Comments
Description
Transcript
プロジェクト名 次世代ロボット向けネットワーク基盤プロセッサの開発
プロジェクト名 次世代ロボット向けネットワーク基盤プロセッサの開発 研究背景 研究目的 及び目標 (研究背景) 現在ロボットの通信機能は、一般の通信デバイスを転用しカスタマイズす ることで対応しているが、今後ロボットの機能が高度化し、人へのサービス、 深いコミュニケーションが求められる次世代ロボットにおいては、より適切 な通信機能を持つ汎用的な通信基盤が必要となる。 (研究目的および目標) 本事業は、次世代ロボットが求める移動性、機能性、自由度に対応できる 通信機能を有し、同時に次世代モバイル機器等の他分野への応用も期待でき るネットワーク通信基盤プロセッサの開発を目的とする。 成果概要 1)ロボット通信環境の仕様開発 アドホックネットワーク上で RT ミドルウェアが稼働する環境を組込み Linux ボードへ実装するための検証を行い、ロボット実証テスト及びプロセ ッサ開発でのターゲットボードを特定した。 2)ミドルウェアの開発 アドホックネットワーク上での RT コンポーネントの稼働に必要となるマ ルチサーバシステムを開発し、RT コンポーネントに実装した。これにより可 変的なネットワーク上でのネームサービスを実現した。 3)ロボット実証テスト マルチサーバシステム環境で開発した RT コンポーネントをターゲットボ ードに実装し、ロボット実機を用いて、アドホックネットワーク上での RT ミドルウェアの実証テストを行い、機能稼働を実証した。 4)プロセッサの開発 アドホックネットワーク上で RT ミドルウェア稼働環境のプロファイリン グを行い、マルチプロセッサ構成によるシステムを開発した。コプロセッサ にはオリジナルプロセッサ(W32)を開発した。 5)事業化計画の立案、知財管理 本研究開発の成果を活用するため、事業化計画の検討・策定を行った。ま た、成果の知財化を目指し、汎用的なオブジェクト通信のミドルウェアに係 る特許申請を行った。 無線 LAN 評価ボード 連絡窓口 学校法人早稲田大学 本部(担当:研究推進部 山田,八懸) 〒169-8050 東京都新宿区戸塚町 1-104 連絡先 tel 03-3209-3211 Fax 03-5286-9870