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Cell Solution PROTECTION
R
セルソルーション R プロテクション
ドイツ特許繊維技術
植物繊維　セルソルーション®プロテクション繊維は 天然セルロースからできた
人造繊維です。絶滅危惧種ではない木々から採取した木材パルプを主
原料とし、パラフィン添加剤には精製植物油を使用しています。
機能性
セルソルーション®プロテクションは、ダニや蚊などに対して優れた
防虫効果を発揮するとともに、効果が長続きします。　厳密に制御さ
れた方法である、直紡によってセルソリューション®繊維の中核部に
織り込まれた防虫剤ペルメトリンが繊維表面に広がります。
特許技術により、少量ながら適量のペルメトリンがプロテクション繊
維の内部から表面に拡散します。蓄えられたペルメトリンはセルソル
ーション®プロテクション繊維内部から少量ずつ補給されるため、上
着などで高濃度の有効成分に直接接触することはありません。繊維表
面に供給される有効成分が限られているため、環境の影響を受けて急
速に成分が消失することはありません。
浸漬または噴霧、被覆等の方法で繊維表面に高分子殺虫剤の混合液を
染み込ませることにより、極めて高濃度の殺虫剤作用が長期間持続し
ます。
ペルメトリン
ピレスロイド系殺虫剤のペルメトリンは、菊花の天然抽出物のような
作用を持つ合成化学物質です。ペルメトリンは虫の神経系に作用して
筋痙縮や麻痺を引き起こして死なせます。しかし、人間をはじめほと
んどのほ乳類に影響を及ぼすことはありません。土壌に入ったペルメ
トリンは、微生物や日光によって分解されます。世界保健機関WHO
ではペルメトリン（C21H20Cl2O3, CAS-番号：52645、53-1）を
重篤な疾患であるマラリヤとTBE（スカンジナビアや中欧、東欧で確
認されたダニ媒介性脳炎）の予防策として推奨しています。
その他の特徴
セルソルーション®プロテクション繊維は布地に加工しやすく、推奨す
る加工/最終処理方法を守ればしっかり染めることもできます。
セルソルーション®プロテクション繊維は洗濯に強く、耐久性に優れて
います。
布地の耐用年数まで機能を持続するという試験結果が出ています。
セルソルーション®プロテクション繊維を最大20％まで混紡した布地
は有害物質検査のOekoTex class 1（乳児および幼児向け繊維製品）
に適合しています。
セルソルーション®プロテクションを含む布地は100回洗濯後に、ドイ
ツ連邦軍が定めた厳しいガイドラインである「TL 8305-0331」に合
格しました。
• ネッタイシマカ (Aedes aegypti)
• セイヨウシミ (Lepisma saccharia)
• ダニの幼虫 (Ixodes ricinus)
適用範囲
吸血昆虫に対する防護繊維製品
• マラリア媒介蚊
• TBE/ダニ媒介性脳炎を媒介するダニ
• イエダニ • トコジラミ • シミ
推奨製品
• 森林作業員の衣服
• 国防軍のための繊維製品および衣服
• ハイキング用ウェア • 職業洋下着 • 手袋 • 靴下
• テント • 蚊帳 • 絨毯 • カーテン
• マットレス内部の保護層
• ベッドシーツ（イエダニ、トコジラミ）
湿度コントロール
セルロース繊維は水　分吸収に優れた構造をしているので、最適な身
体気候が得られます。合成繊維だと全く水分を吸収しません。
0.7
0.6
0.5
0.4
0.3
0.2
0.1
0
対光試験後に抽出されるペルメトリン
繊維製品 9%ペルメトリン含有リヨセル繊維
繊維製品 ペルメトリン皮覆
w%
w%
洗濯後に抽出されるペルメトリン
0
10
20
洗濯回数
30
40
50
0.7
0.6
0.5
0.4
0.3
0.2
0.1
0
0
100
200
300
キセノンアーク燈照射時間
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Cell Solution PROTECTION
R
セルソルーション R プロテクション
ドイツ特許繊維技術
データシート（2.3dtex, 38mm）
リヨセル工程で生じた防虫機能を組み込んだセルロース繊維
調整済み状態での繊維組成（重量%）
セルロース
> 61 %
8 - 10 %
約 16 %
5.5 〜 6.5 %
< 0.5 %
ペルメトリン（cis/trans:40:60）
安定したパラフィン（規定融点）
有機修飾ミネラル（層状ケイ酸塩）
仕上剤含有量
水分
< 10 %
力価
引張強さ、調整済み
引張強さ、湿った状態
伸長、調整済み
dtex
2.3 ± 10 %
cN/tex
cN/tex
%
> 21
> 17
12 - 15
伸長、湿った状態
ループ（円形構造）の引張強さ
%
cN/tex
12 - 15
7-9
湿係数
cN/tex
白色度
繊維長
融点（最大）
熱分解
発火点
mm
> 110
17 - 30
38 ± 10 %
30 ℃/85 �F
> 175℃/350 � F
> 200℃/390 � F
繊維内に多量のn-パラフィンを含有しているため、乾燥状態の製品を100℃/210� F 超の温度に長時間留置しないでください。パラフィンが気化
してしまいます。
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