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グリーン・ツーリズム論
科目名 担当教員 対象学年 講義室 曜日・時限 授業形態 準備事項 備考 授業の概要 授業計画 到達目標 成績評価 教科書 参考書 グリーン・ツーリズム論 藤田 武弘 2年 E-105 火3 講義 クラス T1 開講学期 前期 単位区分 単位数 2 農山漁村などに滞在し,その地域の自然や文化に触れ,人々との交流を愉しむグリーン・ ツーリズムが注目を集めている。近年の特徴は,安心できる本物の食材や地域固有の郷 土料理あるいは生活の癒しを求めて都市から農山漁村へと向かう動きと,直売所・農家レ ストランや各種の体験交流型施設の機能を活用し地域活性化への刺激を期待して農山漁 村が都市(住民)を受け入れる動きが合流し始めている点であろう。本講義では,日本型グ リーン・ツーリズムの特徴と役割,その多様な形態を概説するとともに,都市農山漁村交流 を契機とした内発的発展の事例から地域再生の可能性を探ってみたい。 内容 回 1 講義ガイダンス(学ぶ視点) 2 グリーン・ツーリズムの概念と意義 3 わが国における都市・農村関係の変化とグリーン・ツーリズム 4 わが国におけるグリーン・ツーリズムの施策展開 5 日本型グリーン・ツーリズムの展開事例(農産物直売所) 6 日本型グリーン・ツーリズムの展開事例(滞在型市民農園) 7 日本型グリーン・ツーリズムの展開事例(体験教育旅行と農家民泊) 8 日本型グリーン・ツーリズムの展開事例(ワーキングホリデー) 9 都市と農山漁村との「共生・対流」が目指す地域づくり 10 東アジアにおけるグリーン・ツーリズム①(中国) 11 東アジアにおけるグリーン・ツーリズム②(韓国) 12 ヨーロッパにおけるグリーン・ツーリズム①(フランス) 13 ヨーロッパにおけるグリーン・ツーリズム②(イタリア) 14 わが国におけるグリーン・ツーリズムの展開方向と課題 15 まとめ(論点整理) グリーン・ツーリズムの潮流が,農山村地域活性化の契機として取り組まれつつあることの 現代的意義を理解する。 講義への出席状況(課題レポート含む:50点)と定期試験(50点)の合計で総合評価する。 とくに定めない(毎回の講義時にレジュメプリント・資料を配付) 橋本卓爾・山田良治・藤田武弘・大西敏夫『都市と農村』日本経済評論社,2011年。 青木辰司『転換するグリーン・ツーリズム』学芸出版社,2010年。 ○受講希望者は,初回のガイダンスには必ず参加すること。 ○講義中の私語など他の受講者に迷惑のかかる行為は厳に慎むこと(当該者には出席を 認めないことがある)。 履修上の注意・ メッセージ ○講義では,ほぼ毎回出席確認を兼ねたミニレポートを課すが,これは講義内容に関わる 質疑応答と内容の深化を目的として「双方向型の講義づくり(次回講義の冒頭に前回質問 事項等を回答)」を目指すものであるため,しっかりと書き込んでほしい。