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ハツカネズミ モロハタマキビ(セトウチヘソカドタマキビ)

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ハツカネズミ モロハタマキビ(セトウチヘソカドタマキビ)
昆虫類以外の無脊椎動物
ハツカネズミ
岡山県:情報不足
吸腔目
Macromphalus tornatilis (Gould)
環境省:該当なし
シロネズミ科
選定理由
生息密度が低く希少で、生息地が局限され、かつ、特殊な環境条
件を必要としているが、評価するだけの情報が不足している。
存続を脅かす要因
海岸開発(干拓、埋立)、水質汚濁、海砂採取、産地局限
分布状況
県内では倉敷市六口島及び同市児島塩生沖の浚渫砂から記録され
ている。
県外では房総半島以南九州までと、中国大陸沿岸に分布する。
生息情報
殻長 4mm、太短い卵形で硬質堅固、白色で鈍い光沢を持ち、殻
表に 7 本程度の強い螺肋を巡らす。殻口は大きく半月形。臍孔は狭
く開く。内湾湾口部など潮通しが良く透明度の高い海水に洗われる
海岸礫地の潮間帯下部~潮下帯に見られるが、生貝の観察例は極め
て少ない。砂泥中に半ば埋もれた転石下の、やや還元的な環境を好
み、時にアシヤガイが同所的に見られる。
文献番号 66,108
(福田 宏)
モロハタマキビ(セトウチヘソカドタマキビ) 岡山県:絶滅危惧Ⅱ類
Lacuna carinifera (A. Adams)
環境省:該当なし
選定理由
生息密度が低く希少で、生息地が局限され、かつ、特殊な環境条
件を必要としている。
存続を脅かす要因
海岸開発(干拓、埋立)、水質汚濁、海砂採取、産地局限
分布状況
県内では笠岡湾と瀬戸内市から記録されている。
県外では北海道南西部から九州北部まで分布する。
生息情報
殻長 10mm、薄質、淡黄褐色のそろばん玉形で、体層周縁に強い
螺状陵角を巡らし、縫合の括れは極端に強い。臍は狭いが明瞭に開
き、陵角で囲まれる。内湾潮間帯下部~潮下帯に生じたアマモ等海
草類の葉上に特異的に見られる。アマモ場の減少に伴って本種も危
機的状況に陥っている可能性がある。
文献番号 6,39
(福田 宏)
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吸腔目
タマキビ科
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