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2.パブリックコメントに寄せられた御意見の要旨

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2.パブリックコメントに寄せられた御意見の要旨
2.パブリックコメントに寄せられた御意見の要旨
※番号は、「3.パブリックコメントに寄せられた御意見全文」の意見番号です。
番号
1
2
御意見の要旨
①住民、現場の理解が得られていない構想案を答申することは、独法化の結論ありきといわれても仕方が
ないのではないか。
②公立病院の独立行政法人化の方向は、構造改革路線の延長線上にあるもので、公的責任の放棄であ
る。
①累積赤字が多額になっただけの理由で、独立行政法人化するのは拙速すぎるのではないか。
②民間と競合するような経営をすると地域医療が崩壊するのではないか。独法化だけは避けて貰いたい。
3
県立病院が赤字だから県から切り離すという手法には納得できない。赤字だとしても県立病院として県民
を守っていかなければいけないと思う。公的資金でなんとかしてほしい。
4
①病院経営の赤字は全国的に見られる現象であり、その主要な要因は診療報酬制度にある。本県におけ
る病院事業への負担過剰現象は、他府県では市町村単位で自治体病院を運営することが主流なのに対し
て、本県では殆どが県立病院として運営されていることによる。医療に人的資源とそれ相当の財政投入が
必要なのは世界の常識である。
このような過酷な環境に県立病院が置かれている中、総務省が出した「公立病院改革ガイドライン」は、小
泉路線の総仕上げである。独法化の真の目的は、自由競争の名の下に、自治体の公的責任を縮小化する
ことにある。検討部会の独立行政法人化の提案は、公的医療を守り、発展させる立場から逆行するもので
あり、独法化の答申案には断固として反対する。
②検討部会の独法化による経営改善の論拠は、全適下でも可能なものであり、独法化が必要条件ではな
い。
③人件費比率の高さについては、座視できるものではないが、全適下の公務員として給与を見直すことは、
公共事業としての医療継続の可能性の目安となるものであり、独法下で民間的な手法で見直すこととは本
質的に異なる。本格的な給与の見直しは、本庁職員も含めた全体で検討するべきである。
④独法は新しい制度であり、現時点では実質的な評価は不可能である。慎重な判断が求められるのではな
いか。
⑤病院現場は、全適の中で経営改革に取り組む決意を示す時であるが、財政が苦しい県の経営改革の一
助として、市町村を県立病院事業へ参画させることも検討していただきたい。
5
病院経営の赤字の主因は、診療報酬のマイナス改定によるものである。また、公立病院改革ガイドライン
では、公立病院病院の危機は、地方における絶対的な医師不足によるとしているが、医師数がほぼ全国平
均である本県と同列には論じられない。
県の説明からは、独法と県との関係が将来にわたって不変なのか、政策医療の質量が担保されるのか等
の独法化の短所が見えず、民営化に踏み出したのではないかと危惧する。憲法第25条にもとづき、県は県
立病院を最前線として住民の「命と健康」を守らなければならない。また、病院現場と県民は「わったー病
院」(私達の病院)の経営改善に努めるべきである。以上のことから、県立病院は独法化すべきではない。
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①基本構想案は、独法化の名のもとに県立病院の公的責任を放棄するものであり、受け入れることができ
ない。
②P52:委員の意見「非公務員型でやっていただきたい~」
非公務員型の独立行政法人では離島に人が集まるか、懸念を感じる。離島における医療の質を確保、維
持するためには安定的人材・資本が投入できる公務員型でなければならない。
③P53(15~19行):市町村の経営参画について
独法化を決議する前に、市町村の病院事業への経営参画の協議を行うべきである。
④P55:「イ給与制度の見直し」
給与制度の見直しは県全体の問題であり、病院職員だけではなく県職員全体を対象とするべきである。
7
①独法化は県民への医療サービス提供に関する県知事の責任を曖昧にし、行政責任を放棄するものであ
る。
②職員の給与削減、欠員不補充という処遇は、現場スタッフの意欲、信頼を失うことになるのではないか。
③病院経営の赤字の要因は、職員給与ではなく、国、県の施策に求めるべきであって、経営形態を見直す
ことでは解決できない。
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①全適になって間もない段階であり、経営形態を見直すのは拙速である。
番号
8
御意見の要旨
②独法化すると独立採算の強化で地域医療、救急医療が崩壊するおそれがあることから、独法化には反対
である。
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赤字のために県立病院を切り離す独法化には反対である。
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①沖縄県は労働者の賃金が低いこと、医療提供と経営は別の問題であることから、県民全体が同一の医療
を受けるためには、県が中心となって現状の維持継続を図るべきである。
②広報などを活用して、医療を受ける立場の方々の意見を集めてもらいたい。
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①県立病院の独法化は、医療に対する行政責任の放棄である。
各病院長の「統一見解」は最大限尊重されるべきであり、診療を受けている者の考え方とも一致する。独
法化や民間譲渡などは論外である。
②独法化により、利益主義となり医療崩壊が加速するのではないか。
③不採算医療の提供機能は、財政基盤の弱い市町村へ押しつけるものとなっており実現は期待できない。
④病院職員の給与制度の見直しは、診療報酬のマイナス改定など政府の医療政策切り捨てのツケを弱い
立場の職員に責任転嫁するものであり反対である。
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経済上の理由のみで現在の県立病院を中心としたシステムを破壊しようとするやり方に憤りを感じる。
県立病院の経営上の問題は、国の価格設定(診療報酬制度)にある。県立病院には県民の為に出来るだ
け良い高度医療を行ってもらい、診療報酬制度の問題は国と県とで運営できるよう調整・努力していただく
のが筋である。県は国に対し県立病院の問題について理解を得る努力を行う事が大切である。
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①独法化して経営効率化のために人件費が抑制されると、適正な人員配置がなされるのか疑問である。独
法化で収益性を高めるために、不採算医療が切り捨てられるのではないか。現在の形態で県が財政負担
することは不可能なのか。
②経営効率をあげることのみにとらわれた独法化には反対である。
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①独法化ありきの議論のあり方に疑念を抱く。独法化を急ぐより、現時点での大胆な経営改善を断行すべ
きである。運営形態を変えるだけで病院経営が上手くいくとは限らず、その上での改善策の実効性に期待で
きない。
②独法化して採算を追求し、救急、産科医療等の不採算医療が切り捨てられる不安がある。独法化して採
算を追求し、定員等の削減が行われる不安がある。
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①P9(19~20行)「経営を効率化するためにも、地域連携機能強化は不可欠である。」
医療の地域連携を行うと、医療機能が分散することとなり、結果としてタライ回しが起き、命の危険が増える
のではないか。現在の機能を維持してほしい。
②P40(6行)「必ずしも実施されないおそれがあるもの」
結局は実施されないおそれがあるということではないか。独法化されると診療科目が減るのは確実ではない
か。
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①「適切な繰入金のあり方」、「市町村の経営参画」の2点について具体的な結論が出ない限り、独法化へ
の移行が不完全なものとなり、公的医療の維持さえ危ぶまれるのではないか。
②病院事業に先駆けて水道事業を独法化すれば、よきモデルケースとなり、現場の独法化への不安を一掃
できるのではないか。
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①離島、僻地医療は行政の責任に帰属する。県立病院を民間へ移譲した場合、どのようにして県民の健康
を守るか不安。県立病院の経営と存続は、県が責任を負うべき。
②財政的な問題については、経営努力を行うことはもちろん、人件費についても議論することが必要。
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北部には総合病院が2つしかない。独法化して赤字になったら、県はどうするのか。県は、医療現場や市
民の声をもっと聞いてほしい。
①P44:不採算医療等に必要な経費の負担について
独法化しても現行の公営企業法による規定と何ら変わらないことから、独法化後も必要額が県から確実に
繰り出されるよう条例等で義務規定化する必要がある。そうしなければ、法人化後の事業運営が保証され
なくなるのではないか。
また、独法化した場合、共済追加費用は全額、一般会計が負担するよう検討すべきである。
番号
20
御意見の要旨
②P53(12行)市町村も含めた地域全体で~
独法化に向け、多くの県民の理解を得る為には、検討部会の委員を大幅に拡大強化(市町村代表、各議
会代表、各地区医師会代表等を加える)して検討を深める必要がある。
病院、事業局、知事部局が一体となって、本気で経営健全化に取り組めば、希望の光が見えてくるのでは
ないか。事業局が進める経営健全化計画の進捗状況を見極める必要がある。
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検討部会の議論は、病院事業の赤字を理由として、独法化ありきの拙速な議論であり、県の医療をどうし
ていくかの視点が不十分である。大幅な経営改善は必要であるが、救急、小児医療などの必要な医療サー
ビスを低下させるわけにはいかない。広く県民から意見を聞いたり、県立病院の役割について十分な検証を
行うなど、慎重な議論を求める。
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①P40(31~35行)「地方独立行政法人に移行する場合、~財務面の健全性を回復することができる。」
100億円の資金不足を解消しなければ次のステップには進めない。県にとって県立病院が必要であるな
ら、独法化しなくても資金を出せるのではないか。
②県立病院を独法化するにあたって、365日24時間患者を受け入れる救急医療、小児医療、離島医療等
を担えるか不安である。
③職員が非公務員になることによって、給与が削減されるのではないか不安である。
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①改革の必要性は疑いようがないが、基本構想では独法化の可能性のみが検討され、他の選択肢につい
ての検討が不十分、今一度時間をかけて議論すべきではないか。
②独法化に伴い、200億もの累積債務を一般会計が引き受けることができるのか疑問である。
③組織改革、給与制度の見直し、適切な繰入金のあり方に関する具体的なビジョンがない。
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県立病院は、これまでのような赤字体質や中央省庁からの命令からなる時代は終わり、地域に応じた財
政健全化が求められている。再生を可能にするには、人事、給与等の権限を現場に下ろし、行政主導から
現場主導に変えなければならない。
那覇市立病院は、独法化により活力が生まれ増収となり、依然として公立であるという強みがある。ただ
し、将来的には経営者の育成が課題となるだろう。また、指定管理者制度は、公的医療の維持に問題があ
ると考える。
以上のことから、公益性、財政の健全化の両方を解決する手段として条件付きながら独法化が適当であ
ると考える。
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①県立病院の改革は待ったなしである。この先県民の負担になるような事業には心を鬼にして勇断を下す
べきである。独法化の方針に沿って、経営を改革し、県民が安心できるようにしていただきたい。
②優秀な経営人材の確保、経営改善プロジェクトチームの設置を検討してもらいたい。
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①本島内(離島の状況はわからない。)の県立病院については、民間医療機関の充実ぶりを勘案すると独
法化はやむを得ないと考える。
②公立病院の赤字体質の根本は、コスト意識の欠如にあると思う。人件費の大幅な引き下げ、医療機器調
達等の競争入札化などによっても経営は大幅に改善する。
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①独法化は改革のための手法であり、病院側は冷静かつ合理的に検討すべきである。医療費抑制政策の
元で病院は構造的に収益が少ない企業形態になっている。より経営的に有利な手法を選択するならば独法
化は自然な流れである。
人件費比率を改善するために、独法化して賃金体系を職能給にする必要がある。
独法化する最大の目的は、定数条例に縛られずに7:1看護を目指して看護師を採用することである。そ
のことにより過重労働の改善を図り、看護師の定着率を向上させるべきである。
改革にあたっては、病院現場と行政の相互不信を解消することが必要であり、県立病院全体の意思統一
が難しいのであれば、中部病院、南部医療センターだけでも先行的に独法化し、他に範を示すのも一つの
方法である。
②臨床研修については、県立病院群は県内の他の初期研修グループと交流し、沖縄県が一体となって後
期研修医を確保する取組が必要である。
③南部医療センターについては、成功している小児、周産期、循環器部門に特化すべきである。県立病院
が不採算部門を抱えなければならない理屈はわかるが、明らかに多額の負担を要する部門がある場合は、
そのコストをしっかりと把握して特別な予算措置をすべきである。さもないと、努力と工夫により運営できる他
の部門まで殺すこととなる。
番号
28
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御意見の要旨
病院長の要望である人事権、予算の自立性、変化に迅速に対応できる運営体制を実現するには全適で
は困難であり、経営形態の変更が有効である。
独立行政法人に対する疑問点の提起は、いずれも感覚的、感情的なものであり、それらの疑問点は検討
部会の審議の中ですべて回答済みである。独法化した市立病院、国立沖縄病院の両病院とも独法化を良
かったと評価している。
沖縄県の財政構造では、毎年85億~100億円の繰り入れを行うことは不可能であり、早晩県立病院の
財政破綻は不可避である。県立病院の機能を維持し継続的に発展させていくには、県立6病院を一体とし
て独法化することが最も適切である。
①看護師及び附属職員の給与は一般病院の水準にもっていくべきである。
②給食、入浴介助等まで看護師が行う必要はない。
③人事権等の権限は病院長へ移譲すべきである。
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病院職員の互助会が運営している売店はかなりの利益を上げている。運営体制を見直し、互助会とは切
り離すべきである。
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①精和病院の役割とされた機能については、民間精神病院が担えないか調査してはどうか。特に精神科救
急は、多くの病院が行おうとしている。
②児童思春期及び薬物依存などは、精神科と同時に他の診療科とも密接な連携が必要である。
③南部医療センターに精和病院の機能を合併し、再度、精神科合併症病棟を作ってはどうか。
④北部においては、北部病院と医師会病院との役割分担を明確にするべきである。
⑤人件費比率66%は高すぎる。ただし、一律に見直すのではなく、人件費のどの部分が高いのかを検討す
る必要がある。
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①各病院に改革委員会を設置して、問題の洗い出し、解決を図る必要がある。病院職員の一人一人が意
識して、改革するための組織を作らなければならないと思う。
②政策医療は、県立病院が支えなければならない。政策医療の確実な洗い出しが必要である。
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①当院は、自己変革や経営改革をしない限り破滅の道をたどる。部署によっては、業務改善の取組がなさ
れているが、その知恵が共有されていない。今後の人材確保には懸念がある。看護師等の確保のために、
環境整備、魅力的な病院造りが鍵となる。
②沖縄県は、本土と比較して圧倒的に症例数が少ない。診療技術を向上させるためには集約化が必要で
ある。
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南部医療センターへの要望
救急車を使用しない急患について、午後の紹介が困難であるため、検討していただきたい。
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①P26(16~17行) 民間医療機関に対するアンケート調査では、小児医療、周産期医療、精神科身体合併
症において、極めて高い評価を得ている。
下線部の追加修正を要望する。
②P29(6~8行) この他、南部医療センター・こども医療センターは、第1種感染症指定医療機関、エイズ
治療拠点病院、へき地医療拠点病院、地域災害医療センター、精神身体合併症医療機関として、南部保険
医療圏又は県全体の拠点病院機能を担っている。
下線部の追加修正を要望する。
③P29(20~21行) また、公立医療機関として、児童思春期精神医療や、薬物依存治療、南部医療セン
ター・こども医療センターで行われる精神身体合併症医療の後方支援など、民間医療機関では提供が困難
な精神医療分野を担うべきである。
下線部の追加修正を要望する。
④P30(24行) 今後、児童思春期精神医療や、薬物依存治療、南部医療センター・こども医療センターで行
われる精神身体合併症医療の後方支援など、
下線部の追加修正を要望する。
⑤指定管理者制度では、精和病院に求められる公的医療(児童思春期精神医療、薬物依存治療等)の役
割を担うことは不可能である。
①P26(16~17行) 民間医療機関に対するアンケート調査では、小児医療、周産期医療、精神科身体合併
症において、極めて高い評価を得ている。
下線部の追加修正を要望する。
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番号
36
御意見の要旨
②P29(6~8行) この他、南部医療センター・こども医療センターは、第1種感染症指定医療機関、エイズ
治療拠点病院、へき地医療拠点病院、地域災害医療センター、精神身体合併症医療機関として、南部保険
医療圏又は県全体の拠点病院機能を担っている。
下線部の追加修正を要望する。
③P29(20~21行) また、公立医療機関として、児童思春期精神医療や、薬物依存治療、南部医療セン
ター・こども医療センターで行われる精神身体合併症医療の後方支援など、民間医療機関では提供が困難
な精神医療分野を担うべきである。
下線部の追加修正を要望する。
④P30(24行) 今後、児童思春期精神医療や、薬物依存治療、南部医療センター・こども医療センターで行
われる精神身体合併症医療の後方支援など、
下線部の追加修正を要望する。
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P30(25行)「精神保健福祉士の採用などにより~」
県の精神医療供給体制で立ち遅れているのは精神保健福祉士だけではなく、臨床心理士等も不足してい
る。独立行政法人化を支持する理由として「医療補助職の充実」を明記していただきたい。
38
①各地域の基幹病院と精神科医療(精和病院)は治療構造も特性も異なる。他の5病院とは別の場で改め
て検討していただきたい。精和病院について検討するのに、あり方検討部会のメンバーに精神科専門医が
一人もいないのはおかしい。別に設置されている「精神保健福祉審議会」で検討されていないのもおかし
い。
②精和病院への指定管理者制度の導入はその果たすべきとされた役割(児童思春期精神医療、薬物依存
症治療など)と矛盾する。指定管理者制度は民営化と同義語と感じられ、このような形での民営化には反対
する。
③精和病院の人件費比率の高さが問題になっているが、PSW等の配置が不十分なのに効率の良い医療
はできない。採算より政策医療を追求してきた結果、人件費だけが突出したということであり、赤字が増える
のは当然である。それが必要な投資であれば、認められるものである。
39
①現在の精和病院の施設状況は、旧来の収容型施設のままである。このままでは、精神科救急医療を中
心に行い、平均在院日数を100日以下にすることは不可能である。その実現には、ハード面の改善とスタッ
フの増員が必要である。
②精和病院への指定管理者制度の導入は、経営形態の変更では大幅な収益増が望めないことから、指定
管理者制度をにすることで人件費を抑制すべきであると言っているのに等しい。精神科病床の人件費比率
の高さは診療報酬制度によるものであり、他の公的精神科病院も同様な状況に置かれている。
③精和病院については、公的病院としての役割を明らかにし、そのためにいかなる機能を有するべきかを
議論することから始めるべきである。その上で、限られた資源をどのようにするか、経営形態をどうするか議
論すべきである。まずは、精神保健福祉審議会等に諮問すべきではないか。
④公的病院においても迅速な意思決定と相当の投資が可能となるシステムが必要であるが、限りなく民間
的な経営となるおそれがある指定管理者制度は避けるべきである。
40
①精和病院への指定管理者制度の導入は、措置入院の受け入れに支障が生じると思われ、本県の精神保
健福祉行政の破綻につながるのではないか。
②精和病院への指定管理者制度の導入は、精神保健福祉法第19条の7の趣旨に反するのではないか。
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財政論だけで精和病院の民営化を図ると将来に禍根を残すと思う。
42
①精和病院は、民間病院では対応が困難な医療を提供してきた。現行の形態で存続すべきである。
②必要な職種を充実させるため、管理者には相当の裁量権を付与すべきである。
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①P26(16~17行) 民間医療機関に対するアンケート調査では、小児医療、周産期医療、精神科身体合併
症において、極めて高い評価を得ている。
下線部の追加修正を要望する。
②P29(6~8行) この他、南部医療センター・こども医療センターは、第1種感染症指定医療機関、エイズ
治療拠点病院、へき地医療拠点病院、地域災害医療センター、精神身体合併症医療機関として、南部保険
医療圏又は県全体の拠点病院機能を担っている。
下線部の追加修正を要望する。
番号
43
御意見の要旨
③P29(12~13行) ~、民間精神科病院では対応困難な触法患者や、治療抵抗性の患者、結核合併症患
者、離島精神保健医療支援等を担ってきた。
下線部の追加修正を要望する。
④P29(20~21行) また、公立医療機関として、児童思春期精神医療や、薬物依存治療、南部医療セン
ター・こども医療センターで行われる精神身体合併症医療の後方支援など、民間医療機関では提供が困難
な精神医療分野を担うべきである。
下線部の追加修正を要望する。
44
これまで何故今回の再建化計画の様な具体的なアクションが起こせなかったのかをしっかりと考え、当事
者として責任をもって改善計画を実施してほしい。改革には痛みを伴うが、税金を投入する以上、県民も負
担を共有する。全適のままで改革を図るという道を現場が選択するならばそれはそれで構わない。しかし、
県民に判りやすい形で、その経過報告を逐次やっていただきたい。
45
全国に見習うのではなく、全国の先例となるような改革を実施してもらいたい。
46
①県立病院は、民間病院ができないことを担う使命がある。県立病院が十分な医療サービスを提供するた
めには、県の支援が不可欠である。
②県立病院は、民間病院ができないことを担う使命がある。民間病院も県立病院の意味を理解し、協力す
ることが不可欠である。
③県民も、特別の事情がない限り医療費の滞納は許されないと認識しなければならない。滞納者には厳しく
対応すべきである。
④地域連携をうたうなら、民間病院への指導も行うべきである。
⑤多額の赤字は改善すべきであるが、医療の充実のためには人材への投資も必要である。
47
県立病院の場合、民間病院の医療技術職の給与と比較して、かなり給与水準は高い。給与を下げても職
員の確保は可能だと思われる。県民の税金を有効に使うべきではないか。
48
新聞報道から知り得る範囲では「独法化ありき」の議論しかしていないように見える。検討部会において
は、県立病院でなければ果たせない重大で幅広い役割について評価し、県民の判断を仰いでよいのではな
いか。
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