは
活動によって消費したエネルギー使用量当たりのCO2排出量の標準的な分量。電気事業においては、
発電に伴い発生するCO2排出量を電力量で除したものが用いられている。
2
2
新たな削減目標値(案)
(1)国の目標設定についての考え方
①国の削減目標値
政府決定案(H27.7.17)
平成42年(2030年)度までに、平成25年(2013年)度比 ▲26%
②地方公共団体の計画策定について示されている方針
「当面の地球温暖化対策に関する方針」(H25.3.15地球温暖化対策本部決定)
「新たな地球温暖化対策計画※1」の策定に至るまでの間においても、地方公共団体
には、それぞれの取組状況を踏まえ、「京都議定書目標達成計画※2」に掲げられた
ものと同等以上の取組を推進することを求める。
※1
現在未策定。平成27年(2015年)度内に策定される見込み
※2
平成22年(2010年)までに平成2年(1990年)比 ▲6%
(2)本県の新たな削減目標値(案)
案1
現行計画の基準年、削減目標値を継続
中期目標: 平成32年(2020年)度までに 平成2年(1990年)度比 ▲52%
長期目標: 平成62年(2050年)度までに 平成2年(1990年)度比 ▲87%
案2
国の削減目標と同じ基準年、削減目標で設定
平成42年(2030年)度までに、平成25年(2013年)度比
※
▲26%
基準年となる平成25年(2013年)度の本県の温室効果ガス排出量について
は、算定に必要な各種統計指標がすべて出揃う平成28年(2016年)度中に算
定する。
3
案3
県独自の基準年、削減目標値を設定
平成42年(2030年)度までに、平成24年(2012年)度比
※
▲25%
県の現状最新年となる平成24年(2012年)度を基準年とし、国の削減
目標に準じ、平成42年(2030年)度の削減目標値を推計する。
算出方法
① 国の目標値(平成25年(2013年)度比▲26%)を算定
140,800 万t-CO2 × ▲26% = 104,192 万t-CO2
② 平成24年(2012年)度比の削減率を算定
(104,192万 t-CO2/139,000 万t-CO2)−1=▲25%
③ 県の目標値(平成24年(2012年)度比▲25%)の推計
11,217 千t-CO2 × ▲25% = 8,413 千t-CO2
(速報値)
< 参 考 >
4
<参考資料>
○温室効果ガス排出量の推移
年 度
排出量( 千t-CO2)
2005
H17
10,692
2006
H18
10,386
2007
H19
10,095
2008
H20
9,614
2009
H21
9,654
2010
H22
9,354
森林吸収量除く
11,570
11,268
10,980
10,502
10,546
10,247
97.4%
97.4%
95.6%
100.4%
97.2%
111.9%
137,600
141,200
132,700
125,000
130,400
135,400
98.5%
102.6%
94.0%
94.2%
104.3%
103.8%
区 分
宮崎県
前年比
国
排出量( 万t-CO 2)
前年比
139,700
2011
2012
H23
H24
10,171 算 定 中
11,462
(H27中に算定)
2013
H25
未定
(H28中に算定)
139,000 140,800
102.7%
101.3%
※国の排出量には、京都議定書に基づく吸収減活動による吸収量は加味されていない。
5
Fly UP