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高画質 6.0MB - カトリック太田教会
黎明の頃 ☆それは民家から始まった! 発祥の地 料亭「ポンチ」(2004年3月) 東本町の教会の中庭でコールマック神父(左) 旧聖堂の祭壇とルシアン神父 明治の頃より時々の宣教はなされて いたが、1954年5月 太田市一円は 小教区と認定され、内野作蔵教区長 より委託を受け、フランシスコ会ニ ューヨーク管区の神父は本町の料亭 ポンチの2階を借りてミサを捧げ、 ここにカトリック太田教会の設立が 宣言された。その後東本町の民家を 借りて聖堂を設置して、本格的な宣 教活動が始まった。 初代主任司祭はコールマック・ダン ガン神父。引き継いだのはルシア ン・マルハン神父であった。 2人の神父と初期の頃の信者たち 中央は内野作蔵教区長 東本町の聖堂にて 太田教会初めての日本人の信者同士(山崎さんご夫妻)による結婚式(1956年5月) 1 黎明の頃 ☆黎明期の宣教者たち 病院を訪問するエメット神父 ルシアン神父(左)とジェローム神父(右) 聖体行列の花まき少女とカテキスタの中山先生(右) 初期教会学校の子供たちと先生 後ろ中央が伊澤伝道師 設立当時から群馬県で宣教に従事したフランシスコ会ニューヨーク管区の司祭団 2 ☆ 新聖堂 建つ! 1960年4月3日 ルシアン神父のご尽力と関係者のご協力に より、現在の地に新聖堂が完成し、大勢の参列者を迎えて、 盛大に献堂式が行われた。 新聖堂は聖クララに捧げられた。 教会小史「黎明の時」に出てくる、ルシアン神父の クリスマス・プレゼントといわれた新聖堂の模型 中庭での献堂式記念撮影 長江司教による献堂式のミサ 祝賀会で挨拶するルシアン神父 3 ファミリーの教会 ☆信仰は家庭から 1961年5月 第11回聖体祭開かれる(太田東山球場) 家族的集いとアンブローズ神父(中央) 1961年 第3代アンブローズ神父着任。そ の頃に群馬カナ会太田支部が発足 家庭を 中心とした集まりを大切にすると共に、若 い人たちへの積極的な支援が始まった時代 であった。 この頃から御聖体の宣教クララ会のシスタ ーが太田教会に派遣され、司祭に協力して 宣教に携わった。また信者の増加に伴い組 織化され、教会の内外の環境整備に信者が 協力し、墓地建設等に尽力した。 この頃の洗礼式では女性は白衣に身を包んだ 受洗後のパーティ 右端は宣教クララ会のSr.グァダルペ 太田教会で開かれた全群馬学生会 1968年1月 挨拶する霜鳥初代教会委員長 暖房は灯油ストーブの時代 金山南麓の教会墓地1967年から供用 上は祝別式 4 ☆アンペア会とは? カップル誕生 緑がきれいな中庭で記念撮影 初期の愛児園児も中庭の芝生の上で遊んだ 食堂の垂れ幕も、有り合わせの布をつなぎ、手づくりで頑張った 初期のバザー風景 右は在りし日のアンドレ神父 アンペア会の由来 アンブローズ神父の熱心な祈りと、 カナ会の努力もあって、太田教会に 多くのカップルが生まれた。そうし た若い夫婦を中心として、家族的横 のつながりを深めるために、群馬の 他教会との交流パーティを開いたり (これは後に、群馬家庭の日の設定 へとつながって行く) また、子供の成長に伴い、キリスト 教的幼児教育を目的とした幼稚園の 創設を目指すために、バザーを開催 するなど、徐々に若い力を結集した のが、アンペア会(アンブローズ+ 若い夫婦の会)であり、その後に示 された小教区の自立を目指す共同体 作りの母体となった。 愛児園最初の頃の遠足 フランシスコ会桐生修道院の坂の裏庭で必死に立つ園児 5 成長する教会 ☆躍動の予感 1969年 ダナン・マーリー神父第4代主任司祭として着任、 そのバイタリティあふれる行動力で、太田教会をリードした。 未信者の家庭からも愛児園に入る家庭が増え、教室や設備の 充実を図る必要から、信者ホールの建設が企画された。 壮年会主催によるダナン神父(中央)&マイケル神父(右端)の歓迎会 歓迎会で歌を披露するダナン神父 この頃から未信者を対象とした「キリストを聞く集い」が開かれるようになった。1968年は講師に元東宮侍従 浜尾実氏を招いた 1974年 ホールの建設準備に信者も汗を流した 愛児園運動会 (園児が増え庭が狭く感じた) 6 1974年7月 多目的ホールが完成 教会・愛児園の各行事で活用されると共に、 愛児園のPTAの皆さんも、積極的に行事に参加するようになった。 ホールはまた冠婚葬祭等にも用いられるようになった。 1974年12月 伊勢崎 館林教会と合同の堅信式が太田教会で行われた。 ☆ホール完成 ホール完成後に太田女子 高美術部員が作成したキ リスト像の壁画 落成式で祝別するフレビアン神父 テープカットは 長老の谷口さん 愛児園のお母さん方のメキシカンダンス バザーアトラクション 伊勢崎 館林教会との合同堅信式(1974年12月1日) 7 成長する教会 喜びの分かち合い シャロームを交わすダナン神父 南雲神父による洗礼式 ☆ 若い力 この頃から始まったマリッ ジ・エンカウンターの影響 もあって、教会は急成長の きざしが見られた。また、 幾人もの若い司祭たちが、 主任司祭を助けて若者や子 供たちの指導を受け持ち、 多くの子供たちの胸の中に 一粒の種を蒔いていった。 緑陰で談笑するマイケル神父 富岡教会での家庭の日で仮装行列 に参加 1975年 青年会の良きリーダー ヨゼフ神父 左から3人目 アロイジオ会の軽井沢夏季合宿 キリストを聞く集い 高校生も参加した(1970年代) 8 ☆歩み続けて 初聖体の子供たちに御聖体を授けるバルト神父 1971年10月、群馬家庭の 日が太田市民会館で開催さ れた。また1977年の館林大 会は太田教会壮年会の支援 を受けて開かれた。 1978年 第5代主任司祭 バルトロメオ神父着任。 この年Sr.グァダルペ 帰天。 1979年 9月 太田教会 設立25周年を祝う。 復活祭での箱山神父 太田家庭の日2部で踊る八木節のリハーサル風景 宣教クララ会総長の来太記念 1976年 愛児園の子供たちが着物を着て、シスター方を歓迎した パーティで25周年の記念誌を手にする長江司教 1977年 館林家庭の日での共同ミサ 9 癒しと平和の時代 教皇来日 東京後楽園スタジアムにて 1981年 ☆平和を祈る 「輪になって踊ろう」島本司教太田教会訪問 1983年5月 1981年 平和の巡礼者。教皇ヨハネ・パウロ2世が来日 平和の尊 さを説くと共に、日本各地にカトリックを深く認識させる足跡を残し ていった。この頃はまた、自己の内面を見つめる聖霊セミナーや、若 者を対象としたSADE等が盛んに行われた。街の歩行者天国で「平和 を祈ろう」を歌ったり、マザーテレサのチャリティ映画会が開かれる 等、外に向かって積極的に行動すると共に、平和について多くのこと を学んだ時代であった。1985年 第6代主任司祭 田村 寛神父着任。 洗礼式での祈り 司式は田村神父 1985年 教会バンド FIERSの熱演 チャリティ映画会で (上)青少年のためのエンカウンター SADEに参加した子供たち (右)はプログラムの中のゲームを 演じているところ 平和デモ行進に参加 1983年前橋にて 10 ☆癒しの恵み 癒しの司祭といわれたベダ神父の、ミサ後の癒しの秘蹟に参加する人々は多かった。 その癒しを想う時、共に歩いた旅を語るとき、その愛の源に感謝しよう! 1987年 第7代主任司祭 ベダ・フィッツパトリック神父 着任。 アロイジオ会の老人ホーム慰問 途中下車もまた楽し 安中駅ホームにて 聖書100週間と銘うって始まった聖書研究会 ほんとうに賑やかな勉強会でした 秋田聖体奉仕会修道院の涙を流すマリア様への巡礼記念 各地区の家庭持ち回りで行われた地区礼拝の一こま 太田教会 歩こう会ハイキング 紅葉を訪ねて 11 国際化に向かって 岡田司教による愛児園25周年記念祝典 1992年6月 ☆前進する教会 右端片岡哲夫神父 聖ペトロのお祝い日に 1990年代は、労働環境の変化で、 外国人の雇用が盛んになり、教会 を訪れる多国籍の人々が目立つよ うになった、そして互いのコミュ ニケーションを図るために、日本 語教室が開かれるようになり、多 国籍教会の第一歩を歩み始めた。 1991年 スペイン語ミサ始まる 1992年 愛児園々舎 新築なる 1996年 第8代主任司祭 片岡哲夫神父着任 2000年2月 新オルガン 購入 左の赤い本は1992年頃の 日本語教室で使用された 外国人向け日本語の教科 書(日本人教師用) これはクイズです 太田教会出身の松本巌神父の叙階式 1996年3月 1997年 頃に太田教会内外におきた 2つの変化とは、答は年表にあり 日本キリスト教団八幡教会での合同世界平和祈祷集会 出会いのひとときの中で行われたオルガンコンサート2000年 12 ☆諸国の民と 共に語ろう 聖霊降臨の日の国際ミサ 司式はブラジル出身のミラ神父 (右上) インドから来ましたエドウィ ン神父です。どうぞよろしく (右下) 民族衣装に身を包んだヴェト ナムのお嬢さん アルゼンチンから来た家族とベダ神父(アメリカ) 土の会が招待したフィリピンの友と語る石川神父 ザベリオ神父(スペイン)と韓国の 赤ちゃん洗礼記念 南アフリカでエイズ患者に献身的な愛を注ぐ根本神父 ブラジル人の祭り フェスタジュニーナ 13 次の世代へ伝えよう ☆共に歩もう 主のまなざしで 1999年 第9代主任司祭 ザベリオ神父 着任 2000年5月 大聖年の行事行われる 2002年 第10代主任司祭 山口明裕神父 着任 50周年記念聖歌隊が発足 クリスマスキャロルを歌う オリーブの会定例会で語るザベリオ神父 母の日にバーベキューのサービスをする壮年会 大聖年での他教会巡礼記念 新町教会前で 敬老の日の祝福をする山口神父 最近のバザー風景 毎年回を重ねても、創意工夫でバザーを開き続ける、太田教会の伝統は変わらない 14 工事中の安全を願って建物を祝別する 山口神父(左) 子供たちを祝福する谷司教 2004年1月 50周年を記念して小聖堂・大聖堂正面玄関及び身障者用トイレ等の改築が行われた ☆未来へ 何を! 初聖体を迎える子供たちの中に外国籍の子供 の姿が多くなった現在、この子達に何を残し、 何を伝えていくべきかを真剣に考えていかな ければならない。 2004年1月 さいたま教区長 谷司教太田教 会訪問 2004年2月 50周年記念行事による聖堂改築 のための祝別式を行う 初聖体記念 土屋神父(右)の太田での初ミサの日に 2003年6月 様々な教会行事について真剣に話し合う壮年会役員 今年も頑張りまーす! 婦人会新年会 15 ☆2004年 最新情報 2004年 2 月 信者総会 3 月 聖堂正面玄関改築工事完成 トイレ・事務所改築工事完成 5 月 国際ミサ 6 月 第2回「ニコニコ公開講座」 50周年記念・全ての改築工事完成 50周年記念誌「50年のあゆみ」完成 2月29日 信者総会 写真で見る「四旬節から復活の喜びへ」 2月25日 灰の水曜日 3月7日 ウエイン神父による黙想会 聖木曜日 4月8日 洗足式 聖体を安置所に移す行列 聖金曜日 4月9日 十字架の道行き 十字架の顕示 復活祭 4月10日 復活ローソクの祝福 洗礼式 16 5月30日 国際ミサ 6月12日 第2回「ニコニコ公開講座」 6月20日 父の日の祝福 6月13日 初 聖 体 ☆ 50周年に向けて準備が進む 父の日に婦人会が八木節の練習の成果を披露 50周年準備実行部会のメンバー 営繕 ( 建物 ) 実行委員会の打合せ 6月17日 歴史(記念誌)実行委員会の最終校正打合せ 17 50周年を祝う ☆ 完成した50周年記念・改築工事 全 景 聖堂・正面玄関入口 聖堂入口 聖 堂 祭 壇 小聖堂 告解室 トイレ・事務所 18 好天に恵まれた記念祭 谷司教による記念事業の祝福 多くの司祭が祭壇に 記念事業のひとつとして発足した「聖歌を歌う会」 主の祈りは各国語で 子供たちが将来の太田教会像を語る 祝賀会では多くの人が八木節を踊った コリアロザリオ会も大活躍 19