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数学Ⅰ 学習指導案 1 教科・科目名 2 指導内容 数学・数学Ⅰ 2次方程式・2次不等式 「2次方程式の解の符号と2次関数のグラフ」 パソコンを使用することにより,2次方程式の解の条件から,2次関数のグラフと x 軸と の位置関係や頂点の x 座標, y 軸との交点の位置などを視覚的に理解させる。 3 単元の指導目標 (1) 2次関数のグラフと x 軸との交点は,2次方程式の解であることを理解する。 (2) 2次方程式の解により,2次関数と x 軸との関係を理解する。 (3)2次関数のグラフや x 軸との位置関係を利用して,2次方程式や2次不等式の解について理解を深 め,2次不等式の解法を理解する。 4 本時の目標 (1)2次方程式の解の存在と,2次関数のグラフと x 軸との関係を気付かせる。(数学的な見方・考え方) (2)2次関数のグラフの位置関係を考察し,条件式を導き出す。(知識・理解) (3)連立2次不等式の解を求めることができる。(表現・処理) (4)2次方程式の解の条件に沿った2次関数のグラフの作成をやってみる。(関心・意欲・態度) 5 本時の実際 過 程 学習の内容 導 入 2次方程式の解の個数と2次 関数と x 軸との位置関係を確 認する。 指導上の留意点 備 考 時間 (☆は評価の観点を表す) ☆2次関数のグラフが, 2次方程式が異なる2 x 軸と2点で交わるため つの実数解をもつため の条件は,頂点のy座標が には,2次関数のグラ 負である( b 2 − 4 ac > 0 ) フと x 軸とがどういう 10 分 ことを確認する。 関係であればよいか問 (知識・理解) 題提起する。 ☆ x 軸と2点で交わるグ (gpsを使用する) ラフを進んで書く。 d17su202za501.gps (関心・意欲・態度) d17su202za501.gps 2次方程式が異なる2つの正 の解をもつための条件を導く。 ☆2次方程式が異なる2 d17su202wk501を利用 つの正の解をもつために する。 は,2次関数のグラフが x x 2 − 2kx + 2 − k = 0 が,異な 軸の正の部分と2点で交 る2つの正の解をもつように,わればよいことを気付か 定数 k の値の範囲を定めよ。 せる。 (知識・理解) 35 分 ☆2次関数のグラフの頂 条件式から連立不等式を解く。点の x 座標が正であれば よいことを確認する。 (表現・処理) 例題 2次方程式 展開 y 軸>0である。 ☆ y 軸との交点が正であ 4 3 2 1 -4 -3 -2 -1 O 1 2 3 4 x -1 -2 -3 -4 練習問題を解く。 練習 2次方程式 x 2 − 2(k − 1) x + k + 5 = 0 が, ればよいことを確認する (表現・処理) ☆3つの連立不等式の解 を求める。 (表現・処理) ☆解の条件に沿った2次 関数のグラフをイメージ し,不等式をたてることが できる。 (関心・意欲・態度) 異なる2つの正の解をもつよ うに,定数 k の値の範囲を定め よ。 まとめ 2次方程式の解の条件に沿っ ☆2次方程式のさまざま て2次関数のグラフを作成し,な解において,その条件に 条件式を導く。 あった2次関数のグラフ は特に,軸と x 軸との交点 の位置が重要である。 5 5分 IT活用の効果 パソコンによるアニメーション効果により,問題に対するイメージが膨らみ,意欲的に授業に参加すると ともに,視覚的に理解することができる。 6 参考資料 利用したソフトウェア 大阪教育大学附属池田校舎の友田勝久先生作成のフリーソフトウェア GRAPES(PC98版、DOS/V版、Windows版) http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~tomodak/