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ハバロフスク地方についての主な情報 ハバロフスク地方 ハバロフスク地方はロシア連邦の最も大きい自治体の一つであって、ロ シア極東の中部に位置している。 ハバロフスク地方はロシア連邦最大の地域の一つで、面積は 788600 平 方キロメートル、ロシア全体の 4,5%を占め、領域は北から南に 1800km に 亘って伸び、東西間の距離は 125~750km に上り、その北端は北極圏の南方 430km、南端は北海道北部の緯度に位置している。 ロシア国内各地と太平洋沿岸の諸港、更に、独立国家共同体(CIS)や 西欧及びアジア・太平洋地域の諸国を結ぶ陸路、水路、空路がハバロフス ク地方を通っている。 地方の行政中心地はハバロフスク市で、モスクワまでの距離は鉄道で 8533km、空路は 6075km である。 領域 ハバロフスク地方の大部分は山岳と高原地帯(標高 500 乃至 2500 メー トル)が占め、ハバロフスクとコムソモルスク・ナ・アムール両都市間の アムール側流域が占めるアムール川中部低地は地方最大の平地である。 同地方は、東はオホーツク海及び日本海(タ タル海峡)に面して、その沿岸線の総延長は島 も含めて 3390km に及ぶ。 地方の特徴はかなり発達した河川網で、大小 合わせて 12 万本を超える川及び 5500 個余りの 湖沼が有る。 地方は極めて豊かな鉱物資源に恵まれ、石炭 や褐炭、石油・天然ガス、錫、鉄、プラチナ、 銀、そして金の埋蔵量の探査の結果に基づきそ の採掘が行われている。その他、鉱物・建材原 料の資源や貴石(準宝石)、細工及び化粧用石 材も豊富だ。 気候 ハバロフスク地方の気候は降雪の少ない寒い冬と湿度の高い夏を特徴と するモンスーン性気候である。その原因は、冬は大陸部の乾燥した空気を 運び、夏は太平洋から雨を運ぶ風に有る。 気候状態は北から南に行くと違って、海までの近さ、地勢等にかかって いる。 年間で最も寒いのは1月で、平均気温は南部の-22ºС から北部の-40ºС まで下がり、最も暑いのは7月で気温は 35ºС~40ºС に達する。 年間降水量は地方北部に 400~600 ミリであり、平野や山脈の東斜面に 600~800 である。地方の南部には 90%の降水量が 4 月から 10 月までに降 り、一番量多い月は 7 月と 8 月だ。 夏季のサイクロン(温帯性低気圧)は大量の降雨を齎し、洪水を来たす。 地方の大部分では、3 月上旬には春に入り、気温の不安定な天気がかな り長く続く、一方、北部地区及び海岸地帯では春の到来は1ヶ月から1ヶ 月半程遅い。夏は海岸地帯や水域を除き暑い。秋に入る頃は暖かい乾燥し た天候に恵まれ、寒さは徐々に訪れる。観光旅行にとっての最適のシーズ ンは春の終わりから夏の初め、そして夏の終わりから秋の初めにかけであ ろう。 住民 ハバロフスク地方の人口は 2012 年 1 月当り 134 万 2475 人で、ロシア人 口の凡そ 0,9%に当たる。 ハバロフスク地方の人口分布は不平等で大部分が中大及び南部地域に集 中している。 ハバロフスク地方は、ロシアの他の自治体と比べたら、もっと都会化で あって、都市人口は 81,46 %を占め、町村人口は 19,6 %占めている。人口 の平均密度は 1 平方キロ当り 1,9 人(ロシア全体 8,7 人)、平均寿命は 69,7 歳である。 ハバロフスク地方は民族の多様性で特出しており、ロシア人の他、ウク ライナ人、ベロルシア人、タタル人、ユダヤ人、朝鮮人、中国人、アゼル バイジャン人、ウズベキスタン人、アルメニア人を始め数多くの民族が住 んでいる。 同地方には約 2 万人は、ナナイ人、エベンキ人、ウルチ人、ウデゲ人、 ニブヒ人、オロチ人、ネギダル人、エベン人の原住民(北方少数民族)であ る。 民族関係では宗教的寛容、民族的矛盾の不在、風習や文化的伝統の相互 浸透が目立つ。 動植物界 ハバロフスク地方の大部分は森林に覆われた山岳地帯からなっている。 極東地域の森林(タイガ)は屡「北のジャングル」とも呼ばれる。現地の 自然の特徴は南北固有の動植物が見事に混和していることである。鬱蒼と 茂る原生林では野葡萄の蔓がシベリア松に絡みつき、朝鮮五味子の蔓が紅 松と隣合い、生命の源泉とも言われる朝鮮人参がその神秘な治癒力を蓄え、 湖水は蓮の花を浮かべている。タイガの誇りは極東産の豹やまだら鹿、更 に地方の公式シンボルになったウッスリー虎とツキノワグマだ。 当地方には唯一無二の動植物界を守る為、6 箇所の自然保護区が設定さ れ、更に 19 箇所の自然禁漁(禁猟)区や数十の天然記念物及び一つの自 然国立公園がある。 世界有数の大河アムールもハバロフスク地方を流れる(世界では長さで 8 番目をしめる)。同大河は豊富な魚類資源でも有名で、ここには「幻の 魚」イトウやウッスリーシロザケ、カワヒメマス、ダウリチョウザメ、コ イ科の淡水魚「黒いアムール」、ケツギョ等、北と南が見事に組み合わせ た 100 種類以上の魚が生息する。 ハバロフスク地方のレッドブックには 167 種類の植物やキノコ類、そし て 127 類動物が登録されている。その動植物の中は、国際レッドブックに 登録されたきわめて珍しい種類もある。 産業・経済 ハバロフスク地方は生産地方である。同地方住民は機械製作、林業、冶 金工業、石油生産、食品工業、交通・連絡等の分野に取り組んでいる。 ハバロフスク地方は、地理的に独特な位置にあります。北東アジア諸国 に近接することが、この地方にとってアジア太平洋諸国との経済統合に非 常に有利な条件となっています。 この地方は 80 カ国との貿易関係にあります。 ハバロフスク地域は極東の産業の中心であると同時に 極東地域では唯一の地域として次のものを生産しています。 -商業用および軍事用航空機、 - 漁業船、輸送船、高速ボート、潜水艦および軍艦、 - 鉄鋼金属製品、 - 船舶用ケーブル、 - 石油製品。 ハバロフスク地方のコムソモルスクナアムーレ市には有名な航空機製造 会社があります。ガガーリンにちなんで名付けられたこの航空機製造協会 は、Su 型航空機を製造することで知られています。 今日、同社は多用途戦闘機 Su-35(スホーイ 35)を製造すると同時に、第 五世代ジェット戦闘機の総合的開発に参画しています。さらに同社は、地 域路線用旅客機スホーイ超音速ジェット機の商業生産を開始することにな っています。 スホーイ超音速ジェット機生産プロジェクトは、緊密な国際協力を受け て行われています。このプロジェクトには、イギリス、ドイツ、イタリア、 カナダ、アメリカ、フランス、スイスの企業がパートナーとして参加して います。 ハバロフスク地方 はまた、 極東と北東アジアの輸送と物流業務の中心 的役割を果たしています。 シベリア鉄道とバイカル アムール鉄道は、輸送経路として東西をつなぐ 2 つの主要な鉄道です。 ハバロフスク地方の主な海港は、 ワニノ、ソビエツカヤ・ガバンとデカ ストリです。 ワニノ海港では、SUEK 社が、輸出ターミナル を建設し、年間 1,200 万トンの石炭を処理してい ます。最新のハイテク機器を使用すると、アジア 太平洋地域におけるロシアの石炭の連続供給が可 能になります。 ソビエツカヤ・ ガバニ港ではロシア初の軍港経済特区が建設されました。 この特区には、造船および修理センター、コンテナターミナル、海洋資源 の処理のための施設が建設されます。特区の住 民は住民税と関税上の特典を受けます。 ハバロフスク空港 は世界中の国々とこの地 域を結ぶロシア極東最大の航空サービスの拠点 です。連邦政府が主導となって、乗客用ターミ ナルと貨物ターミナルの開発とともに国際航空 拠点の建設プロジェクトが計画されています。 ハバロフスク地方政府は、魅力的なビジネス環境を創設するために積極 的な施策講じています。 この地域には 40 国カ以上からの外国資本を投入している企業がありま す。外国資本による企業の主な活動は、製造、輸送、通信、鉱業、建設お よび貿易となっています。 極東のすべての石油精製能力はハバロフスク地方に集中しています。ロ シアの石油会社ロスネフチ精油所とアライアンス精油所は、拡大と生産近 代化に関するプログラムを実施します。これらのプロジェクトを実施する パートナーとして、世界中で有名な企業が名を連ねています。 この領域は、現代的な材木製品製造業者に重点を置いた材木業界の近代 化計画を実施しました。ノルウェー、フィンランド、カナダ、マレーシア、 アラブ首長国連邦の企業が、木材関連の大規模な投資プロジェクトに参加 しました。 観光旅行 独特な自然界や多様な歴史及び民族の縁の地を持つハバロフスク地方は 観光客にとっては魅力がある。 観光客が最も多く訪れる都市はハバロフスクとコムソモルスク・ナ・ア ムーレである。 最も普及した水上ツアーは、ホル、アニュイ、グル、ツムニン、コッピ、 ニマン、アキシマ、ヤウリン、ツユン、アムグン、その他の谷川を下りる 筏流しや快適なディーゼル船でのアムール川遊覧である。 アドベンチャー・ツアーとしてはバッジャルスキー山脈やシホテ・アリ ン、ゼッセ・アリンの山々及びアムール中流平野のアムール左岸部を通る 徒歩又はスキー・ツアーと渓流の筏流しがある。 洞窟巡りツアーの愛好家にはアヤノ・マイ及びラゾ両地区の洞窟をお勧 めでき、登山家の間ではバッジャルスキー山脈や断崖の豊富なオホツク海 及びタタル海峡の沿岸地帯が好評を呼んでいる。 フォークロア・ツアーのめぼしい対象としては、ハバロフスクから 70km のシカチ・アリャン村にある新石器時代の岩石画や数多くの考古学 発掘物の発掘場やアムール下流の村村がある。 極東のユニークな動物界もハンターや釣り師を引き付けており、その為 のキャンプ並びに狩猟ツアーや釣りツアー、エコロジー・ツアーが用意さ れてある。