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新たな専門職種を設置(市側)

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新たな専門職種を設置(市側)
●【任用替】新たな専門職種を設置(市側)- 市従 今後十分な交渉を行うよう要請
市従は 23 日、市側と「技能職員の転任
制度拡充にかかる勤務労働条件等につい
ての団体交渉」を行った。
市側は冒頭、転任制度の拡充の基本的
な考え方について「本市を取り巻く厳し
い状況のなかで真に必要な公共サービス
を確保し、事務事業の見直し・再構築等
による効率的・効果的な業務執行体制の構築に引き続き取り組む必要がある」
、
「
『新たな市政改
革の骨子(案)
』で示しているように、現業部門に関しても、今後の事業所のあり方、それと連
動した今後の技能職員の業務のあり方、必要となる職員数、事業所と区役所との新たな連携方
策などについて検討を進めるとともに、現業業務に従事している技能職員の知識・技能・経験
を引き続き、より効果的に市政に活かしていく方策・取り組みが必要である」との認識を示し
た。
そのうえで、事業所について「区役所とともに市民との協働の拠点として位置づけをはかる
など、これまでの地域・市民との関係性をよりいっそう向上させる取り組みを推進していかな
ければならない」
、
「技能職員の知識・技能・経験を最大限活用するための仕組みづくりが重要
であり、そのためには行政職員と同等の権限・責任を持ち、現業管理体制と密接に連携をはか
りながら公権力の行使に相当する業務や企画立案業務の実施も含め、一体的・総合的な事業所
の業務運営を担いうる新たな専門職種を設置したい」との考えを明らかにした。
当該職種については「2011 年度より新たに事業所等に関連する行政職業務に特化した専門職
種『
(仮)事業担当主事(補)
』
(3号職員)を設置することとし、対象者は技能労務職給料表の
1級から3級、年齢制限は設けない、選考試験は2段階に分け1回目は総務局が実施し、合格
した者は(仮)事業担当主事補として転任する。この期間は2か年。そのため2回目は2年後
で人事委員会が実施し、合格したものは(仮)事業担当主事に転任する」と示した。
勤務労働条件については「
(仮)事業担当主事補への転任時においては技能労務職給料表の適
用期間とし転任前の級・号給を適用、
(仮)事業担当主事への転任後は行政職1級に格付ける」
と述べた。
これに対し市従は「
『今後の技能職員のあり方』や『新たな事業所のあり方』については、組
織総体にかかわる重要な課題であることから今後、早急に支部-所属を含めた労使での十分な
検討・協議が必要」との認識を示しながら「この間、任用替えは要員再配置のための単なる数
字合わせではなく『職の確立』の観点から、組合員が持つ『技術・技能・経験』が最大限発揮
できるものでなければならないことを一貫して指摘してきたが、ここ数年の実態は、人材の有
効活用としつつも流動化が生ずることへの数字合わせ的な対応となっている」とこれまでの市
側対応を厳しく指摘した。
また、市側が今回の転任制度の拡充について、技能労務職給料表3級までを対象とする考え
を示したことに対し「そのことは業務主任が対象範囲となることを意味しており、年齢制限を
設けないとすれば制度上、転任後は行政職1級に格付けされることから勤務労働条件が大幅に
低下する場合も想定される」と指摘し、主任の役割を十二分に理解したうえでの提案であるの
か市側の認識をただした。 加えて、新たな専門職について「これまで現業労働者みずからが
『質の高い公共サービス』を提供するために日々、現業職場の活性化に取り組み、実践を積み
重ねてきたことによって担うことができ得るとの認識に立つものである。そうした観点に立つ
ならば、組合員が新たな業務を担ううえでのインセンティブやモチベーションを高揚できる人
事・給与制度の確立が必要不可欠である」と言及した。
勤務労働条件についても、市側提案では不十分であり納得できるものではないとして再度、
市側の考え方を明らかにするよう求めた。
市側は市従の指摘に対し「技能職員の今後の業務のあり方」に関する意見交換会の場の設置・
開催について「現在、内部調整を進めている」
、
「各所属-支部において所管事業にかかわって
の具体的な意見交換を実施することは重要と考えており、十分な議論が行えるよう総務局とし
ても各所属と連携をはかる」
、業務主任の処遇面については「指摘も含め早急に事務折衝等を開
始し、合意が得られるよう誠意をもって対処していく」と答えた。
市従は、冒頭にふれた単なる数字合わせの転任制度ではなく「職の確立」の観点から、組合
員の持つ「知識・技能・経験」が最大限発揮できる制度でなければならないと再度、指摘する
とともに「
『元気な大阪』をめざす政策推進ビジョン」において「協働」の視点をふまえた施策・
事業の推進の必要性が示されていることにふれ「現業職員がこれまで各現場で専任的かつ継続
的に業務を遂行し、そのなかから得ている地域情報はなくてはならない貴重な『宝』であるこ
とから、今後の市政運営に反映できるシステムの確立と今後の技能職員の役割や将来像につい
て、十分に検討・協議を行うよう」要請した。
最後に、今後、十分に労使交渉を尽くし、合意がはかれるよう市側の誠意ある対応を強く要
請し、交渉を終えた。
(写真 = 団体交渉に臨む、本部闘争委員会メンバー㊨)
● 新組合員説明会ひらく -“市従”ってどんなところ?
市従は 21 日、
4月の人事異動で市立大学から
市従の現場に来られた方々を対象に「新組合員
説明会」を開いた。
主催者あいさつに立った日吉一彦・副執行委
員長は「採用凍結等で組合員数が減少し厳しい
状況が続いているが、市従は質の高い公共サー
ビスを提供し続けるため現業活性化運動に取り
組んでいる。今日は少しでも『市従ってどんな
ところ?』を感じ取って欲しい」と述べた。
説明会では自己紹介のあと、西川徹二・組織部長から「市従組織について」として、組織系
統と業務運営のしくみ、権利と法律、現業職場活性化運動の推進、平和・人権の確立などにつ
いて、井上光弘・事業局部長からは、おもに自治労共済について説明を行った。
(写真 = 熱心に聞き入る組合員)
●【大和川クリーンキャンペーン】連帯と交流はかる - まんが集団 似顔絵バッジでアピール
写真 = イベントには組合員・家族ら約 200 人が参加した(左上)
集めたごみを分別する参加者(右上)
好評の似顔絵バッジ(左下)
抽選会は大盛り上がり(右下)
自治労大阪府本部市内第3ブロック共闘会議(市従・学給労・学職労)は 17 日、大和川河川
敷で第2回クリーンキャンペーン(清掃・分別活動)を行い、組合員・家族ら約 200 人が集ま
った。
この取り組みは、いま各自治体において、地域における環境保全・資源循環型の社会づくり、
自然エネルギーの開発、温室ガスの発生抑制などの環境に配慮した取り組み、また環境負荷を
考慮した持続・再生可能な経済・社会をめざした「環境自治体」づくりが取り組まれているな
かで、治水・利水など多くの課題を抱えている大和川とその水辺環境の再生をめざすため、ま
た、第3ブロック組合員・家族の友好・連携・連帯・交流をはかるため企画されたもの。
当日は好天にも恵まれ、清掃活動のほか、市従まんが集団による「似顔絵バッジ」コーナー
や抽選会なども行い、大いに盛り上がった。
また、市従組織内議員のかんばら昭二・大阪市会議員(住吉区選出)も駆けつけ、連帯のあ
いさつを行った。
●【大阪地方メーデー】5月1日はメーデーへ
今年で 81 回を迎える大阪地方メーデーは
「す
べての働く者の連帯で『平和・人権・労働・環
境・共生』に取り組み、労働を中心とする福祉
型社会と自由で平和な世界をつくろう」をメイ
ンスローガンに、5月1日(土)午前 10 時から
大阪城公園・太陽の広場で行われる。
今年は式典のほか、
連合大阪結成 20 周年記念
事業として、
午前 11 時から午後3時まで行われ
るステージでの演奏や、ミニ地下鉄、フリーマーケット、海遊館・サンタマリアデイクルーズ
等の斡旋販売など、家族で楽しめるイベントも行われる。
メーデーへの組合員の最大限のご結集を。
(写真 = 昨年のメーデーのようす)
● 漫録伝(機関紙「たいまつ」まんが)
MADE IN ・・・ 白石 誠
● あふた~ざか~にばる
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