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中部地域 - 群馬県

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中部地域 - 群馬県
4.地域政策の取組内容
4.地域政策の取組内容
中部地域
意欲ある多様な担い手の確保と育成
取 組 方 向
農業関係機関・団体等の連携により就農支援体制を強化します。
認定農業者への農地集積や効率的・持続的な農業経営を行うことができる環境を整備します。そのため
に集落営農組織の法人化支援と法人設立後の支援を行います。また、農業経営改善計画の認定を進める
とともに、認定農業者の経営管理能力の向上を図ります。
主 な 取 組 結 果
これまでの取組内容
担当課:普及
自己評価:A
○新規就農者に対する就農受入体制整備としての検討会を、地域担い手支援協議会を中心に中部 4 回、渋川 1 回、伊勢崎 2 回開催
しました。
○新規就農者の定着に向けた研修は、中部は新規就農者激励会、農コン、地区別懇談会、新規就農者の集い、渋川は新規就農者の
集い、先進農家視察、婚活、農業青年実績発表会、鍋コン、伊勢崎は新規就農者の集い、研修受入研修会を行いました。
○新規就農者への技術支援として、就農支援講座を中部は 11 回、渋川は 11 回、伊勢崎は 6 回開催しました。
○経営管理支援として、中部ではパソコン簿記講座 22 回(中級コース 11 回、入門コース 11 回)、渋川では農業簿記セミナーを 5 回、
伊勢崎では 1 回開催しました。
○就農相談は、84 件、延 182 件実施しました。
○集合研修においては、中部では前橋直売・加工ネットワーク研修会、中部地域農村起業交流会、前橋広域農村女性会議リーダー研
修会、すっぴん「のうぎょう講座」、地場農産物活用研修会、渋川では食農フェスタ、伊勢崎では佐波伊勢崎地域農村女性研修
会、フレッシュミズ講座、からかーぜ加工組織・運営検討会、運営会議、視察研修、商品試作、米粉利用商品の検討、タイムス
タディー調査実施による原価の算出を実施しました。
○認定農業者については、経営改善計画作成等支援を 21 回(中部 11 回、渋川 5 回、伊勢崎 5 回)行い、中部では、認定農業者事
前審査会 2 回、認定農業者審査会 2 回、認定農業者協議会視察研修、個別営農相談会、伊勢崎では、農業経営改善計画策定説明
会 4 回、審査会 3 回について支援を行いました。
○農村生活アドバイザーについては、中部では全体会議及び研修会、地粉 de 簡単クッキング体験交流会、前橋秋穫楽市で消費者
交流、女性農業者リーダー視察研修会、地粉サラダすいとん伝統食活用活動、渋川では渋川広域の野菜でクッキング、伊勢崎で
は活動検討会、フレッシュミズ講座準備会、フレッシュミズ講座を開催しました。
○集落営農組織法人化支援については、集落営農法人検討会、法人設立準備委員会・総会を経て、9 法人(中部:5 集落営農組織
が法人化、渋川市:2 法人、伊勢崎:2 法人)が設立しました。
また、中部では前橋市集落営農塾を2回、法人へ視察等受け入れ対応、 (農)公田の加工起業支援を行いました。
○人・農地に係わる検討会等については、中部では、12 地区の座談会を各3回、検討委員会議・検討委員会を各1回、渋川では 4
地域の座談会を 14 回、検討委員会議・検討委員会各3回、伊勢崎では 4 地区の座談会を 12 回、玉村1回、検討委員会議・検
討委員会を各1回開催しました。
現状分析・課題・今後の予定
○新規就農者を支援する体制は概ね構築されていますが、支援内容・事業等の充実が課題であり、新規就農者の栽培技術や経営管
理能力向上のための農業講座の開催、新規就農者の集いを開催し、地域農業の振興を含めた意見交換などを継続的に予定してい
ます。
○農業経営改善計画の達成に向けて、より効果的な支援が求められており、地域担い手育成総合支援協議会において、JA、市、
農業事務所が一体となった指導をしていきます。
○未法人化組織では、法人化に向けた課題がそれぞれ異なっているため、状況に応じた支援が必要です。また、法人化された組織
に対しては、より高度の支援が必要で、関係者による打合せ会議等の充実・強化や法人同士の情報交換等が必要です。
○新規就農総合支援事業(青年就農給付金事業(準備型、経営開始型))における給付対象者に対して、今後、就農の定着を図っ
ていきます。
○農村生活アドバイザ-に対して、後継者づくりを目指すとともに、リーダー研修会や消費者との交流、伝承技術研修等を行う予
定です。
代 表 的 な 指 標
指標名
単位
H23 実績
H24 目標
H24 実績
H27 目標
新規就農者数
人
80
51
68
51
法人化組織数
組織
51
76
59
76
- 53 -
4.地域政策の取組内容
野菜生産の拡大と経営基盤の強化
取 組 方 向
野菜の生産・販売戦略を持った産地づくりを実現するため、各JAごとの野菜振興プロジェクト会議等を核
に関係機関が一体となり、県重点品目や地域推進品目等の生産規模拡大への取組を進めます。
また、産地の認知度・信頼性向上を図るため、販売・流通促進への取組を支援します。
主 な 取 組 結 果
これまでの取組内容
担当課:振興
自己評価:B
各JAごとに野菜振興プロジェクト会議等を開催し、重点品目や地域推進品目の進捗状況確認と今後の推進方策について検討し
ました。
○担い手支援対策
農業支援講座(前橋)、就農支援講座や青年農業者とJAとの情報交換会(渋川)、農業塾(伊勢崎)等を開催し、担い手の掘り
起こしや育成を行いました。キュウリの規模拡大指針の活用(前橋)、チンゲンサイ栽培推進パンフレットの作成(渋川)、露地
ナス栽培指針の作成やブロッコリー規模拡大支援(伊勢崎)を実施しました。
○省力化技術導入の推進
補助事業活用による機械等の導入(前橋、渋川、伊勢崎)を推進するとともに、ネギ「省力化・規模拡大指針」の活用やブロッ
コリーのセル苗利用推進と自動定植機実演(前橋)、機械管理作業現地研修会の開催(渋川)、パッケージセンターへの各種支援
(伊勢崎)やブロッコリー、キャベツ、タマネギのコンテナ出荷等の契約栽培推進(伊勢崎)を行いました。
○食の安全・安心対策
全農防除履歴システムGAPシートの作成検討(前橋)、各生産部総会、講習会、JA広報資料を活用したGAP情報の提供(渋
川)、チェックシートの記入支援(伊勢崎:月2回の提出)の他、農薬適正利用推進に係る講習会等の開催(前橋、渋川、伊勢
崎)、放射性物質対策担当者会議等の開催(渋川)や検査の計画的実施を行いました。また、施設ナスとパプリカ、イチゴにお
けるIPM推進現地実証ほの設置(渋川)、施設ナスにおけるIPM推進(伊勢崎:栽培者の7割が実施)、キュウリのIPM実
証ほ設置(伊勢崎)、ヤマトイモ「ぐんまとろりん」栽培拡大支援と増殖ほの設置(伊勢崎)、省エネルギー対策に係る研修会の
開催(伊勢崎)、高温対策に係る実証ほ、展示ほの設置、現地研修会の開催(伊勢崎)等を行いました。
○産地化支援(販売対策)
加工業務用ホウレンソウの出荷先検討と栽培推進(前橋)の他、地産地消の推進、首都圏等への販売促進を目的に、「ぐんまの
真ん中!野菜フェア(9 月:ぐんまフラワーパーク)」、「ぐんまの真ん中!農産物フェア(11 月:ぐんま総合情報センター)」等
を開催しました。
現状分析・課題・今後の予定
○今後も栽培指針等の策定を進め、この活用により新規栽培の取組につなげていく必要があります。
○省力化技術に係る現地研修会の開催や導入効果等の確認を行い、普及指導へつなげていきます。
○IPM実証ほ等の成果を踏まえ、組織的な取組を目指した指導を進めていきます。
○産地化支援として、首都圏等での販売促進活動等を予定しています。
代 表 的 な 指 標
指標名
単位
H23 実績
H24 目標
ha
2,084
2,118
地域推進品目農協取扱出
荷量
t
3,399
4,919
GAPへの地域取り組み品
目数
数
県重点品目作付面積
H24 実績
H27 目標
未調査
2,188
3,406
5,013
(25 年 10 月調査)
(2 月末数値)
5
10
※県重点8品目(きゅうり、トマト、なす、いちご、キャベツ、ほうれんそう、レタス、ねぎ)
中部地域推進品目(ちんげんさい、えだまめ、ブロッコリー、パプリカ、にら)
- 54 -
10
8
4.地域政策の取組内容
畜産生産基盤及び経営体質の強化
取 組 方 向
家畜や生産物の安全性の確保を図り、適正な飼養衛生管理を推進します。
また、飼料作物生産組織や地域型コントラクターの育成・強化を図るとともに自給飼料の生産拡大を推進し
ます。さらに、畜産農家と耕種農家の連携による循環型農業を確立するため、たい肥の地域内流通を促進
し、稲わら等の有効活用による耕畜連携を推進します。
主 な 取 組 結 果
これまでの取組内容
担当課:家保
自己評価:A
○「牛乳でグングンぐんまを応援しよう!」イベントを前橋プラザ元気 21 で開催し、県産牛乳の安全性・機能性について県民に
周知、消費拡大を図りました。
○バルク乳や個体乳について乳房炎等の原因菌の同定と有効な薬剤の検索を実施しました。また、体細胞数の多い農家等について
巡回による乳質改善指導を実施、さらに個別成績資料を作成、配布し、適正な飼養衛生管理等を推進しました。
○特定家畜伝染病である口蹄疫の発生に備え、中部地域特定家畜伝染病(口蹄疫)防疫演習を、また畜産課との共同開催で特定家
畜伝染病防疫実地演習を開催し、現場事務所・農場併設テントの設営及び埋却溝掘削の実地演習を行いました。さらに、発生時
に現地対策本部各班が担当業務を確実かつ円滑に行うため、高病原性鳥インフルエンザ発生を想定し、各班ごとの実務に特化し
た防疫演習を実施しました。
○飼料ムギの適期収穫・調製に向けた対応を行うとともに、飼料イネ(WCS)栽培講習会を開催し、飼料イネ・ムギ作体系の推
進を図りました。
○前年度の結果を踏まえ耕畜連携による普及推進を図ったため、飼料イネ(WCS)227.5ha(前年度 215ha)、飼料用米 214ha(前
年度 180ha )と増加しました。また、飼料イネ栽培における堆肥の効果的な施用技術を検討するため実証ほを設置しました。
○前橋市耕畜連携推進会議を開催し、堆肥の流通促進と耕畜連携による飼料の地域内自給率向上について合意形成を図りました。
○飼料イネ栽培における堆肥の効果的な施用技術を検討するため実証ほを設置しました。
○前橋市木瀬地区たい肥利用推進協議会で、大島ナシ産地におけるたい肥利用促進を行いました。
○榛東村農業機械利用組合でたい肥散布機を導入し、耕畜連携のコントラクターとしての体制整備を行いました。
○たい肥の流通促進のため新たに特殊肥料の届出を7件申請しました。
○畜産物の安全性を確保するため、自給飼料の放射性物質検査を実施しました。単年生飼料作物は 17 検体、単年生飼料作物を原
料にした乾草及びサイレージは 52 検体、永年生牧草地で 2 検体、麦わらで 5 検体、夏作飼料の青刈りトウモロコシ等で 15 検体、
WCS と稲わらで 10 検体を検査し、放射性セシウムはすべてについて検出されない又は許容値を下回り利用が可能となりました。
○廃用牛等の出荷で食品の基準値 100 ベクレル/kg を超えないように、農家への飼い直し期間遵守の指導・広報と、飼い直し終了
後の廃用牛の血液検査を行う事で、基準値を超えないよう適切な飼養管理と出荷前の再確認の指導を行いました。
○永年牧草地の放射性物質の除染として、渋川市の 13 戸約 34ha を除染し、来年度も 6 戸約 17ha の除染を予定しています。
○適正な飼養環境と地域の生活環境の改善を図るため、前橋市の養豚農家に脱臭装置の設置と植樹を行いました。
現状分析・課題・今後の予定
○体細胞数の高い農家を中心に、衛生面や搾乳方法について巡回指導等を継続し、牛群検定組合への加入推進をします。
○特定家畜伝染病の発生に備え、指針やマニュアルに沿った行動が迅速に行われるよう、各担当の具体的業務内容の詳細を確認し、
見直しを行います。
○特に、飼料イネ(WCS)の効率的収穫作業の実施に向け、コントラクター組織間の連携を図るとともに、たい肥流通を推進す
るため、たい肥を利用した土づくり研修会等の開催を行う必要があります。
○自給飼料等の放射性物質検査については、今後も必要な検査を継続、公表することで、飼料、畜産物の安全性の確保を行います。
○たい肥流通を推進するため、たい肥を利用した土づくり研修会の開催や展示ほの設置を行う必要があります。
○飼養衛生管理基準について、農家への周知・遵守の徹底について指導を行います。
○廃用牛等の飼い直し期間の遵守等は、今後も農家への指導を継続して行います。
- 55 -
4.地域政策の取組内容
代 表 的 な 指 標
指標名
単位
H23 実績
H24 目標
H24 実績
H27 目標
牛群検定加入率
%
33.8
34.5
34.6
39.0
自給飼料作付面積
ha
3,162
3,066
3,190
3,190
農地の有効活用による自給率向上
取 組 方 向
地域型コントラクターによる飼料イネの定着と生産安定を図るとともに、麦類の生産安定と「さとのそら」を
中心としてGAPを導入します。また、耕作放棄地の再生利用を図るため、地域担い手育成総合支援協議会
が中心となり、耕作放棄地の現状・情報を整理し、関係機関と連携して担い手への集積等に取り組みます。
鳥獣被害防止対策としては、集落単位で対策が進むよう人材育成を支援します。
主 な 取 組 結 果
これまでの取組内容
担当課:普及
自己評価:A
○飼料イネ(WCS)の定着と生産安定のため、各担い手育成総合支援協議会との連携のもと、打合せ会議・栽培講習会・適期収
穫指導・実証圃等設置及び調査等を実施しました。その結果、作付面積は 228ha(前年度 215)となりました。特に、前橋市で
は5つのコントラクター組織において組織間の調整・連携による効率的収穫作業に向け、打合せ会議や組織間連携推進等を実施
するとともに、次年度以降の飼料イネの効率的栽培に向け、コントラクター組織による山形県への視察研修会・報告会を実施し
ました。さらに、今年度のとりまとめや次年度に向けた意向調査・マッチングを行い、次年度への対策等を検討しました。
○小麦新品種「さとのそら」の適期収穫・適正乾燥調製のため、JA等と指導を行うとともに、品質向上のための実証ほの取りま
とめを行いました。また、GAPの取組支援では、JAが中心となりチェックリストを回収・取りまとめを行いました。更に、
平成25年産麦に対し、JA各支所での栽培講習会や生育状況の把握に基づく麦作情報の作成・配布を行い、生産安定のための
栽培管理の徹底とGAPの取り組み強化を図りました。
○耕作放棄地の解消に向け、耕作放棄地の情報共有化や担い手への集積支援や耕作放棄地調査に基づく地域毎のマッチング等、様
々な取り組みへの支援(特に、前橋市においては耕作放棄対策プロジェクト検討会2回実施・JA支所別検討会の実施)を行う
とともに、各市町村毎に関係機関による状況確認(6月・10月)を行いました。その結果、14.7ha の耕作放棄地が解消されま
した。
○鳥獣被害防止に向け、様々な事業の推進を図りました。その結果、鳥獣害防止総合対策交付金と東日本大震災農業生産対策交付
金による総合的な取り組み及び小規模土地改良事業が前橋市で行われるとともに、鳥獣害防止対策農業者支援事業が前橋市と榛
東村、鳥獣害に強い集落づくり支援事業が前橋市柏倉地区、榛東村新井地区、吉岡町小倉地区で導入され、効果の実証を行い、
そのとりまとめを行いました。
○中部農業事務所内に、H23年度から「シカ等侵入防止施設検討会」を立ち上げ、赤城西麓地域において粗目グレーチング(テ
キサスゲート)を3ヶ所設置し効果検証を行い H25.3 末現在 116 頭中 107 頭の忌避効果(91.3%)が確認されました。
現状分析・課題・今後の予定
○飼料イネの栽培は、今年度までの取り組み等に基づき引き続き意向調査・マッチング等を行いながら、作付拡大を含めた生産安
定をを図ります。
○小麦品種「さとのそら」を中心に、関係機関と連携のもと生育状況の把握に基づく栽培指導の徹底による生産安定を図るとと
もに、GAPへの取り組みを支援します。
○地域の実情に適した耕作放棄地の解消対策を各担い手育成総合支援協議会(耕作放棄地対策協議会)において継続して検討する
とともに、地域毎のマッチングを行います。
○鳥獣害に強い集落づくり支援では、モデル地区を選定し、効果的な被害対策の検討を行い、地域への波及を図ります。
○鳥獣被害防止特別措置法に基づく市町村鳥獣被害防止計画の策定については、前橋市、伊勢崎市、渋川市、榛東村は策定済とな
っていますが、吉岡町、玉村町においても策定を進めます。
○前橋市では、H25年4月1日から鳥獣被害対策実施隊設置条例を施行し、捕獲等の被害防止施策を実施します。
○赤城山周辺の鳥獣被害対策については、県関係課と赤城山周辺市町村が連携し、赤城山麓鳥獣対策連携プロジェクトを実施し、
シカの捕獲を推進します。また、平成 25 年1月 11 日、前橋市が中心となり渋川市、桐生市、みどり市、昭和村の有害鳥獣担当
課で赤城山麓有害鳥獣対策協議会を設置しました。今後は沼田市が加入する予定です。
- 56 -
4.地域政策の取組内容
代 表 的 な 指 標
指標名
単位
H23 実績
H24 目標
H24 実績
H27 目標
飼料イネ作付面積
ha
215
230
228
191
麦作付面積
ha
3611
3,807
3,658
4,125
耕作放棄地解消面積
ha
228
243
243
285
観光資源を活かした地域農業の振興と地産地消・食育の推進
取 組 方 向
伊香保温泉旅館等での地場産物の供給拡大を推進します。赤城山地域振興プロジェクトと連携し、直売
所・果樹園等を核とした観光農業を推進します。農産物直売所に対応した少量多品目生産を推進し、観光
農園の品質向上を図ります。県産農畜産物の利用促進を図るため地産地消に取り組み、また、教育や農業
団体との連携による食農教育を推進します。
主 な 取 組 結 果
これまでの取組内容
担当課:振興
自己評価:B
○渋川広域農業活性化推進協議会では、観光と農業の連携を効率的、重点的に行うために、組織再編を行い、様々なPR活動等に
より、地産地消の推進と地域農業の活性化を図りました。
○「ぐんまの真ん中!野菜フェア」を9月16・17日に、ぐんまフラワーパークで開催するとともに、「ぐんまの真ん中!農産
物フェア」を11月9・10日に、ぐんま総合情報センターで開催し、野菜等の販売により県産農産物の安全性PRを行い、放
射性物質による風評被害の払拭するとともに、グリーンツーリズムの取組状況についてもPRを行い、観光客の増加を図りまし
た。
○前橋市は、市内で生産される農産物、加工品を支援するため、H22年度から「赤城の恵ブランド認証制度」を制定しブランド
化に取り組んでいるところですが、これまでに本格芋焼酎「赤城の恵」等10数品が認証されています。
○ぐんま地産地消推進店の認定を推進し、115の推進店が認定されました。
○農産物直売所等については、売上拡大等を目的とした講習会を開催し、加工活動等を支援しました。
○管内の農業者団体(5団体)に、食農教育等推進協働委託事業により農作業や農産加工の体験学習等について支援を行うととも
に、伝統料理の講習会等を開催し、食農教育を推進しました。
現状分析・課題・今後の予定
○伊香保温泉での地域農産物の取引額は、昨年をやや上回りましたが、時期によって不安定となっています。今後は、旅館側と頻
繁に情報交換を行いながら、新規品目の開発等行い、取引額の増加を図ります。
○農産物直売所等については、新商品開発等の各種講習会を開催し、加工活動等を支援します。
○リーフレット等によりぐんま地産地消推進店・ぐんま地産地消協力企業のPRを行い、地産地消を推進します。
○市町村等の関係機関と連携し、食農教育を推進します。
代 表 的 な 指 標
指標名
単位
H23 実績
H24 目標
H24 実績
H27 目標
伊香保温泉での
地域農産物利用額
万円
813
1,300
857
1,600
ぐんま地産地消推進店
件
108
110
115
140
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4.地域政策の取組内容
地域特産農産物の生産振興
取 組 方 向
こんにゃくの輪作や優良新品種みやままさりの普及を図るとともに、越冬栽培などの新技術の導入により、
環境に配慮した栽培を推進します。
きのこは生産コスト削減や施設などの近代化に向けた再整備を推進します。また、安全なきのこを求める
消費者の声に応えるため、生産者団体が行う安全生産への取組を支援します。
主 な 取 組 結 果
これまでの取組内容
担当課:渋セ
自己評価:B
○温湯消毒試験、施肥改善及び越冬栽培などの低コスト化実証ほを設置しました。また、優良品種みやままさり普及のため増殖ほ
場巡回、異形株除去など、良質な種芋確保を図っています。これらの活動に当たっては、地域の担い手による研究組織こんにゃ
く研究会の活動支援と併せて実施しました。(渋川指導セ)
○地域環境配慮のために、土壌消毒安全実施推進資料をこんにゃく栽培農家全戸に配布するとともに、広報車により啓発を行いま
した。(渋川指導セ)
○こんにゃくの鉢植えを伊香保温泉旅館などに配布し、観光客にこんにゃく産地群馬を認識してもらいました。また、伊香保石段
街や関越道サービスエリアなどでの消費拡大PRに取り組みました。(渋川指導セ)
○しいたけ生産者を戸別訪問し、榾場診断とともに、今後の榾木管理や害菌対策等を指導しました。(渋川森林)
○放射性物質汚染対策として、原木、菌床用培地及びきのこの放射性物質検査を実施しました。(渋川森林)
○きのこ生産者団体等が行う施設の近代化や消費拡大活動に支援を行いました。(渋川森林)
現状分析・課題・今後の予定
○みやままさりは毎年安定的に作付けが増えており、さらに良質の種芋確保が求められます。
○こんにゃくの輪作として、タラの芽、ウド、そばなどが定着してきています。
○土壌消毒剤の安全使用が図られ、24 年度は住民からの苦情はありませんでした。今後も現地啓発活動を実施します。
○しいたけ生産者の高齢化、価格の低迷、放射性物質によるほだ木被害のため、しいたけ生産量が減少しています。また、価格低
迷による大手きのこ生産業者の廃業など、きのこ全体の生産量が大幅に減少しています。
○生産者団体等が行う消費宣伝活動の支援や安全で安心なきのこを供給するための品質向上の取り組み指導を行い、県産きのこの
消費拡大を図ります。
○放射性物質汚染対策として、こんにゃく、きのこ類や生産資材の安全検査を実施し、安全生産を指導します。
代 表 的 な 指 標
指標名
単位
H23 実績
H24 目標
H24 実績
H27 目標
みやままさり作付面積
ha
130
165
140
295
きのこ類の生産量
t
2,887
7,802
1,790
7,856
- 58 -
4.地域政策の取組内容
農業生産基盤の保全・整備
取 組 方 向
基幹農業水利施設について、ストックマネジメントの手法による整備を推進し、ライフサイクルコストの低減
と施設の長寿命化を図ります。渋川市赤城町の赤城西麓地区や伊勢崎市境地域の基盤整備により担い手
への農地集積を図ります。地域の状況に応じた多様な主体の参加を得て、施設の適切な維持管理と農業
用水の有効利用を図る協働活動を推進します。
主 な 取 組 結 果
これまでの取組内容
担当課:整備,渋整セ
自己評価:A
○基幹水利施設について、関連機関と協議を行い、天狗岩堰地区の機能診断調査、群馬用水地区の機能保全計画を策定しました。
また、中群馬地区(1 件)、坂東大堰地区(2 件)、大正用水地区(2 件)において関係機関と協議を行い対策工事を実施しました。
○境小此木地区(36ha)において、5.9ha の区画整理工事を行い、進捗率は約 33%となりました。
○赤城西麓地区の北上野地区(26ha)において、11.4ha の区画整理工事を行い、進捗率は約 44%となりました。また、上狩野地区(29ha)
において、換地原案の作成と実施設計業務を行いました。
○農地・水保全管理支払向上活動支援について、事業制度の説明等を行い、22 地区 1933ha で活動が実施されました。
現状分析・課題・今後の予定
○天狗岩堰地区、広瀬桃木両用水地区、群馬用水地区の機能保全計画を策定します。坂東大堰地区、大正用水地区、津久田 2 期地
区について対策工事を実施します。
○境小此木地区は、引き続き区画整理工事を行い効率的な営農基盤の確立を目指します。
○赤城西麓地区の北上野地区において、引き続き区画整理工事を行い効率的な営農基盤の確立を目指します。上狩野地区において、
実行委員会等を開催し、次年度に区画整理工事に着手します。
○ 農地・水保全管理支払向上活動支援について、個別面談等を行い、各活動を支援します。
代 表 的 な 指 標
H23 実績
H24 目標
H24 実績
H27 目標
指標名
単位
保全対策により農業用水
の安定供給が維持される
農地面積
ha
491
1,926
1,968
5,091
生産基盤の整備面積
ha
6
17
23
143
- 59 -
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