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2014年

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2014年
大地隊ニュース2014
2014年1月
大湊航空基地初訓練飛行
大湊航空基地において1月7日、第25航空隊(司令・春花和広1等海佐) 及び第73航空隊
大湊航空分遣隊(分遣隊長・古川憲二3等海佐)は、新年の 初訓練飛行を行い、部隊の団結
心を向上させるとともに、平成26年の飛行安 全に向けて決意を新たにした。
初訓練飛行は、SH-60J哨戒ヘリコプター3機、UH-60J救難ヘリ コプター1機の計4機
で実施された。
訓練飛行は、大湊航空基地を離陸後、下北半島を1周するコースで行われ、 今年は、この
季節では珍しく時より晴れ間も覗く絶好の飛行日和の中行われた。 SH-60J編隊長機には
、25空司令が搭乗し、午前10時過ぎ揃って 地上滑走し、一斉に青空に飛び立った。
約1時間の飛行の最後には、大湊航空基地上空を、一糸乱れぬ隊形で飛行、 その威容を
空を仰ぐ隊員に示すとともに、隊員一同気持ちを新たにし、初訓練 飛行は無事終了した。
2014年2月
第36回定期演奏会
大湊地方隊(総監・槻木新二海将)は、2月8日(土)弘前市民会館において大湊音楽隊
(隊長・野澤健二1尉)「第36回定期演奏会」を開催した。 当日は開場前から長蛇の列が
できるほどで、大湊音楽隊への関心の高さがうかがえた。
第1部は、『生命力あふれる吹奏楽の響き』と題し、副隊長・長岡1尉の指揮により「シー
パワー・ファンファーレ」を力強く、 そして煌びやかに演奏し、海上自衛隊大湊地方隊創設
60周年にふさわしいオープニングで幕を開けた。その後も吹奏楽の豊かなサウンドを次々
と演奏し、 フィリップ・スパーク作曲「パントマイム」では、館山康弘3曹がユーフォニアムソ
ロで美しく柔らかな音色と素晴らしいテクニックを披露し観客を魅了、 清水大輔作曲「仲間
たちへ~シャクルトン、伝説の南極遠征」で第1部を終えた。
第2部は『華麗なるロシア音楽』と題し、隊長・野澤1尉の指揮で、ロシアを代表する作曲
家プロコフィエフの「行進曲作品99」を演奏し、第1部とは 雰囲気を変え、ロシア音楽の世
界へ観客を招待した。
本演奏会のメインプログラム、ムソルグスキー作曲、組曲「展覧会の絵」は演奏時間が3
5分にも及ぶ大曲。しかし、多彩なオーケストレーションと 大湊音楽隊の繊細かつ迫力の
ある演奏により、長さを感じさせることなくホールを音で埋め尽くし、最も有名な終曲「キエ
フの大門」が終わると、 割れんばかりの拍手と「ブラボ-!」の歓声。その拍手に応え、ア
ンコールに瀬戸口藤吉作曲「日本海海戦記念行進曲」、続いて「津軽のふるさと」、 「青い
山脈」を演奏。「津軽のふるさと」では古谷淳3曹のアルトサックスソロに合わせ自然と拍手
が鳴り、口ずさむ人々も多く、会場が一体となって 盛り上がった。締めくくりに行進曲「軍
艦」を演奏し、今年度の定期演奏会は幕を閉じた。
2014年3月
北海道で海軍カレー!?
ご当地グルメが全国的に流行していますが、ニッカウヰスキー北海道工場余市蒸留所
(北海道余市町)の中にあるレストランでこのほど、「スパイシーりんごカレー」が登場しまし
た。 実はこのカレー、海上自衛隊余市防備隊がお手伝いしたものです。
余市町は、道内ではフルーツの産地として有名であり、甘海老等の水産業も盛んです。
また、ニッカの工場は毎年多くの観光客が訪れる観光名所となっています。 そのニッカ工
場で昨年、何か有名になる料理を作り将来的には町おこしにもつながればとの話が持ち上
がり、社内で検討を始めたところ、同じ町内にある 海上自衛隊余市防備隊では毎週金曜
日に隊員が海軍カレーを食べているという話を思い出し、防備隊にお手伝いの依頼があり
ました。防備隊も地元のためにと何度かの試食を経て、 ようやくニッカレストランと防備隊
員共に納得するカレーが完成しました。
このカレーには余市特産のりんごを使ったジャムやワインが隠し味に使われており、スパ
イシーなのにマイルドに仕上がっています。レストランの関係者も 「何度でも食べたくなる
味」と満足な出来上りとなりました。今年9月からのNHK連続テレビ小説の舞台にもなる余
市町。札幌からJRで約1時間です。ランチ営業のみですが、 工場見学と併せてご賞味さ
れてはいかがでしょうか。
2014年4月
むつ市交通安全パレード
大湊音楽隊(隊長・野澤健二1尉)は、4月11日、むつ市交通問題対策協議会連合会主
催によるむつ市交通安全パレードに参加した。
このパレードは、4月6日から4月15日までの10日間、全国一斉に実施される「春の交通
安全運動」の一環として、むつ市が毎年実施しているもので、 市内保育所児童をはじめとし
た諸団体とともに、むつ市イメージキャラクターであるムッシュ・ムチュランI世とムチュリーも
参加し、音楽隊(ドラムメジャー・田村二郎2曹ほか26名)がパレードの先導役を務めた。
パレードに先立ち、むつ来さまい館において、交通安全宣言大会が実施され、「子どもと高
齢者の交通事故防止」、「自転車の安全利用の推進」、「全ての座席のシートベルトとチャイ
ルドシートの正しい着用の徹底」、 「飲酒運転の根絶」など、交通安全思想の普及・浸透およ
び交通事故防止の徹底が宣言され、横迎町保育所児童の「交通安全決意宣言」をもって終
了した。
引き続き行われた交通安全パレードでは、音楽隊員が威厳溢れる演奏と隊列で市内メイ
ンストリートを堂々と行進し、行き交う市民に交通安全を呼びかけ、むつ市内における交通
安全運動の重要な役割を担った。
2014年5月
「マリンフェスタin大湊」開催
大湊地方隊(総監:槻木新二海将)は、5月31日(土)大湊基地において「マリンフェスタin
大湊」を実施した。
当日は晴天に恵まれ、海上には県内外から多数の来場者が訪れた。
護衛艦「ちくま」「おおよど」の2隻で体験航海が行われた他、車両展示や飛行展示、 スタン
プラリーなど様々なイベントが催され、それぞれに賑わいを見せた。
【体験航海】ちくま、おおよど
【展示飛行】AH-1S
【車両展示】
【手旗体験】
【水上シャトル】
2014年6月
「平成26年度大湊地方隊柔道競技」開催
大湊地方隊(総監:槻木新二海将)は、6月19日(木)レクリェーションセンター体育館にお
いて「平成26年度大湊地方隊柔道競技」を開催した。
競技委員長(前大湊警備隊司令:鍜治次郎1佐)の開会宣言で幕を開いた本競技では、各
部隊の代表選手による熱戦が繰り広げられた。
団体戦では平成24年度団体優勝の連合のほか、北海道、航空部隊(25空、73空大空分、
北観所混合)、15護隊の4チームが出場し、団体リーグ戦3勝0敗で15護隊が見事優勝を
勝ち取った。
また、個人戦では計16名の選手が技を競い、有段の部決勝では奇しくも兄弟対決のカード
となるなど盛り上がりを見せる中、試合の合間には気魄漲る琉球空手慈恩(じおん)の形と迫
力ある居合道の演武も演じられた。
閉会式の講評の中で、競技委員長が第34回海上自衛隊柔道大会に向けた強い決意を表
明するとともに、本競技の運営と武道の人材育成に尽力されている関係者に対し感謝とお礼
の気持ちを述べ、今年度の大湊地方隊柔道競技は幕を閉じた。
2014年8月
「大湊ネブタ」に参加
平成26年8月1日(金)~8月3日(日)の間、大湊ネブタ合同運行委員会主催の
「大湊ネブタ」が開催されました。
海上自衛隊からは隊員有志で製作したネブタが参加しました。
合同運行では創意工夫が凝らされたネブタが夜闇に幻想的な光を灯し、祭囃子と
踊りが華を添えました。
2014年10月
「平成26年度市民とのふれあいコンサート」開催
海上自衛隊大湊地方隊(総監:槻木新二海将)は、10月10日(金)青森県むつ市下北文化会
館で大湊音楽隊(隊長:野澤健二1尉)による「市民とのふれあいコンサート」を開催しました。
今回のコンサートは第1部「音楽で奏でる日本の情景」と第2部「It's Show Time!!」の2部に分か
れて構成され、司会を務めたATV青森テレビアナウンサー小島祐希さんのナレーションで進行し
ました。
日本各地の風景を抒情的に表現した第1部から、馴染み深い曲をメインに据えた第2部へと続
き、それぞれに魅力溢れる演奏を大湊音楽隊の隊員達が響かせました。
2014年11月
第25航空隊、派遣海賊対処隊員出発行事を実施
平成26年11月5日(水)、第25航空隊(司令:石川一郎1佐)は、第20次派遣海賊対処行動に派
遣される隊員の出発行事を行った。
今回は、長崎県の佐世保基地から出港する護衛艦「あまぎり」に、25空所属SH-60J8293号
機を搭載するため、 派遣隊長を務める第251飛行隊・岩永恵二3佐以下8名の出発行事を行ったも
のである。
出発行事は隊員家族やむつ市長をはじめ多くの方々が見送られる中で行われ、声援を受けなが
ら8293号機は晴天の空を飛び立った。
第25航空隊司令に対し、出国報告を行う
隊員を含む約200名が、青空の下で出発行事に参列
隊員家族達が手を振り、派遣隊員が搭乗する航空機を見送った
2014年12月
大湊地方隊、むつ市と「隊員家族あんしん協定」締結
平成26年12月1日(木)、海上自衛隊大湊地方隊(前総監:槻木新二海将)及び第42警戒群
(司令:大嶋基司1空佐)と青森県むつ市はむつ市役所において、 大規模災害時等における派遣
隊員の留守家族支援に関する協定を締結した。
「隊員家族あんしん協定」と命名されたこの協定は、青森県内では初の留守家族支援に関する
協定締結である。
締結式で宮下宗一郎市長は「災害時等において、残される家族への心配を少しでも軽減させて
いただいて、隊員が心置きなく業務に専念できますよう、 できる限りの支援をしたい。」と述べ、大
湊地方総監は「市からの支援が得られますことは私どもにとって、また隊員家族にとって、非常に
心強いものがあります。」と述べた。
2014年12月
第44代大湊地方総監離任式
平成26年12月12日(金)、海上自衛隊大湊基地において第44代大湊地方総監(海将:槻木
新二)の離任式が行われた。
槻木総監は参列した隊員らに対し、「我々の任務に誇りを持ち、むつ・下北の安寧を守る頼もし
い存在であり続けられるよう、それぞれの分を尽くしてもらいたい。」と最後の訓示を行った。
小雪の舞う中、音楽隊の演奏に合わせ、約370名の隊員らに見送られながら、大湊基地を後に
した。
2014年12月
第45代大湊地方総監着任式
平成26年12月16日(火)、第45代大湊地方総監・坂田 竜三海将(前職:教育航空集団司令
官)の着任式が海上自衛隊大湊基地において行われた。
坂田海将は「大湊地方隊の長年積み上げてきた伝統を継承するとともに、多様なニーズに対応
できる柔軟性のある部隊、それを支える人的基盤、作戦基盤を作り上げることが必要だ。 真心を
尽くして、前へ進み、日々の努力こそが自分の身を守る。」と訓示し、出迎えた約360名の隊員に
対し、今後の精進と健闘を期待し、激励した。
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