【技術分類】4−6 繊維品の装飾／レース 【技術名称】4−6−2 ニードル

【技術分類】４−６ 繊維品の装飾／レース
【技術名称】４−６−２ ニードルポイントレース
【技術内容】
ニードルポイントレースは、すべて縫針を使って行うレースである。あらかじめ用意した布から、
縦と横に数本を残して帯状に糸を抜き、それらをボタンホール・ステッチで補強する。こうしてで
き透かしの一方の端からもう一方の端に渡した糸を、さらにボタンホール・ステッチで補強する。有
名なレースとしてルネッサンス・レース、ベネチアン・レースがある。
ニードルポイントレースは一度に一本の糸で作る。一本の糸が終わったら､別の新しい糸をすでにあ
るブークレットの一つにつける。モチーフまたはモチーフの集合体を別々に作り、網目などによって
つなぐことができる。
ニードルポイントレースの基礎手法にはオーバーカスト・バー(図 1)、ボタンホール・バーにピコッ
トを付けたもの（図２）、少し幅の広い同一間隔をかがる方法（図３）、不規則な形の広い面積を埋め
る場合（図４）、広い面積を大胆なタッチにする場合（図５）などがある。
ベネチアン・レースの例を図 6 に示す。
【図】
図 1 オーバーカスト・バー
出典：
「改訂手芸」、1967 年 3 月 1 日、添田静江、山村あい子､大塚寿子、岡野都、市嶋千枝子、黒
滝直子、原京子、亀岡末子、多田鶴代、小木曽元子、生田光子著、株式会社建帛社発行、240 頁（上
段）
図２
a、b、c
ボタンホール・バーにピコットを付けたもの
― 398 ―
出典：
「改訂手芸」、1967 年 3 月 1 日、添田静江、山村あい子､大塚寿子、岡野都、市嶋千枝子、黒
滝直子、原京子、亀岡末子、多田鶴代、小木曽元子、生田光子著、株式会社建帛社発行、240 頁（中
段）
a、b、c
図 3 少し幅の広い同一間隔をかがる方法
出典：
「改訂手芸」、1967 年 3 月 1 日、添田静江、山村あい子､大塚寿子、岡野都、市嶋千枝子、黒
滝直子、原京子、亀岡末子、多田鶴代、小木曽元子、生田光子著、株式会社建帛社発行、240 頁（下
段）
a、b、c
― 399 ―
図 4 不規則な形の広い面積を埋める場合
出典：
「改訂手芸」、1967 年 3 月 1 日、添田静江、山村あい子､大塚寿子、岡野都、市嶋千枝子、黒
滝直子、原京子、亀岡末子、多田鶴代、小木曽元子、生田光子著、株式会社建帛社発行、241−242
頁
a、b、c、d、e、f、g、h、i、j、k、l、m
― 400 ―
図 5 広い面積を大胆なタッチにする場合
出典：
「改訂手芸」、1967 年 3 月 1 日、添田静江、山村あい子､大塚寿子、岡野都、市嶋千枝子、黒
滝直子、原京子、亀岡末子、多田鶴代、小木曽元子、生田光子著、株式会社建帛社発行、242 頁
a、
b、c、d
図 6 ベネチアンレースの例
出典：
「改訂手芸」、1967 年 3 月 1 日、添田静江、山村あい子､大塚寿子、岡野都、市嶋千枝子、黒
滝直子、原京子、亀岡末子、多田鶴代、小木曽元子、生田光子著、株式会社建帛社発行、239 頁
ベ
ネチァン・レース
【出典／参考資料】
「改訂手芸」、1967 年 3 月 1 日、添田静江、山村あい子､大塚寿子、岡野都、市嶋千枝子、黒滝直
子、原京子、亀岡末子、多田鶴代、小木曽元子、生田光子著、株式会社建帛社発行
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