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ティータイム4号

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ティータイム4号
ティータイム
ノースウエスト航空日本支社労働組合
〒286−0202 千葉県富里市日吉倉223−1東ビル 303 号室
Tel.0476−93−2919
第48期 第4号
2008年7月18日発行
Email : [email protected]
ホームページ : http://www.h7.dion.ne.jp/‾
nwunion/
ノースウェスト航空が従業員2500人削減を計画
過去 1 年以内の2倍以上の燃料コスト高騰に対応して、ノースウェスト航空は人員削減、預託荷物、マイ
レージ特典チケットの有料化、チケット変更料の引き上げを発表した。
同社が先月発表した、今年末までに座席容量を 8.5%から 9.5%削減する計画に伴い、管理職を含む従業員
2500 人が削減される事になる。また、8 月 28 日以降の米国内、カナダ路線で今月 10 日以降に購入した
チケットには、
1 つ目の預託荷物に 15 ドルの手数料が課される。
同社は既に 2 つ目の預託荷物に 25 ドル、
3 つ目に 100 ドルの手数料を導入している。
マイレージプログラムの特典を利用して購入するチケット予約に関しては、9 月 15 日以降の旅行チケット
から国内路線は 25 ドル、大西洋横断路線は 50 ドル、太平洋横断路線は 100 ドルの料金が課せられる事に
なる。また、払い戻し不可の国内路線チケットの変更料金は 100 ドルから 150 ドルに引き上げられ、国際
路線は座席クラスにもよるが 50 ドルから 150 ドルの追加料金が課される。
今回の人員削減はジェット燃料の急騰に対応するためのもので、同社以外にもエアトラン、アメリカン、
コンチネンタル、ユナイテッドが既に人員削減を発表している。ノースウェストは先月、ボーイング 757
型とエアバス機 14 機を第 4 四半期に退役させる他、DC-9 についても今年初旬に 94 機体制運航していた
が、今年 12 月末までに 61 機まで削減を予定している。
同社 CEO の Douglas Steenland 氏は、今までに例の無い燃料価格の高騰に対処するには経費節減と収益
増加の両面から取り組む必要があり、今回の料金引き上げ等により、2 億 5000 万ドルから 3 億ドルの収
益拡大を予定していることを明らかにした。
★スカイチーム、結成8周年記念レセプション開催
中国南方航空加わり、路線ネットワーク充実
航空連合スカイチームは結成8周年を記念して、都内ホテルで旅行関係者150名、メディア100名を招待
してレセプションを開催した。レセプションには加盟11社の日本代表が顔を揃えた。
スカイチームを代表して挨拶に立ったノースウエスト航空(NWA)のジェフリー・バーニアー支社長は、
「8年前にスカイチームが結成され、その後も新しいメンバーを迎え、良いサービス、良い商品の開発・
提供を続けてきた。この8年間に、世界中にネットワークを構築し、安全・便利で信頼できる選択肢を提
供できるようになった。昨年は11社目として中国南方航空を新メンバーに迎えることができた。中国南方
航空の加盟により、スカイチームの中国ネットワークは強く、便利になった」と述べた。
また、バーニアー支社長は、最近も成田空港第1ターミナルビルのチェックインカウンターがリニュー
アルしてスカイチームメンバーが北ウイングに結集するとともに、NWAの第2サテライトラウンジもリニュ
ーアルを実施したことを指摘、「スカイチームのマイレージ、ラウンジは世界共通で自由に使える。これ
からも快適な旅行へ様々なサービスを提供するので、空の旅を楽しんでほしい」と述べた。
来賓として挨拶した成田国際空港会社の森中小三郎社長は、「成田空港は開港30年を迎えたのも各航空
会社の利用の賜物。2010年3月には平行滑走路が2500mに延長されて路線便数が拡大、成田新高速鉄道も開
通してアクセスも便利になる。今後も国際線は成田空港を末永くお付き合いいただきたい」と述べた。
昨年10月にスカイチームの正式メンバーとして加盟した中国南方航空の譚作成日本支社長は、「中国の
旅行、充実したネットワークを提供できる。スカイチームの新メンバーとして快適な空の旅を提供してい
きたい」と述べた。中国南方航空の加盟で、スカイチームのネットワークは、世界162カ国・841都市に広
がった。
スカイチーム加盟社・日本代表は以下の通り。
▼アエロフロート・ロシア航空日本オーストラリア支社長=ユーリー・ムナツァカノフ
▼アエロメヒコ航空エリアディレクター、ジャパン=浅野圭子
▼エールフランス航空−KLMオランダ航空日本支社長=クロード・テヌヴァン
▼アリタリア航空日本・韓国支社長=マッテオ・ザナリーニ
▼中国南方航空日本支社長=譚作成
▼コンチネンタル航空日本支社長=チャールズ・ダンカン
▼チェコ航空日本支社長=多田泰信
▼デルタ航空太平洋地区取締役=岡本淳二
▼エールフランス航空−KLMオランダ航空旅客営業マーケティング総括本部長=ブルース・ドンゼルマン
▼大韓航空日本地域本部長=李來珪
▼ノースウエスト航空日本支社長=ジェフリー・バーニアー
米国内の一時帰休のパイロット 海外航空企業が積極的に採用
パイロットのキャリアを支援する AIR 社によると、米航空企業の大規模な運航削減で一時帰休となってい
る米国パイロットで、海外航空企業へ転職する人数が急激に増加している。キャセイパシフィック航空、
エミレーツ航空などは米国人パイロットの採用を積極的に募集しており、乗務員をリースする企業が必死
に探している状況である。
AIR 社の会長 Kit Darby 氏は、乗務員リース会社は来年に 1000 人ほどの機長を必要としていると明らか
にした。また、インドの今後 2 年間で必要とされるパイロット数を含めると、2010 年までに機長がおよ
そ 8000 人、副機長が 3000 人必要と見積もられている。
米国以外の航空企業はもはや 777 型、747−400 型以外にも、リジョナルジェットのパイロットも必要と
している状況である。例えば、インドの航空企業 Kingfisher は ATR 機のパイロットに免税で月 7000 ド
ルの賃金を支払っていた。多数パイロットは最終的に賃金がより高いエアバス機の運航を希望したが、同
社は同パイロットに ATR の運航を続けてもらうために賃金を上げている。
Darby 氏は、777 型の機長の需要も高くパイロットらは良い条件で交渉をする事が出来ると述べた。また、
米国よりも運航スケジュールが非効率で、パイロットの労働時間が短いが、一時帰休しているよりも労働
日数は多くなると指摘した。
★NAA、夏季期間中の利用者は4%減少の見込み
高額サーチャージで長距離線苦戦、中国方面も大幅減
成田国際空港会社(NAA)がまとめた夏季期間中(7月17日∼8月31日)の成田空港利用者数になると、
前年同期比4%減少の375万人となる見込みだ。NAAによると、燃油サーチャージの影響が大きく、特に欧
米など長距離線で苦戦。今年の傾向は近距離・短期間の旅行が中心となりそうだ、という。なお、出入国
のピークは、8月16∼18日の3日間に集中しており、第1ピークが8月16日の10万5700人、第2ピークは翌17
日の10万4500人、第3ピークが18日の10万100人と予想されている。とくに減少が目立つ方面は、中国方面
が前年を大きく下回るとの見方が強い。また、欧米線も著距離線のサーチャージが高額のため、需要は弱
いようだ。その一方、韓国、台湾などの近距離線が人気が高いとみている。また、リゾート路線は、長距
離線ほど、航空会社各社で状況が異なるものの、総じてサーチャージの影響で、長距離ほど、需要が鈍っ
ているとNAAではみている。出発の第1ピークは、8月9日の5万1600人で、第2ピークは8月16日の5万1200人、
そして第3ピークは7月19日の4万8500人。一方、到着の第1ピークは8月17日の5万7000人で、第2ピークは8
月16日の5万4500人、第3ピークは8月18日の5万2300人と予測されている。
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