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(1
9) 四
季
報 平成1
8年1
1月2
0日(月4回・月曜日発行)
週刊
平成6年11月24日第三種郵便物認可
第5
0
2号
ビル 業界 四 季 報
協和企業株式会社
東京都中央区新川2―2
0―8
有限会社千陽産業
東京都新宿区本塩町 1 ― 7
★会社概要
★会社概要
!
代表取締役 関根 誠
設立 昭和4
6年
事業内容 婦人服製造卸業、不動産
賃貸業
資本金 1
0
0
0万円
代表取締役 芝端
太郎
設立 大正9年
事業内容 貸ビル業
★代表ビル概要
名称 協和新川ビル
所在地 中央区新川2―2
0―8
敷地面積 5
4
8.
0
3
延床面積 3
2
4
5.
4
4
規模 地上8階
構造 SRC
竣工 平成元年4月
管理 大木産業
"
"
★入居テナント
ERAJapan、NSソリューショ
ンズ東京、GCホールディングス、新日
鉄、新日鉄ソリューションズ、東京個別
指導学院、ベンチャーバンク、ローフォ
ー・ファー・イースト、ロンザジャパン
★沿革
"
千陽ビル
協和新川ビル
"
!
現代表取締役である芝端 太郎氏の父
・国太郎氏は、大正9年より八丁堀で運
送店を営んでおり、昭和2
1年に協和企業
を設立した。昭和2
3年には現在の住所に
移転。昭和5
7年に、それまでの事業目的
であった運送業を貸ビル業へ移行させ、
平成元年に現在のビルが竣工した。
★ビル経営
新八丁堀駅より徒歩2分、亀島川に面
して建つ協和新川ビル。1・2階吹き抜
けのエントランスホールの天井にはシャ
ンデリアが飾られており、床壁面には大
理石と御影石が使われ、高級感を演出し
ている。ビルの建設に携わった建築士や
自身の息子の助言もあり、先の時代を見
越した設計にしたという。
「これからの時代は光ファイバーが必
須になると考え、対応可能な設計にしま
した。後からコンクリートの壁に穴を開
けるとなると、建物全体に騒音が響きま
す」
(芝端氏)
ビル竣工時の平成元年では珍しかった
OAフロアの設置にはじまり、サーバー
設置に対応できる高圧電力の用意、その
発電の際に生じる排熱を見越した大型ク
ーラーの完備などがなされている。ま
★代表ビル概要
た、緊急時下におけるテナントや自身の
安全を確保するため、ビルの構造を強度
2割増しに設計しているという。
同ビルは現在満室稼働しているが、交
通の便も良く好立地であるにも関わら
ず、他の地域を選ぶテナントもおり、同
氏は地域格差を感じるという。また、以
前は設備の充実よりも安価な賃料を基準
にビルが選ばれる傾向にあったが、ここ
にきてテナント側の価値観が変容しつつ
あるという。
「今はテナント側の要求が厳しく、交
通の便や都市インフラで差がついている
と感じています。賃料も値上げとまでは
いっていません。値下げが止まり、よう
やくフリーレントが無くなったところで
す」
(同氏)
目下の悩みは、賃料を滞納していなが
ら退去の様子がないテナント。入居時の
保証金で補填しても、現時点でかなりの
損失だという。弁護士と相談したとこ
ろ、テナントへの送電を停止することが
最も効果的だが、色々と問題もありオー
ナー側からは容易にはできないとのこ
と。内容証明を送り、訴訟を起こす予定
もあるが、できれば和解を目指したいと
いう。
「ビル経営者の立場は大変弱いもので
す。入居テナントを無理に退去させるこ
とはできません。それどころか、相手か
ら『出て行きたいが行き先がない』と、
引越料を要求されたりもしています」
(同
氏)
交 通 ア ク セ ス
東京メトロ日比谷線「八丁堀」駅徒
歩4分、JR京葉線「新八丁堀」駅
徒歩2分
名称 千陽ビル
所在地 新宿区本塩町1―7
敷地面積 2
9
0
延床面積 9
8
0
規模 地上7階
竣工 昭和4
4年
設計 岡本組
施工 岡本組
"
"
★入居テナント
アイビーテック、アトリエ J、クリア
ビジョン、グローブ社/ステファニー化
粧品、日本チャリティ協会、ビデオウィ
ング、フィールドワイ、四谷能楽教室
★沿革
昭和1
1年、関根氏の父・博氏が、千代
田区神田司町にて、三越婦人服注文部の
縫製工場を創業。同時に婦人服オーダー
の洋装店を開業する。
戦後は銀座にて個人注文洋品店を開
業、高島屋や三越との取引を行う。昭和
2
6年、有限会社三富縫製を設立。昭和4
3
年に三富縫製株式会社とする。
神田においては、自社で使用する車両
を停めるスペースがなかったこともあ
り、昭和4
2年、四谷に土地を購入し、2
年後に自社ビルとして「千陽ビル」を竣
工し、本社を移転する。
四谷を選んだ理由は「交通の便がよい
上に、東京スタイルなどの大手縫製企業
があり、業者が来社しやすいため」
(関根
氏)だという。その後、ビルの経営・管
理を行う目的で、昭和千陽産業を設立。
同ビル内で関根氏が代表取締役を務める
千陽産業が婦人服製造卸業とビル経営を
行い、同氏の兄が代表取締役を務める三
富縫製も同時に婦人服製造卸業を営む。
★ビル経営
「自社ビルとして建てましたので、貸
ビル業を営んでいるという意識は、それ
ほどありません」
(関根氏)とのことであ
るが、自社で使用し、内部で過ごす時間
も長いため、ビルや地元に対する愛着は
強い。テナント募集に関しても、長年の
親交がある地元の不動産屋に依頼してお
り、竣工時から現在まで、空室はほとん
どないという。
「四谷は、住宅とオフィスの混在する
特徴的な町です。賃貸料も手頃ですし、
小さなオフィスを構えるには最適なので
はないでしょうか」
(同氏)
竣工時から現在まで、1・2階の一部
は千陽産業と三富縫製、ビルの管理を行
う四谷コミュニティで使用しており、そ
れ以外の部分と、3階から6階までを賃
貸し、7階を親族の住居としている。テ
ナントは事務所としての利用が多く、入
居年数はいずれも長い。
同 ビ ル は、敷 地 の 関 係 上、建 物 が L
字型になっており、各フロアを2スペー
スに区切って使用している。また、エン
トランスとビル内部では住所に違いがあ
る。エントランス部は「本塩町1丁目」
だが、ビルの奥には「四谷1丁目」に位
置する部分もある。
「登記は、郵便局の指導もあり、エン
トランス部の住所である『本塩町』で行
っていますが、四谷側に入居しているテ
ナントの中には、覚えやすい『四谷』で
住所を登録している場合もあります。配
送業者も、テナントごとに、本塩町担当
と、四谷担当とが、
それぞれ来ています」
(同氏)
交 通 ア ク セ ス
JR・東京メトロ丸の内線・南北線
「四谷」駅徒歩5分
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