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金融市場ウィークリー
金融市場ウィークリー 2015 年 11 月 20 日号 [経済・金融市場動向] ◆ 金融市場見通し・内外経済指標 来週の金融市場は米雇用統計(12/4)を控え、小幅 な値動きにとどまる見通し。日本の消費者物価指数 は上昇を予想も、追加緩和期待の低下には至らず [トピックス] ◆ 2015・16年度内外経済見通し 世界経済は2016年にかけ持ち直すも、ペースは緩慢。 新興国の下振れリスクに警戒。日本経済は踊り場か ら脱し、緩やかな回復軌道へ ◆ 先細る新興国への資金流入 2015年は新興国への資金流入が2008年以来の低水準 になると見られる。背景には新興国経済に対する懐 疑論。新興国の株安・通貨安は当面続くと見られる ✣[目次]✣ 今週の注目チャート ···················································· 1 Ⅰ.経済・金融市場動向 ················································ 3 金融市場見通し·································································· 3 金融市場レビュー ································································ 4 内外経済指標の解説と予測 ························································ 5 Ⅱ.トピックス ························································ 8 2015・16年度内外経済見通し ······················································ 8 先細る先進国への資金流入 ······················································· 10 Ⅲ.参考資料 ························································· 11 今週・来週の主要経済指標 ······················································· 11 月次・四半期のスケジュール ····················································· 13 今週の金融市場の動き ··························································· 16 最新リポート一覧 ······························································· 17 〰〰 マーケット時流潮流 〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰 パリ同時テロから1週間:テロと戦う市場 調査本部本部長代理 長谷川克之 傷ましい、非道なパリ同時テロから 1 週間が経つ。犠牲者、そしてテロの恐怖と対峙し戦うフラン ス国民のことを想えば第三者的な評論をすることへの抵抗もあるが、振り返れば金融市場は総じて平 静を保っていると言える。フランスの CAC40 株価指数は今週初にこそ急落したものの、昨日は安値か らは約 3%高い水準で引けている。 経験則ではテロ発生の株価への影響は限定的とされる。2001 年 9 月 11 日の米国同時多発テロの際 にも、4 日間の休場はあったが、株価は約 1 カ月後にはほぼテロ前の水準を回復した。当然業種によ って影響は異なるが、株価はテロに屈せず粛々と営まれる経済活動を映じ、なかには愛国的な株式購 入やテロ対策支出増大への期待などプラスに作用する面もある。 一方で、実体経済への下押し圧力が短期的には強まることが危惧される。非常事態宣言が続く中で、 マインド悪化による消費や投資の抑制、フランスや周辺国への旅行者減少は避けられないだろう。他 方、市場の一部では、そうした景気下振れリスクにも鑑み、来月に予想される欧州中央銀行(ECB) の追加緩和がより踏み込んだ内容になるとの期待もあるようだ。 今般のテロの影響は短期的なものに留まらないかもしれない。政治的には欧州では以前から右傾化 の動きが見られたが、そうした動きが今後強まることが予想される。偽装難民がテロのリスクを高め る懸念から、シリア難民受け入れへの異論も強まっているところだ。シェンゲン協定により国境を越 えた移動の自由が認められている筈の欧州連合だが、国境管理が一段と強まっており、企業活動にお けるサプライチェーンにも響く可能性もある。テロは欧州の、そして世界のグローバリゼーションに とって脅威となり得るものであり、市場としても対峙していく必要がある。 〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰 金融市場ウィークリー(2015 年 11 月 20 日号) ~今週の注目チャート~ 【 黒田総裁発言要旨 】 インフレ期待が一部指標で下振れていることを認める 内外経済 物価見通し ・政策運営 ・輸出、生産に新興国経済減速の影響が見られるが、景気は緩やかに回復。企業収益が 過去最高となる中、前向きな投資姿勢を維持。設備投資は遅れはあっても出てくる。 ・7~9月期のGDPがマイナス成長となったのは在庫投資の減少が大きく、最終需要は増加。 ・パリ同時多発テロの影響は現時点では限定的と判断。 ・原油価格が短期的に振れており注視が必要だが、現時点で2%目標の到達時期を変更 する必要はない。 ・予想物価上昇率について各種の指標の中で弱含んだ動きがみられる。ただし、やや長 い目で見れば全体として上昇している。足元で物価上昇率が0%程度で推移しているこ とは、物価あるいは賃金の今後について何らかの影響を与えている可能性。 ・来年の春闘は重要。大きな関心を持って見守っている。 ・引当金の拡充を財務省に要請したが、将来の金利上昇局面における収益の振れをなら すことが狙い。 (資料)日本銀行等より、みずほ総合研究所作成 【解説】日銀は 11 月 18・19 日の金融政策決定会合で金融政策、景気判断を据え置いた。プレスリリースで は予想物価上昇率について「このところ弱めの指標もみられる」との文言が追加され、日銀が重視するイン フレ期待が一部の指標で下振れていることを認めた。黒田総裁は企業の前向きな動きへの期待を示し続けて いるが、中国・新興国経済下振れの影響に引き続き注視が必要だ。来月の日銀短観(12/14)が注目される。 【 海外投資家の日本株売買動向(週次) 】 先物を中心に強まっている買い越し (千億円) (千億円) 15 10 ↑ 買 い 越 し 5 0 売 り 越 し ↓ ▲5 ▲ 10 ▲ 15 現物 先物 合計 15/04 15/05 ▲ 20 15/01 15/02 15/03 15/06 15/07 15/08 15/09 15/10 15/11 (年/月) (資料)日本取引所グループより、みずほ総合研究所作成 【解説】8 月後半から 9 月にかけては海外投資家の日本株の売り越し基調が強まっていたが、10 月に入り徐々 に買いが戻ってきており、足元では先物を中心に買い越し金額が増加している。今週の日銀金融政策決定会 合で政策が維持されると失望売りが見られたが、追加緩和期待も一部残存しているようだ。先物中心の短期 的な資金から現物を含めた長期的な資金に買いが広がるには、目先は材料に乏しいかもしれない。 ^ 1 金融市場ウィークリー(2015 年 11 月 20 日号) 【 ドル円相場とIMM通貨先物・円ネットポジション 】 再び通貨先物の円売り持ち幅が拡大 (円/ ドル) (兆円) ▲ 2.0 128 IMM通貨先物・円ネットポジション(右目盛) ドル円相場 124 大 ▲ 1.6 120 円 売 り 持 ち 高 ▲ 1.2 116 112 ▲ 0.8 108 ▲ 0.4 104 100 14/1 14/4 14/7 14/10 15/1 15/4 15/7 0.0 15/10 (年/月) 小 (資料)Bloomberg、CTFC より、みずほ総合研究所作成 【解説】IMM通貨先物統計によれば、10 月下旬頃から再び円の売り持ち高は拡大傾向にある。背景には 10 月米雇用統計の市場予想を上回る結果などを受け、米利上げ期待が高まったことがある。また 8 月下旬頃に 発生した世界同時株安のきっかけとなった中国株下落が一服し、市場に安心感が広がっていたことも要因と 考えられる。12 月 FOMC(12/17・18)を見据え、暫くは円安ドル高圧力が高まりやすい状況が続きそうだ。 【 中国の政策金利 】 景気に配慮した政策運営が続く (%) (%) 22 10 9 預金準備率(大型金融機関) 20 8 18 7 貸出基準金利(1年物、右目盛) 6 16 5 14 4 預金基準金利(1年物、右目盛) 3 12 2 10 1 11 12 13 14 15 (年) (資料)CEIC より、みずほ総合研究所作成 【解説】中国では過去 1 年間に 6 回の利下げを行っており、金融緩和局面にある。しかし、世界経済の懸念 材料となっている中国経済に明確な持ち直しは見られない。中国人民銀行はさらに今週、金融機関向け臨時 貸出制度(SLF)の金利を引き下げた。年末にかけて上昇しやすくなる短期金利を抑えるのが目的だが、 中国の金融市場が混乱すれば世界全体にも影響が出かねないことから、景気配慮の政策運営が続いている。 2 金融市場ウィークリー(2015 年 11 月 20 日号) Ⅰ.経済・金融市場動向 ~金融市場見通し~ 来週の金融市場は小幅な 値動きにとどまると予想 足元の金融市場では、12月FOMC(12/15・16)での米利上げ判断が最大の 注目点となっている。金融市場は同判断に影響を与える経済指標の結果な どから、方向感を見定める展開がしばらく続くだろう。ただし来週の金融 市場は、米利上げ判断で特に重要視される11月の米雇用統計(12/4)を再 来週に控え、小幅な値動きにとどまると予想する。 来週発表される米国の経済指標は、概ね良好な結果を予想する。7~9月 期の実質GDP成長率(暫定値、11/24)は、在庫投資の上方修正からプラ ス改訂となる見通し。11月の消費者マインドは前月からの改善を見込む。 また10月の住宅販売は住宅需要の回復傾向を示す内容になるとみられる。 欧州では、ユーロ圏PMI(速報値、11/23)が発表される予定で、景気 判断の節目となる50を上回る見通し。 日本の消費者物価指数は 若干ながら上昇を見込む 日本では、10月の消費者物価指数(除・生鮮食品、11/27)が発表される。 みずほ総合研究所では、前年比0.0%(9月は前年比▲0.1%)と若干ながら 上昇を予想する。ただし、日銀のインフレ目標である2%からは乖離が大き く、市場の追加緩和期待を引き下げるには至らず、金融市場への影響は限 定的だろう。 日米長期金利はもみ合い、 日本株は上値が重い展開、 ドル円は小幅な値動きに とどまる見通し 日米の長期金利は原油価格の下落などを受け、足元若干ながら下落して いる。来週も日米長期金利はもみ合う展開を予想する。 米国株は良好な米経済指標を受けて、底堅い推移を予想する。日本株は 日経平均が節目となる20,000円を控え、上値が重い展開となろう。 ドル円相場はドル高圧力が高まりやすい状況が続くものの、再来週の米 雇用統計までは小幅な値動きにとどまる見通し。ユーロドル相場はもみ合 う展開を予想する。ただし、ECB政策理事会(12/3)を再来週に控える なか、当局関係者の追加緩和に対する発言などを受け、ユーロドル相場が 変動する可能性もあり、注視が必要だろう。 (有田賢太郎) 【 来週の予想 】 項目 内外金利 内外株式 為 替 予想レンジ USD LIBOR 3カ月(%) 米10年国債(%) 円 TIBOR 3カ月(%) 10年国債(%) ダウ平均(ドル) NASDAQ総合指数(ポイント) 日経平均(円) TOPIX(ポイント) 円/ドル ドル/ユーロ 円/ユーロ 3 0.375 2.10 0.16 0.26 17,400 4,920 19,200 1,550 120.5 1.050 128.5 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 0.395 2.35 0.18 0.33 18,100 5,150 20,100 1,620 125.0 1.095 134.5 金融市場ウィークリー(2015 年 11 月 20 日号) ~金融市場レビュー~ <内外金利動向> 米 10 年国債利回りは、10 月の小売売上高(11/13)が市場予想を下回る 米 10 年債利回りは 2.2% 伸びにとどまったことなどを受け先週末に 2.2%台後半まで低下した。今週 台で横ばい推移 は概ね横ばい推移となっている。FOMC 議事録(11/18)で 12 月の利上げが 示唆されたことで、利上げ観測は強まっている。議事録では利上げペース が緩やかになるとの指摘もあった。パリ同時テロ(11/13)により一時的に リスク回避の動きもみられたが、債券市場への影響は限定的となっている。 日本の 10 年国債利回りは 0.3%前後での推移となった。日銀金融政策決定 会合(11/18・19)では政策の維持が決定されたが、インフレ期待の判断は 引き下げられた。 <内外株式動向> (岡秀之) 先週末以降の米株式相場は上昇した。経済指標は強弱入り混じる内容で 米株は景気回復期待が維 あったが、10 月の FOMC 議事録にて多くの FOMC 参加者が 12 月の会合までに 持され上昇、日本株は円 利上げ開始の条件が整うとの見方をしていたことが確認され、先行きの景 安進行が追い風に 気への安心感が広がった。日本株は上昇した。週初は、週末に発生したパ リ同時テロへの警戒感から下落したものの、総じて落ち着いた推移となっ た欧米株を受けて上昇に転じた。米国の 12 月の利上げへの期待が高まる中 で円安が進行したことも好材料となった。日経平均株価は一時 20,000 円目 前まで上昇したが、日銀の金融政策決定会合で政策維持が決定されると一 部の失望売りから上げ幅を縮小させた。 <為替動向> (大塚理恵子) 今週のドル円相場は円安ドル高が進んだ。先週末に発生したパリ同時テ 米CPIを受け、利上げ ロを受け、週明けにリスク回避の円買いの動きがみられた。しかしその後 期待から円安ドル高進む テロの影響は限定的との見方が広がり、ドル円相場は 1 ドル=123 円台まで 円安ドル高が進んだ。また 10 月米CPI(11/17)が 3 カ月ぶりに前月比 上昇したことから、米利上げ期待が高まり、円安ドル高進展の材料となっ た。その後は日銀金融政策決定会合で追加緩和判断が見送られたことから、 円高に振れる場面もあったが、小幅な値動きにとどまった。ユーロドル相 場はECBプラート理事のハト派的発言(11/17)を受け、ECB追加緩和 期待が高まりドル高ユーロ安が進んだ。 <新興・資源国動向> (有田賢太郎) 新興国市場では、株安・通貨安の流れが一旦一服する展開となっている。 米利上げを控えた弱含み 米国の 12 月利上げ観測を背景に先週までは総じて株安・通貨安の流れが続 が一旦一服 いており、先週末にはパリ同時テロが発生したこともあったことから、一 段安の展開も懸念された。しかし、習近平・中国国家主席がG20(11/16) で 2015 年は 7%成長を達成する見込みと発言したことや、10 月の FOMC 議 事録(11/18)が緩やかな利上げペースを予想させるものであったことが下 支えになったと見られる。特にブラジルとロシアの株高・通貨高が顕著だ。 ブラジルは政治不安の後退、ロシアはテロ対応で欧米との対立が緩和した ことも追い風となった。 4 (井上淳) 金融市場ウィークリー(2015 年 11 月 20 日号) ~内外経済指標の解説と予測~ <国 内> 実質GDPは 2 四半期連 続のマイナス成長 7~9月期の実質GDP成長率(1次速報)(11/16)は、前期比▲0.2%(年 率▲0.8%)と2四半期連続のマイナス成長となった。設備投資や在庫投資 の弱さから民需が減少し、また14年度補正予算分の公共事業のピークアウ トなどから公需も伸びが鈍化した。外需寄与度はプラスに転じたが、輸出 は4~6月期の落ち込みを取り戻すには至らず、未だ力強さに欠ける状況だ。 総じてみると、日本経済が踊り場にあることを示す内容といえる。 輸出数量は 4 カ月ぶりの プラス 10月の貿易統計(11/19)は、輸出数量(みずほ総合研究所による季節調 整値)が前月比+2.4%(9月同▲1.9%)と4カ月ぶりに増加した。米国向 け(同+1.5%)が2カ月連続で増加したほか、アジア向け(同+3.5%)、 欧州向け(同+10.6%)もプラスとなっており、輸出は底入れしつつある。 来週は家計調査や消費者物価指数が発表される。 実質消費支出は 2 カ月ぶ 10月の実質消費支出(二人以上の全世帯)(11/27)は、前年比+0.1% (9月同▲0.4%)と予想する。昨年の大幅マイナスの反動から家具・家電 りの前年比プラス や住居費が前年比でプラスに転じたほか、気温低下もあり秋物などの衣類 への支出も増加した模様である。 有効求人倍率は前月から 改善、失業率は横ばい 10月の雇用関連指標(11/27)は、有効求人倍率が1.25倍と前月から0.01Pt の改善、失業率は前月から横ばいの3.4%を見込む。製造業の雇用改善の動 きに弱さがあるが、インバウンド消費による支えなどから卸・小売業がや や持ち直したとみられ、有効求人倍率は4カ月連続の上昇を予測する。 全国コアCPIの前年比 は前月から小幅に上昇 10月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合、以下コアCPI: 11/27)は、前年比0.0%(9月同▲0.1%)、11月の東京都区部コアCPI (中旬速報値)は同0.0%(10月同▲0.2%)と予測する。自動車保険料の 改定が押し下げ要因となるものの、原油相場の落ち着きでエネルギー価格 の下落幅が縮小するため、全国コアCPIは3カ月ぶりにマイナス圏を脱す ると見込む。 (川口亮) 【 雇用関連指標の推移 】 【 全国消費者物価指数の推移 】 (倍) (%) 予測値 4.4 (前年比、%) 1.3 4 エネルギー 米国基準コアCPI 4.2 1.2 3 4.0 1.1 2 1.0 1 3.6 0.9 0 3.4 0.8 コアCPI 食料(酒類・生鮮食品除く) 予測値 消費増税の影響 有効求人倍率 (右目盛) 3.8 ▲1 失業率 ▲2 0.7 3.2 13/1 13/4 13/7 13/10 14/1 14/4 14/7 14/10 15/1 15/4 15/7 15/10 (年/月) (注)2015年10月の値はみずほ総合研究所による予測値。 消費増税の影響は、全ての課税対象品目が増税分だけ上昇した場合に想定される物 価上昇幅(+2.0%Pt)。ただし、2014年4月は経過措置の対象となった一部の品目に ついて旧税率が適用されたため、1.7%Pt押し上げられる計算。 (資料)総務省「消費者物価指数」より、みずほ総合研究所作成 0.6 3.0 13 14 (消費増税の影響を除く) 15 (年) (注)2015年10 月の値はみずほ総合研究所による予測値。季節調整値。 5 金融市場ウィークリー(2015 年 11 月 20 日号) <海 外(米国)> 先週末以降発表された経 先週末以降発表された経済指標を振り返ると、製造業部門ではこれまで 済指標は、全体として改 の悪化傾向に一服感がみられた。10 月の鉱工業生産指数(11/17)は 2 カ月 善方向を示す結果 連続で低下したが、製造業では幅広い業種の生産が増加した。11 月の地区 連銀製造業業況指数(ニューヨーク:11/16、フィラデルフィア:11/19) は、持ち直しの動きとなった。また、家計部門の経済指標は堅調さを維持 した。10 月の小売売上高(11/13)は前月比+0.1%にとどまったが、コア は同+0.3%と加速した。国内経済の改善などを理由に消費者のマインドは 良好で、11 月のミシガン大消費者マインド(速報、11/13)は上昇した。住 宅関連指標は、住宅建設の増加ペースが緩やかになっていることを示唆し た。10 月の住宅着工件数(11/18)は大幅減となったが、許可件数(11/18) はやや持ち直した。物価面では、10 月のコアCPI(11/17)は前年比+1.9% と、2014 年 7 月以来の高い上昇率が続いた。 12 月までに利上げ開始の 10 月の FOMC 議事録(11/18)では、ほとんどの参加者が、次回会合まで 条件が整う可能性。正常 に利上げ開始の条件が整う可能性があると述べていたことが明らかとなっ な金利水準について議論 た。また、短期の均衡実質金利がゼロ近傍にあるという FOMC スタッフの分 析に対し、多くの参加者はこれに合意した。議事録のなかでは、FF金利 の正常な水準は過去数十年に比べて低下しているとの指摘があった。 来週発表予定の経済指標 来週発表される経済指標について、7~9 月期の実質GDP成長率(暫定 は、景気が概ね堅調な拡 値、11/24)は、在庫投資の上方修正などからプラス改訂となる見通しであ 大基調を辿っていること る。11 月の消費者マインド(コンファレンスボード:11/24、ミシガン大確 を示す見通し 報:11/25)は前月から改善し、10 月の住宅販売(中古:11/23、新築:11/25) は住宅需要の回復傾向が続いていることを示す内容になるとみられる。ま た、10 月の耐久財受注(11/25)はヘッドラインの受注額に加えて、コア資 本財受注額も増加すると予想する。物価面では、10 月のコアPCEデフレ ーター(11/25)は低位かつ安定的に推移すると見込まれる。 (風間春香) 【 小売売上高 】 【 コアPCEデフレーター 】 (前年比、%) (前月比、%) 2.0 1.5 コア小売 自動車・部品 建材・造園 ガソリン 2.2 2.0 小売売上高 10月のコアPCEデフレーターは 前年比+1.3%と 物価上昇圧力は限定的と予想 1.8 1.0 1.6 0.5 1.4 0.0 1.2 ▲0.5 8・9月の失速の後、 10月は小幅なプラス ▲1.0 1.0 2013/10 2014/4 2014/10 2015/4 ▲1.5 2015/10 (年/月) 2014/10 2015/1 2015/4 2015/7 2015/10 (年/月) (注)2015 年 10 月の値はみずほ総合研究所予測値。 (資料)米国商務省より、みずほ総合研究所作成 (資料)米国商務省より、みずほ総合研究所作成 6 金融市場ウィークリー(2015 年 11 月 20 日号) <海 外(欧州)> 先週末以降に発表された経済指標では、ユーロ圏において景気回復が続 くものの、輸出が低調であることなどが示された。 ユーロ圏ではGDPが緩 やかに増加 7~9 月期のユーロ圏GDP(11/13)は前期比+0.3%となった。4~6 月 期(同+0.4%)から小幅に減速したが、緩やかに景気は回復している。国 別にみると、ドイツ(同+0.3%)は輸出や投資が低調となるも、消費がけ ん引役となって底堅さを維持した。フランス(同+0.3%)はプラス成長に 復し、イタリア(同+0.2%)は持ち直しを続けた。 ユーロ圏輸出は反発力を 欠く 9 月のユーロ圏輸出金額(11/13)は前月比+1.1%と増加したが、8 月の 大幅減(同▲3.9%)の反動とみられる。仕向地ごとにみると、米国向けは 力強さを欠いた。新興国向けは総じて低調であり、NIEs・ASEAN 向けやアフ リカ向けが減少を続けた。一方、中国向けや南米向けには底入れ感がうか がわれるようになった。 ユーロ圏新車販売の減少 は一時的とみられる 10 月のユーロ圏新車登録台数(11/17)は前月比▲1.0%と減少し、7~9 月期平均を下回った。ただし、雇用増を背景に新車販売を取り巻く環境は 改善しており、登録台数の落ち込みは一時的とみられる。 フランスでテロが発生。 フランスでは同時テロが発生した(11/13)。テロは、消費者のマインド 景気下振れリスクとして 悪化や旅行者の減少、リスク回避姿勢の高まりによる投資抑制などを通じ、 注意が必要 フランス、ユーロ圏景気を下押しする可能性がある。今のところ金融市場 は安定的であり、リスク回避的な動きが急速に強まる様子は見受けられな いが、景気の下振れリスクとして意識しておく必要がある。 来週はユーロ圏PMIな 来週は、ユーロ圏やドイツ・フランスの 11 月合成PMI(速報値、11/23) などが発表される。ユーロ圏PMIは、景気判断の節目となる 50 を上回る どが発表の予定 だろう。11 月の調査は、テロ発生後の週を調査期間に含んでおり、フラン (松本惇) スのPMIは下振れる可能性がある。 【 ユーロ圏・主要国GDP 】 【 ユーロ圏輸出金額(9 月) 】 南米・中国向けには 底入れの兆候 (%) (前期比、%) 10 1.5 8 1.0 6 4 0.5 2 0.0 0 全般に減速したが 失速は回避 ▲ 0.5 ▲2 ▲4 ▲ 1.0 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 2013 2014 ユーロ圏 ドイツ イタリア スペイン フランス 米国向け に弱さ ▲6 ▲8 2015 前月比 NIEs・ASEAN向け、 アフリカ向けは減少 3カ月前比 ▲ 10 (年/四半期) EU (資料) Eurostat より、みずほ総合研究所作成 米国 南米 アフリカ 中国 NIEs・ ASEAN (資料)Eurostat より、みずほ総合研究所作成 7 金融市場ウィークリー(2015 年 11 月 20 日号) Ⅱ.トピックス ~2015・16 年度内外経済見通し(2015 年 11 月 17 日発表)~ 世界経済は 2016 年にかけ 2015 年 7~9 月期の世界経済は主要国を中心に総じて減速する結果となっ 持ち直すも、ペースは緩慢 た。日米欧の成長率は軒並み鈍化し、日本については 2 四半期連続のマイナス 成長に落ち込んだ。中国についても、市場予想ほどは落ち込まなかったものの、 前期からは小幅な減速となった。一方、中国を除くアジア各国の景気は、総じ てみれば底打ちとなったものの、輸出が低水準で推移したことから、輸出依存 度の高い国の回復テンポは弱かった。 2016 年にかけての世界経済は、先進国を中心に持ち直す見込みだが、新興国 の減速基調が続く中で、回復のペースは緩慢なものにとどまろう。2015 年の世 界経済成長率(みずほ総合研究所予測対象の国・地域加重平均ベース)は、前 年比+3.2%と前年(2014 年:3.5%)から減速し、2016 年は同+3.4%に拡大 すると予測した。ただし、資源国が大幅なマイナス成長からマイナス幅が縮小 する影響を除くと小幅な改善にとどまることとなる。米国は緩やかな拡大基調 が続き、FRBは 2015 年 12 月から利上げを開始するであろう。日本は 2 四半 期連続でマイナス成長となったが、今後は緩やかな回復軌道に復す見通しであ る。ユーロ圏は緩やかな回復と低インフレが続き、ECBは 2015 年 12 月に追 加緩和策を打ち出すと見込んでいる。新興国は世界経済に対するけん引力が乏 しい状況が続き、特に中国は 2015 年末にかけて一旦持ち直すものの、2016 年 以降は再び減速基調に戻る見込みである。その他新興国の回復テンポは弱く、 特にロシアやブラジルは 2 年連続のマイナス成長を余儀なくされよう。 メインシナリオは世界経済の緩やかな回復だが、中国経済の下振れが新興国 や資源国経済の悪化につながるリスクには相応の確率で警戒が必要であろう。 その場合は、米国の利上げが先送りになる一方、先進国も含めた世界経済全体 の減速に波及する可能性がある。 日本経済は踊り場から脱 し、緩やかな回復軌道へ 日本の 2015 年 7~9 月期の実質GDP成長率 (1 次速報) は、 前期比▲0.2% (年率▲0.8%)と 2 四半期連続のマイナス成長となった。景気が踊り場に あることを示す内容といえるが、在庫投資のマイナス寄与の影響を除けば 実質GDPはプラスの計算となるため、景気後退と評価するほどの悪さで はないだろう。 以下では、10~12 月期以降の景気を見通す前提として、2015 年夏場の景 気がなぜ足踏みしたのか、下押し要因を検討する。 第 1 に、中国などの新興国経済減速によるマイナス効果の波及が、間接 的影響を含めると、かなり大きかったとみられる。日本の輸出の推移を仕 向地別にみると、2015 年は中国向けの緩やかな減少が続いただけでなく、 中国以外のアジア向けや米国向けも弱い動きとなった。中国経済の減速が アジア地域全体の貿易量減少につながったようだ。また、米国については、 原油安に伴うエネルギー産業の投資抑制やドル高による製造業の悪影響が 大きかった模様である。中国減速を背景とした資源価格の下落がカナダや ブラジルなどの減速をもたらし、それが米国製造業の下押し圧力になった 8 金融市場ウィークリー(2015 年 11 月 20 日号) 面もある。 第 2 に、海外経済の減速に伴う輸出の弱さから、企業の設備投資に対す る様子見姿勢が強まったことがある。2015 年度の設備投資計画は、製造業 を中心に高めの伸びとなっている(日銀短観 9 月調査では大企業・製造業が 前年比+18.7%)。しかし、2015 年 7~9 月期までの進捗は計画を下回るペ ースとなっており、設備投資への様子見姿勢が鮮明となっている。 第 3 に、リーマン・ショック以降に実施された累次の政策対応(エコポイ ントやエコカー補助金など)による需要先食いの影響が、個人消費の下押し 圧力となっているようだ。事実、家計の保有する耐久消費財のストックは、 2009 年頃から、それまでのトレンドを上回るペースで増加した。その反動 として、ストックの伸びを抑制する動きが、2015 年にかけて強まった模様 である。 以上を踏まえると、10~12 月期以降の景気は、企業業績や雇用情勢の改 善に支えられて回復軌道に復するとみられるが、そのペースは当面緩やか なものとなる可能性が高い。2015 年度通年の成長率は+0.8%と予測してい る。2014 年度後半が高めの伸びとなった影響を除くと、2015 年度の期中成 長率は+0.1%とほぼゼロにとどまる見込みだ。 2016 年度も、前半の景気は緩やかな回復軌道を辿る見込みである。一方、 後半になると 2017 年 4 月の消費増税を前にした駆け込み需要が顕在化する だろう。個人消費や住宅投資が押し上げられるため、2016 年度の成長率は (武内浩二、徳田秀信) +1.5%と高めの成長を予測している。 ※経済見通しの詳細は 2015 年 11 月 17 日公表の『2015・16 年度内外経済見通 し』をご覧ください。 http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/forecast/outlook_151117.pdf 【 世界経済見通し総括表 】 (前年比、%) 暦年 2013年 2014年 2015年 2016年 (実績) (実績) (予測) (予測) (前年比、%) 2015年 2016年 (%ポイント) 2015年 2016年 (9月予測からの修正幅) (9月予測) 3.3 3.5 3.2 3.4 3.1 3.5 日米ユーロ圏 0.9 1.5 1.8 1.9 1.8 2.0 米国 1.5 2.4 2.4 2.5 2.5 2.5 ▲ 0.1 ▲ 0.2 0.9 1.5 1.4 1.3 1.5 0.2 ▲ 0.1 1.6 ▲ 0.1 0.6 0.9 0.7 1.6 ▲ 0.1 ▲ 0.7 予測対象地域計 ユーロ圏 日本 0.1 - ▲ 0.1 ▲ 0.2 - 6.4 6.3 6.2 6.1 6.1 6.0 0.1 0.1 中国 7.7 7.3 7.0 6.7 6.9 6.6 0.1 0.1 NIEs 2.9 3.3 2.0 2.3 2.0 2.4 ASEAN5 5.1 4.6 4.6 4.4 4.4 4.3 インド 6.4 7.1 7.4 7.7 7.4 7.7 - - オーストラリア 2.0 2.7 2.2 2.5 2.2 2.5 - - ブラジル 2.7 0.1 ▲ 3.0 ▲ 1.5 ▲ 2.5 ▲ 0.8 アジア - 0.2 ▲ 0.5 - ▲ 0.1 0.1 ▲ 0.7 ロシア 1.3 0.6 ▲ 4.1 ▲ 0.4 ▲ 4.1 0.1 日本(年度) 2.1 ▲ 0.9 0.8 1.5 1.1 1.9 ▲ 0.3 ▲ 0.5 ▲ 0.4 原油価格(WTI,$/bbl) 98 93 49 52 51 54 ▲2 ▲2 (注)予測対象地域計はIMFによる2012年GDPシェア(PPP)により計算。 (資料)IMF, みずほ総合研究所 9 金融市場ウィークリー(2015 年 11 月 20 日号) ~先細る新興国への資金流入~ 2008 年以来の落ち込みと 新興国経済の減速が続くなか、金融市場でも新興国を巡る動きに変調が なる新興国への資金流入 見られる。IIF(国際金融協会)によれば、2015 年は新興国への資金流 入がリーマン・ショックの発生した 2008 年以来の低水準になる見通しであ る。直接投資については、引き続き一定の水準を維持しているものの、株 や債券といった証券投資が先細り傾向にあると見られる。急激な資金の引 揚げが発生したリーマン・ショック時とは異なり、足元の状況は 2014 年か ら徐々に進行してきた現象である点には留意が必要だ。 背景にあるファンダメン リーマン・ショック時に発生した資金の引揚げは、金融ショックによる タルズの弱含み ものであった。そのため、資金流出が急激であった一方で、翌年からの資 金の戻りはスムーズであった。その背景には、当時デカップリングと言わ れたように、たとえ先進国経済の回復が遅れたとしても、新興国経済はそ の影響を受けず、すぐに高成長経路に回帰するとの見方があった。 しかし、現在の状況は当時とは大きく異なっており、新興国経済の減速、 さらに言えば新興国経済の潜在成長力自体が従来考えていたほど高くない という、新興国経済の高成長に対する懐疑論が広まる中で資金流入の先細 りが進行している。 新興国の株安・通貨安トレ さらに 12 月の実施が確実視されている米国の利上げも、新興国への資金 ンドは当面変わらず 流入を弱めると見られる。利上げとその背景にある堅調な米景気は、新興 国の通貨安を進めやすく、新興国投資にとってはマイナス材料と見なすこ とができよう。みずほ総合研究所では、実質GDP成長率でみれば 2016 年 の世界経済は幾分持ち直すと見ているが、それは小幅なものにとどまり、 さらに新興国経済に影響力のある中国は引き続き減速傾向で推移すると見 ている。新興国に対する懐疑論はすぐに解消するようなものではなく、新 興国投資が活発になりにくい環境は続くと予想されることから、当面は新 (井上淳) 興国市場の弱含みが続くと見ている。 【 図表1 新興国への資金流入 】 【 図表2 新興国市場の概況 】 (10億ドル) 500 400 ( 2014/8/1=100 ) 115 ( 2014/8/1=100 ) 新興国株 (MSCIエマージング株価指数、 左目盛) 名目実効ドルレート (対新興国通貨、 右目盛) 85 90 200 105 95 100 100 100 95 105 90 110 85 115 0 ▲ 100 ▲ 200 ▲ 300 ▲ 400 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 (年) 80 120 14/8 14/10 14/12 (注)2015 年 4~6 月期はIIF見込み。同 7~9 月期はIIF予測。 (資料)IIF より、みずほ総合研究所作成 ドル高) ←→新興国通貨安 ( 110 300 新興国通貨高 (ドル安) その他 証券投資 直接投資 資金流入 15/2 15/4 15/6 15/8 15/10 (年/月) (資料)Datastream より、みずほ総合研究所作成 10 金融市場ウィークリー(2015 年 11 月 20 日号) Ⅲ.参考資料 今週の主要経済指標 日 付 11/13(金) 米 経 済 指 標 等 生産者物価指数(10月) [食品・エネルギーを除く] 今回実績 前月比 前月比 ミシガン大消費者信頼感指数(11月速報) 小売売上高(10月) 欧 ユーロ圏GDP速報(7~9月期速報) 11/16(月) 日 GDP(7~9月期1次速報) 前回実績 予想 ▲0.4% ▲0.3% +0.2% +0.1% ▲0.5% ▲0.3% 93.1 91.5 90.0 前月比 +0.1% +0.3% R ±0.0% 前期比 +0.3% +0.4% +0.4% 前期比 ▲0.2% ▲0.1% R ▲10.7 ▲6.5 米 ニューヨーク連銀製造業業況指数(11月) 4~6月期 ▲0.2% ▲11.4 G20(サミット、アンタルヤ)(15・16日) 11/17(火) 日 5年利付国債入札:最高利回り 0.039%、 平均利回り 0.037%、 入札倍率 4.11倍 米 鉱工業生産指数(10月) 前月比 ▲0.2% +0.1% ▲0.2% 設備稼働率(10月) 77.5% 77.5% R 77.7% 消費者物価指数(10月) [食品・エネルギーを除く] 前月比 前月比 +0.2% +0.2% 年率 年率 106.0万件 115.0万件 通関収支 原数値 前年比 輸出 前年比 輸入 前年比 +1,115億円 ▲2.1% ▲13.4% ▲2,463億円 ▲2.0% ▲8.6% ▲1,158億円 +0.5% ▲11.0% 前月比 ▲0.2% +0.2% ▲0.2% +1.9 ▲0.5 ▲4.5 271千人 270千人 276千人 尼 金融政策決定会合 11/18(水) 米 住宅着工件数(10月) 住宅着工許可件数(10月) +0.2% +0.2% 116.0万件 R 114.7万件 ▲0.2% +0.2% 119.1万件 110.5万件 FOMC議事録(10/27・28) 11/19(木) 日 日銀金融政策決定会合(18・19日) 日銀総裁定例記者会見 貿易統計(10月) 全産業活動指数(9月) 米 フィラデルフィア連銀製造業業況指数(11月) 失業保険新規申請件数(~11/14) 11/20(金) 日 日銀金融経済月報(11月) 黒田日銀総裁挨拶(貨幣博物館リニューアルオープンに際して) 予想:情報ベンダー(Bloomberg、Reuters 等)の取りまとめた予想コンセンサス。米国の経済指標は特に断りのない限り季調値。R は改定値。 日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ、中:中国、韓:韓国、印:インド、尼:インドネシア、 泰:タイ、比:フィリピン、伯:ブラジル、馬:マレーシア 11 金融市場ウィークリー(2015 年 11 月 20 日号) 来週の主要経済指標 経 済 指 標 等 日 付 11/23(月) 日 勤労感謝の日(日本休場) 米 中古住宅販売件数(10月) 予 想 年率 前々回 [546万件] 555万件 530万件 54.0 53.9 53.6 [99.0] 97.6 102.6 前年比 +5.2% +5.1% +4.9% 前期比年率 [+1.9%] 7~9月期速報 +1.5% 4~6月期 +3.9% 108.0 108.2 108.5 前月比 [+1.3%] ▲1.2% ▲2.9% 前月比 前月比 前年比 [+0.4%] [+0.2%] [+1.3%] +0.1% +0.1% +1.3% +0.4% +0.4% +1.3% 年率 [48.9万件] 46.8万件 52.9万件 [93.1] 11月速報 93.1 10月確報 90.0 [275千人] 271千人 276千人 [+0.5%] [ 0.0%] [+0.4%] [ 0.0%] 0.0% ▲0.1% +0.1% ▲0.2% +0.2% ▲0.1% ▲0.1% ▲0.2% [3.4%] 3.4% 3.4% [1.25倍] 1.24倍 1.23倍 [+0.1%] ▲0.4% +2.9% 2年国債入札 欧 ユーロ圏合成PMI(11月速報) 11/24(火) 米 カンファレンスボード消費者信頼感指数(11月) S&P/ケース・シラー住宅価格[20都市](9月) GDP(7~9月期暫定) 前 回 5年国債入札 独 ifo景況感指数(11月) 11/25(水) 日 日銀金融政策決定会合議事要旨(10/30分) 20年利付国債入札 米 耐久財受注(10月) 個人所得(10月) 消費支出(10月) コアPCEデフレータ(10月) 新築住宅販売件数(10月) ミシガン大消費者信頼感指数(11月確報) 7年国債入札 失業保険新規申請件数(~11/21) 伯 金融政策決定会合(24・25日) 11/26(木) 米 感謝祭(米国休場) 11/27(金) 日 消費者物価(10月全国) [除・生鮮食品] 消費者物価(11月東京都区部) [除・生鮮食品] 前年比 前年比 前年比 前年比 完全失業率(10月) 有効求人倍率(10月) 実質消費支出[二人以上の全世帯](10月) 前年比 2年利付国債入札 予想:[ ]はみずほ総合研究所予想、それ以外はコンセンサス(Bloomberg 等)。予定は変更になる可能性があります。 日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ、中:中国、韓:韓国、印:インド、尼:インドネシア、 泰:タイ、比:フィリピン、伯:ブラジル、馬:マレーシア 12 金融市場ウィークリー(2015 年 11 月 20 日号) 11 月のスケジュール 国 内 1 米 国 他 1 2 新車販売台数(10 月) 2 米 製造業ISM指数(10 月) 3 文化の日(日本休場) 3 米 製造業新規受注(9 月) 4 消費動向調査(10 月) 4 5 日銀金融政策決定会合議事要旨(10/6・7 分) 10 年利付国債入札 黒田日銀総裁講演(内外情勢調査会) 景気動向指数(9 月速報) 5 米 イエレンFRB議長証言(下院金融サービス委員会) 非製造業ISM指数(10 月),貿易収支(9 月) 英 英中銀金融政策委員会(4・5 日) 米 労働生産性(7~9 月期暫定) 米 雇用統計(10 月) 6 7 8 9 6 7 毎月勤労統計(9 月速報) 8 9 米 3 年国債入札 10 国際収支(9 月速報) 景気ウォッチャー調査(10 月) 10 年物価連動国債入札 11 マネーストック(10 月速報) 10 米 10 年国債入札 12 機械受注統計(9 月) 企業物価指数(10 月),30 年利付国債入札 13 設備稼働率(9 月) 第 3 次産業活動指数(9 月) 14 12 米 イエレンFRB議長講演(ワシントン) 連邦財政収支(10 月),30 年国債入札 13 米 小売売上高(10 月),PPI(10 月) ミシガン大学消費者信頼感指数(11 月速報) 14 15 15 16 GDP(7~9 月期 1 次速報) 16 G20(サミット、アンタルヤ)(15・16 日) 11 米 ベテランズデー(祝日) 米 ニューヨーク連銀製造業業況指数(11 月) 17 5 年利付国債入札 18 17 米 鉱工業生産・設備稼働率(10 月) CPI(10 月),ネット対米証券投資(9 月) 18 米 FOMC 議事録(10/27・28) 住宅着工・許可件数(10 月) 19 米 フィラデルフィア連銀製造業業況指数(11 月) 景気先行指数(10 月) 19 日銀金融政策決定会合(18・19 日) 日銀総裁定例記者会見 貿易統計(10 月),全産業活動指数(9 月) 20 日銀金融経済月報(11 月) 20 黒田日銀総裁挨拶(貨幣博物館リニューアルオープンに際して) 21 21 22 22 23 勤労感謝の日(日本休場) 23 米 中古住宅販売件数(10 月) 2 年国債入札 24 独 ifo景況感指数(11 月) 米 S&P/ケース・シラー住宅価格指数(20 都市・9 月) GDP(7~9 月期暫定),企業収益(7~9 月期暫定) カンファレンスボード消費者信頼感指数(11 月) 5 年国債入札 25 米 耐久財受注(10 月),新築住宅販売件数(10 月) ミシガン大学消費者信頼感指数(11 月確報) 個人所得・消費支出(10 月),7 年国債入札 26 米 感謝祭(米国休場) 24 25 日銀金融政策決定会合議事要旨(10/30 分) 20 年利付国債入札 内閣府月例経済報告(11 月) 26 27 消費者物価(10 月全国・11 月都区部),家計調査(10 月) 27 2 年利付国債入札,労働力調査(10 月) 28 28 29 29 30 黒田日銀総裁挨拶(名古屋での各界代表者との懇談) 30 米 シカゴPMI指数(11 月) 鉱工業生産(10 月速報) 商業動態統計(10 月速報),住宅着工統計(10 月) *印は期日未定、網掛け部分は休場を示す〔予定は変更の可能性があります〕 日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ 13 金融市場ウィークリー(2015 年 11 月 20 日号) 12 月のスケジュール 国 1 内 国 他 1 米 製造業ISM指数(11 月) 2 2 3 3 米 イエレンFRB議長講演(ワシントン) 労働生産性(7~9 月期改訂) ベージュブック(地区連銀経済報告) 欧 ECB政策理事会 米 非製造業ISM指数(11 月) 製造業新規受注(10 月) 米 雇用統計(11 月),貿易収支(10 月) 4 法人企業統計調査(7~9 月期) 新車販売台数(11 月),10 年利付国債入札 米 毎月勤労統計(10 月速報),消費動向調査(11 月) 4 5 5 6 6 7 景気動向指数(10 月速報) 7 8 GDP(7~9 月期 2 次速報),30 年利付国債入札 国際収支(10 月速報),景気ウォッチャー調査(11 月) 機械受注統計(10 月),マネーストック(11 月速報) 8 米 3 年国債入札 9 米 10 年国債入札 9 10 企業物価指数(11 月) 法人企業景気予測調査(10~12 月期) 11 12 10 英 英中銀金融政策委員会(9・10 日) 米 連邦財政収支(11 月),米 30 年国債入札 11 米 小売売上高(11 月),PPI(11 月) ミシガン大学消費者信頼感指数(12 月速報) 12 13 13 14 日銀短観(12 月調査),設備稼働率(10 月) 第 3 次産業活動指数(10 月) 15 5 年利付国債入札 14 16 17 資金循環統計(7~9 月期速報) 貿易統計(11 月) 20 年利付国債入札 18 日銀金融政策決定会合(17・18 日) 日銀総裁定例記者会見 19 15 米 CPI(11 月),ネット対米証券投資(10 月) ニューヨーク連銀製造業業況指数(12 月) 16 米 FOMC(15・16 日),鉱工業生産・設備稼働率(11 月) 住宅着工・許可件数(11 月) 17 独 ifo景況感指数(12 月) 米 フィラデルフィア連銀製造業業況指数(12 月) 経常収支(7~9 月期),景気先行指数(11 月) 18 19 20 20 21 日銀金融経済月報(12 月) 全産業活動指数(10 月) 22 2 年利付国債入札 21 23 天皇誕生日(日本休場) 24 日銀金融政策決定会合議事要旨(11/18・19 分) 22 米 GDP(7~9 月期確定),中古住宅販売件数(11 月) 企業収益(7~9 月期改訂) 23 米 耐久財受注(11 月),新築住宅販売件数(11 月) ミシガン大学消費者信頼感指数(12 月確報) 個人所得・消費支出(11 月) 24 25 消費者物価(11 月全国・12 月都区部) 住宅着工統計(11 月) 家計調査(11 月),労働力調査(11 月) 26 25 米 クリスマス(米国休場) 27 27 28 鉱工業生産(11 月速報),商業動態統計(11 月速報) 28 米 2 年国債入札 29 30 29 米 S&P/ケース・シラー住宅価格指数(20 都市・10 月) カンファレンスボード消費者信頼感指数(12 月) 5 年国債入札 30 米 7 年国債入札 31 31 26 *印は期日未定、網掛け部分は休場を示す〔予定は変更の可能性があります〕 日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ 14 金融市場ウィークリー(2015 年 11 月 20 日号) 四半期スケジュール 1月 日 本 5 7 8 12 13 14 18 19 21 25 28 29 米 国 4 6 8 12 13 14 15 20 21 22 26 27 28 29 2月 新車販売台数(12 月) 10 年利付国債入札 30 年利付国債入札 毎月勤労統計(11 月速報) 景気動向指数(11 月速報) 国際収支(11 月速報) 景気ウォッチャー調査(12 月) 消費動向調査(12 月) マネーストック(12 月速報) 10 年物価連動国債入札 企業物価指数(12 月) 機械受注統計(11 月) 設備稼働率(11 月) 第 3 次産業活動指数(11 月) 5 年利付国債入札 全産業活動指数(11 月) 20 年利付国債入札 貿易統計(12 月) 商業動態統計(12 月速報) 2 年利付国債入札 鉱工業生産(12 月速報) 消費者物価(12 月全国・1 月都区部) 日銀金融政策決定会合(28・29 日) 日銀総裁定例記者会見 日銀「経済・物価情勢の展望」(基本的見解) 家計調査(12 月) 労働力調査(12 月) 8 製造業ISM指数(12 月) FOMC 議事録(12/15・16) 貿易収支(11 月) 非製造業ISM指数(12 月) 雇用統計(12 月) 米 3 年国債入札 米 10 年国債入札 連邦財政収支(12 月) 米 30 年国債入札 鉱工業生産・設備稼働率(12 月) ニューヨーク連銀製造業業況指数(1 月) 小売売上高(12 月) PPI(12 月) ミシガン大学消費者信頼感指数(1 月速報) 住宅着工・許可件数(12 月) CPI(12 月) フィラデルフィア連銀製造業業況指数(1 月) 中古住宅販売件数(12 月) 米 2 年国債入札 S&P/ケース・シラー住宅価格指数(20 都市・11 月) 米 5 年国債入札 FOMC(26・27 日) 新築住宅販売件数(12 月) 米 7 年国債入札 耐久財受注(12 月) GDP(10~12 月期速報) 雇用コスト指数(10~12 月期) 1 欧 州 14 英中銀金融政策委員会(13・14 日) 9 10 15 18 19 26 29 3月 毎月勤労統計(12 月速報) 国際収支(12 月速報) 景気ウォッチャー調査(1 月) マネーストック(1 月速報) 企業物価指数(1 月) GDP(10~12 月期 1 次速報) 設備稼働率(12 月) 第 3 次産業活動指数(12 月) 貿易統計(1 月) 全産業活動指数(12 月) 消費者物価(1 月全国・2 月都区部) 鉱工業生産(1 月速報) 商業動態統計(1 月速報) 1 4 8 9 10 11 15 17 22 25 29 30 3 4 5 10 12 16 17 18 19 23 24 25 26 個人所得・消費支出(12 月) 製造業ISM指数(1 月) 非製造業ISM指数(1 月) 労働生産性(10~11 月期暫定) 貿易収支(12 月) 雇用統計(1 月) 連邦財政収支(1 月) 小売売上高(1 月) ミシガン大学消費者信頼感指数(2 月速報) ニューヨーク連銀製造業業況指数(2 月) 鉱工業生産・設備稼働率(1 月) 住宅着工・許可件数(1 月) PPI(1 月) フィラデルフィア連銀製造業業況指数(2 月) CPI(1 月) S&P/ケース・シラー住宅価格指数(20 都市・12 月) 中古住宅販売件数(1 月) 新築住宅販売件数(1 月) 耐久財受注(1 月) 個人所得・消費支出(1 月) GDP(10~12 月期暫定) 1 3 4 10 15 16 17 18 21 23 24 25 28 29 4 英中銀金融政策委員会(3・4 日) 21 ECB政策理事会 法人企業統計調査(10~12 月期) 家計調査(1 月) 労働力調査(1 月) 毎月勤労統計(1 月速報) GDP(10~12 月期 2 次速報) 景気ウォッチャー調査(2 月) マネーストック(2 月速報) 企業物価指数(2 月) 法人企業景気予測調査(1~3 月期) 設備稼働率(1 月) 第 3 次産業活動指数(1 月) 日銀金融政策決定会合(14・15 日) 日銀総裁定例記者会見 貿易統計(2 月) 全産業活動指数(1 月) 消費者物価(2 月全国・3 月都区部) 商業動態統計(2 月速報) 家計調査(2 月) 労働力調査(2 月) 鉱工業生産(2 月速報) 製造業ISM指数(2 月) 非製造業ISM指数(2 月) 労働生産性(10~11 月期改訂) 貿易収支(1 月) 雇用統計(2 月) 連邦財政収支(2 月) 小売売上高(2 月) PPI(2 月) ニューヨーク連銀製造業業況指数(3 月) FOMC(15・16 日) 鉱工業生産・設備稼働率(2 月) 住宅着工・許可件数(2 月) CPI(2 月) 経常収支(10~12 月期) フィラデルフィア連銀製造業業況指数(3 月) ミシガン大学消費者信頼感指数(3 月速報) 中古住宅販売件数(2 月) 新築住宅販売件数(2 月) 耐久財受注(2 月) 企業収益(10~12 月期) GDP(10~12 月期確定) 個人所得・消費支出(2 月) S&P/ケース・シラー住宅価格指数 (20 都市・1 月) 10 ECB政策理事会 17 英中銀金融政策委員会(16・17 日) *印は期日未定を示す〔予定は変更の可能性があります〕 15 金融市場ウィークリー(2015 年 11 月 20 日号) 今週の金融市場の動き [海外金利] 11/12 ドルLIBOR 3M(%) ユーロドル金先(Mar16) 11/13 11/16 11/17 11/18 11/19 11/20 前週末比 0.36160 0.36360 0.36410 0.36710 0.36960 0.37760 0.01400 99.385 99.400 99.405 99.400 99.400 99.390 ▲ 0.010 米国債(10年、%) 2.312 2.266 2.268 2.266 2.273 2.248 ▲ 0.018 スワップ金利(10年、%) 2.202 2.149 2.151 2.134 2.131 2.082 ▲ 0.067 独国債(10年、%) 0.608 0.558 0.530 0.524 0.506 0.479 ▲ 0.079 英国債(10年、%) 2.008 1.980 1.939 1.976 1.923 1.884 ▲ 0.096 [内外株式] ダウ平均(㌦) S&P500指数 NASDAQ総合指数 日経平均(円) 11/12 11/13 11/16 11/17 11/18 11/19 17,448.07 17,245.24 17,483.01 17,489.50 17,737.16 17,732.75 487.51 2,045.97 2,023.04 2,053.19 2,050.44 2,083.58 2,081.24 58.20 5,005.08 4,927.88 4,984.62 4,986.02 5,075.20 5,073.64 19,697.77 19,596.91 19,393.69 19,630.63 19,649.18 19,859.81 11/20 前週末比 145.76 19,879.81 282.90 TOPIX(Pt.) 1,593.57 1,585.83 1,571.53 1,586.11 1,586.53 1,600.38 1,603.18 17.35 出来高(百万株) 2,097.42 2,222.63 1,787.50 2,250.50 1,937.35 2,077.55 1,844.55 ▲ 378.08 売買代金(億円) 22,738.11 24,684.65 20,357.96 26,513.06 22,523.44 24,292.28 21,857.87 ▲ 2,826.78 2,602.20 2,604.52 2,594.88 2,601.71 2,604.25 2,613.30 2,617.07 12.55 日経JASDAQ平均(円) [円金利] 11/12 TIBOR 3カ月(%) ユーロ円金先(Mar16) 11/13 11/16 11/17 11/18 11/19 11/20 前週末比 0.16900 0.16900 0.16900 0.16900 0.16900 0.16900 0.16900 0.00000 99.845 99.840 99.845 99.840 99.845 99.845 99.840 0.000 新発国債(10年、%) 0.310 0.305 0.305 0.300 0.300 0.295 0.310 0.005 長国先物(Dec15) 148.48 148.48 148.49 148.54 148.54 148.54 148.39 ▲ 0.090 スワップ金利(5年、%) 0.169 0.168 0.166 0.164 0.159 0.157 0.161 ▲ 0.006 [為替] 11/12 円/$ 122.61 11/13 122.61 11/16 11/17 123.18 123.45 11/18 11/19 123.64 122.87 11/20 前週末比 122.82 0.21 $/EUR 1.0814 1.0773 1.0686 1.0642 1.0660 1.0734 1.0724 ▲ 0.0049 円/EUR 132.58 132.09 131.63 131.38 131.78 131.89 131.71 ▲ 0.38 (注)前週末比は、海外などについては現時点での直近値と前週末値との比較。 東京市場の発行日表示値は終値もしくは 15:00 時点値。 米国 10 年債、米金利スワップ 10 年物は Bloomberg の終値。 日本株出来高・売買代金はそれぞれ東京証券取引所第一部出来高・売買代金。 TIBOR は全銀協発表のユーロ円 TIBOR 平均値。 新発 10 年国債は日本相互証券発表の気配値。 金利先物は東京金融取引所(TFX)のユーロ円 3 ヵ月金利先物。 独・英 10 年国債は Bloomberg の提示する終値。 為替は NY 時間終値(発行日のみ東京時間 15:00 時点、出所:Bloomberg) 。 16 金融市場ウィークリー(2015 年 11 月 20 日号) 最新リポート一覧 <みずほインサイト> 2015 年 11 月 13 日 消費税の設計シリーズ(10)~インボイスの重要性~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/pl151113.pdf 2015 年 11 月 13 日 中国・新五カ年計画の骨格と特徴~小康社会の全面的完成に向けた習政権の政策課題 http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/as151113.pdf 2015 年 11 月 9 日 2015 年冬季ボーナスの見通し~統計上はマイナスとなるも、実勢としては増加~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/jp151109.pdf 2015 年 11 月 6 日 日銀の好循環シナリオは崩れず~懸念される金融緩和の長期化~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/mk151106a.pdf <内外経済見通し> 2015 年 11 月 17 日 2015・16 年度 内外経済見通し ~世界経済は緩慢な回復、新興国の下振れリスクに警戒~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/forecast/outlook_151117.pdf 2015 年 9 月 8 日 2015・16 年度 内外経済見通し(2015 年 4~6 月期 GDP2 次速報後改訂) ~中国リスクの波及に対し見通しを再度下方修正~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/forecast/outlook_150908.pdf 2015 年 7 月 24 日 内外経済の中期見通し~長期展望も視野に、2020 年までの世界経済の行方~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/forecast/outlook_150724.pdf 執筆担当者 ・市場調査部 武内浩二 野口雄裕 井上 淳 有田賢太郎 大塚理恵子 03-3591-1244 03-3591-1249 03-3591-1197 03-3591-1419 03-3591-1420 [email protected] [email protected] [email protected] [email protected] [email protected] ・欧米調査部 小野 亮 吉田健一郎 松本 惇 風間春香 03-3591-1219 03-3591-1265 03-3591-1199 03-3591-1418 [email protected] [email protected] [email protected] [email protected] ・経済調査部 小西祐輔 松浦大将 川口 亮 03-3591-1294 03-3591-1435 03-3591-1243 [email protected] [email protected] [email protected] 当レポートは情報提供のみを目的として作成されたものであり、商品の勧誘を目的としたものではありません。 本資料は、当社が信頼できると判断した各種データに基づき作成されておりますが、その正確性、確実性を保証 するものではありません。また、本資料に記載された内容は予告なしに変更されることもあります。 発行・編集/みずほ総合研究所 調査本部 〒100-0011 東京都千代田区内幸町 1-2-1 TEL.03-3591-1296 17 金融市場ウィークリー(2015 年 11 月 20 日号)